- 書類の郵送なしでFX口座を開設したい
- スマホだけでFX口座を開設する方法が知りたい
- できるだけ早くFX口座を開設したい
FX取引を始めたい方にとって、口座開設は重要な第一歩だ。
従来は書類の準備や郵送でのやり取りに時間がかかったが、オンラインでの本人確認サービスが導入されたことにより、書類郵送なしで口座開設ができるようになっている。
本記事では、郵送なしでFX口座開設をする方法を詳しく解説する。
オンライン本人確認の仕組み、対応しているFX会社の一覧、スマホを使ってサクッと口座を開設するためのポイントをわかりやすく説明していく。
FX口座を郵送なしで開設する方法とは
まずは、郵送なしで口座を開設するための「オンライン本人確認」について確認していこう。
「オンライン本人確認」できれば郵送なしでも口座開設OK!
オンラインでの本人確認とは、スマホを介した情報の提供により本人であることを証明する方法だ。
具体的には、マイナンバーカードの読み取りや、スマホのカメラで自身の顔認識、もしくは銀行照会などが含まれる。
この方法を利用することで、郵送手続きを省略し、迅速かつ手軽にFX口座を開設することが可能となる。
郵送なしでFX口座を開設できるFX会社の一覧
以下は、郵送手続きなしでFX口座を開設できる主要FX会社だ。
以下のリストに掲載のない会社も、ほとんどがオンラインのみで手続きが完了する。
- DMM FX
- オンラインで申し込みした場合、Web上でID、パスワードが確認できる
- 外為どっとコム
- 「スマホで本人確認」を行った場合、最短で、申し込み日の当日中に口座開設が完了する
- GMOクリック証券
- スマホカメラで本人確認書類を提出すれば最短即日で取引が開始できる
- GMO外貨
- スマホで本人認証手続きした場合、最短30分で取引開始できる
- LIGHT FX
- オンラインで、最短5分で申し込み、最短翌日から取引が可能
- LINE FX
- 「スマホでかんたん申し込み」を営業日午前11までに行った場合、最短当日から取引できる
- LION FX
- 「スマホでかんたん本人確認」で書類をアップロードすれば、最短で取引が始められる
- 松井証券FX(MATSUI FX)
- スマートフォンにおける「eKYC」を利用した場合は、5分で申し込みが完了する
- みんなのFX(トレイダーズ証券)
- 「スマホで本人認証」の利用で、最短当日に取引開始が可能
- SBI FXトレード
- オンライン本人確認(eKYC)に対応。申し込み完了までの時間は「約5分」
- トライオートFX
- スマートフォンですべて完結。最短当日で取引可能
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オンライン本人確認に対応しているFX会社3選
ここでは、オンライン本人確認に対応している主要なFX会社を3社紹介する。FX会社選びの参考にして欲しい。
SBI FXトレード
SBI FXトレードは、初心者から上級者まで幅広いニーズに応える定評のあるFX口座だ。
1通貨単位から大口取引まで対応
SBI FXトレードでは、1通貨からの取引が可能だ。米ドル/円なら1ドル、ユーロ/円では1ユーロから取引できる。
リスクを抑えながら取引を始め、経験を積める点は初心者にとって大きな魅力となろう。
業界トップの34通貨ペアの取り扱いがある
主要な通貨ペアはもちろん、南アフリカランドやトルコリラなどの高金利通貨、人民元や韓国ウォンまで、幅広い取り扱いがある。
幅広い通貨ペアをトレードできる選択肢があることは、リスク分散や多様な投資戦略の実行を可能にする。
取引に使える各種シミュレーションが提供されている
取引を始めるための入金額などを計算する「証拠金シミュレーション」、ロスカットレートの算出を行う「ロスカットシミュレーション」、10年先までスワップポイント合計額を計算する「スワップポイントシミュレーション」などがある。
これにより、トレーダーは事前にリスクや利益を具体的にシミュレーションすることができ、安心して取引できる。
情報提供やキャンペーンが豊富
公式YouTubeチャンネルでは、さまざまな投資情報を丁寧に解説している。また、キャンペーンが多く実施されているため、トレーダーはお得に取引を始められる。
DMM FX
DMM FXは、「最短30分」という迅速な申し込みや、豊富な取引ツールなどで多くのトレーダーを惹きつけている。
最短30分で取引がスタートできる
DMM FXは、「最短30分」と宣伝するように、迅速に申し込みできる点に特徴がある。
もちろん、申請内容に不備がない場合や、平日である場合に限られるが、早く取引を始めたい人には魅力的であろう。
ビジュアル重視の使いやすい取引ツール
