一時的に素早くお金を用意したいとき、便利なサービスが銀行や消費者金融が提供しているカードローンだ。
カードローンによっては最短即日で融資を行っているため、最短でその日のうちにお金を用意できる。
中でも、Webでの申し込みに対応しているカードローンは24時間365日受け付けているため、利便性が高い。
店舗や自動契約機へ足を運ばずに契約できるため、自分の都合に合わせて手続きを進められる。
今すぐにお金を借りる予定がない方でも、「申し込みだけ済ませておく」という対応が可能だ。
必要に応じて申し込みだけ済ませておき、必要なときに素早くお金を借りられるように備えておくことも検討しよう。
今回は、カードローンの申し込み手順や必要書類などを解説する。
Web申し込みに対応しているおすすめのカードローンも紹介するので、ぜひ参考にしてみてほしい。
カードローンの申し込みはWeb完結を選ぼう
カードローンに申し込むときは、一連の手続きが全てWebで完結できる方法がおすすめだ。
昨今は申し込みから返済までの手続きがすべてWebで完結し、一度も来店せずにお金を借りられるサービスも登場している。
インターネット環境が発達する前は、銀行や消費者金融の店舗・自動契約機へ足を運ぶ必要があった。
しかし、Webで完結するカードローンを使用すれば、自宅にいながらお金を借り、インターネットバンキングで返済できる。
Webで完結するカードローンのメリットは、プライバシーを確保できる点だ。
来店不要なので知人に会う心配がなく、郵便物やカードレスで契約すれば自宅や職場に書類が届く心配もない。
スマートフォンやパソコンから24時間いつでも申し込み可能なので、スムーズに手続きを進められるだろう。
平日の営業時間内に自動契約機へ足を運ぶ時間がない方でも安心だ。
本人確認に関しては、スマートフォンで撮影した運転免許証やマイナンバーカードを提出すればよい。
カードローン会社の中には、即日審査・即日融資に対応しており、申し込んでから1時間以内にお金を借りられることもある。
なお、カードローンは銀行カードローンと消費者金融カードローンに大別される。
いずれもWeb完結のカードローンを取り扱っているため、自分のニーズに合わせて合っているサービスを選択しよう。
銀行カードローン | 消費者金融カードローン | |
---|---|---|
金利 | 低い | 高い |
審査・融資までのスピード | 遅い | 早い |
審査 | 厳しい | 比較的柔軟 |
Webで完結するカードローンは、プライバシーを保ちながら効率的にお金を借りられる有用な手段だ。お金を借りる際には、有効活用しよう。
カードローンの申し込みから利用開始までは6ステップ
Webで完結するカードローンに申し込むときの、基本的な流れを解説する。申し込みから利用開始までの手順を解説するので、参考にしてみてほしい。
必要書類の準備
Webで完結するカードローンでは、必要書類をWebでアップロードしたうえで提出する(自動契約機でスキャンしたり、郵送で送ったりすることも可能)。
以下の本人確認書類は必ず必要となる(いずれか1点)。
- 運転免許証
- マイナンバーカード(表面のみ)
- 住基カード
- パスポート
- 在留カード(外国籍の方)
また、借入状況や借りる金額次第では、以下のような収入証明書類の提出も求められる(直近のもの)。
- 源泉徴収票
- 給与明細
- 所得証明書
- 課税証明書
- 確定申告書
- 所得証明書
- 納税証明書
原則として勤務先への在籍確認の電話を行っていないカードローン会社の場合、以下のように在籍を確認できる書類が求められるケースがある。
- 健康保険証
- 社員証
なお、必要書類の種類は銀行や消費者金融によって異なるため、事前に確認しておこう。不安や疑問があるときは、コールセンターに問い合わせることをおすすめする。
カードローンの申し込み
Webで完結するカードローンは、スマートフォンやパソコンから申し込める。
