法人向けETCカードのおすすめ10選|年会費無料・高還元・複数枚発行できるカードと審査・割引特典を比較

本記事はプロモーションを含みます

法人向けETCカードには複数の種類がありますが、法人カード付帯のETCカードは、幅広い法人・個人事業主が検討しやすい選択肢です。

年会費無料のカードや複数枚発行に対応するカードがあり、ポイントプログラムやETCマイレージを利用できるカードもあるため、経費管理の選択肢を広げやすくなります。

この記事では、おすすめの法人カード付帯ETCカード10選を厳選し、申込条件や必要書類、割引制度の活用方法まで、公式情報に基づいて解説します。

自社に合う法人ETCカードを見つけ、高速道路利用や経費管理の効率化に役立てましょう。

目次
この記事の監修者
クレジット S 編集長 / FP

国内メガバンク出身/AFP認定者。金融知識と10枚以上のカード活用実績を元に、忖度のない情報を発信中。

【結論】法人ETCカードは法人カード付帯型が有力な選択肢

法人向けETCカードには3つの種類があり、それぞれ申込条件・費用・割引制度が異なります。

結論から言えば、法人カード付帯型は幅広い法人・個人事業主が検討しやすい選択肢です。

法人ETCカードは大きく分けて3種類

法人向けETCカードは発行元と仕組みによって、大きく3つに分類されます。

①法人クレジットカード付帯型

一般的な法人クレジットカードに追加発行するETCカードです。

カード会社が発行し、通行料金はクレジットカードの利用額として請求されます。

②協同組合の法人ETCカード(後払い型)

協同組合が発行する後払い式のETCカードです。

組合に加入し、組合所定の出資金・保証金などを求められる場合があります。

③ETCコーポレートカード

NEXCO東日本・中日本・西日本などが発行する、大口利用者向けのETCカードです。

大口・多頻度割引の対象となり、利用状況に応じて高速道路料金を抑えられます。

種類法人カード
付帯型
協同組合型コーポレート
発行元カード会社協同組合NEXCO等
申込条件あり組合所定あり
費用無料〜組合所定費用申込先による
複数枚発行
ETCマイレージ×
車両制限なしなし車両固定

法人カード付帯型が選ばれる5つの理由

法人カード付帯型が検討されやすい理由は、柔軟性と費用面のバランスにあります。

1. 年会費無料のカードがある

法人カード付帯型には、本カード・ETCカードともに年会費無料で持てるカードがあります。

初期費用を抑えながら、利用を始めやすいのが特徴です。

2. カードによっては複数枚発行に対応

法人カードの種類によっては、追加カードやETCカードを複数枚発行できます。

車両台数が多い場合でも、発行可能枚数の範囲内で複数の車両に対応しやすくなります。

用途に応じてカードを分けることで、管理の手間を抑えやすくなります。

3. ポイントプログラムを活用できる

ETC利用額に応じて、クレジットカード側のポイントが貯まるカードがあります。

還元率1%のカードなら、年間100万円の利用で1万円相当のポイントを見込めます。

4. ETCマイレージも利用可能

法人カード付帯型のETCカードは、ETCマイレージサービスに登録できるカードがあります。

対象道路事業者の条件を満たせば、カードのポイントプログラムとあわせて活用できる場合があります。

5. 経費管理が一元化できる

ETC・交通費・事務用品など、1枚のカードに利用をまとめやすいのも法人カード付帯型の特徴です。

オンライン明細や会計ソフト連携に対応するカードもあり、経理処理の効率化に役立ちます。

協同組合型・コーポレートが向いている企業

法人カード付帯型が検討しやすい選択肢ではあるものの、一部の企業には他の選択肢が適している場合もあります。

協同組合の法人ETCカードが向いているケース

  • クレジットカードの審査に不安がある
  • 比較的早くETCカードを用意したい
  • 開業直後で信用実績が少ない

ただし、組合所定の出資金や保証金などが必要になる場合があります。

また、クレジットカードのポイントプログラムは使えないため、長期的な使い勝手は法人カード付帯型と比較して確認が必要です。

ETCコーポレートカードが向いているケース

  • 車両1台あたり月額5,000円超の高速道路利用がある
  • 車両が固定されており、カードの使い回しが不要
  • 大口・多頻度割引(最大50%)を活用したい

ETCコーポレートカードは、車両単位割引と契約単位割引を組み合わせた大口・多頻度割引が適用されます。

ただし、ETCマイレージサービスには登録できず、カードごとに車両番号が固定される制約があります。

まとめ

法人カード
付帯型
協同組合型コーポレート
検討しやすい法人幅広い法人・
個人事業主
クレジット審査に
不安がある場合
車両ごとの
利用が多い法人
デメリット審査がある組合所定費用
ポイントなし
車両固定
マイレージ不可

