- プラチナカードでマイルがためられるのか知りたい
- マイルを効率よくためる方法が知りたい
- 特典航空券と交換するのに必要なマイル数が知りたい
飛行機に乗る機会が多い方にとっては、聞き馴染みのあるマイル。
ただ「プラチナカードでもマイルはためられるの?」「プラチナカードであれば、マイル還元率も高くなる?」といった疑問を持っている方もいるのではないだろうか。
そこで本記事では、プラチナカードでマイルはためられるのかという点からマイルを効率よくためる方法、特典航空券と交換するのに必要なマイル数の例まで解説していく。
ANA JCBカード プレミアムが開催中のキャンペーンについても紹介しているため、ぜひ最後まで読んで参考にしてほしい。
プラチナカードでマイルはためられるのか
もちろん、プラチナカードでもマイルをためることは可能だ。ここでは、以下3点について解説していく。
- マイルとは
- ショッピング利用によってマイルがたまるプラチナカード
- 多くのプラチナカードはポイントをマイルへ交換可能
それぞれ見ていこう。
マイルとは
マイルとは、航空会社が運営するポイントプログラムのことだ。
ANAの「ANAマイレージクラブ」、JALの「JALマイレージバンク」は耳にする機会が多いだろう。
マイルをためることによって、エコノミークラスからビジネスクラスへと座席をアップグレードできたり、特典航空券に交換できたりするといったメリットがある。
また、たまったマイルは航空券に対するものだけに利用できるわけではなく、各種電子マネーやギフトカードなどにも交換でき、利用可能範囲は幅広いのだ。
ショッピング利用によってマイルがたまるプラチナカード
ショッピング利用によってマイルがたまるプラチナカードとして、代表的なものは以下の3つだ。
カード名称 | マイル還元率 | 備考 |
---|---|---|
JALカードプラチナ | 1.0% | ー |
MileagePlusセゾンプラチナカード | 1.5% | マイレージプラスプログラム(ユナイテッド)の会員番号が必要 |
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®︎・カード | 1.125% | ・SASON MILE CLUBへの登録が必要 ・たまるのはJALのマイル |
上記のカードでは、普段のショッピング利用にてマイルが直接ためられる。
ANAと提携しているクレジットカードは、通常のショッピング利用ではマイルをためられず、そのカードによってVポイントやOki Dokiポイントがたまる。
そのため、これらのポイントをマイルへ移行するという手間がかかる点には注意しなければならない。
ただ、後述する「ANAカードマイルプラス加盟店」での利用であれば、ショッピング利用時にたまる各種ポイントに加えて、直接ANAのマイルをためることが可能だ。
多くのプラチナカードはポイントをマイルへ交換可能
プラチナカードの多くは、ショッピング利用によってたまったポイントをマイルに交換できる。
例えば、JCBプラチナでショッピング利用をすると、Oki Dokiポイントが1,000円につき1ポイントたまる。
Oki Dokiポイントは、JALやANAのマイル、デルタ航空スカイマイルなどに交換可能だ。
交換レートはそれぞれ1ポイントにつき3マイルとなり、マイルへの還元率は0.3%となる。
JCBプラチナ以外にも、たまったポイントをマイルへ交換できるプラチナカードは多い。
効率的にマイルをためる具体的な方法については後述する。
プラチナカードでマイルを効率的にためる方法
特典航空券への交換や座席のアップグレードなど、飛行機に乗る機会が多い方にとってはマイルをためることによるメリットは大きい。
そのため、効率的にマイルをためたいと考える人が多いはずだ。
マイルを効率的にためる方法としては、主に以下の3つが挙げられる。
- 飛行機への搭乗によるフライトマイルを受け取る
- マイルプログラムと提携している特約店を利用する
- ポイント還元率の高いプラチナカードでポイントをためる
それぞれ解説する。
飛行機への搭乗によるフライトマイルを受け取る
航空会社と提携しているクレジットカードであれば、飛行機への搭乗によるフライトマイルの受け取りが可能だ。
フライトマイルは、以下の計算式に則って算出される。
例えば、JALカードプラチナを持っている方がJALを利用して東京から沖縄(那覇)へ旅行したとしよう。
その場合、搭乗区間の基本マイルは片道984マイルだ。
そこに、利用運賃に基づくマイル積算率が掛けられることとなる。
もちろん、エコノミークラスよりもビジネスクラスの方が、ビジネスクラスよりもファーストクラスの方がマイル積算率は大きくなる。
仮に、上記の例で利用運賃に基づくマイル積算率が110%だとした場合、片道で1,082マイルためることが可能だ。
