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「新NISAを利用して資産運用を始めたいものの、銘柄が多すぎて選べない」と悩んでいる人は多いだろう。
新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠の2つを利用できる。どちらの枠も運用益が非課税になる制度だが、投資できる商品や使い方は異なる。
結論からいえば、投資初心者はまずつみたて投資枠の対象商品から、低コストで分散性の高い投資信託を選ぶのが現実的だ。
リスクを抑えたい人はバランスファンド、長期で成長を狙いたい人は全世界株式や米国株式などの株式型インデックスファンドを中心に検討するとよい。
一方で、新NISAは元本保証ではない。過去のリターンが高い銘柄でも、将来の運用成果を保証するものではなく、値下がりによって損失が出る可能性がある。
本記事では、新NISAで検討したい銘柄候補と、銘柄を選ぶ前に確認すべきポイントを整理する。
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新NISAで銘柄に迷ったらまずはつみたて投資枠から考えよう
新NISAで銘柄選びに迷う場合は、まずつみたて投資枠の対象商品から確認しよう。
つみたて投資枠は、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託やETFに対象が絞られている。金融庁の2026年5月11日時点の資料では、つみたて投資枠対象商品は354本だ。
対象商品は限定されているため、成長投資枠の全商品から探すよりも、初心者が比較しやすい。
ただし、対象商品に入っているからといって、必ず利益が出るわけではない。投資対象、信託報酬、為替リスク、値動きの大きさを確認して選ぶことが大切だ。
新NISAの2つの投資枠
| 項目 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| 年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
| 非課税保有限度額 | 合計1,800万円 うち成長投資枠は1,200万円まで | |
| 主な投資商品 | 長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託・ETF | 上場株式、ETF、REIT、投資信託など 一部対象外商品あり |
| 買付方法 | 積立買付が中心 | 積立買付・スポット購入に対応する金融機関が多い |
| 向いている使い方 | 長期の積立投資を続けたい人 | 個別株やETFも含めて投資対象を広げたい人 |
なお、成長投資枠でもすべての商品を購入できるわけではない。整理銘柄・監理銘柄、信託期間20年未満の投資信託、毎月分配型の投資信託、デリバティブ取引を用いた一定の商品などは対象外となる。
また、つみたて投資枠と成長投資枠を別々の金融機関で利用することはできない。NISA口座は1つの金融機関で管理されるため、銘柄選びと同時に金融機関選びも重要だ。
証券アナリスト 平行秀つみたて投資枠は、長期の資産形成に使いやすい商品に対象が絞られています。最初から高リスクな個別株に進むより、まずは分散された投資信託から始めるほうが、投資を継続しやすいでしょう。
新NISAで銘柄を選ぶ前に確認したい5つの基準
新NISAの銘柄は、「有名だから」「SNSで人気だから」だけで選ばないようにしたい。
特に投資信託を選ぶときは、以下の5つを確認すると、失敗を避けやすい。
- 投資対象
全世界株式、米国株式、日本株式、債券、REITなど、何に投資しているかを確認する。 - 信託報酬
投資信託を保有している間にかかるコスト。長期投資では特に重要になる。 - 分散性
1つの商品でどの国・地域・資産に分散できるかを見る。特定業種や少数銘柄に偏る商品は値動きが大きくなりやすい。 - 純資産総額と運用期間
純資産が極端に小さい商品や運用期間が短い商品は、繰上償還や実績不足に注意する。 - 自分のリスク許容度
値下がり時にも積立を続けられる金額・商品かを確認する。
過去のリターンは参考になるが、将来も同じ成績が続くとは限らない。銘柄選びでは、過去成績よりも「自分が長く保有できるか」を重視しよう。
ここからは、リスクを抑えたい人向けのバランスファンド、成長を狙いたい人向けの株式型ファンド、成長投資枠で検討できる候補を順番に紹介する。
新NISAでリスクを抑えたい人が検討したいバランスファンド5選


「新NISAで投資をしたいが、できるだけ大きな値動きは避けたい」と考える人は、バランスファンドを検討しよう。
バランスファンドとは、株式・債券・REITなど複数の資産に投資する投資信託のことだ。1つの商品で資産を分散できるため、株式だけのファンドより値動きが比較的穏やかになりやすい。
ただし、バランスファンドでも元本割れリスクはある。債券を含んでいても、金利上昇や為替変動、株式市場の下落によって基準価額が下がる可能性がある点は理解しておこう。
バランスファンドと株式型ファンドの違い
| 種類 | 主な投資対象 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| バランスファンド | 株式・債券・REITなど複数資産 | 1本で資産分散しやすい。株式型より値動きが抑えられやすい | 値動きへの不安が大きい人 |
| 株式型ファンド | 株式中心 | 成長性を狙いやすい一方、値動きは大きくなりやすい | 長期でリターンを追求したい人 |