まずは法人カード付帯型を軸に検討し、自社の利用状況に応じて他の選択肢も比較するのが現実的です。

おすすめの法人ETCカード10選

法人カード付帯型のETCカードは、カード会社によって年会費・ポイントプログラム・発行条件が異なります。

ここでは、目的別におすすめの法人ETCカード10選を紹介します。

ポイントプログラムで選ぶおすすめの法人ETCカード3選

ETC利用額が多い企業には、カード側のポイントプログラムを確認して選ぶ方法があります。

貯まったポイントは経費削減に役立てやすくなります。

スクロールできます
法人ETCカードセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスJCB CARD Bizアメックス・ビジネス・ゴールド
本カード年会費
(税込)
初年度無料
2年目以降33,000円
1,375円
初年度無料
49,500円
ポイント永久不滅ポイント
SAISON MILE CLUB登録でJALマイル加算
200円=1ポイント100円=1ポイント
特徴追加カード最大9枚個人事業主向けETC最大20枚

1. セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード

本カード年会費初年度無料
2年目以降33,000円(税込)
ETCカード年会費無料
ポイント永久不滅ポイント
SAISON MILE CLUB登録でJALマイル加算
発行枚数上限ETC最大5枚
追加カード最大9枚
ETCマイレージ登録可能

初年度無料で、ビジネス向けの付帯サービスが充実した1枚です。

SAISON MILE CLUBに登録すると、ショッピング1,000円ごとにJALのマイルが10マイル貯まります。

追加カードは最大9枚まで発行でき、ETCカードも活用しやすい構成です。

初年度年会費無料
\ 最短3営業日で発行できる/

2. JCB CARD Biz

本カード年会費1,375円(税込)
初年度無料
ETCカード年会費無料(ETCスルーカードN)
ポイント200円=1ポイント
発行枚数上限ETCカードは1枚
ETCマイレージ登録可能

個人事業主・フリーランス向けの法人カードで、事業用の支払いをまとめやすい1枚です。

カード利用200円ごとにポイントが付与されます。

ETCカードは1枚ですが、本人確認書類中心で申し込みやすい案内となっています。

3. アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード

本カード年会費49,500円(税込)
ETCカード年会費無料
ポイント100円=1ポイント
発行枚数上限ETC最大20枚
ETCマイレージ登録可能

ビジネスサポートが充実した法人カードです。

メンバーシップ・リワードの対象で、100円につき1ポイントが貯まります。

基本カード会員は最大20枚までETCカードを発行でき、車両台数が多い企業でも選択肢に入りやすいでしょう。

年会費無料で選ぶおすすめの法人ETCカード3選

コストを抑えて法人ETCカードを導入したい企業には、年会費無料のカードがおすすめです。

スクロールできます
法人ETCカード三井住友
ビジネスオーナーズ
セゾンコバルト・
ビジネス・アメックス
JCB Biz ONE
本カード年会費無料無料無料
ETC年会費条件付き無料無料無料
ポイント0.50%通常0.5%
特定サービス2.0%相当
ポイント常に2倍
発行枚数追加カード最大18枚追加カード最大9枚ETCカードは1枚

1. 三井住友カード ビジネスオーナーズ

本カード年会費永年無料
ETCカード年会費初年度無料
前年度にETC利用がない場合550円(税込)
ポイント0.5%
発行枚数上限追加カード最大18枚
ETCはカード1枚につき1枚
ETCマイレージ登録可能

本カード年会費が永年無料で利用できる法人カードです。

ETCカードは初年度無料で、前年度にETC利用があれば翌年度も無料で利用できます。

個人事業主や設立間もない法人も検討しやすいカードとして案内されています。

2. セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード

本カード年会費永年無料
ETCカード年会費永年無料
ポイント通常0.5%
特定サービス2.0%相当
発行枚数上限追加カード最大9枚
ETCマイレージ登録可能

本カード・ETCカードともに年会費無料で利用できるビジネスカードです。

特定のビジネス関連サービスではポイントが通常の4倍となり、2.0%相当で貯められます。

決算書や登記簿謄本が不要の案内となっており、個人事業主やスタートアップでも申し込みやすいカードです。

3. JCB Biz ONE

本カード年会費一般 永年無料
ETCカード年会費無料
ポイントポイント常に2倍
発行枚数上限ETCカードは1枚
ETCマイレージ登録可能

年会費無料の個人事業主向けカードです。

ETCカードも無料で発行でき、ポイントは常に2倍です。

法人確認書類不要で申し込める案内があり、ETCマイレージサービスにも登録できます。

複数枚発行できるおすすめの法人ETCカード3選

車両台数が多い企業には、ETCカードを複数枚発行できるカードがおすすめです。

スクロールできます
法人ETCカードJCB法人カード三井住友ビジネスカードJCBゴールド法人カード
本カード年会費
(税込)
1,375円1,375円11,000円
ETC発行枚数制限なし複数枚可能制限なし
管理機能E-Co明細明細データ連携E-Co明細

