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FXとは?ゼロから始める入門講座

FXとはForeign Exchange(フォーリン・エクスチェンジ)の略。

海外旅行の際、日本円と米ドルを交換するように一つの通貨と別の通貨を交換する取引で、外国為替証拠金取引と呼ばれている。

今後、為替が円安・円高どちらに動くかを分析し、投資をするといったものだ。

今回はFX取引の仕組みやメリット・デメリット、初心者におすすめの投資法など詳しく解説する。

目次

FXの仕組み

FXの仕組み わたしのIFAコラム

どのようにして利益・損失が発生するのか

FXは2つの通貨を売買する時の差額が損益になる取引だ。

例えばあなたが海外旅行の為に日本円を米ドルに交換をするとしよう。

日本を出発する時、1米ドル=100円、帰ってきたときは1米ドル110円、この差額が損益に直結するのだ。

出発の際あなたは旅先での費用の為に現金100,000円分を米ドルに交換すると1,000米ドルになった。

その後、旅先では現金を用意したがクレジットカードを使っていたので現金を使わなかった。

日本に帰国し手元の米ドルを日本円に戻そうとした時は1米ドル=110円になっていた。その時日本円に換金すると110,000円となり10,000円増加しこれが利益となるのだ

証拠金

FXは証拠金と呼ばれる資金を預けておく必要がある。取引をするための担保のようなものだ。

取引するにあたり最低必要な証拠金が決まっておりこれを必要証拠金という。

必要証拠金はFX会社、取引する通貨の種類などにより異なるが取引金額の5%程度だ。

例えば証拠金率5%以上の証拠金を預ける必要がある場合、1ドル100円の時に100万円の取引をする場合、必要な証拠金は5万円と言う計算だ。

レバレッジ

レバレッジとは、てこの原理という意味。用意した証拠金の何倍も大きな取引を行える仕組みのこと。

少額の自己資金にレバレッジをかける事で大きな取引が可能になり資産効率をたかめられる。

日本では個人名義の口座で最大レバレッジは25倍である。

例えば口座に証拠金として5万円を入金した場合、レバレッジを25倍かけると125万円の取引が可能になる。

証拠金が10万円の場合であれば、最大レバレッジ25倍をかければ250万円の取引ができる。

リスクをコントロールしてレバレッジを低く抑えれば外貨預金に近い運用が可能になり、更にハイレバレッジを活用すれば少額の証拠金で最大限に資産効率を高めることができる。

このように、上手にレバレッジと向き合えば、うまくリスクをコントロールしながら自分の経験や知識レベルに合ったFX投資ができるだろう。

FXのメリット・デメリット

FXのメリット・デメリット わたしのIFAコラム

スワップポイントがつく

FXで得られる利益は2種類ある。一つはキャピタルゲインと言われ、売買によって上げる利益の事だ。

もう一つはインカムゲインと言われ、株式では配当にあたる。FXではスワップポイントと言われ通貨間の金利差の利息の事を指す。

仕組みとしては低金利の通貨を売って高金利の通貨を買った場合、2つの通貨の金利差がスワップポイントとして得られるのだ。

このスワップポイントにもレバレッジが適用されるので侮れない、「塵も積もれば山となる」だ。

しかし、逆に高金利通貨を売って低金利通貨を買ったときは、金利差分の支払いが発生するので注意が必要だ。

24時間取引が可能

FXの特徴として24時間取引が可能だ。土曜日、日曜日は為替市場が休みの為取引はできないが、平日は24時間市場が開いており取引が可能だ。

例えば国内株式は9~15時までしか取引できず、しかもその間に昼休みが1時間ある。

株式取引はサラリーマンにとって取引時間が勤務時間真っ只中なので、腰を据えて取引をすることは難しい。

しかし、FXは24時間取引が可能なので、仕事が終わった後リアルタイムで取引が可能だ。

一方で24時間取引はデメリットにもなるので注意が必要だ。

日本時間は夜中であなたが寝ている間、海外でイベントが起こり、目が覚めた朝には大損しているなんてことがあるからだ。

レバレッジのかけ過ぎに注意する

レバレッジをかけることにより少額の資金を効率良く運用し大きな資金を動かすことが出来る。

利益の金額を大きくすることが出来るが、その逆もまた然りだ。思惑と反対方向に為替が動いた際、レバレッジが大きいと損失も大きくなるので注意が必要だ。

初心者はこれだけ押さえておこう

初心者はこれだけ押さえておこう わたしのIFAコラム

為替の動きと円高・円安

現在1米ドル=100円これが110円になると円安(円の価値安くなる)。

一方、90円になると円高(円の価値が高くなる)。どうなったら円高・円安?とややこしくなる。

しかし、FX取引の基本になるので、失敗しないためにしっかりと理解しておこう。

メジャー通貨で取引する

高スワップを狙って、南アフリカランド、トルコリラ、メキシコペソなどの新興国通貨には手を出さない方が得策だ。

なぜなら、貨幣の流通量が少なく変動幅が大きい、情報が少ない、政変が起きやすい、つまりリスクが高いという事。

スワップで得た金利が一気に吹き飛ぶくらいの変動があるので、要注意だ。最初のうちは日本円-米ドルや日本円-ユーロなど流動性が高い通貨で動きに慣れよう。

イベントチェック

為替が変動しやすいイベントの日時を頭に入れておく。

その前後は為替が大きく変動する可能性があるので、知らずに取引をして損をすることがないようにしよう。

イベントで大事なのは結果が事前の予想と比べてどうか、ということだ。

事前予想通りであれば織り込み済みで変動は少ないが、予想と大きく異なる場合は為替が大きく変動する可能性があり、取引のチャンスだ。

逆にポジションを持っている場合は逆に動いていないか注視しよう。

重要イベントの例

米国雇用統計(毎月第1週目金曜日) 失業率、非農業部門雇用者数、平均時給など

米国FOMC (年8回開催1・・5・6・7・9・11・12月) 「Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)」の略、メリカの政策金利を決定する会合

米国CPI(毎月中旬) 米国消費者物価指数のこと。米国国内の物価の上昇や下落を表す指標。衣料品や食料品など約200項目が対象となる。

日銀金融政策決定会合(年8回 1・3・4・6・7・9・10・12月)日本銀行の政策委員会が金融政策を決定する会合。米国FOMCの前後に開催されることが多い。

損切ルールの徹底・取引中は無感情のロボットになろう

一見簡単なように見えて非常に難しいのが損切ルールの徹底だ。

FXでは思惑が外れたときの判断の素早さが重要だ。そうでなければ損失が拡大していってしまう恐れがあるからだ。予め損切ラインを決めて注文を入れておくことも有効だ。

「もうちょっと・・」と欲をかいたことにより利益を取りっぱぐれたり、大損をするはめになる。

人間の感情が判断を鈍らせるので、取引中は感情のないロボットになりきろう

まとめ

まとめ わたしのIFAコラム

FXは元手の資金が少額からでも取引が出来るので比較的とっつきやすい投資だがリスクは大きいので注意が必要だ。

実際に投資をするときは慣れるまでデモンストレーションで取引の趣味レーションをしてみたり、あまりレバレッジをかけずに外貨預金のようなイメージで為替の動きを学習しよう。

徐々に慣れてきたら、レバレッジを拡大したりスワップポイントの大きい通貨にチャレンジしてもよいのではないか。

また、自分なりに為替の見通しや各国の金融政策の流れを把握できると良い。

大まかな今後の円安・円高の展開が予想できるからだ。

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