- 富裕層の生活スタイルを知りたい
- 富裕層を目指すためのポイントを知りたい
- 資産形成の相談先を知りたい
多くの資産を持つ富裕層になるためには、日々のちょっとした意識を変える必要がある。
本記事では、富裕層が取り入れている生活スタイルについて解説していく。
富裕層はどれくらいいる?
そもそも「富裕層」という言葉にハッキリとした定義はない。野村総合研究所の「2021年の日本における純金融資産保有額別の世帯数と資産規模」では、富裕層を「資産1億円以上5億円未満」、「5億円以上」を超富裕層と位置づけている。
同調査による各階層ごとの世帯分布は下記の通りだ。
マーケットの分類(純金融資産保有額) | 世帯数 |
---|---|
超富裕層(5億円以上) | 9.0万 |
富裕層(1億円以上5億円未満) | 139.5万 |
準富裕層(5,000万円以上1億円未満) | 325.4万 |
アッパーマス層(3,000万円以上5,000万円未満) | 726.3万 |
マス層(3,000万円未満) | 4,213.2万 |
2021年における世帯分布は富裕層が139.5万世帯、超富裕層が9.0万世帯となっている。合計148.5万世帯は全体の2.7%であり、かなり数が少ないことが分かる。
しかし、148.5万世帯という数は、同調査を開始した2005年以降最も多い結果である。富裕層・超富裕層の世帯数は、全体に占める割合は少ないものの、アベノミクス開始以降右肩上がりに増加している状況だ。
富裕層が大切にしている生活スタイル7選
資産1億円以上の富裕層を目指すためには、多くの収入を得ることも大切だが、日々の習慣を変えることも大切だ。特に富裕層が大切にしている生活スタイルは次の通りである。
- ちょっとしたコストを見逃さない
- 税制に関心を抱く
- 新しい情報を積極的に取り入れる
- 健康を大切にする
- 長期のマネープランを描いている
- 積極的に資産運用に取り組む
- 専門家の意見を取り入れる
それぞれくわしく紹介していこう。
ちょっとしたコストを見逃さない
富裕層というと、何に対しても羽振りが良いイメージがあるかもしれない。しかし、実際はちょっとしたコストにもシビアな人が多い。「お金を払うべきところ」とそうでないところの線引きがしっかりしているのだ。
たとえば、コンビニのATMを頻繁に使う人はその生活スタイルを見直してみよう。1回あたりは数百円の手数料でも、頻繁に使えばそのコストは大きなものになる。
まずは小さな出費からコツコツと削っていくことが大切だ。
税制を関心を抱く
税負担の大きい富裕層は、税制にも強い関心を抱いている。実践できる節税術はすぐに取り入れ、少しでも税負担を軽くできる術はないか常に意識を持っている。
また、税制は頻繁に改正が行われるため、富裕層は情報をアップデートすることも欠かさない。税制改正によって自分にどのような影響があるのかをしっかりと把握し、場合によってはその対策も講じている。
会社員の場合は税金や社会保険料が源泉徴収されるため、「自分が何をどれくらい支払っているのか」ということがいまいちピンとこないかもしれない。
しかし、給与明細を見てみると、毎月かなりの税金や社会保険料を支払っていることが分かる。まずは自分の税負担を理解し、取り入れられる節約術はないか考えてみよう。
新しい情報を積極的に取り入れる
富裕層は新しい情報にも敏感だ。特にお金に関する情報は積極的に収集しており、常にアンテナを立てている。
たとえばNISAやiDeCoなどの制度は、富裕層ほど積極的に関心を抱いている。中には「聞いたことはあるけど、よく分からない」と情報をシャットアウトしている人もいるかもしれない。
しかし、せっかく活用できる制度を使わないでいるのはもったいないことだ。新しい情報に触れたときは「自分に関係のないことだ」と切り捨ててしまうのではなく、「何か役立つものはないだろうか」と意欲的に取り入れる意識を持とう。
健康を大切にする
富裕層は健康への意識が高いのも特徴のひとつだ。健康はお金で買えないことを重々理解しているからである。
昼夜問わず働き続ければ多くの収入を得られるかもしれないが、体を壊してしまっては元も子もない。収入を失うだけでなく、医療費がかかれば、かえって資産が減少することにもつながりかねない。
