- クレジットカードの海外手数料がいくらか知りたい
- 海外手数料が安いおすすめのクレジットカードがどれか知りたい
- クレジットカードの海外手数料に関する注意点を把握したい
海外旅行・海外出張の際に、クレジットカードが1枚でもあれば安心できる。
国際ブランドに対応している店舗ならクレジット決済を利用でき、現地通貨を持ち歩く必要がないからだ。
ただし、海外でクレジットカードを利用すると決済手数料がかかる。
そこで本記事では、クレジットカード15種(カード会社15社)の海外手数料を比較していく。
また、クレジットカードを海外で利用する際の注意点と、おすすめのクレジットカードも紹介する。
これから海外でクレジットカードを使う予定がある人は、ぜひ参考にしてほしい。
クレジットカード15種の海外手数料を比較
それではさっそく、クレジットカード15種の手数料を比較してみよう。
−は、非対応ブランドになるので、数字が書いてあるところにだけ注目してほしい。
三井住友カード | 三菱UFJニコス | セゾン カード | ライフ カード | オリコ カード | ビュー カード | イオン カード | 楽天 カード | エポス カード | dカード | PayPay カード | メル カード | JCB カード | アメックス カード | ダイナース クラブカード | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Visa | 2.20% | 2.20% | 2.20% | 2.20% | 2.20% | 2.20% | 1.60% | 2.20% | 1.63%※ | 2.20% | 2.20% | − | − | − | − |
Mastercard | 2.20% | 2.20% | 2.20% | 2.20% | 2.20% | 2.20% | 1.60% | 2.20% | − | 2.20% | 2.20% | − | − | − | − |
JCB | − | 2.04% | 2.15% | 2.20% | 1.60% | 1.60% | 1.60% | 2.20% | − | − | 1.60% | 1.60% | 1.60% | − | − |
American Express | − | − | 2.00% | − | − | − | − | 2.20% | − | − | − | − | − | 2.00% | − |
Diners Club | − | − | − | − | − | − | − | − | − | − | − | − | − | − | 1.3% |
- 7/1から3.85%に変更
クレジットカード15種の海外手数料を比較したところ、最も安いのはダイナースクラブカードの1.3%であった。
手数料の安さで選ぶなら間違いなくダイナースクラブカードがおすすめだ。
また、イオンカード(WAON一体型)は国際ブランドをVisa、Mastercard、JCBから選べる上に、いずれの海外手数料も1.6%と安い。
ダイナースクラブカードほど安くはならないが、年会費が無料で、国際ブランドをVisaまたはMastercardにして決済可能店舗を広げるには最適だ。
海外手数料の注意点
なお、海外手数料には、決済時点の為替レートではなく、「取引データが国際ブランドのシステムに反映された時点」の為替レート」が適用される。
たとえば決済時に1ドル=145円でも、システム反映時点で1ドル=150円なら後者の為替レートが適用される。
適用された為替レートに海外手数料をかけた金額が、最終的な支払い金額となるのだ。
海外手数料が安いおすすめのクレジットカード7選!

それでは、海外手数料が安いおすすめのクレジットカードを7つに厳選し、その特徴を詳しく紹介する。
海外手数料が安いだけでなく、さまざまな特典・付帯サービスがある点にも着目してほしい。
カード名 | ダイナースクラブカード | イオンカードセレクト | JCBゴールド | エポスカード | アメリカン・エキスプレス(R)・グリーン・カード | 三菱UFJカード ゴールドプレステージ | ライフカード Stella |
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券面画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
年会費 | 24,200円(税込) | 無料 | 11,000円(税込) ネット申し込みで初年度無料 | 無料 | 13,200円(税込) ※月会費制1,100円(税込) | 11,000円(税込) | 1,375円(税込) 初年度無料 |
申し込み 条件 | 三井住友信託銀行 グループ所定の 基準を満たす方 | 18歳以上で 電話連絡可能な方 (高校生は卒業年の 1月1日から申込可) | 20歳以上で、ご本人に 安定継続収入のある方 | 満18歳以上の方 (高校生を除く) | ー | 20歳以上で ご本人または配偶者に 安定した収入のある方 (学生を除く) | 日本国内にお住まいの 18歳以上で、 電話連絡が可能な方 |
国際 ブランド | Diners Club | Visa Mastercard JCB | JCB | Visa | American Express | Visa Mastercard JCB American Express | JCB |
ポイント 還元率 | 1.0〜9.5% | 0.5%~1% | 0.50%~5.00% ※最大還元率はJCB PREMO(or nanacoポイント)に交換した場合 | 0.5〜15% | 1.0%〜3.0% | 0.5%~ | 0.1〜3.0% |
ポイントの 種類 | ダイナースクラブ リワードポイント | WAON POINT | Oki Dokiポイント | エポスポイント | メンバーシップ・ リワード(R) | グローバルポイント | サンクスポイント |
家族カード | 年会費5,500円(税込) | 無料 | 無料 ※2人目以降は1,100円(税込) | なし | 月会費550円(税込) | 無料 | 440円(税込) 初年度無料 |
ETCカード | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
スマホ 決済電子マネー | Apple Pay 楽天Edy モバイルSuica | イオンiD Apple Pay WAON | Google Pay Apple Pay QUICPay | Google Pay Apple Pay 楽天Edy 楽天Pay | Apple Pay | Suica 楽天Edy QUICPay Apple Pay ※QUICPay、Apple Payは、Mastercard®とVisaのみ | Apple Pay Google Pay |
海外旅行 傷害保険 | 最高1億円 (利用付帯) ※海外旅行は最高5,000万円が自動付帯 | なし | 最高1億円 (利用付帯) | 最高3,000万円(利用付帯) | 最高5,000万円(利用付帯) | 最高5,000万円 (自動付帯) ※海外旅行は家族特約付帯 | 最高2,000万円(自動付帯) |
国内旅行 傷害保険 | 最高1億円 (利用付帯) | なし | 最高5,000万円(利用付帯) | なし | なし | 最高5,000万円(利用付帯) | 最高1,000万円(利用付帯) |
その他の 保険 | ショッピング・ リカバリー | ショッピング セーフティ保険 カード盗難補償 | 航空便遅延保険 スマートフォン保険 ショッピング保険 | なし | ショッピング・プロテクション オンライン・プロテクション スマートフォン・プロテクション | 渡航便遅延保険 ショッピング保険 | ショッピング保険 カード盗難保険 シートベルト保険 |
それではクレジットカードごとの特徴やメリットを見ていこう。
ダイナースクラブカード

