- ループイフダンとは何なのか
- どのような仕組みなのか
- 投資初心者でも設定は可能なのか
国内FXでは、アイネット証券とひまわり証券2つのFX業者がループイフダンのサービスを提供している。
「ループイフダンとはどういう仕組み?」「ループイフダンは本当に儲かるのか?」
「ループイフダン」と聞くと上記のような疑問を持つ方も多くいるだろう。
この記事ではそのような疑問を持つ方のためにループイフダンについて4項目で詳しく解説していく。
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【初心者向け】ループイフダンとはどういう仕組みなのか?
ループイフダンとはFX会社が提供している自動売買システムツールの1つである。
ある決まった取引方法をあらかじめプログラムに組み込み、そのシステムが自動的に売買を繰り返す仕組みを自動売買という。
ループイフダンでは通貨ペア、値幅(ループ幅)、注文方法(買い or 売り)をあらかじめ設定することで、その設定に従ってシステムが24時間自動で取引をしてくれる。
取引手法としては「安く買って、高くで売る」という戦略を基軸としており、細かく何度も売買を繰り返すことで効率良く大きな利益を狙う仕組みである。
ループイフダンを使った人の実績・評判は?
ループイフダンをつかった人で利益を得ることができたという人はたくさんおり、実際に年利30%以上の利益を達成した人も存在する。
しかしループイフダンを使った結果ロスカットになってしまった人も一定数存在する。
ループイフダンはレンジ相場では非常に有効な取引方法であるが、急激な値動きが発生した場合、損切りになってしまう傾向がある。
またレバレッジなどの設定によって、少しの値動きでロスカットになってしまった人もいるようだ。
ループイフダンを使う際は定期的に相場環境を把握して、それに合った設定で運用することが重要である。
アイネット証券とひまわり証券どちらがおすすめ?
ループイフダンを提供しているアイネット証券とひまわり証券、それぞれに関するシステムの特徴を以下の表で比較している。
アイネット証券 | ひまわり証券 | |
---|---|---|
取り扱い通貨ペア数 | 24種類 | 24種類 |
ドル円スプレッド | 0.7-1.8銭 | 2.0銭 |
損切設定 | 「あり」「なし」両方 | 「あり」のみ |
引用:invest Navi by FISCO 「【隠れ人気】ひまわり証券の評判・口コミを徹底解説!」(2023年2月参照)
アイネット証券はメジャー通貨からマイナー通貨まで取り扱っており、スワップ金利による利益を狙うこともできる。
ひまわり証券は通貨ペア数は少ないものの、損切設定が「あり」のみであったり、FXについて学習できるコンテンツがあったりと初心者に優しいサービスが整っている。
FX初心者はひまわり証券を、FX経験者でスワップ金利を積極的に狙いたい人はアイネット証券を使うのがオススメである。
初心者がループイフダンを使う5つのメリット
ループイフダンは国内業者が提供している自動売買システムの一つであると解説した。
リピート系の自動売買システムであるループイフダンを使うメリットは以下の5つがある。
- 24時間自動で取引してくれる
- 投資初心者でも簡単に設定ができる
- 必要資金の計算が簡単にできる
- スワップポイントが期待できる
- 感情に左右されずにトレードができる
それではそれぞれのメリットについて詳しく解説していく。
24時間自動で取引してくれる
ループイフダンを含めた自動売買全般、設定をするだけでシステムが24時間自動で取引してくれる。
特に普段仕事などで多くの時間を投資に割くことができない人にとっては、自動売買は手間いらずでチャンスを逃すことなく取引することができる。
また自動売買は裁量取引よりも投資知識を必要としないため、FX未経験者でも手軽に投資を始めることができる。
投資初心者でも簡単に設定ができる
ループイフダンのシステム設定は初心者でも非常に簡単にすることができ、具体的には以下の5つの設定をするだけで取引を開始することができる。
- 取引通貨ペア
- 取引方法(買いor売り)
- 損切設定の「あり」or 「なし」
- 1ポジションあたりの数量
- 最大ポジション数
ループイフダンはレンジ相場に強いシステムであるため、通貨ペアを選ぶ際にはレンジ相場が比較的多い通貨を選ぶことをオススメする。
必要資金が簡単に計算できる
ループイフダンでは資金を運用するための必要資金が簡単に計算でき、資金管理を簡易化できることもメリットの一つである。
ループイフダンのサービスを提供しているアイネット証券では目安資金表という必要資金の目安表をサイトで公開している。
自分が取引したい通貨と投資期間の目安資金表を見ることで簡単に必要資金の計算ができるのである。
スワップポイントが期待できる
ループイフダンを使うことでスワップポイントの高い通貨を中長期間、自動で保有・管理することができる。
先程も解説したがスワップポイントを狙ってループイフダンをする際には、取り扱い通貨ペア数の多いアイネット証券を利用することをオススメする。
またスワップポイントは日々変化するため、情報収集も欠かさず行うべきである。
感情に左右されずにトレードができる
自動売買を用いることで、感情に左右されることなく一定のルールに沿った優位性のあるトレードを繰り返すことができる。
「含み損が大きくなると損切ができなくなってしまう」「エントリー場所を待つことができずにポジションを持ってしまった」など感情に左右されたトレードをしてしまう人には自動売買システムはおすすめである。
初心者がループイフダンを使う際の2つの注意点
ループイフダンは投資にあまり時間を割くことができない人にとって役に立つシステムではあるが、使用する際には以下の2つに注意しなければいけない。
- トレードの知識が身につかなくなってしまう
- 取引コストが積み重なってしまう
それではそれぞれの注意点について詳しく解説していく。
トレードの知識が身につかなくなってしまう
自動売買システムでのトレードは裁量トレードと比べて同じ取引を行っていても知識が身につきにくい。
トレード技術を上達させるためにはエントリーや損切を実際に体験して、その体験から反省、改善を繰り返していく必要がある。
しかし自動売買システム取引を行うことで、自分のトレードについて考え向き合う機会が必然と減ってしまうのである。
もしトレード技術を身につけたい場合は、ループイフダンを使いながら裁量取引も並行して行うことがオススメである。
取引コストが積み重なる
ループイフダンは自動売買システムの中でも、短期間に何度も取引を繰り返す「リピート系」に分類され、他の自動売買システムと比べて比較的取引回数が多くなる。
取引回数が多くなるにしたがってスプレッドが積み重なってしまい、その手数料が大きな利益毀損となってしまうのである。
更にループイフダンでは通常取引に比べて取引コスト(主にスプレッド)が高く設定されているため、短期間で何度も取引を行うような設定にするのは控えた方が良い。
まとめ
ループイフダンの取引システムに関する仕組みから、利用するメリット、そして注意点を解説してきた。
ループイフダンに限らず、自動売買システムはトレード生活を非常に便利にしてくれる。
しかしシステムの仕組みを良く理解せずに使ってしまうと、システムに優位性のない場面で取引をしてしまったりと避けることができる損失を被ってしまう可能性がある。
したがってループイフダンを使う際は仕組みを良く理解して、現在の相場環境や資産形成の手段に合うかどうかを良く考えるようにするべきである。
しかしながらFXはリスクを伴う投資だ。正しい知識を身につけたい上で行なってほしい。
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