1. JCB法人カード

本カード年会費1,375円(税込)
オンライン入会で初年度無料
ETCカード年会費無料
ポイントプログラムあり
発行枚数上限制限なし
ETCマイレージ登録可能

法人カード1枚につき、ETCカードを複数枚発行できるカードです。

JCB E-Co明細サービスで、車両ごとの利用日・利用金額・経路などをオンラインで確認できます。

2. 三井住友ビジネスカード

本カード年会費1,375円(税込)
使用者2名から1名につき440円(税込)
ETCカード年会費無料
ポイントプログラムあり
発行枚数上限複数枚可能
ETCマイレージ登録可能

法人向けの本格的なビジネスカードで、会社一括決済方式ではETCカードを複数枚発行できます。

また、経費精算システムへの利用明細データ連携が可能です。

決済口座は法人口座に対応しています。

3. JCBゴールド法人カード

本カード年会費11,000円(税込)
ETCカード年会費無料
ポイントプログラムあり
発行枚数上限制限なし
ETCマイレージ登録可能

一般カードより付帯サービスが厚く、ETCカードも複数枚発行できる法人カードです。

利用明細の管理機能と、ゴールド帯の付帯サービスを両立したい法人に向いています。

ガソリン代の管理で選ぶおすすめの法人ETCカード

ETC利用だけでなく、車両ごとの給油管理もまとめたい企業には、燃料系カードを組み合わせる方法があります。

出光Bizカード プラス

本カード年会費無料
ETCカード年会費550円(税込)
ガソリン関連発行SSとの契約価格
発行枚数上限1枚のBizカードにつきETC1枚
ETCマイレージ登録可能

発行SSで取り決めた契約価格で給油できるため、車両ごとの燃料費とETC利用をまとめて管理しやすいカードです。

営業車両を複数管理する企業では、交通費と給油費の整理に向いています。

法人カード付帯ETCカードの審査と必要書類

法人カード付帯型のETCカードを発行するには、まず法人クレジットカードの審査が必要です。

ここでは、申込時に見られやすいポイント必要書類審査に通らなかった場合の考え方を解説します。

法人カードの審査で見られやすいポイント

法人カード付帯型のETCカードを発行するには、まず法人クレジットカードの審査に通過する必要があります。

審査の見られ方はカード会社によって異なり、公開範囲も限定的ですが、一般的には以下のような点が確認されます。

代表者個人の信用情報

法人カードの審査では、代表者個人の信用情報が確認対象になるカードがあります。

信用情報機関に登録されている以下の履歴がチェック対象になることがあります。

  • クレジットカードやローンの支払い履歴
  • 延滞や債務整理の有無
  • 他のクレジットカードへの申込状況

延滞や債務整理の履歴がある場合は、審査で不利になることがあります。

法人の設立年数

設立直後でも申し込めるカードがあります。

確認されやすいポイントの例は以下の通りです。

  • 設立直後でも申込対象となるカードがある
  • 法人確認書類や決算書の提出を求めるカードもある

ただし、設立直後でも申込可能な法人カードはあります。

三井住友カード ビジネスオーナーズ」や「JCB Biz ONE」など、法人確認書類が不要の案内があるカードは、設立間もない事業者でも検討しやすいのが特徴です。

経営状況・提出書類の内容

決算書の提出を求めるカードでは、提出書類の内容や事業の継続性が確認される場合があります。

確認されやすい項目の例は以下の通りです。

  • 提出書類に不備がない
  • 売上や事業内容を説明できる
  • 法人口座や代表者情報が整っている

決算書の提出が不要なカードもあり、必要書類は商品ごとに異なります。

資本金・財務状況

特に設立間もない企業では、資本金や事業実績などが総合的に確認される場合があります。

財務情報の見られ方はカード会社ごとに異なります。

審査基準のまとめ

審査項目確認されやすい内容注意点
信用情報延滞・債務整理の有無履歴があると不利になりやすい
設立年数事業実績の有無設立直後は商品選びが重要
提出書類本人確認書類・登記簿謄本・決算書など商品ごとに必要書類が異なる
財務状況資本金・売上・法人口座情報など総合的に確認される

