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消費者金融の上限限度額はいくら?決まり方や増額方法についても解説

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消費者金融では、カードローンの契約をする際に、融資の上限限度額が審査を経て決定される。

消費者金融の利用者や利用を検討している人にとって上限限度額の金額や決め方がどうなっているのか気になるところだろう。

また、追加で借入する予定が生じてしまい、契約時よりも限度額を増やしたい場合もあるだろう。

そこで、本記事では大手から中小まで11社の消費者金融の上限限度額について紹介する。

さらに、限度額の上限の決め方や増額方法についても解説する。

目次

大手消費者金融の上限限度額はいくら?

プロミスやアコムなどの大手消費者金融各社は、テレビCMやネット上の広告で頻繁に目にすることがあるだろう。

そのため、大手消費者金融は知名度や安心感を求める人にとっては申込しやすい会社となっている。

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カードローンプロミスアコムアイフルレイクSMBCモビット
借入限度額500万円まで800万円まで800万円まで500万円まで800万円まで
増額審査
収入証明書借入希望額が50万円以上で提出が必要借入希望額が50万円以上で提出が必要借入希望額が50万円以上で提出が必要借入希望額が50万円以上で提出が必要借入希望額が50万円以上で提出が必要
金利
(実質年率)
年4.5〜17.8%年3.0~18.0%年3.0~18.0%年4.5~18.0%年3.0~18.0%

上記は大手消費者金融のうち、プロミス・アコム・アイフル・レイク・SMBCモビットの、限度額上限・金利・総額審査の有無などをまとめた一覧表だ。

さらに、ここからは上記の表で紹介した消費者金融の限度額上限について紹介するとともに、各社の特徴について説明する。

プロミス

プロミスの借入限度額上限は500万円のため、大手消費者金融の中では少し低めの設定だ。

しかし、最大金利が17.8%と低めであることに注目してほしい。

さらに、初めての利用者は初回借入日の翌日から30日間の無利息期間が発生するのも嬉しいポイントだ。

契約後の限度額を増やしたい場合は、インターネット・アプリ・電話から手続きができる。

借入金額を50万円以上にしたい場合は収入証明書類が必要になるので、増額申請の際には準備しておくと良いだろう。

金利(実質年率)年4.5%~年17.8%
審査時間最短20分
融資速度最短3分
※状況によりご希望に​沿えない場合がございます。
無利息期間最大30日間(初回限定)
※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。
借入限度額1万円~500万円
収入証明書以下に該当する場合は収入証明書の提出が求められます。
・プロミスの利用限度額が50万円を超える場合
・プロミスと他社貸金業者の合計借入金額が100万円を超える場合
・前回プロミスに収入証明書を提出してから3年以上が経過している場合
WEB完結可能
申込条件満18歳以上74歳以下(高校生を除く)
担保・保証人不要

アコム

アコムの借入限度額上限は800万円で、大手消費者金融の中ではトップクラスだ。

金利は3.0~18.0%の設定で、利用者の借入限度額に応じて異なってくる。

借入金額が増えると金利が下がりやすくなる。

そのため、金利を抑えたい人は借入限度額を増やしてみると良いだろう。

アコムでは増額の審査も契約時の審査と同様に原則即日回答でとなっている。

また、審査は土日でも受けることができる。

増額審査の手続きは、インターネット・窓口・電話から可能だ。

増額の手続きは簡単に行えるインターネットからがおすすめだ。

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金利(実質年率)年3.0%~年18.0%
審査時間最短20分
※お申し込み時間や審査によりご希望に​沿えない場合がございます。
融資速度最短20分
※お申し込み時間や審査によりご希望に​沿えない場合がございます。
無利息期間30日間(初回限定)
借入限度額1万円~800万円
収入証明書以下のいずれかに該当するお客さまは収入証明書が必要
・当社のご契約が50万円を超えるお客さま
・他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さま
WEB完結一部可能
申込条件満20歳以上72歳までの定期的な収入がある方
担保・保証人不要