さらに、JALプラチナカードであれば、搭乗ごとにフライトマイルの25%がボーナスマイルとして受け取れる。
1,082マイルの25%である271マイルが受け取れ、合計で片道1,353マイルが獲得できるのだ。
このように、航空会社と提携しているクレジットカードを利用することで、搭乗のたびにフライトマイルが受け取れるだけでなく、ボーナスマイルも受け取れる。
飛行機に乗る機会が多い方には、航空会社と提携したプラチナカードを作成することがおすすめだ。
マイルプログラムと提携している店舗を利用する
「飛行機に乗る機会は少ないけれど、年1回の旅行のためにマイルをためておきたい」
このように考えている方もいるのではないだろうか。
そのような方には、マイレージプログラムと提携している店舗にて航空系プラチナカードを利用し、効率的にマイルをためる方法をおすすめする。
マイルプログラムと提携している店舗とは、その店舗でショッピングをすることにより、マイルが受け取れる店舗のことだ。
ANAマイレージクラブでは、この店舗のことを「ANAカードマイルプラス加盟店」、JALマイレージバンクでは「JALカード特約店」という。
それぞれ、以下のような店舗が対象だ。
ANAカードマイルプラス加盟店
店舗名称 | マイル積算数 |
---|---|
スターバックスコーヒー | ・スターバックスカードへのオンライン入金‥‥100円につき1マイル ・対象店舗での商品購入‥‥200円(税込)につき1マイル ・Starbucks eGiftまたはBook of eGiftsの購入‥‥100円につき3マイル |
マツモトキヨシ | ・店舗で購入の場合‥‥100円(税込)につき1マイル ・ANAマイレージモール※経由で購入の場合‥‥100円(税抜)につき1マイル |
セブン-イレブン | 200円(税込)につき1マイル |
apollostation・出光・シェル | 200円(税込)につき1マイル |
大丸・松坂屋 | ・店舗で購入の場合‥‥200円(税込)につき1マイル ・オンラインストアで購入の場合‥‥200円(税抜)につき1マイル ・ANAマイレージモール※経由で購入の場合‥‥200円(税抜)につき2マイル |
JALカード特約店
店舗名称 | マイル積算数※1 |
---|---|
イオン | 100円につき2マイル |
ファミリーマート | |
ウエルシア | |
モスバーガー※2 | |
ロイヤルホスト |
※2 モスカードへのWebチャージのみ対象
ANAカードマイルプラス加盟店、JALカード特約店のどちらにおいても、上記に挙げたものはほんの一部に過ぎない。
自身が利用する機会の多い店舗が含まれているのであれば、積極的にクレジットカード決済を利用し、お得にマイルをためよう。
ただ、マイルプログラムと提携している店舗を利用する際には、下記2点に注意しなければならない。
一つは、ANAカードマイルプラス加盟店の場合、Apple PayやQUICPay、iDといったスマホ決済においてはマイル付与の対象外となる点だ。
あくまでも「クレジット決済」が要件となっているため気をつけよう。
もう一つは、JALカード特約店におけるマイル換算率は「JALカードショッピングマイル・プレミアム」に入会しているか否かで変わる点だ。
JALカードショッピングマイル・プレミアムとは、入会することでショッピング利用によって受け取れるマイルが2倍になるサービスをいう。
JALカードは200円につき1マイルたまるが、これに入会すれば100円につき1マイルためられるのだ。
しかし、入会には年会費が4,950円(税込)がかかる点には注意してほしい。
ただ、JALカードプラチナに入会すれば、年会費無料でJALカードショッピングマイル・プレミアムへ自動入会となる。
JALで利用できるマイルを効率よくためたいのであれば、サービスも充実していてマイルもお得にためられるJALカードプラチナの作成がおすすめだ。
ポイント還元率の高いプラチナカードでポイントをためる
先述したとおり、多くのプラチナカードはたまったポイントをマイルへ移行できる。
そのため、ポイント還元率が高いプラチナカードを利用してマイルへ移行するのも一つの手だ。
例えば、エポスプラチナカードの場合、エポスポイントへの還元率は0.5%だ。
しかし、年間100万円以上利用することで、ボーナスポイントの受け取りが可能となる。
例えば、エポスプラチナカードにて年間100万円利用した場合、通常ポイントが5,000ポイント、ボーナスポイントが20,000ポイントの合計25,000ポイントが受け取れる。
エポスプラチナカードでためたエポスポイントをANAのマイルへ移行する場合のレートは、1ポイント=0.6マイルだ。
25,000ポイントを全て移行すれば、15,000マイルの受け取れることとなる。そして、このときのマイル還元率は1.5%だ。
このように、航空系プラチナカードを利用せずとも、マイルを効率的にためられるのである。
