MENU

小学生におすすめの保険とは?保険選びのポイントも解説

この記事で解決できるお悩み
  • 小学生の保険選びのポイントが知りたい
  • 小学生に最適な保険の特徴を知りたい
  • 小学生のための保険を選ぶ際の注意点が知りたい

子供が小学校に入学し、保険選びに悩んでいる方も多いのではないか。

小学生は学校での怪我が突如発生したり、将来の教育資金が必要になったり、考えるべき点が多いものだ。

そこで本記事では、小学生の保険選びのポイントや最適な保険の特徴、保険を選ぶ際の注意点について解説する。

小学校に入ったばかりの子どもがいる方は、参考にしてほしい。

目次

おすすめはどれ?小学生の保険選びは何に気を付けるべきか

小学生の保険選びは何を重視すれば良いか 生命保険ナビ

一般的に小学生向けの保険の目的は、怪我や入院などに対する保障と将来の教育費への備えだ。

しかし、闇雲に保険に加入してしまうと保険料の負担は重くなってしまう。

保険は住宅に次いで人生で二番目に高い買い物と言われることもあるほど、大きな買い物だ。

保険料と保障のバランスを考えて、無理なく無駄のない保険選びをしたい。

小学生向けの保険選びで、よく確認するべきポイントは以下の3つだ。

  • 保険料・・・契約者が保険会社に支払うお金
  • 保険期間・・・保険の保障が続く期間
  • 給付金・・・被保険者が入院・通院などをした場合に支払われるお金

これら3つを、どのような観点で見ていくかを確認してみよう。

保険料が割高になっていないか

まず、確認したいのは保険料が割高になってないかどうかだ。

保険料が割高になってしまう原因はいくつかある。

ほとんど同じ保障内容でも、対面販売がメインの保険会社とネット販売に特化した保険会社では人件費がかからない分、ネット販売の保険会社の方が保険料を割安にできることが多い。

ただし、ネット販売の保険は契約や給付金の手続きを自分で行わなければならないため、保険会社のサポートが必要な場合は対面の保険会社を選ぶのも間違いではない。

また、保険乗合代理店(保険ショップ)などで複数の会社の保険を比較してみるのも、保険料を確認してみるのも割高な保険を避ける際に有効だ。

そして、保険に余計な保障や特約が付いていないかどうかも確認したい。

例えば公的な健康保険や社会保障だけでも十分、対応できるのに余計な保障をつけてしまうと、保険料は割高になってしまう。本当に必要な保障のみに絞ることで保険料は節約できるはずだ。

複数の保険会社、ネット販売、保険乗合代理店それぞれで保険料の相場を確認して、余計な保障が付いていないかを確認するだけでも、割高な保険に加入せずにすむ。

それでも保険料が割高な場合は、半年払い、1年払いなどまとめて支払うことで保険料が割引になるなら、積極的にまとめて払ったり、クレジットカード支払いでポイントを貯めたり、生命保険料控除を活用するなど契約の仕方も工夫したい。

保険期間が適切かどうか

保険期間が適切かどうかも、保険選びで確認しておきたいポイントだ。

例えば、一生涯を通じて保障がある終身保険は確かに備えが死ぬまで続く。

しかし、期間を限定して加入する定期保険の方が保険料を抑えられることが多いため、長ければ良いというものではない。

定期保険は更新の度に保険料が上がってしまうが、それも踏まえて終身保険と定期保険のどちらが良いかを確認してみるとよい。

ライフステージによってリスクも変化し、必要な保障内容や金額も変化する。

子ども向けの保険でも、独立まで保障をするのか、生涯保障が続く保険の方が良いのかをよく考えて選ぶことでも本当に必要な保険を絞りこめる。

いつ、何が起きたら、大きな出費が必要になるのかを考えることで保険期間も自ずと決まってくるだろう。

給付される金額が目的に応じて十分なものか

給付される金額が目的に応じて本当に十分かどうかも確認しておきたい。

給付される金額は大きい方がもちろん良いのだが、給付金が増えるほど負担する保険料も増えてしまう。

無理なく無駄のない保険料で十分な給付金が受け取れる保険が良い保険だ。

しかし、どの程度の給付金が必要になるのか検討もつかないという方もいるだろう。

まず、確認しておきたいのが公的な保障や制度だ。

例えば、医療費負担は小学生以上になると2割から3割負担になるが、それでも医療費の負担はそこまで重くはならない。

市区町村の医療費助成制度や高額な医療費を支払った場合の高額療養費という制度を活用することで医療費はかなり抑えられる。

所得区分自己負担限度額
① 区分ア
(標準報酬月額83万円以上の方)
(報酬月額81万円以上の方)
252,600円+(総医療費※1-842,000円)×1%
② 区分イ
(標準報酬月額53万〜79万円の方)
(報酬月額51万5千円以上〜81万円未満の方)
167,400円+(総医療費-558,000円)×1%
③ 区分ウ
(標準報酬月額28万〜50万円の方)
(報酬月額27万円以上〜51万5千円未満の方)
80,100円+(総医療費※1-267,000円)×1%
④ 区分エ
(標準報酬月額26万円以下の方)
(報酬月額27万円未満の方)
57,600円
⑤ 区分オ
(低所得者)
(被保険者が市区町村民税の非課税者等)
35,400円
出典:全国健康保険協会「高額な医療費を支払ったとき」