PC向けには、シンプルで使いやすい「DMMFX PLUS」、情報集約性の高い「DMMFX STANDARD」、テクニカル分析に優れた「プレミアチャート」が用意されている。
いずれも視認性が高く、最良の投資判断をサポートする。また、取引結果をグラフで確認できる「取引通信簿」があり、自己改善に役立てられる。
スマホアプリ「DMM FX」も、使いやすさで多くのトレーダーから支持されている。
いつでも、どこからでも入金できる「クイック入金」
DMM FXの「クイック入金サービス」は、土日祝日を含む24時間対応で、場所や時間を選ばずに入金でき、リアルタイムで反映される。
これにより、取引機会を逃すことなく迅速に取引ができる。
LINEからの問い合わせにも対応
各種手続きや取引方法に関する疑問や不安は、LINE問い合わせで解消できる。
問題点を明確に伝えられ、記録として残せる点は非常に安心である。もちろん、電話やメールでの問い合わせにも対応している。
松井証券FX(MATSUI FX)
松井証券FXは、申し込みが簡単で、低リスクで始めたい初心者や、自動売買を利用して効率的に取引したいトレーダーに魅力的な選択肢だ。
- 1通貨単位からの取引が可能
- 多くのFX口座では1,000〜10,000通貨単位である最小取引単位が、松井証券なら1通貨単位である
- 1ドル=160円なら160円から取引ができるので、リスクを抑えながらFXを試せる
- 自動売買機能が利用できる
- 自動売買機能を利用できる点も、松井証券の魅力だろう
- 設定した条件に従って取引を自動的に行うことができ、忙しいときも継続して効率的に取引を行うことが可能となる
- 豊富な情報提供
- 初心者から上級者まで役立つ情報が提供されている点も、評価を集めている
- 経済指標などの情報を活用することで、より戦略的に取引することが可能になる
- シンプルで使いやすい取引ツール
- 松井証券FXの取引ツールはシンプルで使いやすく、初心者でも直感的に操作できる
- これにより、FX取引を初めて行う人でもスムーズに取引を開始できる
郵送なし!スマホでFX口座を開設する手順
ここでは、実際に郵送なしで口座開設する手順を、「外為どっとコム」を例に詳しく確認していこう。
口座開設前に準備しておくべきもの
オンラインでの口座開設をスタートする前に、以下の本人確認書類を準備しておこう。
- 本人確認書類
- 運転免許証
- 各種健康保険証または共済組合員証
- パスポート
- マイナンバーカード(表面)
- 各種福祉手帳(顔写真付き)
- 特別永住者証明書
- 在留カード
- 印鑑登録証明書
- 住民票の写しまたは住民票記載事項証明書
- マイナンバーが記載されている書類
- マイナンバーカード
- マイナンバー通知カード
- マイナンバー付住民票
- マイナンバー付住民票記載事項証明書
書類が準備できたら、記載されている住所と現住所が同じであるかも確認しておこう。記載住所と現住所が異なる場合は、口座開設ができない。
スマホでFX口座を開設する手順
スマホによる申し込みは、以下の手順で行う。
外為どっとコムのウェブサイトにアクセスし、口座開設の申し込みページに進む。
まず最初に表示されるのが、「電磁的交付に関する承諾」だ。
これは、取引に関する重要書類をオンラインで受け取ることに同意するためのものである。
承諾したら、以下の個人情報を入力していく。
- 名前(本人確認書類の名前。通称名は使用できない)
- 生年月日
- 国籍等の確認(日本国籍か否か、他の国の永住権を持っているかなどを確認)
入力完了後に表示される確認画面で、内容に間違いがないことを確認したら「次に進む」をタップする。
本人確認のための書類提出を行う。外為どっとコムでは、「スマホで本人確認」という方法で行う。
- 本人確認方法で「スマホで本人確認」を選択
- 画面の指示に従って、マイナンバーカードおよび本人確認書類をスマホのカメラで撮影
- 画面の指示に従い、「正面、左向き、右向き」などの自身の顔を撮影
- 画面の下にある注意事項を確認してチェックを入れ、「次に進む」ボタンをタップ
書類の提出が完了すると、外為どっとコムにて審査が行われる。書類に不備がない場合は、最短で当日中に申し込みが受け付けられる。
審査が完了すると、FX口座開設完了の通知がメールで通知される。メールに記載されているログインIDとパスワードで、口座にログインできることを確認すれば、入金後に取引が開始できる。
FX口座開設後のポイント
FX口座の開設は非常に簡単であり、すぐにでも取引は開始できる。
しかし、何の準備もせずに取引をスタートするのは、失敗の要因となるため避けて欲しい。
以下のような準備を行うことで、より効果的かつ安全なFX取引が可能となる。
目標達成に向けた取引プランを作成する
