楽天カードのポイントは？効率のよい貯め方と使い方を徹底解説

「楽天カード＝ポイントが貯まりやすそう」といったイメージを持っている人は多いのではないだろうか。実際、楽天には「楽天経済圏」と称される、楽天グループが展開するサービスを利用することで、効率よくポイントを貯められる。

しかし、具体的にどのように使いこなせばよいのか、貯めたポイントをどのように使えばよいのか悩む人も多いだろう。

そこで本記事では、楽天カードの効率のよい貯め方やお得な使い方についてまとめた。

楽天カードを発行しようか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてほしい。

また以下記事ではおすすめの楽天カードについて紹介している。

楽天カードは年会費永年無料でポイント還元率1％

そもそも、楽天カードは年会費が永年無料で、基本的なポイント還元率は1%だ。税別100円の利用につき1ポイントが還元され、貯めたポイントは1円換算で普段の買い物などに利用できる。

楽天カードに限らず、年会費が永年無料のクレジットカードはさまざまあり、それらの多くが還元率1％としていることが多い。

そのような状況のなかでも、2023年6月時点における楽天カードの発行枚数は2,924万枚で、前年比から10%以上増加している。また、2022年のショッピング取扱高は18.2兆円（前年比から25.8%増加）だ。

クレジット業界の取扱高のシェアは23.5%で、堅調な成長を見せているのが楽天カードの現状である。

原則として毎月15日前後にポイントが付与される

楽天ポイントが付与されるタイミングに関して、楽天カードを利用した場合、毎月末日までに利用した金額に相当するポイントが、翌月15日前後に付与される。

なお、楽天カードを利用したサービス・商品購入先によっては、翌々月以降に持ち越されることもあるため、この点は覚えておこう。

また、楽天市場で買い物をした場合、注文日の20日後にポイントが付与される。どのようにポイントを獲得するかによって、付与されるタイミングも異なるのだ。

楽天カードはポイントの貯めやすさが最大の特徴

楽天カードの利用者が二桁成長するほど増えているのは、ポイントの貯めやすさが最大の要因だ。

通常のポイント還元率は1%であるが、所定の条件をクリアするだけで、還元率を3〜5％まで上げられる。

しかも、達成条件を一度満たすように設定してしまえば、その効果を継続させられるため、ポイント獲得の好循環をキープしやすいのだ。

還元率を高める具体的なコツは次の章で解説するので、そちらを参考にしてほしい。

楽天ポイントは大きく2種類に分けられる

楽天ポイントに関して覚えておきたいのが、獲得できるポイントには以下の2種類あるということだ。

それぞれ名前のとおりだが、一般的な買い物で付与されるのは通常ポイントで、各種キャンペーンを中心に獲得できるのが期間限定ポイントである。

期間限定ポイントは、獲得した状況やサービスによって異なるものの、有効期限が10日から1ヶ月程度とかなり短く設定されている。

せっかくポイントを獲得したのにうっかり失効してしまう可能性もあるため、獲得したポイントは定期的に確認しておくのが重要だ。

ポイントの計算方法が変更されて実質還元率は改悪？

楽天ポイントの計算基準に関して、「100円ごとに1ポイント」の条件自体は変わらないが、2023年11月の請求分から、計算する対象が以下のように変更される。

たとえば、1ヶ月の間に3,980円の買い物を8回行ったとしよう。その場合、変更前後で獲得できる楽天ポイントは以下のように計算できる。

ポイント還元率は1%に違いないが、計算方法の変更により実質還元率は1％を下回ることになるため、覚えておいて損はないだろう。

楽天カードのポイント還元率をアップさせて効率よく貯める方法

楽天カードのポイント還元率は、各種サービスを利用するだけで簡単にアップできる。ここでは、2023年8月時点における、特におすすめな還元率アップ術について解説しよう。

具体的には、以下のサービスはできる限り併用することをおすすめしたい。

上記は比較的達成させやすく、一度条件をクリアすれば永続的に恩恵を授かれるはずだ。なお。各条件の詳細は、楽天カードの公式サイトを確認してほしい。

楽天カードは毎月0または5のつく日に利用するとポイントが2倍に

楽天カードは上記のようにポイント還元率を各自でアップさせられるだけでなく、毎月0または5のつく日に利用するとポイントが2倍になる。

つまり、楽天カードを利用するだけでポイント還元率が2％になるということだ。

何か買い物をする際は、毎月0または5がつく日に行うだけでも効率よくポイントを貯められるから、積極的に活用していこう。

楽天お買い物マラソンなどと組み合わせるとさらに効果的

楽天市場では「楽天お買い物マラソン」と言われる、期間中に購入店舗が増えるほどポイント還元率が高まるキャンペーンを開催している。

ポイント還元率は最大10倍まで上げられるため、10店舗で合計5万円の買い物をすれば、5,000ポイントが還元（10％相当）されるのだ。

以上のことを踏まえると、次に紹介する「楽天ふるさと納税」は、ポイントの還元効果を最大限受けられるからぜひおすすめしたい。

楽天ポイントを荒稼ぎするなら楽天ふるさと納税がおすすめ

楽天市場では、ふるさと納税も行えるため、これまで紹介したポイントを押さえると、ポイントをかなり稼げるから試してほしい。

これらをフル活用すると、場合によっては還元率が30倍近くなることもあるだろう。

そもそも、ふるさと納税は手出し2,000円で、寄付額に対して30％程度の返礼品をもらえる仕組みだ。寄付額は税金の控除を受けられるため、年末調整で払いすぎた税金が返ってくることもあるだろう。