ダイナースクラブカードの海外手数料は1.3%と驚愕の安さを誇っている。
ポイント還元率は1.0%〜と貯めやすく、グルメ、トラベル、エンタテイメント、ゴルフなど、複数の優待特典をこれ1枚で受けられる。
名実ともにステータス性の高いクレジットカードと言えるが、年会費が24,200円(税込)と高めに設定されている。
また、ダイナースクラブカードでは「ダイナースクラブ コンパニオンカード(TRUST CLUB プラチナマスターカード)」を年会費無料で発行できる。
これは、三井住友トラストクラブが発行するプラチナクラスのクレジットカードだ。
付帯サービスを充実させられる上に、利用明細をダイナースクラブカードと一本化できて管理もしやすい。
国際ブランドはMastercardなので、2種類のカードを合わせて利用することで決済可能店舗を増やせる。
特に30代・40代の社会人へおすすめの1枚だ。
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JCBゴールド

JCBゴールドの海外手数料は、1.6%とダイナースクラブに次いで安い。
さらに最高1億円補償の海外旅行保険が付帯するなど、海外の特典・付帯サービスに強いクレジットカードだ。
航空便遅延保険やスマートフォン保険など保険が充実しているのは、大きな強みと言える。
年会費も11,000円(税込)とある程度抑えられているのも嬉しい。さらに、利用実績によっては「JCBゴールド ザ・プレミアム」に招待される。
このような「ステータスを育てられる」クレジットカードとしても人気だ。
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※キャンペーン期間:2025年4月1日(火)~2025年6月30日(月)
イオンカードセレクト
イオンカードセレクトの海外手数料は、Visa、Mastercard、JCB、どの国際ブランドを選んでも1.6%だ。
特にVisa、Mastercardの海外手数料としては最安となっている。
最大の特徴は、対象のイオングループ店舗で使用すると、ポイント還元率がいつでも1.0%になることだ。
毎月20日・30日はイオングループ店舗での買い物代金が5%OFFになるなど、割引特典も多い。
さらに、公共料金の振替口座や給与振込口座をイオン銀行に設定すれば、毎月ボーナスポイントを獲得できる。
年間50万円以上利用すれば年会費永年無料でイオンゴールドカードに招待されるので、「年会費無料でゴールドカードを持ちたい」という人も検討してみよう。
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エポスカード
エポスカードで国際ブランドに選べるのはVisaのみだが、海外手数料は1.63%と安い。
一方、最高3,000万円が補償される海外旅行保険も付帯するなど、海外利用にも安心な特典が用意されている。
また、日常使いでは、マルイ・モディでお得に使えるクレジットカードだ。
オンラインショップを含み、マルイ・モディで使用するとポイント還元率は1.0%になる。
さらに年4回実施される「マルコとマルオの7日間」期間中、マルイ・モディ全店で何度でも買い物代金が10%OFFされる。
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アメリカン・エキスプレス(R)・グリーン・カード