24時間365日いつでも申し込み可能なカードローンが増えており、平日の夜間や土日祝日も申し込めるため、誰でも使いやすいだろう。
実際に、申し込むまでのおおまかな流れは以下のとおりだ。
- 公式アプリまたは公式ホームページから申し込む
- 氏名や生年月日、勤務先などの必要事項を入力する
- 必要書類をアップロードして提出する
印鑑不要でWeb上で契約が完了できるため、契約手続きのために店舗や自動契約機に足を運ぶ必要はない。
書類提出
必要書類をアップロードして提出する際には、鮮明な画像が必要だ。明るい場所で撮影し、文字が読めることを確認したうえで提出しよう。
画像が不鮮明だと審査が滞ってしまうため、注意しよう。その結果、お金を借りるまでに時間がかかってしまう。撮影した画像を確認し、必要に応じて撮り直しをすれば問題ない。
特に、給与明細の金額や支給日の日付は審査する際の重要な情報となるため、明確に読み取ることを意識しよう。ぼやけていたり、見づらかったりしたら、取り直すのが無難だ。
書類だけでなく、本人確認のために顔を撮影するケースもある。影やぶれがないように注意し、本人確認書類と同様に鮮明に写っているか確認しよう。
提出が完了すると提出完了メールが届くため、内容を確認しておこう。もし操作がうまく進まない場合は、コールセンターに連絡して対応方法を聞くとよいだろう。
審査
申し込みのデータ送信と必要書類のアップロードが完了すると、カードローン会社による審査が行われる。
カードローンの審査項目や評価方法は各社で違いがあるため一概にはいえないが、主に以下の項目が審査されると考えられる。
- 年齢
- 連絡先の確実性
- 年収
- 勤務先の規模
- 勤務先の安定性
- 雇用形態
- 勤続年数
- 他社借入の有無
- 返済履歴
- 延滞歴の有無
- 過去の債務整理歴
- クレジットカードの利用状況
- 扶養家族の有無
- 生活費の概算
まずは書類審査を通じて、提出書類の内容を確認する。記載内容の整合性をチェックし、申し込み情報に誤りがないか確認していると考えられるだろう。
さらに、信用情報機関への照会を通じて「安心してお金を貸せるかどうか」を判断する。
信用情報機関にはローンの利用状況やクレジットカードの利用状況など、全般的な金融サービスの使用履歴が登録されている。
審査を通じて、返済能力や安定収入の有無、将来の収入見通しを評価していると考えられる。
さまざまな項目を審査して「お金を貸しても問題ない」と判断されれば、審査に通過できるだろう。
なお、場合によっては審査の一環として、勤務先への在籍確認が行われることがある。
在籍確認ができないと審査が滞ってしまうため、在籍確認の電話が行われるかどうか確認しておこう。
審査結果の通知とカード発行
審査が完了すると、メールや電話で審査結果が通知される。なお、審査期間は消費者金融カードローンであれば最短即日、銀行カードローンは最短1~2営業日が目安となる。
審査に通過すると本契約に進むため、メールや電話の指示に沿って手続きを進めよう。Webで完結できるだけでなく、希望に応じて自動契約機で手続きを進めることも可能だ。
カード受け取りと借入
カードローンの中には、ローンカードを発行しない「カードレス」に対応している会社もある。
カードレスの場合はカードを受け取る必要がなく、契約が完了したら振り込みやスマホアプリを通じてお金を借りることが可能だ。
カードの受け取りを希望する場合は、郵送で受け取ったり自動契約機で受け取ったり、さまざまな方法がある。自分の生活スタイルに合わせて、最適な方法を選択しよう。
借入方法もカードローン会社によってさまざまだ。代表的な借入方法として、以下が挙げられる。
- Webで振込依頼する
- 電話で振込依頼する
- ATMで借りる
- スマホアプリの操作で借りる
なお、カードローン会社によって手数料体系は異なる。手数料が無料のATMもあれば、取引金額に応じて手数料が発生する提携ATMもあるため、事前に確認しておこう。
368人にアンケート!申し込むならどのカードローン?