資産を増やしていくためには、健康で働き続けることが何よりも大切だ。
食事に気を遣ったり、トレーニングに励んだりなど、自分の体を労わることにも目を向けてみよう。
長期のマネープランを描いている
人生100年時代といわれる現在では、長期のマネープランを立てておくことが必要不可欠だ。「いつどれくらいの資金が必要になるか」ということを見据えたうえで、貯蓄に取り組む必要がある。
富裕層は、子どもや孫のライフイベントを見据えたうえでマネープランを立てている。「〇年後には子どもの住宅取得に資金援助をする」、「孫の大学入学に合わせて教育資金を贈与する」など、数年・数十年にわたってどれくらいの資金が必要になるかを考えているのだ。
まずは、自分のライフイベントを把握したうえで「いつどれくらいのお金が必要になるか」ということを考えてみよう。マネープランが明確になれば、いまどれくらいの金額を貯蓄すべきかも理解できるようになるはずだ。
積極的に資産運用に取り組む
富裕層を目指すためには、資産運用も欠かせない。低金利が続く現在では、預貯金だけで資産1億円を目指すのはかなり難しい。
富裕層は株式投資や投資信託、不動産投資などの資産運用に積極的に取り組み、自ら資産を増やす努力をしている。
資産運用で一定の利回りを得られれば、複利効果で効率的に資産を増やすことができる。もちろん運用によるリスクは考慮する必要があるが、「資産運用=高リスク」というわけではない。
「大きなリスクを負いたくない」という人は、低リスクの商品を選んで運用してみるとよいだろう。
専門家の意見を取り入れる
富裕層は、専門家の意見を取り入れていることも特徴だ。「税金のことは税理士へ」、「資産管理はIFAやFPへ」といったように各分野で信頼できるパートナーを見つけている。
これは「専門的な分野のことはプロに任せた方が効率が良い」と考えているためだ。自ら学んで実践することも可能だが、それよりも専門家に任せた方が間違いがないし、余計な時間もかからない。
「何事も自分で調べて実践する」という気持ちも大事ではあるものの、時には専門家の力を借りることも検討しよう。
資産形成の相談はIFAがおすすめ
富裕層を目指すうえでの資産形成に悩んだら、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)へ相談することがおすすめだ。IFAとは、マネープランの形成や実践に関する相談ができる金融アドバイザーだ。
ここからは、IFAを利用するメリットや、相談の流れを紹介していこう。
IFAを利用するメリット
IFAが提供してくれる金融サービスは、主に次の通りだ。
- 金融商品の提案・販売
- マネープランを形成するサポート
- ポートフォリオの見直しに関する助言
- 相続対策・税務に関する相談
- 不動産投資の仲介業務
お金に関する幅広い業務を取り扱っているため、さまざまな相談がワンストップで済むメリットがある。富裕層を目指すうえで、一緒にお金を管理してくれるパートナーだと考えると分かりやすいだろう。
IFAは金融機関のような転勤もないため、生涯同じ担当者に相談できるのも嬉しいポイントである。
検索サービスを使ってIFAを探してみよう
IFAの相談先を探すときは、検索サービス「わたしのIFA」を利用することがおすすめだ。IFAにはそれぞれ得意分野や顧客層があるため、自分と相性の良いIFAを探す必要がある。1から自分で探すとなると、かなりの手間がかかるだろう。
その点、検索サービスは利用地域や相談内容に応じて、条件に当てはまるIFAをピックアップできる。自らIFAを探す手間がかからないので、手軽にIFAへ相談することが可能だ。
IFAと一緒に富裕層を目指そう
富裕層を目指すためには収入を増やすだけでなく、富裕層が実践している生活スタイルも積極的に取り入れたい。本記事で紹介した7つの生活スタイルは、どれもすぐに実践できるものであるためぜひ真似してみよう。
また、効率よく資産形成を行うためには、金融のプロであるIFAへ相談することも検討したい。IFAは生涯にわたってお金のことを相談できるため、富裕層を目指すうえで心強い味方になってくれるはずだ。
当サイト「わたしのIFA」では、全国各地のIFAを検索できるサービスを提供している。ご相談内容や利用地域に応じてピッタリのIFAをご紹介するので、気軽に相談してほしい。