たとえば、10万円のふるさと納税をすれば、3万円相当の返礼品をもらえることになる。もちろん、10万円分は寄付金控除として控除の対象だ。

そして、ポイント還元率を20倍まで引き上げられれば、20,000ポイントの還元を受けられるのだ。

これらは楽天ポイントの条件を満たせば誰でも実現でき、かなり再現性も高い方法だからぜひ試してみてみよう。

楽天カードで貯めたポイントの使い方・使えるお店

楽天カードで貯めたポイントは、コンビニやファミリーレストランなど、さまざまな店舗で利用できる。会計の際、レジに楽天のマークが掲載されていれば、楽天ポイントで支払い可能だ。

もちろん、楽天市場での買い物に対して、ポイント払いすることもできるし、楽天銀行から他行への振込手数料にもポイントを充当させられる。

楽天ポイントが使えるお店に関する詳細は、楽天カードの公式サイトから確認してみよう。

楽天ポイントの利用期限は最終加算日ごとに1年間延長される

楽天ポイントには、通常ポイントと期間限定ポイントがあり、通常ポイントに関しては、最終加算日ごとに利用期限が1年間延長される。

つまり、継続的に楽天カードを使用している限り、通常ポイントの期限が失効してしまうことはないから安心だ。

この点も、楽天カードの使いやすさとして評価できるだろう。

楽天カードで貯めたポイントは交換できる

楽天カードのポイントは、必ずしも買い物で利用しなければいけないものではない。

「楽天PoiinClub」では、貯めた楽天ポイントを各種ポイントに交換できる。ANAマイルやJALマイル、楽天Edy（電子マネー）に交換できるため、使い勝手は十分だ。

楽天カードを利用してもポイントがつかないもの・お店・サービス

楽天カードを利用しても、以下に該当する支払いはポイント付与の対象外だから覚えておこう。

ほかにも、各種公共料金の支払いの場合は0.2%還元と、かなり低くなってしまう点には注意が必要だ。

ただし、これらの条件はほかのクレジットカードも同様であるため、そこまで大きなデメリットにはならないだろう。

楽天カードのポイントに関するよくある質問

最後に、楽天カードのポイントに関するよくある質問について回答しよう。

楽天カードのポイントをもらえる上限はある？

楽天カードのポイント上限は、会員ランクによって定められている。

ダイヤモンド会員で月間15,000ポイント、以下、順にポイント上限は小さくなり、一般会員は5,000ポイントが月間の獲得上限だから覚えておこう。

楽天カードのポイントを確認する方法は？

楽天カードのポイントは、会員サイトである「楽天e-NAVI」はもちろん、楽天市場アプリを利用すれば確認可能だ。

ログインすれば本人情報が自動的に表示されるため、通常ポイントと期間限定ポイントの内訳も確認できる。

家族カードの利用で付与されるポイントは別々にできる？

楽天カードの家族カードを利用して付与されるポイントについては、本人名義のカードに集約して付与される仕組みになっている。そのため、家族カードの利用分で付与されたポイントを別途受け取ることはできない。

ただし、本人名義の楽天ポイントを家族のアカウントに送付することはできるため、手続きを踏めば別々にすることも可能だ。

楽天カードを2枚持ちしたときのポイントは分けられる？

楽天カードを2枚保有した際の各カード利用に対して付与されるポイントについても、家族カード同様に分けられない。

1枚目のカードを作成した際のアカウントに紐付けられるため、仕様上不可能となっている。

楽天カードのポイントは貯めやすさが最大の魅力

楽天カードのポイントは、還元率が原則1％であり、楽天関連のサービスを利用するほど還元率を高められる。

ポイントの貯まりやすさがほかのクレジットカードとは異なるため、非常に人気を集めているのが楽天カード最大の特徴だ。

特に、毎月0または5のつく日や、楽天お買い物マラソンなどを有効活用することで、効率よくポイント還元を受けられるだろう。

ポイント還元で100点満点のパフォーマンス・使い勝手を求めるのは難しいが、楽天カードなら80点のレベルで、十分な恩恵を受けられる。

まだ楽天カードを持っていない人や、ポイント還元の最適化に悩んでいる人は、この機会に楽天カードを検討してみるとよいだろう。