アイフル

アイフルの借入限度額上限も800万円で金利の設定も3.0~18.0%と、他の大手消費者金融と同様だ。

アイフルに限らず消費者金融の借入限度額は、利用者の年収や借入状況に応じて設定される。

特に、初回契約時は低めに設定されることがほとんどだ。

アイフルでは増額審査の場合、収入証明書の提出が求められる。

この書類はスマホアプリからの提出が可能なため、発送の手間は発生しない。

借入限度額を増やしたいが、書類発送準備の時間を取れないという人もいるだろう。

書類提出を簡単に済ませたいという人は、スマホから申込できるアイフルを利用することをおすすめする。

金利
(実質年率)
年3.0%~年18.0%
審査時間最短18分
※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
融資速度最短18分
※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
無利息期間30日間(初回限定)
借入限度額1万円~800万円
収入証明書以下のいずれかに該当するお客さまは収入証明書が必要
・当社のご契約が50万円を超えるお客さま
・他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さま
WEB完結一部可能
申込条件満20歳以上69歳までの定期的な収入がある方
担保・保証人不要

レイク

レイクは借入限度額上限が500万円で、大手消費者金融の中では少し低めだ。

金利は借入金額に応じて設定されるため、最低金利が4.5%と他社と比べると少し高い。

ただ、レイクは初めての利用者に限り、60日間の無利息期間を設定している。

レイクを初めて利用する場合は無利息期間を活用し、後から上限限度額を増やして金利を下げることを検討しても良さそうだ。

増額の手続きはインターネットの会員ページから簡単に行える。

バナー画像予定

金利(実質年率)年4.5%~年18.0%
審査時間最短15秒
融資速度WEBで最短25分融資も可能
(即日融資可能)
無利息期間・最大60日間(Web申込限定)
・最大180日間(5万円まで)
借入限度額1万円~500万円
収入証明書以下に該当する場合は、収入証明書の提出が求められます。
・レイクの借入可能額の総額が50万円を超える場合
・レイクの借入可能額と他社借入額の合計が100万円を超える場合
・前回レイクで収入証明書を提出してから3年以上が経過している場合
WEB完結可能
申込条件・満20歳~70歳の方
・安定した収入がある方
担保・保証人不要

SMBCモビット

SMBCモビットの借入限度額上限は、800万円で設定されている。

金利は3.0~18.0%で、他の消費者金融と同水準だ。

増額の申込はインターネット・アプリから簡単に行える。

結果もインターネット上でわかるため便利だ。

また、増額可能な場合は「限度額増額の申込」もしくは「増額審査を申込む」のボタンが表示される。

自分が増額可能かどうかは、会員専用ページやアプリから検証できるため、オペレーターに問い合わせる必要がない。

金利
(実質年率)
年3.0%~年18.0%
審査時間最短30分
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります
融資速度最短即日
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります
無利息期間なし
借入限度額1万円~800万円
収入証明書提出の場合あり
WEB完結可能
申込条件・20歳~74歳
・安定した収入がある方
担保・保証人不要

中小消費者金融の上限限度額はいくら?

大手消費者金融以外に、アロー・セントラル・フタバといった中小規模の消費者金融もある。

中小消費者金融は、大手消費者金融よりも馴染みが薄いかもしれない。

しかし、金融庁へ貸金業者として登録された正式な貸金業者なので、安心して欲しい。

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カードローンアローセントラルフタバダイレクトワンキャネットフクホー
借入限度額200万円まで300万円まで50万円まで300万円まで300万円まで200万円まで
増額審査
収入証明書提出が必要場合によって
必要
場合によって
必要
借入希望額が50万円以上で提出が必要借入希望額が50万円以上で提出が必要提出が必要
金利
(実質年率)
年15.0〜19.94%年4.8~18.0%年14.959~19.945%年4.9~18.0%年15.0~20.0%年7.3~20.0%

上記は、中小消費者金融のそれぞれの特徴をまとめた一覧表だ。

借入限度額だけを見ると、どうしても大手消費者金融よりも低くなってしまう。

しかし、中小消費者金融は大手にはない審査基準を設けている場合がある。

そのため、既に複数社から借入をしている人は注目してはいかがだろう。

ここからは、それぞれの特徴について詳しく解説する。

アロー

アローの借入上限限度額は、200万円で設定されている。

金利は15.0〜19.94%と大手消費者金融と比べると少々高めの印象だ。

アローでも増額審査を受け付けており、専用の申込フォームから手続きができる。

アローは、大手消費者金融で審査が通らなかった人でも通過しやすい。

借入や増額の審査に不安がある人は、アローを利用してみてはいかがだろう。

バナー画像予定

金利(実質年率)年15.00%~年19.94%
審査時間最短45分
※お申し込み時間や審査によりご希望に​沿えない場合がございます。
融資速度
無利息期間
借入限度額200万円
収入証明書必要
WEB完結一部可能
申込条件22歳以上70歳以下の方
※無職の専業主婦(夫)・年金収入のみの方はお申込できません。
担保・保証人原則不要

