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クレジットカードのキャッシングの手数料はいくら?

この記事で解決できるお悩み
  • キャッシングにはどんな手数料があるの?
  • 手数料(利息)の計算方法が知りたい
  • 低金利のおすすめクレジットカードが知りたい

現金を気軽に借り入れられるクレジットカードのキャッシングは全国の銀行・コンビニATMで借り入れられるだけでなく、海外ATMでも利用できるキャッシングが多いため急な入用に対応できるのが大きなメリットだ。

便利なサービスではあるが、手数料がかかる点に注意してほしい。では、キャッシングの手数料にはどのようなものがあるのか。

本記事ではキャッシングの手数料の種類や、借入金に対して手数料がいくらかかるかなど、気になる疑問を解消する。

記事の最後では手数料を抑えられるクレジットカードも紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

目次

キャッシング利用にかかる手数料

キャッシング利用にかかる手数料 クレジットカードナビ

キャッシング利用にかかる手数料は4つあり、それぞれ手数料がかかるシーンが異なる。

  • 元金に対する利息
  • ATMの利用手数料
  • 銀行振込手数料
  • 遅延損害金

手数料ごとに詳しく解説する。

元金に対する利息

「元金に対する利息」とは、キャッシングを利用するにあたって必ず発生する手数料だ。

借入金に対して金利(実質年率)をかけ、日割りで計算する。

借入金と金利が大きいほど、そして借入期間が長いほど手数料は高くなるので、キャッシングを利用する上で利息について理解することが大切だ。

次章では、この利息の計算方法を紹介しているので参考にしてほしい。

ATMの利用手数料

キャッシングの借入・返済は、全国の銀行・コンビニATMで利用できる。

その際にATMの利用手数料がかかることがある。

たとえば三井住友カードのキャッシングをATMで利用すると、次のような手数料がかかる。

  • 10,000円以内...1回あたり110円
  • 10,001円以上…1回あたり220円

1回あたりのATM手数料は安いが、何度も利用すると手数料は大きくなるので注意しよう。

銀行振込手数料

キャッシングで利用した借入金の返済は、希望をすれば銀行振込でも対応してくれる。

その際に銀行振込手数料がかかることがある。都市銀行と主要ネット銀行の振込手数料は次のとおりだ。

スクロールできます
銀行名自行あて他行あて無料回数/月
みずほ銀行窓口:710円
ATM:270円
ネット:150円
窓口:880円
ATM:330円
ネット:320円
なし
三菱UFJ銀行窓口:594円
ATM:209円
ネット:154円
窓口:770円
ATM:330円
ネット:220円
なし
三井住友銀行窓口:605円
ATM:165円
ネット:165円
窓口:770円
ATM:330円
ネット:330円
なし
りそな銀行窓口:770円
ATM:440円
ネット:165円
なし
ゆうちょ銀行窓口:660円
ATM:220円
ネット:165円
※5万円未満の場合
窓口:880円
ATM:440円
ネット:165円
※5万円以上の場合
なし
住信SBIネット銀行無料77円
(三井住友信託銀行は無料)
1〜20回
auじぶん銀行無料99円
(三菱UFJ銀行は無料)
3〜15回
GMOあおぞらネット銀行無料110円2〜20回
ソニー銀行無料110円1回
イオン銀行
(ネットバンキング)
無料110円0〜5回
東京スター銀行
(東京スターダイレクト)
無料110円5回
楽天銀行無料145円0〜3回
PayPay銀行無料145円0・3回
SBI新生銀行
(ネットバンキング)
無料75〜214円1〜50回