例えば区分ウ、つまり1ヶ月あたりの親の所得が28万円〜50万円の場合で、小学生の子どもに100万円の治療費がかかった場合でも自己負担額も計算してみると以下の結果となる。

80,100円+(1,000,000円-267,000円)×1%=8万7430円

100万円の医療費でも実質負担は8万7430円で済むのだ。この他にも自治体によって子どもの医療費助成制度など充実しているところもあるため、確認しておくことで本当に必要な給付額が見えてくる。

教育資金に関しては全て公立なら平均で約822.5万円、全て私立なら平均で約2,307.5万円かかるというデータがある。

教育資金は住宅資金、老後資金と並び人生の3大資金と呼ばれるほど、重要な資金だ。

教育資金に関しては、ご家庭の方針によってかなり差が出てくるが、貯蓄型の保険に加入する際には参考にしてみてほしい。

小学生におすすめの保険

小学生におすすめの保険とは 生命保険ナビ

小学生が備えるべきリスクは以下の3つにまとめられる。

  • 教育資金不足
  • 怪我や病気
  • 将来的なリスク

民間の保険の目的はあくまでも公的な保障を補うことだ。

これらのリスクに対して公的な保障だけでは、備えとして不十分だと判断したら民間の保険加入を検討するべきだ。

小学生の現在、そして将来の備えとしておすすめの保険を紹介する。 

教育資金保証を含んだ保険

教育資金に備える保険は大きく分けて2種類ある。

  • 学資保険
  • 低解約返戻金型終身保険

学資保険は、毎月一定の保険料を支払い、子どもの入学などの節目で祝い金や満期で保険金が受け取れる将来の教育費に備える保険だ。

親が亡くなったら保険料の支払いが免除されるなど、貯蓄以外のメリットもある。

一方、低解約返戻金型終身保険は契約途中の解約返戻金を抑える代わりに、通常の終身保険に比べて保険料が割安で、保険料払込が満了すると保険料以上の解約返戻金が受け取れる保険だ。

こちらも契約者が死亡した場合に死亡保険金を受け取れる。

教育資金に備える保険と聞くと学資保険を想起するかもしれない。

学資保険は小学校入学前に加入するのがおすすめだ。小学校入学以降になると加入できる学資保険の選択肢が狭まってしまう。

また、学資保険は小学校入学前に加入しておかないと返戻率も下がってしまうため、本当に加入するべきかどうかを慎重に考えた方が良い。

小学校に入学してしまい魅力的な学資保険が見つからない場合は、低解約返戻金型終身保険を学資保険の代わりに将来の教育資金の備えとすることを検討しよう。

保険料を割安で払った以上に保険金を受け取れる可能性が高く、契約者(親)が死亡した際の備えにもなる。

臨時的な医療費用を補える保険

健康保険や自治体の公的な医療保障だけでは、備えとして不十分なら医療保険に加入することで、臨時的な医療費に備えられる。

医療保険とは病気や怪我で治療を受けたり、入院したりした際に給付金を受け取れる保険のことだ。

日本の健康保険制度は手厚く小学生なら医療費原則3割負担で、高額の医療費がかかっても高額療養費制度によって実際には、かなり医療費を抑えられる。

そのため、医療保険に加入する際には公的な保障で本当に備えられないかどうかを検討して、余計な特約や保障をつけないことが保険料節約の際に重要だ。

ただ、医療保険は近年、最新の医療事情に合わせて様々なタイプが登場している。

先進医療の特約が付いているものや、入院日数が短くても給付金が降りるタイプなど多様な医療保険がある。

そのため社会保障だけでは手が回らないが必要だと感じる備えが民間の医療保険を探すことで見つかるかもしれない。

将来的なリスクから子供を守る保険

子どもの将来的なリスクへの備えとして考えられるのが、終身保険だ。

終身保険は一生涯を通じて保障があり、いつ死亡しても保険金を受け取れる。

また、途中で解約しても解約返戻金が戻ってくる貯蓄性のある保険でもある。

終身保険に小学生の子どもを加入させておけば、亡くなった際に葬儀代などに給付金をあてることもできる。

また、終身保険は契約者と保険受取人の変更ができるため、子どもに保険をプレゼントすることも可能だ。

例えば終身保険を短期で払い終えて、契約者を親から子どもに変更すれば、子どもに死亡保障を引きつげて、しかも途中でお金が必要になれば子どもが解約返戻金を受け取る形も取れる。