Web申し込みに対応しているカードローンの中で、特におすすめのサービスを紹介する。
アドバイザーナビ株式会社が独自に調査した評判や口コミを紹介するので、カードローンを選ぶ際の参考にしてみてほしい。
アイフル | アコム | プロミス | 三井住友銀行カードローン | 楽天銀行スーパーローン | |
---|---|---|---|---|---|
適用金利 | 3.0%~18.0% | 3.0%~18.0% | 4.5%~17.8% | 2.0%〜14.0% | 1.9%〜14.5% |
無利息期間 | あり(最大30日間) | あり(最大30日間) | あり(最大30日間) | なし | なし |
限度額 | 800万円 | 800万円 | 500万円 | 800万円 | 800万円 |
融資までのスピード | 最短18分 | 最短20分 | 最短3分 | 最短翌営業日 | 最短当日 |
特徴 | オリコン顧客満足度が高い 気軽に相談できる体制を構築している 最短即日融資に対応している | 初めて利用する方でも安心して利用できる 対応の早さに定評がある 初めて利用する方は30日間無利息期間が適用 | 上限金利が他社消費者金融よりも低い 最短3分の融資に対応している 初めて利用する方は30日間無利息期間が適用 | 適用金利の水準が低い メガバンクの安心感がある 三井住友銀行と提携コンビニのATMを手数料無料で利用できる | 楽天会員ランクに応じて審査が優遇される 不定期にお得に利用できるキャンペーンを行っている 楽天ポイントを貯めやすい |
詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら |
以下で、実際に利用した人からのリアルな評判や口コミを含めて解説するので、参考にしてみてほしい。
アイフル:顧客満足度が高い
・なぜえらんだのか:融資までのスピード
・どのような目的で利用したのか:一時的な資金需要
・いくら借りたのか:10万円
・5段階評価とその理由:満足
すぐにお金が必要で困った時に、スピーディーに借りることができたので本当に助かりました。手続き方法もわかりやすくて良かったです。
・なぜえらんだのか:融資までのスピード
・どのような目的で利用したのか:生活費の補填
・いくら借りたのか:15万円
・5段階評価とその理由:やや満足
使用においての不具合がなく仕事が速い。ストレスなく扱えるという点で満足した。初回利用のお得なキャンペーンにも助かったから。
・なぜえらんだのか:無利息期間などの特典
・どのような目的で利用したのか:一時的な資金需要
・いくら借りたのか:8万円
・5段階評価とその理由:満足
とても満足いくカードローンだったので、満足を選択しました。これからはあまりカードローンは利用したくないのですが、万が一利用しなくてはいけないときには、同じカードローンを利用したいと思います。
アイフルは24時間365日申し込みが可能で、最短18分でお金を借りられる。Webでスムーズに審査を行っているだけでなく、オリコン顧客満足度の「ノンバンクカードローンの初めてのカードローンランキング・比較」で第1位に輝いた実績がある。
スマートフォンでいつでもどこでも申し込みを行えるだけでなく、借入や返済も行えるため、利便性に優れていることがわかる。
初めて利用する方は、最大30日間無利息期間が適用される。利用限度額内で何度でも借入可能なので、資金ニーズに対して柔軟に対応できるだろう。
アイフルはカードレス・郵送物なしで手続きを進めることが可能だ。また、原則として勤務先への電話確認を行っていないため、誰にも知られることなく利用できる。
アコム:使いやすく対応が親切
・なぜえらんだのか:融資までのスピード
・どのような目的で利用したのか:趣味・娯楽に関わる出費
・いくら借りたのか:120万円
・5段階評価とその理由:やや満足
やはり使いやすさが抜群であり、安定感も高いです。しっかりしているので信頼関係も築きやすく、パートナーとして最適です。
・なぜえらんだのか:融資までのスピード
・どのような目的で利用したのか:生活費の補填