審査に通りやすくするポイント

  • 申込情報を正確に入力する
  • 本人確認書類を有効期限内で用意する
  • 必要に応じて登記簿謄本や決算書を準備する
  • 事業用の口座情報を確認する
  • 自社に合う申込対象のカードを選ぶ

設立直後でも申し込めるカードはありますが、必要書類や審査方法はカードごとに異なるため、商品ページの申込対象と必要書類を確認して選ぶことが大切です。

申し込みに必要な書類

法人カードの申込に必要な書類は、カードの種類や審査対象によって異なります。

ここでは、必要書類を審査タイプ別に解説します。

個人与信型(法人確認書類不要の案内があるカード)

代表者個人の信用情報を重視するタイプで、申込しやすいカードがあります。

本人確認書類中心で申込できるため、開業直後の個人事業主や設立間もない法人でも検討しやすいのが特徴です。

必要書類

代表者の本人確認書類(カード会社所定)

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • カード会社所定の追加書類(必要な場合)

対象カード例

法人与信型(登記簿謄本・決算書が必要な場合がある)

法人の経営状況を審査するタイプで、追加書類の提出が必要になる場合があります。

利用枠や付帯サービスが厚いカードに多い傾向がありますが、書類準備には時間がかかる場合があります。

必要書類

  • 代表者の本人確認書類
  • 登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
    発行日から6ヶ月以内のものが案内されるカードがあります
  • 決算書
    カードによって必要な場合があります
  • 法人口座の情報

対象カード例

個人事業主の場合

個人事業主の場合、本人確認書類中心で申込できるカードがあります。

屋号付き口座を使用する場合は、口座情報も準備しておきましょう。

必要書類

  • 本人確認書類
  • 屋号・口座情報
  • カード会社所定の追加書類(必要な場合)

書類準備のポイント

いずれの場合も、本人確認書類は有効期限内のものを用意しましょう。

また、登記簿謄本が必要なカードでは最新のものを取得してください。古いものは再提出になる可能性があります。

法人確認書類不要の案内があるカードなら、登記簿謄本や決算書を用意しなくても申し込める場合があります。

審査に通らなかった場合の考え方

法人カードの審査に通らなかった場合でも、申込対象や必要書類を見直すことで、別の選択肢を検討できます。

審査に通らなかった主な要因

1.代表者の信用情報に課題がある

過去の延滞や債務整理の履歴が信用情報に登録されている場合、審査で不利になることがあります。

信用情報は、各信用情報機関の開示制度で確認できます。

必要な手数料や方法は、各機関の案内を確認しましょう。

主な開示先の例は以下の通りです。

  • CIC(シー・アイ・シー)
  • JICC(日本信用情報機構)
  • 全国銀行個人信用情報センター

2. 短期間に申込が集中している

短期間に複数のカードへ申し込むと、申込状況を見直したほうがよい場合があります。

申込対象や必要書類を整理し、時期を分けて検討する方法もあります。

3. 申込情報に誤りや不備がある

入力ミスや書類不備も審査に影響します。

再申込の際は、以下を確認してください。

  • 法人名・住所・電話番号に誤りがないか
  • 売上高・従業員数などの数値が正確か
  • 必要書類がすべて揃っているか

審査に通らなかった後の対処法

審査に通らなくても、見直しの余地はあります。

自社の状況に合ったカードを選び直し、申込情報や必要書類を整えることで、別のカードを検討しやすくなります。

対処法期待できること実施しやすさ
申込対象が合うカードを選ぶ必要書類を絞りやすい
信用情報を確認する申込前に見直せる
一般カードから始める条件をシンプルにできる
協同組合型も比較する別の選択肢を持てる
申込情報を再確認する書類不備を減らせる