アメリカン・エキスプレス(R)・グリーン・カードは一般カードとして扱われているクレジットカードだ。
海外手数料は2.0%と今まで紹介してきたカードと比べて少し高くなっている。
しかし、他のカード会社が発行しているVisaやMastercardよりも安く、お得なカードであることに間違いはない。
また、他のカード会社が発行しているゴールドカードと同じくらいのステータス性がある。
「メインカードにするならやっぱりアメックス」と思っている人は、ぜひ申し込んでほしい。
「日本でアメックスは使いにくい」という意見もあるが、実はアメリカン・エキスプレスはJCBと提携している。
JCBに対応している店舗の多くがアメリカン・エキスプレスに対応しているので、現在では使いやすさが大幅にアップしている。
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三菱UFJカード ゴールドプレステージ

三菱UFJカード ゴールドプレステージの海外手数料は、ここまで紹介したカードと比較すると高めだが、JCBなら2.04%と少し安い。
また、国内主要都市の空港ラウンジが無料で利用できる。
さらに国内外100以上のレストランで所定のコースメニューを2名以上で予約すると、1名分が無料になる特典もある。
この特典を利用するだけで年会費の元を取ることも可能だ。
三井住友カードが発行するゴールドカードと重複する特典・付帯サービスが多く、「三菱UFJか三井住友か」と悩む人も多い。
海外手数料を重視するなら、三菱UFJカード ゴールドプレステージがおすすめだ。
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※1ポイント5円相当の商品に交換した場合 ※特典には条件があります
ライフカード Stella
ライフカード Stellaはライフカードが発行している女性向けのクレジットカードだ。
ライフカードの海外手数料は2.20%と高めに設定されているが、ライフカード Stellaには「海外利用でポイント還元率3.0%」の特徴がある。
つまり、ポイント還元で海外手数料を実質的に相殺できるようになっている。
単純計算すると海外手数料は相殺され、ポイント還元率は0.8%となる。
また、一般カードながら利用可能枠が最高200万円となっているのは嬉しいポイントだ。
ゴールドカードを持つほどでもないが、旅行保険に強く利用可能枠がゴールドカードクラスのクレジットカードが欲しい人にもおすすめしたい。
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クレジットカードを海外で利用する際に手数料以上の請求をされるのはなぜ?

クレジットカードを海外で利用すると、適用時の為替レートに対してかけた金額以上の海外手数料を請求されることがある。
ここでは、その理由を解説する。
国によってはサーチャージが認められている
海外のクレジット決済に対応している店舗の中には、「サーチャージ(追加料金)」を加算している場合がある。
サーチャージは一部の国で認められている制度であり、サーチャージ利率は店舗側で自由に決めて良いことになっている。
たとえば、アメリカはサーチャージが認められている国だ。
日本人観光客に人気のハワイでは、サーチャージを請求する店舗が多い。
サーチャージ利率は店舗によって異なり、一律の利率を加算する場合もあれば、決済金額に応じて利率が変動する場合もある。
サーチャージがかかる店舗かどうかはレジ付近などにある注意書きをチェックするか、スタッフに直接聞いてみよう。
円建ての決済手数料は店側で決められている
クレジットカードを使って海外店舗で決済する際に、「円建てで支払いますか?現地通貨で支払いますか?」と尋ねられることがある。
このシステムを「DCC(自国通貨決済)」と呼ぶ。
DCCを利用して円建てで支払うと、決済時の為替レートで支払い金額が確定し、さらに日本円で購入金額を確認できるメリットがある。
ただし、DCCの決済手数料は店舗側で自由に決められる。
そのため、どうしても手数料が高額になってしまいやすい。
海外でクレジット決済を利用する際に上記のような状況になったら、現地通貨で支払うにすると手数料を抑えやすい。
もし購入金額を日本円で把握しておきたい場合は、円建てを利用してもいいかもしれない。
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海外利用の手数料を比較してからクレジットカードを作成しよう

本記事では、クレジットカード15種(カード会社15社)の海外手数料を比較した。
結果として海外手数料が一番安いのはダイナースクラブカードであり、使いやすさも重視するとイオンカードがおすすめだ。
クレジットカードを海外利用する際の参考になれば幸いだ。
ちなみに本記事で紹介したクレジットカードはそれぞれ、新規入会キャンペーンを実施している。
入会・利用の条件を達成すれば数千円〜数万円のポイント還元・キャッシュバックを得られるので、お得な機会を逃さず申し込んでほしい。
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- 海外でのご利用にあたって|クレジットカードの三井住友VISAカード
- MUFGカード 海外でのご利用方法|クレジットカードなら三菱UFJニコス
- 国内・海外でのセゾンカードの使い方|クレジットカードは永久不滅ポイントのセゾンカード
- 海外でのショッピングや外貨で決済し… | クレジットカードはライフカード
- 海外でカードを使った時の換算レート・換算日を教えてください。|オリコカード
- 海外でビューカードを利用した場合の換算レートについて教えてください | ビューカード
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