・いくら借りたのか:20万円
・5段階評価とその理由:満足
お金が必要なときにスムーズに借り入れをすることができて、本当に助かりました。対応してくださるスタッフの方も終始丁寧に対応してくださったので、安心して利用することができました。
・なぜえらんだのか:無利息期間などの特典
・どのような目的で利用したのか:趣味・娯楽に関わる出費
・いくら借りたのか:20万円
・5段階評価とその理由:満足
平日の午前中に申し込みしてその日の夕方にはお金を借りることができたので、欲しいものを直ぐに手に入れることができました。審査後の契約を早く早く済ませればもっと早く現金を手に入れることができるなど、スピーディーな対応は満足に繋がります。
アコムはWeb上で24時間365日申し込みが可能で、最短20分でお金を借りられる。申し込みだけでなく、借入と返済もWeb上で行えるため、外出することなく一連の手続きを完結できる。
初めて利用する方は30日間の無利息期間が適用され、利息の負担を軽減できるメリットがある。利便性の高さだけでなく、利息負担を軽減するサービスが用意されている点が魅力だ。
原則として勤務先への在籍確認を実施しておらず、カードレス・郵送物なしで手続きを進められる。
プライバシーへ配慮してくれるため、カードローンの利用を人に知られたくない方でも安心だ。
なお、アコムではカードローンにショッピング機能が付帯した「ACマスターカード」を発行している。
ACマスターカードも最短即日発行に対応しているため、あわせて申し込みを検討するとよいだろう。
プロミス:最短3分で融資を受けられる
・なぜえらんだのか:融資までのスピード
・どのような目的で利用したのか:生活費の補填
・いくら借りたのか:15万円
・5段階評価とその理由:満足
電話オペレーターの方が丁寧に対応してもらえましたし、申し込みから実際の融資までの時間が早かったので好感が持てました。また無利息期間もあってその期間に完済ができたので、利息を支払うことなく完済できました。
・なぜえらんだのか:無利息期間などの特典
・どのような目的で利用したのか:趣味・娯楽に関わる出費
・いくら借りたのか:50万円
・5段階評価とその理由:やや満足
金利はやや高いですが、融資までのスピード感やSMBCのネームバリューが非常に魅力的です。サポート体制も整っているので、安心して借入することができます。
・なぜえらんだのか:審査の方法
・どのような目的で利用したのか:生活費の補填
・いくら借りたのか:50万円
・5段階評価とその理由:満足
困っていたときに即日融資をしていただけたり、審査もスムーズにいったので簡単なところが良かったです。また、他の会社様はわかりませんが、口座に記載される会社名もプロミスと分かりにくく設定できたりと配慮もよく、選んでよかったです。
プロミスも、24時間365日Webで申し込みが可能だ。適用金利の上限が17.8%となっており、他社の消費者金融と比較して低い。
できるだけ利息の負担を抑えたいと考えている方にとって、好相性である可能性が高い。
融資までのスピードは最短3分で、非常にスムーズだ。初めて利用する方は30日間の無利息期間が適用されるため、できるだけ早く完済を目指そう。
原則として勤務先への在籍確認の電話を行っておらず、一連の手続きがWebで完結する。
申し込みの際に「金融機関口座でかんたん本人確認」または「アプリでかんたん本人確認」を選択すると、本人確認書類の郵送なしで契約可能だ。
困ったことがあれば、マネーアドバイザーが疑問や不安をひとつひとつ解決してくれる。無理のない返済プランも提案してくれるため、頼れる存在といえるだろう。
楽天銀行スーパーローン:楽天会員と好相性
・なぜえらんだのか:金利
・どのような目的で利用したのか:生活費の補填
・いくら借りたのか:10万円
・5段階評価とその理由:満足
金利も低く、多くのサービスがついているのもいいですし、返済方法もかなり楽にできるのでいいかなと思います。
・なぜえらんだのか:金利
・どのような目的で利用したのか:生活費の補填
・いくら借りたのか:30万円