バランスファンドは、株式だけに投資するファンドよりも値動きが抑えられやすい一方、リターンも控えめになる場合があります。利益を最大化する商品というより、長く続けやすい商品として検討するとよいでしょう。
複数資産に分散できるバランスファンド3選
複数資産に分散したい人は、以下のようなバランスファンドを候補にできる。
| ファンド名 | 主な投資対象 | 信託報酬(税込) | 向いている人・注意点 |
|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 国内外の株式・債券・REITの8資産 | 年0.143%以内 | 1本で8資産に均等分散したい人向け。株式・REITも含むため値下がりリスクはある。 |
| <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド 4資産均等型 | 国内株式・国内債券・外国株式・外国債券 | 年0.154% | 株式と債券をシンプルに25%ずつ持ちたい人向け。REITは含まれない。 |
| たわらノーロード バランス(8資産均等型) | 国内外の株式・債券・REITの8資産 | 年0.143% | 8資産均等型を他シリーズと比較したい人向け。販売会社ごとの取扱状況を確認したい。 |
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内REIT、先進国REITの8資産に均等に投資するファンドだ。
株式・債券・REITをまとめて保有できるため、最初の1本として分散性を重視したい人に向いている。
ただし、8資産すべてに均等配分されるため、「株式比率をもっと高めたい」「REITは持ちたくない」といった細かな調整はしにくい。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド 4資産均等型
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド 4資産均等型は、国内株式・国内債券・外国株式・外国債券の4資産に25%ずつ投資するファンドだ。
8資産型よりも構成がシンプルで、REITを含まない点が特徴である。
値動きを抑えつつ、株式と債券の両方を持ちたい人に向いている。ただし、外国資産には為替変動リスクがある点に注意しよう。
たわらノーロード バランス(8資産均等型)
たわらノーロード バランス(8資産均等型)は、国内外の株式・債券・REITに分散する8資産均等型のバランスファンドだ。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)と投資対象が近いため、信託報酬、純資産総額、取扱金融機関、ポイント付与条件などを比較して選ぶとよい。
債券比率を意識したバランスファンド2選
株式だけでなく債券も組み合わせたい場合は、以下のようなファンドも検討できる。
| ファンド名 | 主な投資対象 | 信託報酬(税込) | 向いている人・注意点 |
|---|---|---|---|
| DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型) | 国内外の株式・債券 | 年0.154% | 債券比率を高めたい人向け。低リスク商品ではなく、株式・為替の影響も受ける。 |
| SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型) | 米国株式・米国債券 | 年0.0938%程度 | 米国の株式と債券に50%ずつ投資したい人向け。米国集中・為替リスクに注意。 |
DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)
DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)は、国内外の株式と債券に投資するバランスファンドで、債券の比率を高めた設計が特徴だ。
株式比率を抑えたい人や、比較的穏やかな値動きのファンドを探している人に向いている。
ただし、債券が中心でも金利や為替の影響は受ける。短期間で元本割れしない商品ではない点を理解しておこう。
SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)
SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)は、米国株式と米国債券におおむね50%ずつ投資するファンドだ。
米国経済に投資しながら、株式だけでなく債券も組み合わせたい人に向いている。
ただし、投資対象は米国に集中する。全世界に分散する商品と比べると、地域分散の面では偏りがある点に注意したい。
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新NISAで大きな資産成長を目指すなら株式型ファンドを検討しよう


「新NISAを使うなら、長期で資産成長を目指したい」と考える人は、株式型ファンドを検討しよう。
株式型ファンドは、バランスファンドよりも値動きが大きくなりやすい。一方で、長期的な経済成長や企業成長を取り込める可能性がある。
特に投資初心者は、個別株をいきなり選ぶよりも、広く分散されたインデックスファンドから始めると銘柄選定の負担を減らしやすい。