遅延損害金

遅延損害金とは、キャッシングで利用した借入金を支払日に返済しなかった場合、遅延期間に応じてかかる手数料のことだ。

多くのクレジットカードは遅延損害金を「金利20.0%」と設定している。

次章では遅延損害金の計算方法を紹介しているので、参考にしてほしい。

キャッシング利用時の手数料(利息)をシミュレーション

キャッシング利用時の手数料(利息)をシミュレーション クレジットカード

それでは、以下の3つのパターンでキャッシングの金利(利息)を計算する方法を解説する。

  • 借入金10万円、金利15%・一括返済の場合
  • 借入金10万円、金利15%・分割返済の場合
  • 20日分の遅延損害金(金利20%)が発生した場合

スマホの電卓機能を使えば簡単なので、ぜひ試してみてほしい。

借入金10万円、金利15%・一括返済の場合

「借入金10万円、金利15%・一括返済の場合」の金利計算方法は、次のとおりだ。

借入期間は40日間とする。

手数料(利息)の計算式:借入金×金利×借入期間×365日※うるう年は366日

  1. 10万円×15.0%(0.15)=15,000円
  2. 15,000円×40日間=600,000円
  3. 600,000円÷365日=1,643.8円

つまり「10万円借りて40日後に一括返済した場合」の利息は1,643.8円であり、返済総額は101,643.8円となる(小数点以下の切捨・四捨五入はカード会社によって対応が異なる)

借入金10万円、金利15%・分割返済の場合

続いて、「借入金10万円、金利15%・分割返済の場合」の金利計算方法を解説する。

月々の返済額は10,000円、返済時の利息は返済額に上乗せとする(元金定額方式)

手数料(利息)の計算式

  • 1回目:借入金×金利×借入期間×365日=利息
  • 2回目:借入金①(借入金−10,000円)×金利×借入期間×365日=利息
  • 3回目:借入金②(借入金①−10,000円)×金利×借入期間×365日=利息
  • 4回目以降:借入金がゼロになるまで上記の繰り返し
    ※うるう年は366日

上記の計算式にしたがって、「月末締め翌々月4日払い」のキャッシングを4/25に利用した場合の返済シミュレーションを行ってみよう。

返済回数
(支払日)
返済金額利息元金
1回目(6/4)11,644円1,644円90,000円
2回目(7/4)11,110円1,110円80,000円
3回目(8/4)10,986円986円70,000円
4回目(9/4)10,863円863円60,000円
5回目(10/4)10,740円740円50,000円
6回目(11/4)10,616円616円40,000円
7回目(12/4)10,493円493円30,000円
8回目(1/4)10,370円370円20,000円
9回目(2/4)10,247円247円10,000円
最終回(3/4)10,123円123円0円

利息総額は7,191.7円であり、返済総額は107,191.7円となった。

ちなみに、上記とは違い「利息を月々の返済額に含めるタイプ」の返済方法もある(元利定額方式)

その場合の返済シミュレーションは以下のとおりだ。

返済回数
(支払日)
返済金額利息元金
1回目(6/4)10,000円1,644円91,644円
2回目(7/4)10,000円1,130円82,774円
3回目(8/4)10,000円1,020円73,794円
4回目(9/4)10,000円910円64,704円
5回目(10/4)10,000円798円55,502円
6回目(11/4)10,000円684円46,186円
7回目(12/4)10,000円569円36,755円
8回目(1/4)10,000円453円27,209円
9回目(2/4)10,000円335円17,544円
10回目(3/4)10,000円216円7,760円

利息総額は7,878.9円、返済総額は107,878.9円となった。

このように元利定額方式で返済する場合、元金定額方式よりも利息と返済回数が多くなるので注意しよう。

20日分の遅延損害金(金利20%)が発生した場合

続いて、「20日分の遅延損害金(金利20%)が発生した場合」の計算方法を解説する。

借入金は10万円とする。

手数料(遅延損害金)の計算式:借入金×金利×借入期間×365日※うるう年は366日

  1. 10万円×20.0%(0.20)=20,000円
  2. 20,000円×40日間=800,000円
  3. 800,000円÷365日=2,191.7円

上記の計算によると20日間の遅延損害金は2,191.7円となる。

ちなみに、キャッシングの返済を怠った場合のマイナス要素は遅延損害金だけではない。

返済が遅延していることはクレヒス(信用情報)として記録されるので、他のクレジットカードに申し込む際や、住宅ローン・カーローンの審査が不利になる可能性が高いので注意してほしい。