取引プランは、FX取引を行う上での指針となる重要なものだ。以下の5つの要素を含む取引プランを作成し、定期的に見直すことで、より効果的なFX取引が可能となる。
投資目標の設定
まず、明確な投資目標を設定しよう。短期的な利益を目指すのか、長期的なトレードをするのか、利益はいくら確保したいのかを具体的に定めておくと良い。
リスク許容度の把握
自身が許容できるリスク範囲を明確にし、これを取引ルールの策定やリスク管理方針として反映させよう。
これにより、過度にリスクを避け、自身の財務状況に適した取引ができる。
取引ルールの策定
具体的な取引ルールを策定する。これには、以下の要素が含まれる。
- エントリー(市場参入)とエグジット(退出)の基準
- 1回の取引で使用する資金の上限(例:口座残高の2%以内)
- ストップロス(損切り)とプロフィットテイク(利食い)ターゲットの設定方法
- 1日あるいは1週間の最大損失額の設定
取引通貨ペアの選定
自身の知識や経験、市場動向を考慮し、取引する通貨ペアを選定する。初心者の場合、まずは主要通貨ペア(例: 米ドル/円、 ユーロ/米ドル)から始めるのがおすすめだ。
パフォーマンスの評価基準を定める
取引の成績を客観的に評価するための基準を設定しよう。利益率のほか、目標達成度を測る基準となるベンチマークを設定することも有効だ。
たとえば、特定の通貨ペアの年間変動率や、他のFXトレーダーの平均パフォーマンスなどが参考になる。
安全取引のためセキュリティ対策を行う
FX取引では実際の資金を扱うため、セキュリティ対策は非常に重要だ。
以下のような対策を講じることで、アカウントの安全性を高められる。
強力なパスワードの設定
アカウントのパスワードは、大文字、小文字、数字、特殊文字を組み合わせた12文字以上で設定する。3〜6か月ごとにセキュリティの状況を確認すると良い。
二段階認証の有効化や生体認証の導入
二段階認証や生体認証を有効にしておこう。ログイン時や取引成立時などに通知する「セキュリティ・アラート」も設定しておくと良い。
安全なネットワークの使用
公共のWi-Fiや、不明なネットワークでのFX取引は避けること。自宅や信頼できるネットワークを使用することが重要である。
デバイスのセキュリティ強化
取引に使用するパソコンやスマートフォンには、最新のセキュリティソフトをインストールし、常に最新の状態に保っておこう。
FX取引の基本を学ぶ
FX取引がどんなものかを理解してから、トレードを始めることが大切だ。以下のような項目について学び理解を深めることで、FX取引への準備が整う。
ただし、実際の取引経験を通じてのみ得られる知識もあるため、学習と実践のバランスを取ることが重要である。
為替市場の基本原理
為替レートがどのように決定され、変動するかを理解しておこう。需要と供給のバランス、金利差、経済指標などが為替レートに影響を与える要因となる。
取引の仕組み
売買の仕組み、スプレッド、レバレッジ、スワップポイントなどの基本的な取引概念を理解しておく。これらの理解なしには、適切な取引戦略を立てられないからだ。
取引プラットフォームの使用法:
使用するFX取引プラットフォームの機能や操作方法を十分に理解しておこう。アップデートや新機能情報が出たらしっかり確認し、最新の情報にするように努めて欲しい。
リスク管理
ポジションサイジング、ストップロスの設定、レバレッジの適切な使用など、リスクを最小限に抑える方法を学んでおこう。
テクニカル分析
価格チャートを読み解き、トレンドやサポート・レジスタンスレベルを認識する能力は、トレーダーに不可欠である。
理想的には、基本的なテクニカル指標や取引戦略についても学んでおきたい。
ファンダメンタル分析
経済指標、金融政策、地政学的イベントなどが為替市場に与える影響を理解することも重要だ。
テクニカル分析中心に取引を行うトレーダーも、基本的な内容は学んでおくべきである。
トレーディングの心理学
トレーダーが陥りがちなバイアスや、感情のコントロールなどの心理学的側面を理解しておこう。
これは、他のトレーダーの行動や市場全体の雰囲気を読み取る際も役にたつ。
FX口座開設は「郵送なしスマホのみ」でサクッと完結させよう!
オンライン本人確認の普及により、多くのFX会社では当日中に申し込みが完了するようになっている。
「FXを始めてみたいが、手続きが面倒だ」と躊躇していた方にとって、これは朗報と言えるだろう。
基本的な知識の習得は必要だが、実践を通じてのみ得られる気づきも多い。
口座を開設して、少額での取引を始めてみれば、FXがより身近なものとなり具体的な目標設定も可能になる。
まずは一つか二つの口座を開設し、実際に操作してみることから始めてみてはいかがだろう。
FX取引での資産形成に向けた、良いスタートとなるだろう。