セントラル

セントラルの借入上限限度額は、300万円での設定だ。

金利は4.8~18.0%と大手消費者金融と同水準だ。

増額はインターネットの専用フォームから申込できる。

大手と比べると借入上限限度額は低いものの、サービスは劣っていないのがセントラルの長所だろう。

契約時の申込方法は、インターネット・来店・自動契約機・コンビニ・郵送から選択できる。

申込者の状況に応じて選択できるのが心強い。

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金利(実質年率)4.8%~18.0%
審査時間最短即日
融資速度最短即日
無利息期間契約日の翌日から30日間
借入限度額1万円~300万円
収入証明書必要になる可能性あり
WEB完結可能
申込条件20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する人
担保・保証人不要

フタバ

フタバの借入上限限度額は、50万円だ。上限限度額以内であれば、追加で増額申請もできる。

借入限度額の上限は他社と比べると低い。

しかし、審査は大手消費者金融に比べると、柔軟な対応だ。

また、創業から50年以上経つ老舗でもある。

そのため、中小規模とはいえ、安定感を求めたい人におすすめできる消費者金融だ。

バナー画像予定

金利(実質年率)年14.959%~年19.945%
審査時間最短30分
融資速度最短即日
無利息期間最大30日間
借入限度額1万円~50万円
WEB完結可能
申込条件20歳以上73歳以下の安定した収入がある方
担保・保証人不要

ダイレクトワン

ダイレクトワンの借入上限限度額は、300万円での設定だ。

金利は、4.9~18.0%と大手消費者金融と同水準だ。

ダイレクトワンは、中小規模とはいえスルガ銀行グループの消費者金融である。

そのため、安心感を求める人におすすめだ。

増額の申込もできるが、電話でのお問い合わせになるので注意して欲しい。

ダイレクトワンでは、初回借入日の翌日から55日間利息が無料になるサービスがある。

金利は一般的な設定で、上限限度額は中小消費者金融の中では高めの設定だ。

いずれ増額申請する予定であれば、ダイレクトワンを利用してみてはいかがだろう。

バーナー画像予定

金利(実質年率)年4.9%~年18.0%
審査時間最短30分
融資速度最短30分
無利息期間最大55日間
借入限度額1万円~300万円
収入証明書当社の極度額と他社のお借入れ総額が100万円を超える場合
当社の極度額が50万円を超える場合
WEB完結可能
申込条件20歳〜69歳までの安定した収入がある方
担保・保証人不要

キャネット

キャネットは、借入上限限度額が300万円である。

金利は15.0~20.0%で下限金利も高めの設定だ。

ただし、初めて利用する際の限度額は50万円までだ。

そのため、初回から50万円以上の借入を希望する場合には注意して欲しい。

取引実績に応じて、最高300万円までの増額が可能となる。

バナー画像予定

金利(実質年率)年1.6%~年14.8%
審査時間最短3~5営業日ほど
※申し込み内容、時間帯によっては時間がかかる場合がございます。​
融資速度
無利息期間
借入限度額10万円~1,000万円
収入証明書希望借入可能上限額が50万円を超える場合必須
WEB完結可能
申込条件満20歳以上64歳までの定期的な収入がある方
※上記の他、該当条件がございます。
担保・保証人不要

フクホー

フクホーでは、借入上限額が200万円だ。

初回の借入金額は50万円までとなっている。

そのため、新規で50万円以上の借入を予定している場合は注意が必要だ。

なお、増額は会員ページから申込できる。

金利は7.3~20.0%での設定だ。

特に、10万円までの借入の場合は、最高金利20.0%で適用される可能性があることを覚えておくと良いだろう。

バナー画像予定

金利(実質年率)年7.3%~年20.00%
審査時間最短30分
※お申し込み時間や審査によりご希望に​沿えない場合がございます。
融資速度
無利息期間
借入限度額最大200万円
収入証明書必要
WEB完結一部可能
申込条件20歳未満66歳以上の方
※当社基準を満たした場合となります。
担保・保証人原則不要

利用限度額の決まり方は?