キャッシングの手数料(利息)を抑える方法

キャッシングの手数料(利息)を抑える方法 クレジットカードナビ

では、キャッシングを手数料(利息)で利用するためには、どのような方法があるのだろうか。

以下の3つのポイントを参考にしてほしい。

  • 金利の低いクレジットカードを選ぶ
  • 利用実績をつんで低金利を目指す
  • カードローンの利用を検討する

それぞれ解説する。

金利の低いクレジットカードを選ぶ

キャッシングを利用した際の返済総額は、クレジットカードの金利がどれほど低いかで決まる。

金利が低いほど返済総額も安くなるため、金利の低いクレジットカードを選ぶのが鉄則だ。

ただし、キャッシングの金利は多くのクレジットカードで「15.0〜18.0%」と設定しているので、見つけるのは難しいだろう。

低金利が期待できるクレジットカードを次章で紹介しているので参考にしてほしい。

利用実績をつんで低金利を目指す

クレジットカードのキャッシングを利用するにあたって審査を行うことになる。

審査に通過するとキャッシング枠が決められ、このキャッシング枠の金額や借入金額に応じて金利が決まるのが一般的なキャッシングの仕組みだ。

ただしクレジットカードの中には、キャッシングの利用実績をつむことで金利が安くなるカード会社もある。

そうしたクレジットカードを選び、キャッシングをコツコツ利用して実績を積み上げれば低金利も期待できるだろう。

カードローンの利用を検討する

カードローンとは消費者金融が提供している借り入れサービスだ。

仕組みとしてはキャッシングと変わらないがカードローンは借り入れ専用のサービスなので、発行されるカードにクレジット決済機能は搭載されていない。

なぜカードローンを検討すべきかというと、カード会社が提供するキャッシングよりも金利が低い傾向にあるからだ。

次章で紹介するカードローン機能付帯のクレジットカードもおすすめなので参考にしてほしい。

手数料(利息)を抑えられるおすすめクレジットカード4選

手数料(利息)を抑えられるおすすめクレジットカード4選 クレジットカードナビ

それでは、手数料(利息)を抑えられるおすすめクレジットカード4選を紹介する。

手数料を抑えられるだけでなく、クレジットカードごとのポイント還元率や特典・付帯サービスにも着目してほしい。

スクロールできます
カード名イオンカードセレクトプロミスVisaカードACマスターカードTカード プラス
(SMBCモビット next)
券面画像イオンカードセレクトの特長メリットクレジットカードナビプロミスVisaカードACマスターカード
年会費無料無料無料無料
国際ブランドVisa
Mastercard
JCB
VisaMastercardMastercard
ポイント還元率0.5%~1%0.5〜10.0%0.250.5〜1.5%
ポイントの種類WAON POINTVポイントキャッシュバックTポイント
家族カード無料なしなしなし
ETCカード無料無料なし無料
スマホ決済
電子マネー
イオンiD
Apple Pay
電子マネーWAON
iD
Google Pay
Apple Pay
PiTaPa
WAON
Apple Pay
Google Pay
iD
Google Pay
Apple Pay
海外旅行傷害保険なし最高2,000万円(利用付帯)なしなし
国内旅行傷害保険なしなしなしなし
その他の保険ショッピングセーフティ保険
カード盗難補償
なしなしショッピング保険
申し込み条件18歳以上で電話連絡可能な方(高校生は卒業年の1月1日から申込可)満18歳以上のプロミス会員の方(高校生は除く)安定した収入と返済能力を有する方で、アコムの基準を満たす方年齢満20歳以上74歳以下の安定した定期収入のある方
詳しくはこちら

クレジットカードごとの特徴やメリットを見ていこう。

イオンカードセレクト

イオンカードセレクトの特長メリットクレジットカードナビ

キャッシング金利(実質年率):7.8%~18.0%

イオンカードセレクトはイオンフィナンシャルサービス株式会社が発行するクレジットカードであり、クレジット決済機能、キャッシング機能に加えて、イオン銀行のキャッシュカード機能も付帯した1枚3役のクレジットカードだ。