・5段階評価とその理由:満足
初めてのローンでポイントがもらえて金利もかなり安いので負担が少なかったです。融資も早かったので大満足です
・なぜえらんだのか:審査の方法
・どのような目的で利用したのか:趣味・娯楽に関わる出費
・いくら借りたのか:5万円
・5段階評価とその理由:満足
普段から楽天銀行のサービスを使っており、その親和性の高さがとても良いと感じさせてくれました。また銀行での利用歴が長かったことから、審査が有利になったような気がしたのもよかったです。
楽天銀行スーパーローンは、Webで申し込みが完結する銀行系カードローンだ。
楽天会員ランクに応じて審査が優遇される点が特徴で、日頃から楽天グループのサービスを利用している方と好相性だ。
店舗を構えていないネット銀行という特性もあり、低い金利でサービスを提供している。
Web上で借入できるだけでなく、セブン銀行やローソン銀行、イーネット銀行などの提携コンビニをATM手数料無料で利用できる点もうれしい。
契約後は、各種手続きや照会などのさまざまなサービスをパソコンやスマートフォンで行える。
残高や取引履歴などを24時間いつでも確認できるため、こまめにチェックすれば返済が遅れてしまうリスクを軽減できるだろう。
不定期で初回借入の際に金利を引き下げるキャンペーンや、楽天ポイントを付与するキャンペーンを行っている。
申し込みの際には、最新のキャンペーン情報を確認するとよいだろう。
三井住友銀行カードローン:メガバンクの安心感
・なぜえらんだのか:提供元の種類(消費者金融、銀行など)
・どのような目的で利用したのか:一時的な資金需要
・いくら借りたのか:30万円
・5段階評価とその理由:やや満足
大手の銀行系であり普段から利用していたためややこしいこともなく融資してもらえました。返済も終わり問題なく経過しております。
・なぜえらんだのか:金利
・どのような目的で利用したのか:趣味・娯楽に関わる出費
・いくら借りたのか:10万円
・5段階評価とその理由:満足
大手企業で信頼性が非常に高く、サポート体制もしっかりしていて安心して利用出来て特に不満はありません。
・なぜえらんだのか:金利
・どのような目的で利用したのか:趣味・娯楽に関わる出費
・いくら借りたのか:200万円
・5段階評価とその理由:やや満足
全般的に融資の審査基準もそこまで高くないので借りやすく、金利もそこまで高くないのがよかったと思います。
三井住友銀行カードローンは、24時間365日Webで申し込みが可能な銀行カードローンだ。
三井住友銀行で住宅ローンやマイカーローン、教育ローンなどを利用していると低金利の「SMBCライフローンプラス+」を利用できる。
カードレスで契約可能で、ATMへ足を運ぶことなく借入と返済ができる。
消費者金融カードローンよりも低金利なだけでなく、利便性も高い。都合に合わせて返済方法と返済日を選択できるため、多くの方にとって利用しやすいだろう。
全国の三井住友銀行と提携コンビニATMを手数料無料で利用できるため、余計なコストを負担せずに済む。
手数料は利用者にとって余計なコストとなるため、三井住友銀行とコンビニATMを有効活用しよう。
カードローンアプリを利用すると、契約中の「お借入残高」や「次回ご返済期日」を確認できる。
次回返済額を準備するときに役立ち、延滞を防げる効果が期待できるだろう。
カードローンは申し込みだけして取引しなくても問題なし
カードローンは、「とりあえず契約だけしておく」という利用方法も可能だ。
すぐにお金を借りる必要性に迫られているわけではなく、将来の資金ニーズに備えたい場合は契約だけ済ませておこう。
申し込みだけすることも可能
カードローンへ申し込んだあと、すぐに借り入れる必要はない。申し込んで契約したからといって、必ずお金を借りなければならないわけではない。
カードローンは、審査に通過するとそのときの審査結果に応じて借入可能額(限度額)が設定される。
多くのカードローンは入会金や年会費が無料なので、経済的なコストも発生しない。
契約後は必要なときに利用できるため、将来的に急な出費へ備える手段として有効だ。
