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分割払いの手数料が安いクレジットカード4選! 仕組みや注意点も解説

この記事で解決できるお悩み
  • クレジットカードの分割払いの仕組みがわからない
  • 分割払いの手数料を安くする方法を知りたい
  • 分割払いの手数料が安いクレジットカードを知りたい

クレジットカードでは、一括払いのほかに2回以上に分けて支払う分割払いを選べる。

支払いタイミングを選んで支出を調整しやすい反面、注意しておかないと多額の手数料が発生する恐れがある。

本記事では、クレジットカードの分割払いとかしこく付き合うための注意点や分割払い手数料を安くする方法を紹介する。

分割払いの手数料が安いクレジットカードも紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてほしい。

目次

クレジットカードの分割払いは手数料に注意

クレジットカードの分割払いは手数料に注意 クレジットカードナビ

2回以上に分けて支払う分割払いのメリットや注意点を、把握していない方もいるだろう。

ここでは、分割払いのメリットや注意点を解説する。

分割払いとは?

分割払いとは、購入した商品やサービスの支払いを2回以上に分けて行う方法だ。

一般的に2回払いは手数料が不要だが、3回払い以上になると分割回数に応じた手数料が発生する。

分割払いのメリット

分割払いのメリットは以下の通りだ。

分割払いのメリット
  • 1回あたりの支払い額を抑えられる
  • 支出をコントロールしやすくなる
  • 国内利用でもショッピング補償が付帯するケースがある

分割払いは利用額を指定した回数に分けるため、1回あたりの支払い額を抑えられる。

たとえば、10万円の物を購入する際に5回払いを選択すると、1回あたりの支払い額は2万円に手数料を加えた金額だ。

また、分割回数を調節することで、月々の支出をコントロールしやすい。

10万円の物を購入した際、「一括で10万円は厳しいが、月々2万円なら大丈夫」というのであれば、5回払いを選択することで問題なく支払える。

さらに、分割払いを選択すると、国内利用でもショッピング補償が付く保険もある。

ショッピング補償とは、クレジットカードで決済した商品が壊れたり、盗まれたりした際に、一定期間内のみ保険金が支払われる保険だ。

年会費無料のカードでも海外のショッピング補償が付帯されている場合はあるが、国内利用となると限られる。

そのため、分割払いにすることで国内のショッピング補償が付くのは、大きなメリットだろう。

このように分割払いにはさまざまなメリットがある。上手に活用し、日々のショッピングに役立ててほしい。

分割払いの注意点

便利なクレジットカード払いのデメリットは以下の通りだ。

分割払いのデメリット
  • 分割払いの回数に応じて手数料がかかる
  • 使いすぎる可能性がある

分割払いを選択すると、支払い回数に応じて手数料が発生する。

10万円のショッピングで楽天カードの分割払いを選択する場合、支払い回数に応じた手数料の金額は以下の通りだ。

分割回数分割手数料支払い総額
3回2,040円102,040円
5回3,400円103,400円
10回6,800円106,800円
15回10,200円110,200円
20回13,600円113,600円
出典:楽天カード株式会社「分割払い返済シミュレーション」

