- 一般のサラリーマンでも資産1億円を築く方法を知りたい
- 資産1億円を築くと何ができるのか
- 資産1億円を築くポイントを知りたい
「資産1億円」は、資産形成を図る人にとって、ひとつの目標と言える金額だろう。
資産が1億円ある人は「富裕層」に分類されるが、一般のサラリーマンでも適切に資産形成することで、決して不可能な金額ではない。
この記事では、資産1億円を目指す人に向けて解説していく。
わたしのIFA おすすめ!
アドバイザーナビ社が運営する自分に合った資産運用の相談相手を無料で探せるマッチングサービス。日経新聞、東洋経済など有名メディアに度々取り上げられている。
資産1億円とは?
まずは、資産1億円というのがどのような資産額なのかを見てみよう。
資産1億円は「富裕層」
野村総合研究所が定義する保有資産の階層分類によると、純金融資産1億円以上を保有する世帯は「富裕層」と定義される。
2021年の調査では、1億円以上の資産を持つ「富裕層」と「超富裕層」を合わせると、148.5万世帯で全体の約2.8%だという。40世帯に1世帯の割合なので、小学校の1学年に数人はいる計算だ。意外に多いという感覚ではないだろうか。
資産5億円以上の「超富裕層」に絞るとわずか0.17%と、その数はグンと少なくなることがわかる。「超富裕層」はイメージ通りの大金持ちと言えるだろう。
- 出典:野村総合研究所「純金融資産保有額の階層別にみた保有資産規模と世帯数」
一般のサラリーマンでも実現可能
上で見たように、日本の40世帯に1世帯いる資産1億円以上を持つ世帯とはどのような人たちなのだろうか。
企業経営者や医者、先祖代々の資産家、宝くじやギャンブルで一発当てた人、といったイメージがあるかもしれない。もちろんそういった高属性な人たちもいるが、一般的なサラリーマンがコツコツ蓄えて資産1億円に到達するケースも少なくない。
1億円と言えば、毎月21万円を40年間貯め続けてようやく貯まる金額だ。一般的なサラリーマンにはかなりハードルが高そうに見える。
しかし、適切に資産運用することで、それよりもはるかに少ない元手と期間で実現できる。その秘訣は、のちほど「資産1億円を築くポイント」で解説する。
資産が1億円あると何ができる?
さて、ここで資産1億円があると何ができるかを見てみよう。
1億円を銀行に預けておいて、欲しいものができたら買うことももちろんできる。しかし、それでは蓄えた資産は先細っていくのが確実だ。
一方、蓄えた1億円に働いてもらうことで、お金がお金を生み、豊かな生活を実現できる。
3%で運用すれば毎月20万円使っても資産が増えていく
1億円の資産を築いたあとも運用を続けることで、さらにお金を増やしていける。ただし、1億円を目指すための攻めの運用から、資産を大きく減らさないための、守りの視点へのシフトも大切だ。
例えば、1億円を利回り3%で運用したとすると、毎年300万円の資産収入が得られる。毎月20万円(年間240万円)ずつ取り崩していっても、資産は減らないどころか増えていくのだ。
米国の代表的な株価指数S&P500の過去30年間の平均利回りは年率約9%と言われている。利回り3%は、株式に債券や不動産なども組み入れて実現できる保守的な利回りと言えるだろう。
例えば50歳で1億円を達成し、そこから利回り3%で運用しながら毎月20万円ずつ取り崩していっても、60歳時点で資産は約1.1億円、80歳時点で約1.26億円に増えている。
以下のサイトで、増やしながら取り崩すプランのシミュレーションができるので、試してみて欲しい。
- 出典:野村アセットマネジメント「取り崩しシミュレーション」
お金の余裕が生まれ会社に依存する必要がなくなる
このように、1億円の資産を持ち、毎年安定した不労所得が得られれば、会社や仕事に対する向き合い方も変わってくるだろう。
もちろん今の会社と仕事が好きという人は、そのまま続けていけば良い。一方で、今の会社が嫌だけど転職や独立して収入が減るのが怖い、と考えている人もいるだろう。
しかし、毎月20万円の不労所得があればチャレンジしてみようという気持ちになれるかもしれない。
実際に会社を辞めないとしても、会社に「しがみつく」必要がなくなるだけで、随分と心に余裕が生まれてくるだろう。心の余裕を持つことで、今の仕事が良い方向に進むこともあるかもしれない。
老後のお金の不安が解消できる
資産1億円は、老後のお金の不安も解消してくれる。世間を騒がせた老後2,000万円問題は余裕でクリアである。
1億円あれば、何も運用せずに毎月20万円ずつ取り崩しても40年以上保つ。上で示したように、利回り3%で運用しながら取り崩せば資産はむしろ増えていく。
1億円から得られる資産収入だけでも、年金と合わせて十分余裕を持った老後を送ることが可能だ。介護や病気などの問題に直面しても、1億円あれば多くの選択肢を持てるだろう。
わたしのIFA おすすめ!