状況や都合に合わせて柔軟に利用できる点は、カードローンのメリットといえるだろう。
申し込みだけしておくメリット
カードローンの申し込みだけ済ませておくと、緊急時にお金を用意したいとき、スムーズに対処できる。
当面の間はお金を借りる必要がなくても、突発的な事由が発生したとき、すぐにお金を用意できる環境を整えることは有意義だ。
具体的に活用できるシーンとして考えられるのは、以下のとおりだ。
生活面 | 医療費の急な支払い 家電の故障時の買替え 両親の介護費用 住居の修繕 冠婚葬祭の急な出費 災害直後の緊急資金 |
---|---|
仕事面 | 転職時の生活費 起業準備の資金 資格取得やセミナー受講の費用 |
事前に審査が完了していれば、申し込みの段階をスキップして必要なときにすぐ利用できるため、精神的な安心感を得られるだろう。
いざというときの選択肢があることで、気持ちの面でゆとりを得られる。
実際にお金を借りなければ金利負担が発生しないため、経済的に不利益を被ることもない。
カードローンはお金の使途が自由なので、さまざまな場面で有効活用できるだろう。
フリーランスや個人事業主など収入が不安定な方や、近い将来に貯蓄では賄えない出費(結婚費用や進学費用など)が予測される方は、事前に申し込みだけ済ませておくとよいだろう。
申し込みだけしておく時の注意点
カードローンの申し込みだけを行うときは、いくつかデメリットや注意点が存在する。
特に、信用情報機関に契約情報が登録され、他の借入審査に影響する可能性がある点には注意が必要だ。
「カードローンへの申し込み(契約)をしている」という事実は、「当面のお金に困っている」という印象を与えてしまうだろう。
実際にはお金を借りていなくても、申し込みしているだけで信用情報に影響する点は押さえておきたい。
また、「いつでもお金を借りられる状況」を作ることで、借金に対する心理的ハードルが下がってしまう可能性がある。
安易に借入を行うと、いつの間にか多額の借金を抱えてしまう事態になりかねず、家計管理がおろそかになる恐れが考えられるだろう。
さらに、初めて利用する方に対して無利息期間を設けているカードローンがあるが、起算日によってはサービスを最大限活用できない可能性がある。
たとえば、アイフルの無利息期間は「契約した日の翌日から30日間」となっているため、契約した日の翌日から30日間お金を借りないと、メリットを活かせずに終わってしまう。
お金を借りていなくても、発行されたローンカードを適切に保管・管理しなければならず、手間が発生する点もデメリットだ。カードを紛失すると悪用されてしまうリスクがあるため、管理は厳重に行わなければならない。
カードローンを同時に複数申し込みしたらどうなる?
カードローンは複数社と契約できる。審査の結果次第では、複数社に申し込んで複数のカードローンを利用することも可能だ。
以下で、カードローンを同時に複数申し込んだときの注意点を解説する。
複数に申し込みすること自体は可能
多くのカードローンは、申し込みに際して年齢や収入に関する要件を設けている。「複数のカードローンに申し込んではいけない」というルールはないため、同時に申し込むことが可能だ。
一社からの借入では希望額に届かない場合、複数のカードローンを利用する事態は有り得る。
この場合、適用金利や融資までのスピードなどの条件を確認し、優先順位をつけたうえで申し込むとよいだろう。
複数社に申し込む場合でも、闇雲に申し込むのではなく「いくら必要なのか」「いつまでに用意する必要があるのか」「本当に複数社からの借入が必要なのか」を検討しよう。
複数申し込みをおすすめはできない理由
複数のカードローンに申し込むことは可能だが、知っておくべきデメリットや注意点がある。
主なデメリットとして挙げられるのが、信用情報への悪影響だ。複数のカードローンへの申し込みをすると、その旨が信用情報機関に登録される。
複数社への申し込みをしていると「お金を借りられればどこでもよいのか」「相当お金に困っているのではないか」という印象を与えてしまう。
その結果、返済能力が疑問視されてしまうだろう。