また、分割払いにすると口座から出ていく金額が少ない分、余裕があるように感じてしまう。

その結果、使いすぎてしまい、支払いが苦しくなって延滞する恐れがある。

延滞が続くと信用情報に記録され、クレジットカードやローンの審査を通過しにくくなる。

便利さに甘えすぎると後で苦しむことになるので、分割払いは計画的に利用しよう。

クレジットカードの分割払い手数料を安くする方法

クレジットカードの分割払い手数料を安くする方法 クレジットカードナビ

分割払いの手数料を安くする方法があるのをご存知だろうか。

不要な手数料を削減することで、自由に使えるお金を増やせる。

家計管理を楽にするためにも、ぜひ今から紹介する方法を知っておいてほしい。

手数料を安くする方法は以下の通りだ。

  • 分割回数を少なくする
  • 余力がある時に繰り上げ返済する
  • 手数料率の低いクレジットカードを選ぶ

それぞれ解説しよう。

分割回数を少なくする

分割払いの手数料を少なくする方法の一つ目は、「分割回数を少なくする」だ。

先ほどのシミュレーションから、分割回数が多くなればなるほど手数料が高くなっていったことがわかるだろう。

つまり、分割回数を少なくすれば、手数料は安くなるのだ。

10万円の決済に20回払いを利用すると、手数料だけで13,00円以上かかってしまう。

お金が足りなくて分割払いにしたにもかかわらず、追加で手数料を支払っていると今後の生活が苦しくなる一方だ。

分割回数はなるべく少ない回数を選択するようにしよう。

なお、緊急で必要になった医療費のような突発的な費用以外には、手数料のかかる3回以上の分割払いを利用するのは避けたい。

余力がある時に繰り上げ返済する

分割払いの手数料を少なくする方法の二つ目は、「余力がある時に繰り上げ返済する」だ。

繰り上げ返済とは、利用残高を期限が到達する前に支払うことを指す。

繰り上げ返済することで、今後発生する予定だった手数料を削減できる。

JCBは、カード発行会社への振込もしくは支払い日に増額しての返済の2種類の方法で繰り上げ返済できる。

各カード会社ごとに対応は違うため、繰り上げ返済を希望する際はチェックしておこう。

振込先の確認に電話が必要なケースもある。

手数料率の低いクレジットカードを選ぶ

分割払いの手数料を少なくする方法の一つ目は、「手数料率の低いクレジットカードを選ぶ」だ。

分割払いの手数料率は、クレジットカード会社ごとに違う。

分割払いの手数料を安くしたいなら、それぞれのクレジットカード会社ごとの料率を把握しておく必要がある。

ただ、「自分でそれぞれのカード会社ごとの料率を調べるのは面倒」という方も多いだろう。

そのような方に向けて、クレジットカード会社ごとの手数料率を調べてまとめている。

スクロールできます
クレジットカード名3回5回10回12回20回24回36回
イオンカードセレクト10.05%11.13%12.04%12.19%12.4%12.42%12.34%
ビューカード12.0%12.0%12.0%15.0%15.0%15.0%
楽天カード12.25%13.50%14.50%14.75%15.0%15.0%15.0%
出典:イオンカード「分割払いのご案内」
出典:株式会社ビューカード「ビューカードで分割払いはできますか?また、手数料はかかりますか?」
出典:楽天カード株式会社「分割払い」
出典:三井住友カード株式会社「分割払い」

ほとんどのタイミングで手数料が最安のイオンカードセレクトが、分割払いをするならおすすめだ。

3回以上の分割払いを利用する可能性があるなら、ポイント還元や特典のほか、手数料率も確認しておくべきだろう。

分割払いの手数料が安いクレジットカード4選

分割払いの手数料が安いクレジットカード4選 クレジットカードナビ

分割払いの手数料が安いクレジットカードは以下の通りだ。

分割払いの手数料が安いクレジットカード
  • イオンカードセレクト
  • ビューカード
  • 楽天カード
  • 三井住友カード(NL)

それぞれの特徴を解説していこう。

イオンカードセレクト

イオンカードセレクトは、WAON機能とキャッシュカード機能が一体となったクレジットカードだ。

分割払いを利用する可能性がある人に最もおすすめである。

なぜなら、先ほどの表でも紹介したように、大半の分割回数で手数料最安値を誇っているからだ。イオンカードセレクトの魅力はほかにもある。

イオンカードセレクトのメリットは以下の通りだ。

イオンカードセレクトのメリット
  • イオングループ対象店舗でポイントが2倍
  • お客様感謝デーで5%オフ
  • 利用実績に応じてゴールドカードの招待が届く