終身保険は加入が早い方が保険料を抑えられるため、小学生のうちに終身保険に加入しておくのは一つの手だ。

また、持病などが見つかると保険に将来的に入れなくなる恐れもあるため早めに加入しておく方が有利だという考え方もある。

おすすめは学資・医療・終身保険の3つ!小学生の保険を選ぶポイントとは

小学生の保険を選ぶ際の注意点 生命保険ナビ

小学生の保険を選ぶ際の注意点を解説する。選び方の注意点は以下の3つだ。

  • 早めに入ることを意識しすぎない
  • 本当に必要かどうか加入の必要性を考える
  • 役立つ特約・オプションの確認

先に紹介した学資保険・低解約返戻金型終身保険・医療保険・終身保険を含む全ての保険を選ぶ際に共通する注意点だ。

保険は一度、入ってクーリングオフの期間を過ぎてしまうと解約が面倒だ。

しかも、解約時期次第では損をしてしまう。そのため慎重に考えた上で加入を検討してほしい。

あわせて読みたい

早めに入ることを意識しすぎない

学資保険であれ終身保険であれ、一般的に保険は早めに加入する方が保険料を抑えられる。

そのため、保険に加入することが決まったら早めに入る方が良いとされている。

しかし、保険料を意識するあまりに、焦って必要もない保険に加入してしまうのは本末転倒だ。

焦ってよく選ばずに保険に加入してしまうと後から、もっと保険料と保障のバランスがとれた保険が見つかったり、不要な保障が見つかったりして後悔することになる。

必要のない保険に早めに入るよりも、納得のいく必要な保険をしっかり選んでから加入することが大切だ。

一度、契約してクーリングオフ期間を過ぎてしまうと、保険の解約は面倒で途中解約できても半端な期間だと返戻金も十分に受け取れない。

早く入ったほうが良い場合もあるが、焦って早めに入ることを意識し過ぎないように気をつけよう。

本当に必要かどうか加入の必要性を考える

民間の保険は公的な保障で足りない部分を補うためにある。

特に日本の健康保険はとても充実しており、小学生ならば医療費の負担は原則3割で良い。

しかも、医療費助成や高額療養費という制度もあるため、民間の医療保険に入らなくても十分な保障を受けられる。

まずは公的な健康保険や制度で、どこまで備えられるのかを確認するところからはじめよう。

もし、公的な健康保険と制度だけで十分、備えができそうなら民間の医療保険に無理に加入する必要はない。

民間の医療保険を手厚くすればするほど、保険料の負担は重くなってしまうからだ。

また将来の備えの手段は保険だけではない。

例えば、貯蓄やつみたてNISAなど保険以外の方法が備えの手段として保険より有利なこともある。

何でも保険に頼るという考えでは、保険料の負担が重くなり家計が苦しくなる。

複数の選択肢の中から最適な備えを選び保険を厳選することが大切だ。

役立つ特約やオプションがないか確認する

特約とは、保険の主契約の保障内容を補ったり、充実させたりできる契約のことだ。

保険を選ぶ際には主契約だけではなく、どのような特約があるかまで確認しよう。

例えば、学資保険で親が亡くなったり高度障害になったりした場合に備えるなら育英年金特約をつけることで、万一のことがあっても満期になるまで年金を受け取れる。

また傷害特約や災害特約などつければ、学資保険だけでもケガや災害に備えられる。

ただし、特約をつけることで保険料の負担が重くなったり、返戻率が下がったりしてしまうこともあるため注意が必要だ。

医療保険でも三大疾病、介護、認知症など様々な特約をつけることで、幅広いリスクに備えられる。

特約をうまく組み合わせることで、小学生の子どもに最適なオリジナルプランを用意できる。

その代わり特約やオプションは、つければつけるほど保険料の負担が重くなってしまうのは学資保険と同じだ。

保険を選ぶ際には必要な特約を選ぶと同時に、不必要な特約を選ばないことも大切だ。

新規に加入するだけでなく保険を見直す際にも、特約を見直すことで無駄な保障をなくし保険料を抑えられる。

小学生におすすめの保険は学資保険・医療保険・終身保険の3つ!

まとめ 生命保険ナビ

本記事では、小学生の保険選びのポイントや最適な保険の特徴、保険を選ぶ際の注意点について解説した。

小学生は健康状態や年齢面で条件がよく、保険料が少ない保険に加入できる可能性が高い。

ただ、保険を使わずに保険料が無駄になる可能性も考慮して選んでいく必要がある。

また、小学生は公的な医療保険だけで十分な可能性も高い。

そのため、保険に加入するべきか、判断が難しいと感じる人もいるだろう。

そんな時は保険のプロに相談することも検討しよう。

一人一人に合ったアドバイスをもらうことで、的確に必要な保険を選択することができる。

ただ、保険のプロは数多く存在し、家族にとって最適な担当なのかを見極めることは難しい。

マッチングサイトである「生命保険ナビ」を使えば、家族の条件に合った保険のプロを簡単に見つけることができる。

無料で利用できるので、是非活用してほしい。

  • URLをコピーしました!

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

目次