また、複数社の審査に通過したら多重債務の状態に陥り、返済に関する管理が複雑になる。
各社ごとの返済スケジュールや返済額を把握しなければならず、必要に応じて口座からお金を移動させなければならない。
管理が複雑化すると延滞のリスクが高まってしまい、実際に延滞を起こすと、さらに信用情報を傷つけてしまう要因となる。
信用情報に傷が付いてしまうと「返済能力がない」「信用できない」という印象を与えてしまうため、金融サービスを利用する際にデメリットを被るだろう。
計画的に返済しないと、借入金額がどんどん肥大化してしまい、返済がままならない状況に陥るリスクも考えられる。
そのため、複数社への申し込みを検討している場合、慎重に判断するべきだ。
すでに契約がある場合は増額申請も検討しよう
借入希望額が大きい場合は、まずは一社と契約したうえで、増額申請をする方法がある。増額申請とは、既に契約しているカードローンの借入限度額を増やすことだ。
追加の審査を経て限度額を引き上げる手続きなので、着実に返済実績を積んでカードローン会社との信頼関係を構築すれば、増額申請に応じてもらえる可能性がある。
安定した収入がある方や返済実績が良好な方は、複数社で契約するよりも増額申請を検討するとよいだろう。
増額申請では改めて審査を受ける必要があるため、一定期間の取引実績があり、返済が遅延なく行われていることが利用の条件となるだろう。
安定した収入があり、「増額しても問題ない」と判断されなければならない。
多くの場合、増額申請はWebやアプリ、電話から行える。増額申請は新しくカードローンに申し込むよりも手続きが簡単で、場合によっては審査面での優位性がある。
複数の借入がある場合はおまとめローンも検討しよう
すでに複数の借入がある場合、おまとめローンの利用を検討するとよいだろう。おまとめローンとは、複数の借入を一本化できる商品だ。
カードローンだけでなくクレジットカードのリボ払いなどもまとめられるケースが多いので、必要に応じて利用を検討しよう。なお、多くのおまとめローンもWebで申し込みが可能だ。
一般的に、カードローンは借入額が多いほど適用金利が下がる。以下のように、複数の借り入れをひとつにまとめることで、低い金利が適用される可能性がある。
おまとめ前 | おまとめ後 |
---|---|
・カードローンA:借入50万円(年利18.0%) ・カードローンB:借入50万円(年利18.0%) ・リボ払い:30万円(年利18.0%) | おまとめローン:130万円(年利15.0%) |
金利が下がると支払う利息額が少なくなり、返済負担を軽減できる。現在の適用金利を確認し、より有利な条件で借りられるおまとめローンがあれば申し込みを検討するとよい。
返済負担を軽減するだけでなく、複数あった返済先を一本化することにより、管理が楽になる点もおまとめローンのメリットだ。
返済日を毎月1回に統一でき、おまとめ後の条件次第では毎月の返済額も軽減できる。
ただし、おまとめローンは新しくローン契約をすることになるため、審査に通過しなければ利用できない。
審査の結果次第ではおめとめができなかったり、希望の条件で契約できない可能性がある。
カードローンはWeb申し込み対応のサービスを選ぼう
生活費の補填をする際や一時的な資金需要に対応したいとき、カードローンは頼れる存在だ。
さまざまなカードローンがあるが、Webで申し込みを行えるサービスを利用するとよいだろう。
昨今のカードローンは、申し込みだけでなく借入や返済もWebやアプリで行えるサービスが増えている。
利便性が高まっており、平日の日中は忙しいという方でも、安心して利用できるだろう。
なお、今すぐにお金を借りなくとも、申し込みだけ済ませておくことも可能だ。
将来的にいつでもスムーズにお金を借りられる状況を作っておきたい場合、申し込みだけ済ませておくとよい。
こちらの記事で紹介した5社はWebで申し込みが完了するうえに、多くの利用者から好評を得ているカードローン会社だ。
安心して利用できるため、自分に合ったカードローンを探している方は申し込みを検討してみてほしい。