イオングループの対象店舗でイオンカードセレクトを使用すると、ポイント還元率はいつでも2倍になる。

通常時が0.5%還元なので、イオングループでは1.0%になる。

対象店舗は以下の通りだ。

  • イオン
  • イオンスタイル
  • イオンモール
  • ダイエー
  • マックスバリュ など

また、20日と30日の「お客様感謝デー」では、会計時にイオンカードセレクトを見せると料金が5%オフになる。

食料品のほか、トイレットペーパーや洗剤などの日用品も割引対象なので、生活費の削減に大きく貢献してくれる。

そして、イオンカードセレクトは、年間の利用額が100万円(税込)を超えるとゴールドカードのインビテーションが届く。

インビテーションから作成すると、年会費永年無料でゴールドカードを使用できる。

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ビューカード

ビューカード クレジットカードナビ

ビューカードはJR東日本での利用に特化したクレジットカードだ。

イオンカードセレクトに次いで、分割払い手数料が安い。

3回〜10回までは12.0%、11回〜24回目までは15.0%の手数料が発生する。つまり、10分割にする場合は、ビューカードが最も手数料を抑えられる。

ただ、11回以降は一律15.0%になるため、イオンカードセレクトの方が安い。

ビューカードは、今回紹介するカードでは唯一、524円(税込)の年会費がかかる。ただ、JR東日本を利用する人にとって、非常に魅力的なカードだ。

なぜなら、ビューカードを登録したモバイルSuicaで還元率が大幅にアップするからだ。

付与率は以下の通りである。

えきねっとJRのきっぷを予約
(予約時決済)
付与率
モバイルSuicaグリーン券を購入3%
おトクなきっぷを購入3%
定期券を購入3%
オートチャージ・チャージ1.5%
Suicaオートチャージ1.5%
出典:東日本旅客鉄道株式会社「ビューカード」

また、JR東日本グループのホテルやレンタカー、バスなどを会員限定の価格やプランで利用できる。対象サービスは以下の通りだ。

ジャンル対象サービス
ホテルJR東日本ホテルズ・東急ホテル・ロッテアライリゾート・ブリーズベイホテルグループなど
レジャー施設GALA湯沢スキー場・JEXER・タイムズ スパ・レスタ・横浜天然温泉 SPA EASなど
レンタカー・バス駅レンタカー・ジェイアールバス関東など
ショッピングnosh・ビックカメラ・ロッテ免税店銀座など
ライフサポートおそうじ本舗・instabase(インスタベース)など
出典:東日本旅客鉄道株式会社「ビューカード会員限定特典」

関東圏に住んでいる方なら、ビューカードから多くの恩恵を受けられるだろう。

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楽天カード

楽天カード クレジットカードナビ

楽天カードは今回紹介するクレジットカードの中では、最も分割払い手数料が高い。

ただ、そのほかのメリットが多いため、1枚は作成しておきたいクレジットカードだ。

特に楽天市場や楽天証券、楽天モバイルなどの楽天グループサービスを利用するなら、必須と言えるだろう。

なぜなら、クレジットカードを持っているとSPU(スーパーポイントアッププログラム)がアップし、グループ内のサービス利用時の還元率が良くなるからだ。

サービスごとのSPUの達成条件は以下の通りだ。

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対象サービス倍率達成条件
楽天モバイル+4倍楽天最強プラン契約
楽天モバイル決済+2倍月に2,000円以上の料金を支払い
Rakuten Turbo/
楽天ひかり
+2倍Rakuten Turboまたは楽天ひかりの契約
楽天カード通常分+1倍楽天カード(種類問わず)を利用して楽天市場で買い物
楽天カード特典分+1倍楽天カード(種類問わず)を利用して楽天市場で買い物
楽天銀行+楽天カード最大+0.5倍
楽天証券 投資信託+0.5倍当月合計30,000円以上のポイント投資
(※)1ポイント以上を利用したポイント投資が対象
楽天証券 米国株式+0.5倍当月合計30,000円以上のポイント投資(米国株式円貨決済)
楽天ウォレット+0.5倍暗号資産現物取引で月に合計30,000円以上購入(ポイント交換含む)
楽天トラベル+1倍対象サービスを月1回5,000円以上予約し、対象期間の利用
楽天ブックス+0.5倍月1回1注文3,000円以上買い物
楽天Kobo+0.5倍電子書籍を月1回1注文3,000円以上買い物
Rakuten Pasha+0.5倍クーポンで当月に300ポイント以上獲得し、「きょうのレシートキャンペーン」にて審査通過レシート10枚以上達成
Rakuten  Fashionアプリ+0.5倍Rakuten  FashionアプリでRakuten  Fashion商品を月1回1注文5,000円以上買い物
楽天ビューティー+0.5倍月1回3,000円以上利用(※)クーポン割引後の税込金額
出典:楽天カード株式会社「SPU(スーパーポイントアッププログラム)

