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スキャルピングとは?手法の特徴や始め方を解説

投資コラムを見ているとFXの代表的な手法としてよくスキャルピングが紹介されている。

そのため、初めてのFXの手法としてスキャルピングを選ぶ方は非常に多い。

スキャルピングは、多額の投資資金がなくても、少額から投資経験を積むことができる。

 そこで今回は、スキャルピングとは、どのような手法なのか、投資手法の特徴や基本的な始め方について解説する。

目次

スキャルピングと呼ばれる手法の特徴

スキャルピングと呼ばれる手法の特徴 わたしのIFAコラム

まずは、スキャルピングの手法の特徴を説明する。他の投資手法と比べてどのような違いがあるのかにも触れるため、全体像を理解してほしい。

 スキャルピングとは、どのような投資手法?

スキャルピングは、投資スタイルの特徴から一般的に超短期売買と呼ばれている。

なぜなら、非常に小さな利幅の利益を得ることを目的に短時間の売買を繰り返す手法だからである。

どれくらい短時間かというと、エントリーから決済までが数秒〜数分で完結してしまうのだ。

 実際のトレードの様子は、YouTubeでいくらでも実践動画が見つかるので、一度チェックしてみてほしい。

数秒~数分の投資サイクルが幾度となく繰り返されていることがわかるはずである。

 そのため、1度の投資サイクルでは小さな利益しか得られないが、超短期売買を繰り返すことで着実に利益を伸ばしていく投資方法なのだ。

デイトレードとの違い

スキャルピングは、デイトレードと同じものと思われがちである。スキャルピングとデイトレードは、似て非なるものである。

デイトレードは、その日にエントリーしたポジションをその日のうちに決済してしまうトレード手法である。

 それなら、「スキャルピングと同じではないか」と思うだろう。

しかし、デイトレードは、エントリーしてから決済までの時間が数時間〜半日とスキャルピングと比べて時間が長い。

そのため、スキャルピングの1日の取引回数が数十回から数百回であるとすれば、デイトレードは1日1回〜数回程度なのだ。

 非常に感覚的な話ではあるが、ここでは簡単にいうと、デイトレードはスキャルピングと比べて、エントリーから決済までの時間が長く、1日の取引回数が少ない手法と覚えておくと良いだろう。

スキャルピングの基本的な始め方

スキャルピングの基本的な始め方 わたしのIFAコラム

これからスキャルピングを始めたいという方のために、基本的な始め方をご紹介する。

ここで紹介する方法は、あくまでも実践時の基本なので実践しながら自分なりのやり方や勝ち方のポイントを見つけていく必要があることは前提条件としてお伝えしておく。

主要な通貨ペアを選ぶ

スキャルピングは、多くのトレーダーが扱っている主要な通貨ペアを選ぶべきである。

なぜ、最近有名な仮想通貨のビットコインや知名度の低い通貨のアルトコインでの取引はおすすめできないのか。

それは、主要通貨ペアは、値動きが明確で取引がしやすく、スキャルピングで利益を積み上げやすいからだ。

主要通貨ペア
  • 米ドル/円
  • ポンド/米ドル
  • ユーロ/円
  • 豪ドル/円
  • ポンド/円
  • ユーロ/米ドル

 特に取引がしやすい通貨ペアは、よく口頭でドル円と呼ばれる米ドル/円の主要通貨ペアと言われる。そのため、初めてスキャルピングをやるなら、米ドル/円を軸に経験値を積む、またはトレードの基本を勉強していくと良い。

値動きが出やすい時間に取引する

スキャルピングは、値動きや出やすい時間帯に取引することで、勝ちやすくなる。

なぜなら、値動きが出やすいということは、トレンドが発生しやすいということだからだ。

FXにおいてトレンドが発生するとは、相場の方向性が明確に出ている状態をいう。

 FXトレードのチャートをイメージしてほしい。チャートは、上に向かったり、下に向かったり、同じ位置に停滞していたりする。

このとき、上に向かって伸びている状態を上昇トレンド、下に向かって伸びるものは下降トレンドという。

 同じ位置に停滞しており、上にも下にもいかないタイミングは、値動きがない時間帯で相場の方向性がわかりづらいタイミングだといえる。

そのため、明確に上昇トレンドや下降トレンドなど、相場の方向性が出る時間に取引することが利益を得るためのポイントなのだ。

 もし、米ドル/円での取引を始めるのであれば、10時〜14時の時間帯で始めると良い。

特に、10時30分は、米ドル/円がよく動く時間帯である。

この時間帯によくトレンドが発生する理由は、米国経済指標が発表されるからだ。

ここでは、これ以上の説明は省略するが、取引しやすい時間帯があり、その時間帯で慣れることが利益を伸ばすポイントとなるということだ。

長い時間軸を確認する

スキャルピングを始める場合は、長い時間軸からチャートを確認してほしい。

なぜなら、相場がどちらに向かっているのか、全体的なトレンドや安値と高値を知る必要があるからだ。

相場の流れがわかれば、今日は上昇トレンドなのか、下降トレンドなのかがわかる。また、安値や高値を知ることで、意識されているラインがわかる。

 たとえば、100円から130円に向けた上昇トレンドである。

直近では、120円のラインが意識されており、120円のラインに触れるたびに反発して上昇する傾向がある。

これらのことがわかっていれば、120円のラインでエントリーし、上昇したのを確認して決済するだけである。

日足から4時間足、1時間足と長い時間軸から短い時間軸へと順番に見る習慣を持っておけば、このような行動が簡単にとれるようになる。

スキャルピングが向いている人と向いていない人は?

スキャルピングが向いている人と向いていない人は? わたしのIFAコラム

スキャルピングは、投資コラムでも初心者向けの手法といわれているが、どのような人に向いており、どのような人が向いていない手法といえるのだろうか。

スキャルピングが向いている人

 少額の投資資金でFX経験を積んでいきたい人

スキャルピングは、多くの投資資金がなくても、少額から始めることができる。そのため、少額の投資資金でFX経験を着実に積んでいきたい人に向いているといえるだろう。逆に、どのような人は、スキャルピングに向いていないのだろうか。

 スキャルピングが向いていない人は?

本業に集中したい人

  • このコラムを読んでいる方は、特定の技術を有しており本業で多くの収入がある方や会社経営者、本業と副業で多くの収入を得ている方が多いだろう。そのため、平日の時間は、集中しなければいけない仕事があるはずだ。
  • スキャルピングに集中しすぎた結果、本業の仕事に影響が出てしまっては困るだろう。最初からある程度の投資資金を準備できる方は、スキャルピングのような短期売買ではなく、長い時間軸で腰を据えて実践できる別の投資方法がおすすめである。

早い操作が不得意な人

スキャルピングは、一見簡単に見えて非常に難しい。なぜなら、秒単位でエントリーや決済を繰り返す必要があるからだ。そのため、パソコンやスマホの早い操作が得意ではない人には向いていない。現在は、AIの自動ロボットが取引を機械的に行っている状況から考えても、初心者が利益を得るのは簡単ではない。

スキャルピングのまとめ

まとめ わたしのIFAコラム

スキャルピングは、ある程度の投資資金があり、他の仕事に集中しながら資産形成したい方には向いていない。

そのため、資産形成力が高く、本業収入の大きな柱のある方は、スキャルピングではなく、長期投資で運用益が得られる他の投資方法をおすすめする。

 また、世の中にはどのような投資方法が存在するのか、知ることから始めた方が良いだろう。

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