1. 申込対象が合うカードを選ぶ

法人確認書類不要の案内があるカードは、必要書類を抑えて申し込みやすい傾向があります。

例えば以下のカードは、決算書や登記簿謄本の提出が不要または省略できる案内があります。

2. 個人の信用情報を見直す

現在利用しているクレジットカードやローンの支払いを遅延なく続け、申込前に信用情報を確認しましょう。

申込前に開示内容を確認することで、見直せる点を把握しやすくなります。

3. 年会費や機能がシンプルなカードから始める

ゴールドカードプラチナカードだけでなく、一般カードから検討する方法もあります。

まず必要な機能を満たすカードから始め、利用実績に応じて上位カードを比較すると選びやすくなります。

4. 法人デビットカードやプリペイドカードも比較する

クレジット機能以外の決済手段を併用する方法もあります。

ただし、ETCカードに対応しない商品が多いため、事前確認が必要です。

  • 法人口座一体型のデビットカード
  • 事前入金型のプリペイドカード

ETCカードの発行可否は商品ごとに異なるため、必ず事前に確認しましょう。

5. 申込情報を見直してから再申込する

申込内容を見直し、必要書類を整えてから再度比較する方法があります。

書類不備や入力ミスがないかを確認し、自社に合うカードを選び直してから再申込しましょう。

法人カード付帯ETCで使える割引制度

法人カード付帯型のETCカードでは、ETCマイレージサービスや時間帯割引を組み合わせて活用できます。

ここでは、ETCマイレージサービスをはじめとした各種割引制度と、活用時に確認したいポイントを解説します。

ETCマイレージサービスを活用できる

ETCマイレージサービスは、高速道路の通行料金に応じてポイントが貯まり、無料通行分として利用できるサービスです。

対象道路事業者の案内に沿って登録すると、法人カード付帯ETCカードでも活用できる場合があります。

ポイント付与の考え方

道路事業者ごとに、ポイントの付き方や還元単位が異なります。

ETCマイレージサービスは道路事業者ごとに管理されるため、よく使う路線の案内を確認しましょう。

詳細条件は、各道路事業者・ETCマイレージサービスの案内で確認できます。

ポイント交換の考え方

貯まったポイントは、無料通行分(還元額)に交換して利用します。

自動還元の設定が用意されている場合もあります。

項目内容補足
付与対象通行料金に応じてポイント付与道路事業者ごとに条件が異なる
還元方法無料通行分に交換自動還元を設定できる場合がある
管理単位道路事業者ごと利用する路線ごとに確認が必要

還元単位や交換条件は道路事業者ごとに異なるため、利用路線に応じて確認しましょう。

法人カードのポイントプログラムと併用できるカードもあります。

登録方法

ETCマイレージサービスは、登録料・年会費無料で申し込める案内があります。

インターネットから申込できる案内があり、反映時期は申込方法や道路事業者によって異なります。

登録に必要な情報の例は以下の通りです。

  • ETCカード番号と有効期限
  • 車載器情報
  • 車両情報
  • 契約者情報

車載器情報は、ETC車載器本体やセットアップ証明書で確認できる場合があります。

カードのポイントプログラムも併用できる

法人カード付帯型のETCカードは、ETCマイレージサービスとクレジットカードのポイントプログラムを併用できるカードがあります。

付与条件はカード会社や道路事業者の案内によって異なります。

カードポイントカードごとのポイントプログラムに応じて付与
ETCマイレージ対象道路事業者での通行料金に応じて付与

合算した還元効果は、カードと道路事業者の条件で変わります。

高還元カードとの組み合わせ

カード側のポイント制度を確認して選ぶことで、ETC利用時の経費管理や還元効率を高めやすくなります。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスJCB CARD Bizのように、カード独自のポイント制度を持つ商品もあります。