イオンカードセレクトのキャッシング金利は「7.8%~18.0%」となっており、最高金利は​​18.0%だが利用実績などによって金利が下がる可能性が高い。

カード会社が提供するキャッシングの中で、利用実績などに応じて金利が下がるクレジットカードは珍しい。

クレジットカードの特徴としては、対象のイオングループ店舗で利用するとポイント還元率がいつでも2倍(0.5→1.0%)になる。

さらに毎月20日・30日はイオングループ店舗の買い物代金が5%OFFされたり、イオンシネマの映画チケットを1,100円(税込)で購入できたり、イオングループの優待割引に強いクレジットカードだ。

生活圏にイオングループ店舗がある人は優先的に検討して欲しいクレジットカードだ。

Web限定!最大5,000ポイントキャッシュバック/

プロミスVisaカード

プロミスVisaカード

キャッシング金利(実質年率):4.5%~17.8%

プロミスVisaカードは三井住友カードが発行しているクレジットカードだ。

プロミスと提携しているのでカードローン機能も付帯している。

金利は「4.5%~17.8%」であり、利用実績によってはACマスターカードよりも金利が安くなる可能性がある。

プロミスVisaカードは消費者金融系のクレジットカードながら、他の三井住友カードと同じポイント還元率で使えるのが特徴だ。

通常0.5%還元、特約店で使用すればタッチ決済で5.0%、スマホタッチ決済で7.0.%還元される。

ポイントをたくさん貯めたい人は検討してみよう。

また、プロミスVisaカードに付帯している海外旅行保険は他の保険サービスに無料で切り替えられる。

海外旅行保険が不要な人は、ゴルファー保険や弁護士保険など、自分のライフスタイルに合った保険サービスを選べば、プロミスVisaカードの価値を最大限引き出せるだろう。

ACマスターカード

ACマスターカード

キャッシング金利(実質年率):10.0%~14.6%

ACマスターカードはアコムが発行するクレジットカードだ。

クレジット決済機能に加えてキャッシング機能、さらにカードローン機能も付帯しており、金利は「10.0%~14.6%」となっている。

最高金利はイオンカードセレクトよりも低いので、低金利でキャッシング利用を始められるのが魅力だ。

また、券面デザインは中央にMastercardと大きく印刷されているので、一見してカードローン機能付帯のクレジットカードだとは気づかれないだろう。

キャッシング枠とカードローン枠を合わせた合計の利用限度額は800万円となっている。

ポイント還元率は0.25%と低いが、キャッシング・カードローンの限度額を重視する人は検討してみよう。

Apple Pay・Google Payにも対応しているので、スマホタッチ決済を使いたい人も申し込んでほしい。

Tカード プラス(SMBCモビット next)

Tカード プラス(SMBCモビット next) クレジットカードナビ

キャッシング金利(実質年率):3.00%~18.00%

Tカード プラス(SMBCモビット next)は三井住友カードが発行するクレジットカードであり、SMBCモビットと提携している。

金利は「3.00%~18.00%」なので、利用実績によってはプロミスVisaカードよりもさらに低い金利が期待できる。

また、Tカード プラス(SMBCモビット next)は三井住友カードのVポイントではなく、Tポイントが貯まるのが特徴だ。

クレジット決済によって0.5%貯まり、さらに店舗ごとの提示ポイントも獲得できるので常に1.5%の還元率でTポイントを獲得することもできる。

「Tポイントをガンガン貯めたい」という人は検討してみよう。

ちなみにTポイントは加盟店で1ポイント=1円として利用でき、特定の店舗では「毎月20日は1.5倍」で使える。

つまり2ポイント=3円として利用可能だ。

Tカード プラス(SMBCモビット next)を使ってTポイントを1.5%で獲得し、「毎月20日・1.5倍」の対象店舗で利用すれば実質のポイント還元率を2.25%にあげることができる。

まとめ

まとめ クレジットカードナビ

本記事ではキャッシングの手数料の種類や、借入金に対して手数料がいくらかかるかなどを解説した。

キャッシングには必ず手数料がかかるので、手数料の種類や計算方法を知っておくと便利だ。

借り入れ前には自分で返済シミュレーションを行い、計画的な利用を心がけよう。

ちなみに、本記事で紹介したイオンカードセレクトは新規入会キャンペーンを実施している。

入会・利用の条件達成で数千円のポイント還元を受けられるので、お得な機会を逃さずに申し込んでほしい。

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