プラチナカードにおけるマイル利用の注意点
プラチナカードにおけるマイル利用にあたって、注意するべき点が2つある。
- 旅行先によって必要なマイルは異なる
- マイルには有効期限がある
それぞれ解説する。
旅行先によって必要なマイルは異なる
マイルをためることによって交換できる特典航空券は、行き先によって必要となるマイルが異なる。
例えば、JALの特典航空券と交換する場合に必要な基本マイルは以下のとおりだ。
行き先 | 基本マイル |
---|---|
ハワイ(ホノルル) | 20,000 |
シンガポール | 12,000 |
ソウル | 7,500 |
上記は、エコノミークラスで予約する際の必要マイルだ。
プレミアムエコノミーやビジネスクラスで予約するには、さらに必要なマイルが上乗せされる。
また、ファーストクラスで予約する場合は、シーズンによって必要となるマイルが変動する点には注意が必要だ。
特典航空券は、航空会社のHPから予約可能だ。JALの特典航空券での予約は、国際線で360日前の午前10時、国内線で330日前の午前9時半から開始される※。
特典航空券で予約できる席には限りがあるため、早めに予定を立てて予約しよう。
※2024年3月26日午前0時以降から、予約開始が国際線・国内線ともに360日前の午前0時からに変更となる
多くのマイルには有効期限がある
多くのマイルには有効期限が設けられている点には気をつけてほしい。
例えば、ANAやJALのマイルでは、獲得してから最長で36ヶ月保有可能となる。
有効期限をすぎるとマイルは失効してしまうため、今自分が持っているマイルはいつまで有効なのか確認しながら、適宜利用していくことが大切だ。
ANA JCBカード プレミアムでは新規入会キャンペーン実施中!
ANA JCBカード プレミアムでは、通常の新規入会特典と条件を達成することで35,000マイル相当が受け取れるキャンペーンが実施されている。
通常の新規入会特典は、ANA JCBカード プレミアムへの入会によって10,000マイルが受け取れるというものだ。
新規入会のみが要件となっており、数万円の利用が必要といった要件は設けられていない。
また、期間限定で過去開催されているキャンペーンの内容は以下のとおりだ。
JCB主催キャンペーン
キャンペーン開催期間 | 2024年2月29日まで |
---|---|
条件 | ①お知らせメールの配信設定 ②2024年5月31日までにキャンペーンへの参加登録 ③カード会員専用のWEBサービスである「MyJCB」へログイン |
特典 | 2024年5月31日までの利用金額に応じて最大30,000マイル相当※ |
特典付与時期 | 2024年7月予定 |
出典:JCB「ANA JCBカード Oki Dokiポイントプレゼントキャンペーン実施中!」
ANA主催キャンペーン
キャンペーン開催期間 | 2024年2月29日まで |
---|---|
条件 | ①ANA Payへ新規登録し、3,000円以上利用 ②ANAカードでANA Payへ5,000円以上チャージ ③ANA JCBカード プレミアムで30,000円チャージ |
特典 | ①500マイル ②300マイル ③4,200マイル |
特典付与時期 | 2024年5月中旬予定 |
JCB主催キャンペーンにおいては、獲得できる特典が「最大30,000マイル相当」と記載しているが、これは実際に受け取れるものがOki Dokiポイントだからだ。
直接マイルが受け取れるわけではない点には注意してほしい。
また、ANA主催キャンペーンにおいては、キャンペーンの開催期間である2024年2月29日までにANA JCBカード プレミアムに入会し、全ての条件を満たす必要がある。
JCB主催キャンペーンとは異なるため気をつけよう。
プラチナカードを利用して効率良くマイルを貯めよう!
本記事では、プラチナカードでマイルはためられるのかという点からマイルを効率よくためる方法、特典航空券と交換するのに必要なマイル数の例まで解説した。
プラチナカードの中には、普段のショッピング利用でマイルがためられるものと、マイルへの移行手続きが必要なものがある。
直接マイルがためられるプラチナカードでは、特定のマイルしかためられない。
しかし、ポイント還元率の高いプラチナカードを駆使することで、マイルへの還元率もあげながらさまざまな航空会社のマイルへと交換可能だ。
利用する航空会社が決まっていないのであれば、航空会社と提携しているプラチナカードを作成する必要性は低いといえるであろう。
また、現在ANA JCBカード プレミアムでは、キャンペーンが開催中だ。
ANAを利用する機会が多い方にとっては魅力的なキャンペーンとなっているため、ぜひこの機会に申し込んでみてほしい。
また下記記事ではおすすめのプラチナカードについて紹介しているのでそちらも参考にしてほしい。