すべてのサービスを活用すると15%以上も目指せる。

定期的に開催されている楽天スーパーセールやお買い物マラソンを組み合わせると、購入金額の4分の1以上がポイントとして還元されることもあるだろう。

また、楽天証券で楽天カード入金を選択肢、投資信託を積立購入すると0.5%が還元される。

投資しながらポイントを貯められるうえに、貯まったポイントで好きな株や投資信託を購入することもできる。

効果的に資産形成を進めたいなら、積極的に活用すべきだろう。

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三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL)クレジットカードナビ

三井住友カード(NL)は、ポイントアップ特典や投資信託の積立購入によるポイント還元などのメリットがあるため、作成しておきたいカードだ。

三井住友カード(NL)は、対象のコンビニ・飲食店でポイント還元率が最大7%になる。

対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済をした場合に限定されるが、最大7%のポイントが還元されるのだ。対象のコンビニ・飲食店は以下の通りである。

店舗形態対象店舗
対象のコンビニセイコーマート・セブン‐イレブン・ポプラ・ミニストップ・ローソンなど
対象の飲食店マクドナルド・モスバーガー・サイゼリヤ・ガスト・バーミヤン・しゃぶ葉・ジョナサン・ドトールコーヒーショップ・エクセルシオール カフェなど
出典:三井住友カード株式会社「対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元!」

対象のコンビニ・飲食店を利用する機会が多い人は、三井住友カード(NL)のスマホのタッチ決済を活用できるようにしておこう。

また、SBI証券でNISA口座を開設している方にとって、三井住友カード(NL)は必須のクレジットカードだ。

三井住友カード(NL)で積立購入を行うと、投資金額の0.5%が付与されるからだ。

1ヵ月に3万円ずつ積み立てている場合、1ヵ月に150ポイントが付与され、年間で1,800ポイントを受け取れる。

さらに、無料で好きな保険に加入できるのもメリットだ。

通常、最高2,000万円の海外旅行傷害保険が利用付帯されているが、そのほかの保険に変更することができる。

取り扱っている保険は以下の通りだ。

  • ゴルフ安心プラン(ゴルファー保険)
  • 弁護士安心プラン(弁護士保険)
  • スマホ安心プラン(動産総合保険)
  • 日常生活安心プラン(個人賠償責任保険)
  • ケガ安心プラン(入院保険(交通事故限定))
  • 持ち物安心プラン(携行品損害保険)

この中からご自身のライフスタイルに合った保険を選択しよう。

別の保険に変更した場合、海外旅行傷害保険は付帯しないことに注意が必要だ。

※対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)。※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。

手数料率の低いクレジットカードを選んで分割払いを有効に活用しよう

手数料率の低いクレジットカードを選んで分割払いを有効に活用しよう クレジットカードナビ

クレジットカードの分割払いは、1回あたりの支払い額を抑えられたり、支出をコントロールしやすくなったりする一方で、利用方法を誤ると家計が一気に苦しくなる可能性がある。

手数料が高額になりやすく、元本以上の金額を支払うケースが出てくるからだ。

手数料が膨らむことを防ぐためには、分割回数の削減や繰り上げ返済、手数料率の低いクレジットカードの選択などが挙げられる。

手数料率の低いクレジットカードは以下の通りだ。

分割払いの手数料が安いクレジットカード
  • イオンカードセレクト
  • ビューカード
  • 楽天カード
  • 三井住友カード(NL)

これらのカードは分割手数料が安いうえ、そのほかにもさまざまなメリットがある。

クレジットカードの中には費用(年会費など)がかかるものもあるが、分割払いと上手に付き合うためにも、自分と相性の良いクレジットカードを作成してみてはどうだろうか。

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