平日朝夕割引・深夜割引・休日割引を活用

ETCには、利用時間帯や曜日によって適用される割引制度があります。

法人カード付帯型のETCカードでも、対象条件を満たせば利用できます。

平日朝夕割引

ETCマイレージサービスの登録が必要な割引です。

対象時間帯平日朝夕の所定時間帯
対象区間地方部の高速道路など
還元内容月間利用回数に応じて変動
還元方法無料通行分として還元

対象時間帯や対象区間は変更されることがあるため、最新の案内を確認しましょう。

深夜割引

深夜時間帯の利用が割引対象になる制度です。

対象時間や見直し予定は、NEXCO各社などの案内で確認しましょう。

制度改定が予定される場合もあるため、運用前に最新条件の確認が必要です。

休日割引

土日祝日の地方部を対象とする割引です。

対象時間帯土日祝日
割引内容所定の割引率
対象車種普通車・軽自動車等
対象区間地方部など

3連休や繁忙期などは適用除外日が設定される場合があります。

ETCコーポレートカードの大口・多頻度割引

ETCコーポレートカード専用の大口・多頻度割引は、高速道路の利用頻度が高い企業向けの制度です。

法人カード付帯型のETCカードでは利用できないため、利用状況に応じた使い分けが重要になります。

大口・多頻度割引とは

車両1台あたりの月間利用額に応じて、段階的に割引率が上がる割引制度です。

月間利用額割引率
月間5,000円超〜10,000円10%割引
月間10,000円超〜30,000円20%割引
月間30,000円超30%割引

さらに、契約単位割引を組み合わせることで、最大50%の割引率となる場合があります。

法人カード付帯型ETCカードとの比較

法人カード付帯型のETCカードと、ETCコーポレートカードの割引を比較してみましょう。

項目法人カード付帯型コーポレートカード
ポイント還元カードごとに異なるなし
ETCマイレージ×
大口・多頻度割引×
(最大50%)
平日朝夕割引
深夜・休日割引

車両ごとの利用額が大きく、車両が固定されている場合は、ETCコーポレートカードも比較候補になります。

一方、車両の使い回しが必要な場合や、ETC以外の経費もまとめたい場合は、法人カード付帯型のほうが柔軟に対応しやすいでしょう。

利用実態に応じて、法人カード付帯型とETCコーポレートカードを比較するのが現実的です。

法人カード付帯ETCカードの申請から利用開始まで

ここでは、法人カード付帯型のETCカードの申請から実際に利用開始するまでの基本的な流れを解説します。

申請から発行までの流れ

法人カードの申込から、ETCカードが手元に届くまでの期間は、カード会社や審査状況によって異なります。

一般的な確認項目は以下の通りです。

ステップ所要期間
法人カード申込〜審査カード会社所定
法人カード発行〜到着カード会社所定
ETCカード追加申請本カード申込時または到着後
ETCカード発行〜到着申請方法による

発行日数や到着時期はカード会社ごとに異なるため、申込前に確認しておくと安心です。

法人確認書類が不要の案内があるカードや、同時申請に対応するカードなら、手続きがシンプルになる場合があります。

申請の基本的な流れ

STEP
法人カードを申込む

まずは法人クレジットカード本体の申込を行います。

STEP
審査を受ける

申込後、カード会社による審査が行われます。

代表者の本人確認情報や、カードによっては法人確認書類が確認されます。

STEP
法人カードが到着する

審査通過後、本カードが郵送されます。

カードと一緒に、利用規約や口座登録書類などが同封される場合があります。

STEP
ETCカードを追加申請する

本カード到着後、会員専用サイトやコールセンターなどからETCカードを追加申請します。

多くのカードでは、本カード申込時に同時申請できる案内があります。

STEP
ETCカードが到着する

ETCカードはカード会社所定の日数で郵送されます。

カードが届いたら、車載器にセットして利用開始できます。

同時申請と追加申請

法人カード申込時にETCカードも同時申請できる商品なら、手続きをまとめて進めやすくなります。

ただし、一部のカードでは同時申請できない場合もあるため、申込前に確認しておきましょう。

ETCカードの追加発行手順

法人カードをすでに持っている場合や、2枚目以降のETCカードが必要な場合は、追加発行の手続きを行います。

追加発行の申請方法

ETCカードの追加発行は、主に以下の3つの方法で申請できます。

申請方法特徴所要期間
会員専用サイト24時間申請できるカードがあるカード会社所定
電話
(コールセンター)
オペレーターに相談できるカード会社所定
書面郵送申込書提出が必要な場合があるカード会社所定

最も手軽なのは、会員専用サイトなどオンライン手続きに対応するカードです。

追加発行時の注意点

ETCカードの追加発行には、いくつか注意すべきポイントがあります。

発行枚数の上限を確認する

カードによって発行できる枚数が異なります。

三井住友カード ビジネスオーナーズはカード1枚につき1枚、アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードは最大20枚まで発行可能です。