消費者金融での利用限度額は審査を経て決まる。

規模の大小に関わらず、一般的に次のような点が審査対象だ。

  • 申込者の基本情報
  • 年収
  • 勤務先
  • 借入状況

特に、年収と他社を含む借入状況が重要だ。

申込者の返済能力を確認した上で、審査基準に従って利用限度額が決まる。

年収が高くても借入額が多ければ、利用限度額は少なくなる。

これは、総量規制の規定によるものであり、年収の3分の1を超える借入は禁止されている。

もちろん、他社での借入がなくても年収の3分の1以上の借入はできない。

つまり、申込者の年収だけでも利用限度額の目安がわかるのだ。

また、利用限度額を増やしたいために、年収や借入状況について虚偽の申告をすることは避けて欲しい。

審査時には信用情報機関に信用情報を照会する。

そのため、事実と異なる内容で申告すると、虚偽であることが判明してしまう。

消費者金融の審査がどのように行われるのか、詳しく知りたい人は以下の記事を参考にして欲しい。

事前に知ることで、安心して審査に望めるだろう。

消費者金融の審査について詳しくは知りたい方はこちら。

パート・アルバイト・学生の場合は限度額も低くなる?

消費者金融会社によっては、申込条件を満たしていれば、パート・アルバイト・学生でも利用が可能だ。

しかし、正規雇用ではない働き方の場合、利用限度額がどのように設定されるのか気になるだろう。

先述したように、利用限度額は、年収や借入状況を基に決定する割合が高い

これは、消費者金融に総量規制のルールが適用されるため、避けられないことだ。

一般的に、年収が少なくなりやすいパート・アルバイト・学生は、利用限度額も低く設定される傾向がある。

パート・アルバイト・学生が利用限度額を上げたい場合は、収入を上げる・借入額を減らすなどの対策を取る必要がある。

利用限度額を増額する方法

これまで説明してきたように、消費者金融では年収と借入額に応じて、利用限度額が決定する。

また、、利用する会社によって、初回は50万円以下のように少なめの金額で設定される場合もある。

利用限度額は、一度決まったら増えることはないのだろうか。

ほとんどの消費者金融では、取引状況に応じて増額審査を実施している。

増額審査を受ける際に注意して欲しい点がある。

注意点は次の3つだ。

  • 総量規制
  • 年収と借入状況
  • 信用情報

増額審査にも総量規制は適用される。

増額審査の段階で、借入限度額まで利用していると、それ以上の増額は不可能になってしまう。

万が一、借入状況が年収の3分の1に達しているのであれば、少しでも借入額を減らすことをおすすめする。

なお、複数社から借入している場合は次の点に注意して欲しい。

総量規制の適用は、増額審査を受ける消費者金融からの借入だけではない。

他社を含む、総量規制の対象になる全ての借入がカウントされる。

また、借入を減らすだけでなく、契約時よりも年収が上がっているケースがあるだろう。

その場合、利用限度額が上がる可能性は高い。

年収が上がっている場合は、収入証明書類を提出することで、増額審査には通りやすくなる。

さらに、大事な点は信用情報だ。

借入額と年収が総量規制に引っかからなくても、信用情報に問題があると増額審査に通らない可能性が出てくる。

延滞や滞納などの記録が残っていると、増額審査が通らなかったり希望する額で限度額を設定してもらえなかったりする。

期日に遅れず返済することで、利用限度額は増やしやすい。

増額を検討しているのであれば、見逃せないポイントだ。

消費者金融カードローンの増額の注意点

消費者金融では、増額の申込を随時受け付けている。

申込はインターネットなどから簡単に行える。

利用限度額を上げたい場合、気軽に申請できるのは大きなメリットだろう。

しかし、気軽に申請できるからこそ、カードローンの利用限度額を増額する際に注意する点がある。

ここからは注意点について詳しく解説する。

増額審査が必要になる

消費者金融で増額の申込は、インターネット・アプリ・電話などから簡単に行える。

会員ページに表示される増額申請のボタンをクリックするだけで行えたり、申込フォームに必要事項を入力したりするだけで、手続きが完了するケースが多い。

ただ、申込手続きができたからといって、そのまま希望の額で増額されるわけではない。

契約時と同様に消費者金融の審査基準に沿って、増額にも審査が行われることは覚えておいて欲しい。

再度在籍確認が必要になる

増額審査を受ける際に、再度在籍確認が行われる場合がある。

これは、消費者金融によって基準や対応が異なる。

特に、転職で勤務先に変更がある場合は行われやすい。

在籍確認の有無が気になる人は、増額審査の申込前に問い合わせてみてはいかがだろうか。