アドバイザーナビ社が運営する自分に合った資産運用の相談相手を無料で探せるマッチングサービス。日経新聞、東洋経済など有名メディアに度々取り上げられている。
資産1億円を築くポイント
最後に、一般的なサラリーマンが、資産形成で資産1億円を築くための3つのポイントを紹介する。
- 長期投資
- 入金力アップ
- 1発大儲けしようとしない
長期投資でコツコツ資産を増やす
資産形成は長期運用でコツコツ増やすのが基本だ。運用期間が長いほど、利子が利子を生む複利の効果によって資産を大きく増やせる。
運用せずに1億円を貯める場合、毎月21万円を40年間貯め続ける必要がある。一方、資産運用でお金を増やしていった場合はどうだろうか。
下の表は、3%・5%・7%の各利回りで毎月一定額ずつ積立投資した場合に、1億円貯めるのにかかる年数だ。
積立額/月 | 利回り3% | 利回り5% | 利回り7% |
---|---|---|---|
5万円 | 59年10ヶ月 | 44年10ヶ月 | 36年5ヶ月 |
10万円 | 41年10ヶ月 | 32年11ヶ月 | 27年7ヶ月 |
15万円 | 32年9ヶ月 | 26年8ヶ月 | 22年9ヶ月 |
20万円 | 27年1ヶ月 | 22年7ヶ月 | 19年7ヶ月 |
長い年月がかかることに違いはないが、利回り5%で運用する場合は、運用しないときと比べて、
- 同じ毎月約20万円を積み立てるなら期間がおよそ半分(40年→22年7ヶ月)
- 同じ40年程度の時間をかけるなら、毎月の積立額はおよそ4分の1(21万円→5万円)
となり、1億円へのハードルは大きく下がることがわかるだろう。
たとえ少額からでも、できるだけ早く資産運用を始め、時間を味方につけてお金を増やすことが大切だ。
生活の無駄を削り入金力アップ
資産1億円をより早く実現するには、時間とともに、運用に回せる金額(入金力)を増やすことも重要だ。
利回り5%で運用する場合、毎月10万円の積立だと1億円貯まるまでに32年11ヶ月かかる。しかし、毎月2万円を節約して追加で積立に回せれば、30年1ヶ月と3年弱も早めることが可能になる。
無理な節約は長続きしないので、生活の満足度を落とさずに無駄な費用を削ることが大切だ。
例えば、以下のような固定費を圧縮するのが有効である。
- スマホを大手キャリアから格安SIMに乗り換える
- 生命保険や医療保険を必要最小限に見直す
- 使っていないサブスクサービスをやめる
など手続きは面倒だが、一度やってしまえば継続的に無駄な出費を削れるので、ぜひ試してみて欲しい。
早く増やそうとハイリスクな投機商品に手を出すのはNG
早く資産を増やそうと、初心者がハイリスクな投機商品に手を出すのはおすすめできない。
レバレッジを効かせたFXや信用取引などは、想定通りに価格が動けば小さな元手で大きく儲けられる。たまたま当たることもあるかもしれないが、想定と逆に動けばレバレッジをかけている分、大きな損失を出す可能性もある。
1億円を貯めるどころか、長い時間かけて蓄えてきた資産を大きく減らしてしまう可能性が高いだろう。
ギャンブルや宝くじなども娯楽として楽しむ分には良いが、大きく儲けてやろうなどとは思わないことだ。胴元が勝つようにできているので、続けていれば高確率で損をする可能性が高い。
まとめ
資産1億円は「富裕層」に分類され、全世帯の約2.5%を占める。経営者や資産家などでなく、一般的なサラリーマンでも、長期的な資産形成で達成可能だ。
1億円あれば生活に余裕が生まれ選択肢が増える。老後のお金の不安からも解放されるだろう。生活の無駄を削って、複利効果で長期的に資産を増やしていくのが遠回りに見えて一番確実な近道だ。
「急がば回れ」である。
資産運用について専門家のアドバイスが欲しい、という方は、IFAに相談するのがおすすめだ。IFAは、特定の金融機関に所属していないので、顧客本意の提案が期待できる。
もし資産運用を始める際に投資先に迷ったり、資産運用に関して相談したいことがあればぜひ「わたしのIFA」を活用してみて欲しい。「わたしのIFA」は、さまざまな経歴や得意分野を持つ資産運用のプロが揃っている。きっとあなたの悩みを解決してくれるアドバイザーが見つかるはずだ。
現在、下記ボタンから申し込むと無料で資産運用の相談にのってくれる。
資産運用に関して、少しでも不安やお悩みがある方は、無料相談を申し込んでみてはいかがだろうか。