年会費の有無を確認する

1枚目は無料でも、利用条件によって年会費が変わるカードがあります。

例えば、JCB Biz ONEは無料、三井住友カード ビジネスオーナーズは前年度にETC利用がない場合550円(税込)です。

利用者を管理する

複数枚発行する場合は、どのカードをどの車両・従業員が使用するか、明確に管理しましょう。

利用明細で車両別・従業員別の経費管理ができるよう、カード会社の管理ツールを活用するのもおすすめです。

ETCマイレージサービスに登録する

追加発行したETCカードも、それぞれETCマイレージサービスに登録する必要があります。

登録しないと対象ポイントが付かないため、カード到着後に手続きを確認しましょう。

法人カード付帯型のETCカードは、オンライン申請や追加発行に対応するカードがあります。

必要な枚数を適切に管理し、経費管理の効率化に役立ててください。

【参考】協同組合型・ETCコーポレートカードとの違い

企業が持つETCカードには、法人カード付帯型以外にも、協同組合の法人ETCカードやETCコーポレートカードという選択肢があります。

ここでは、それぞれの特徴や仕組みを整理し、どのような企業に適しているかを明確にします。

協同組合の法人ETCカード

協同組合が発行する法人ETCカードは、クレジット機能が付かないETC専用カードとして案内されることがあります。

協同組合型の仕組みと発行条件

協同組合の法人ETCカードは、協同組合に加入した組合員に対して発行される後払い式のETCカードです。

クレジット機能は付帯せず、ETC専用カードとして高速道路の通行料金を後払いする仕組みです。

発行には、協同組合への加入と組合所定費用が必要になる場合があります。

内容返却の有無
出資金組合所定組合規約による
保証金組合所定組合規約による
年会費組合所定返却なし
カード発行手数料組合所定返却なし

必要費用は組合ごとに異なるため、申込前に規約や料金表を確認しましょう。

出資金や保証金の有無、返却条件は組合規約によって異なります。

協同組合型のメリット・デメリット

メリット・クレジット機能がないETC専用カードとして利用できる
開業直後でも比較候補にしやすい
複数枚発行できる場合がある
ETCマイレージサービスに登録できるカードがある
・カードの使い回しが可能
デメリット組合所定費用がかかる場合がある
年会費がかかる場合がある
・クレジットカードのポイント還元がない
ETC以外の経費には使えない
保証金などの条件確認が必要

クレジットカード型以外の手段を探したい企業にとっては、有効な選択肢です。

ただし、ポイントプログラムがないため、長期的な使い方は法人カード付帯型と比較して決めるのがよいでしょう。

ETCコーポレートカード

ETCコーポレートカードは、NEXCO東日本・中日本・西日本などが発行する、大口利用者向けのETCカードです。

1枚のカードに車両番号が紐付けられており、登録された車両でのみ使用できます。

通行料金は月単位で集計され、翌月に後払いする仕組みです。

カード発行には、協同組合や取扱事業者を通じた申込が必要で、審査も行われます。

大口・多頻度割引の詳細

ETCコーポレートカード最大の特徴は、車両1台あたりの月間利用額に応じて段階的に割引率が上がる「大口・多頻度割引」です。

車両単位割引

月間利用額割引率
5,000円以下割引なし
5,000円超〜10,000円10%
10,000円超〜30,000円20%
30,000円超30%

さらに、契約単位割引を組み合わせることで、最大50%の割引率となる場合があります。

ETC2.0搭載の事業用車両では、優遇された割引率が案内される場合もあります。

ETCコーポレートカードのメリット・デメリット

メリット・大口・多頻度割引で最大50%の料金削減
・月間5,000円超の利用から割引対象になる
深夜割引・休日割引も併用できる
経費管理が車両ごとに明確になる
デメリット・車両番号が固定されており使い回しができない
ETCマイレージサービスに登録できない
・クレジットカードのポイント還元がない
・発行に審査がある
車両台数分のカードを発行する必要がある

月間利用額が多い企業にとっては、大きなコスト削減が期待できます。

ただし、カードの使い回しができないため、柔軟性には欠けます。

3種類の比較と使い分け

法人ETCカードの3つの選択肢を、機能面で比較してみましょう。

項目法人カード
付帯型
協同組合型コーポレート
カードの使い回し×
ETCマイレージ×
ポイント還元××
大口・多頻度割引××
(最大50%)
申込条件あり組合所定あり
初期費用なし組合所定費用申込先による
年会費無料〜組合所定申込先による

どの選択肢を選ぶべきか

企業の状況に応じて、最適な選択肢は異なります。

法人カード付帯型が向いている企業

  • クレジットカードの審査に通る
  • 車両の使い回しがある
  • ポイント還元を活用したい
  • ETC以外の経費も一元管理したい
  • 年会費や付帯サービスを比較して選びたい

協同組合型が向いている企業

  • クレジットカードの審査に不安がある
  • 開業直後で信用実績が少ない
  • 比較的早くETCカードを用意したい
  • 組合所定の費用条件を確認できる

ETCコーポレートが向いている企業

  • 車両1台あたり月間5,000円超の利用がある
  • 車両が固定されている
  • 大口・多頻度割引を活用したい
  • 車両台数が多い

まずは法人カード付帯型で運用しやすさを確認し、利用状況に応じて協同組合型やコーポレートカードも比較する方法があります。

法人カード付帯型なら、柔軟性と経費管理のしやすさを両立しやすいでしょう。

協同組合型は、クレジットカード以外の選択肢として比較しておくと判断しやすくなります。

法人ETCカードに関するよくある質問

個人事業主でも法人ETCカードを発行できますか?