なお、初回の申込時には在籍確認が行われなくても、増額審査では在籍確認が必要になる可能性があることも覚えておくと良い。

収入証明書が必要になる

消費者金融では借入額が50万円以下の場合、収入証明書の提出が原則不要になることが多い。

しかし、増額に際して次のいずれかに当てはまる場合は、収入証明書の提出が求められる。

  • 借入額が1社で50万円以上
  • 複数社から借入があり総額が100万円以上

収入証明書と見なされるものは消費者金融によって異なる。

一般的に、次に挙げる書類のいずれかを用意できれば問題ない。

収入証明書
  • 源泉徴収票
  • 確定申告書
  • 課税証明書
  • 納税通知書
  • 給与明細書

書類の提出を求められる事態に備えて、あらかじめ用意しておくと審査がスムーズに進む。

希望通りの限度額になるとは限らない

審査に通ったものの、希望の限度額を設定してもらえるとは限らない。

消費者金融では、限度額を希望額よりも低めに設定するケースがある。

利用者の返済状況や収入と借入額のバランスを見て、返済の負担が大きくなりそうだと判断すると、限度額が低くなる傾向が強い。

増額審査は消費者金融によって基準が異なっており、審査内容は公表していない。

また、設定された限度額について問い合わせても、明確な回答が得られないことがほとんどだ。

利用限度額と金利の関係は?

消費者金融を利用する際に気になるのが金利だろう。

大手では、多少の違いがあるものの、一般的に18%で設定しているところがほとんどだ。

金利は借入金額に応じて適用される。

しかし、消費者金融で自由に金利を設定して良いわけではない。

利息制限法で定められている上限金利を超えてはならない。

大手消費者金融の上限金利と下限金利の目安は、次の通りだ。

  • 上限金利
    • 年17.8〜18.0%
  • 下限金利
    • 年3.0〜4.5%

多くの消費者金融では、初回契約時の金利や貸付額が10万円以下の場合は、上限金利が適用されることが多い。

消費者金融の金利は、一般的に貸付額が高くなれば上限金利は低くなる。

  • 10万円未満
    • 年20%(上限金利)
  • 10万円以上 100万円未満
    • 年18%(上限金利)
  • 100万円以上
    • 年15%(上限金利)

利用限度額が増えると金利を抑えられる。

金利が気になる人は、利用限度額を上げることを検討して欲しい。

消費者金融の限度額は総量規制にも注意が必要

消費者金融の利用においては、貸金業法で定められた総量規制が適用される。

総量規制は、利用者が返済ができなくなるほどの借入や、消費者金融側からの過剰な貸付を防ぐ目的で定められた。

消費者金融での限度額決定には、総量規制が大きく関わってくる。

そこで、ここからは総量規制について説明する。

総量規制とは年収の3分の1までしか借入ができない決まり

総量規制は、年収の3分の1までしか借入ができない決まりのことだ。

たとえば、年収300万円であれば、借入金額は100万円までとなる。

利用者が100万円以上の借入を希望していても、総量規制があるため、年収の3分の1を超える希望額での契約はできない。

総量規制は、利用者が計画的に返済でき、返済期間内に正常に完済することを目的としている。

なお、総量規制が適用されるのは、貸金業者が対象だ。

消費者金融は貸金業者に該当する。

他社借入と合わせて年収の3分の1までとなる

総量規制は、消費者金融1社のみに適用されるわけではない。

複数社で利用がある場合は、全ての借入先での借入額が総量規制の対象になる。

年収600万円の人が3社から既に借入している場合は、次のような計算になる。

総量規制:トータル200万円までの借入が可能

  • A社
    • 100万円
  • B社
    • 60万円
  • C社
    • 40万円

複数社からの借入があり利用限度額の増額を希望している人は、総量規制がどのように適用されるかについて、十分気をつけて欲しい。

消費者金融の限度額について知りたいなら

利用限度額の増額は、簡単に申込ができる。

利用者にとっては、追加で融資が必要になった場合、申請しやすい状況が整っていることは心強いだろう。

しかし、利用限度額には審査が必須であることは覚えておいて欲しい。

審査基準は利用する消費者金融によって異なる。

ただ、審査で重要視されるポイントはほぼ共通で、増額審査に向けての準備はしやすい。

利用限度額の見直しを検討している人は、本記事を参考にして増額の申込を行ってみて欲しい。

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