はい、個人事業主でも法人ETCカードを発行できます。

個人事業主を申込対象とする法人カードがあり、本人確認書類中心で申請できるカードもあります。

三井住友カード ビジネスオーナーズJCB Biz ONEなどは、個人事業主でも検討しやすいカードです。

屋号付き口座の有無や必要書類はカードごとに異なるため、申込前に確認しておくと安心です。

法人ETCカードは何枚まで発行できますか?

発行できる枚数はカード会社によって異なります。

JCB法人カードは制限なく複数枚発行でき、アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードは最大20枚、三井住友カード ビジネスオーナーズはカード1枚につき1枚です。

一方、JCB CARD BizやJCB Biz ONEはETCカード1枚です。

車両台数が多い企業は、発行枚数上限を事前に確認しておくことをおすすめします。

複数枚発行する場合、追加カードの枚数条件や年会費条件もあわせて確認しましょう。

法人ETCカードの年会費は無料ですか?

本カード・ETCカードともに年会費無料のカードがあります。

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードJCB Biz ONEは無料で、三井住友カード ビジネスオーナーズは前年度にETC利用があれば翌年度も無料になります。

一方、JCB法人カードは本カード年会費1,375円、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは2年目以降33,000円ですが、付帯サービスや追加発行条件に違いがあります。

年会費だけでなく、発行枚数や管理機能も総合的に比較するとよいでしょう。

法人カードの審査に落ちた場合はどうすればいいですか?

審査に通らなかった場合でも、別のカード会社や別タイプのカードを検討できます。

法人確認書類が不要の案内があるカードは、必要書類を抑えて申し込みやすい場合があります。三井住友カード ビジネスオーナーズJCB Biz ONEなどを比較してみましょう。

それでも発行が難しい場合は、協同組合の法人ETCカードも比較候補になります。

また、申込情報や必要書類を見直してから再度比較する方法もあります。

ETCマイレージサービスへの登録は必須ですか?

必須ではありませんが、登録しないと対象ポイントを受け取れないため、対象カードなら登録を検討する価値があります。

登録料・年会費無料で申し込める案内があり、対象道路事業者での通行料金に応じてポイントが貯まります。

貯まったポイントは無料通行分として利用できるため、高速道路の利用が多い場合は確認しておくとよいでしょう。

登録条件や反映時期は道路事業者ごとに異なるため、カード到着後に手続きを確認しましょう。

法人口座がなくても法人ETCカードを作れますか?

はい、代表者個人名義口座でも申し込めるカードがあります。

特に個人事業主向けのカードや、法人確認書類不要の案内があるカードでは、代表者個人名義口座を使える場合があります。

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードは、個人名義口座か法人口座を選べる案内があります。

ただし、三井住友ビジネスカードのように法人口座を前提とするカードもあるため、申込前に確認しておくとよいでしょう。

1枚のETCカードを複数の車両で使い回しできますか?

はい、法人カード付帯型のETCカードは車両の制限がないため、複数の車両で使い回しできます。

ただし、車両ごとに管理したい場合や、従業員に貸与する場合は、複数枚発行して車両別に使い分けるのがおすすめです。

一方、ETCコーポレートカードは車両番号が固定されており、登録された車両でしか使用できないため使い回しはできません。

柔軟性を重視するなら、法人カード付帯型を選ぶとよいでしょう。

法人ETCカードの発行にはどれくらい時間がかかりますか?

発行日数はカード会社所定ですが、本カード申込時にETCカードも同時申請できる商品があります。

多くのカード会社では、オンライン申込時にETCカードの発行も選択できる場合があります。

最短3営業日発行の案内があるカードもありますが、審査や郵送事情で変わるため、余裕を持って申し込むのが安心です。

すでに法人カードを持っている場合は、会員サイトなどからETCカードを追加発行できるカードがあります。

法人確認書類不要の案内があるカードなら、手続きがシンプルになる場合もあります。

緊急で必要な場合は、法人カード付帯型だけでなく、協同組合型も含めて比較すると選びやすくなります。

まとめ

法人向けETCカードには複数の種類がありますが、幅広い法人・個人事業主にとっては法人クレジットカード付帯型が検討しやすい選択肢です。

年会費無料のカードや、複数枚発行・明細管理に対応するカードがあります。

ポイントプログラムやETCマイレージを併用できるカードもあります。

また、審査が不安な場合は、法人確認書類不要の案内があるカードから比較する方法があります。

まずは三井住友カード ビジネスオーナーズセゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードなど、年会費を抑えやすいカードから比較してみましょう。

参考・出典

目次