株式型ファンドは値動きが大きいため、下落局面でも積立を続けられるかが重要です。長期視点を持ち、投資額を無理のない範囲に抑えることで、相場変動に振り回されにくくなります。
全世界・先進国の株式に分散投資したい人向けの2本
まず検討しやすいのは、世界の株式に広く分散できるファンドだ。
| ファンド名 | 主な投資対象 | 信託報酬(税込) | 向いている人・注意点 |
|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 日本を含む先進国・新興国株式 | 年0.05775%以内 | 1本で世界株式に広く分散したい人向け。米国比率が高い時期がある。 |
| eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(除く日本) | 日本を除く先進国株式 | 年0.09889%以内 | 日本株を別で持ちたい人、先進国中心で投資したい人向け。新興国株式は含まれない。 |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、日本を含む先進国・新興国の株式に投資するインデックスファンドだ。
1本で世界中の株式に分散できるため、最初の株式型ファンドとして検討しやすい。
ただし、時価総額に応じた指数に連動するため、米国株の比率が高くなりやすい時期がある。完全に均等な地域分散ではない点は理解しておこう。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(除く日本)
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(除く日本)は、日本を除く先進国株式に投資するインデックスファンドだ。
日本株を別で保有したい人や、新興国株式の比率を抑えたい人に向いている。
一方で、新興国の成長を取り込みたい場合は、全世界株式ファンドや新興国株式ファンドとの違いを確認しておきたい。
米国株式に投資したい人向けの2本
米国企業の成長に期待したい人は、米国株式ファンドを候補にできる。
| ファンド名 | 主な投資対象 | 信託報酬(税込) | 向いている人・注意点 |
|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 米国の代表的な大型株 | 年0.08140%以内 | 米国株式市場の成長に期待する人向け。米国一国への集中リスクがある。 |
| iFreeNEXT FANG+インデックス | 米国大型テクノロジー関連株など | 年0.7755% | 成長性重視の候補。少数銘柄・テック分野に集中し、値動きが大きい。 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、S&P500指数に連動する投資成果を目指すファンドだ。
米国を代表する大型株に広く投資できるため、米国経済の成長を長期で取り込みたい人に向いている。
ただし、米国株式に集中するため、全世界株式ファンドより地域分散は限定的だ。米国市場が不調な時期には、大きく下落する可能性がある。
iFreeNEXT FANG+インデックス
iFreeNEXT FANG+インデックスは、NYSE FANG+指数に連動する投資成果を目指すファンドだ。
米国の大型テクノロジー企業などに集中して投資するため、高い成長性を期待できる一方、値動きも大きくなりやすい。
信託報酬も、全世界株式やS&P500連動型の低コストインデックスファンドと比べると高い。コア資産として大きく持つより、リスクを理解したうえで一部に組み入れる候補として考えたい。
日本株式に投資したい人向けの2本
為替の影響を抑えたい人や、日本企業にも投資したい人は、日本株式ファンドも候補になる。
| ファンド名 | 主な投資対象 | 信託報酬(税込) | 向いている人・注意点 |
|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) | 日経平均株価採用銘柄 | 年0.143%以内 | 日経平均に連動する投資成果を目指したい人向け。指数の構成銘柄・値がさ株の影響を受ける。 |
| 日経平均高配当利回り株ファンド | 日経平均株価採用銘柄のうち配当利回り上位銘柄 | 年0.693% | 日本の高配当株に投資したい人向け。配当利回り重視で銘柄が集中しやすい。 |
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)は、日経平均株価に連動する投資成果を目指すファンドだ。
日本を代表する大型株に分散投資したい人に向いている。
ただし、日経平均株価は225銘柄で構成される指数であり、株価の高い銘柄の影響を受けやすい。TOPIX連動型のファンドとの違いも確認しておこう。
日経平均高配当利回り株ファンド
日経平均高配当利回り株ファンドは、日経平均株価採用銘柄の中から、予想配当利回りの高い銘柄を中心に投資するファンドだ。
高配当株に投資したいが、自分で個別株を選ぶのが難しい人にとっては検討しやすい。
一方で、配当利回りの高い銘柄は、株価下落によって利回りが高く見えている場合もある。分配金や配当を重視しすぎず、値下がりリスクや信託報酬も確認しよう。
成長投資枠の併用も!銘柄の選び方と検討候補


つみたて投資枠に慣れてきた人や、年間120万円を超えて投資したい人は、成長投資枠の併用も検討できる。
成長投資枠は年間240万円まで投資でき、つみたて投資枠と合わせると年間360万円まで非課税で投資できる。
ただし、枠を使い切ること自体が目的ではない。生活費、近い将来使うお金、緊急時の資金まで投資に回すのは避けよう。
つみたて投資枠と成長投資枠を併用するメリット
- 年間最大360万円まで非課税で投資できる
- 投資信託だけでなく、個別株・ETF・REITなども検討しやすい
- つみたて投資枠の対象ファンドを、成長投資枠で追加購入できる場合がある
- 目的に合わせて、積立とスポット購入を使い分けやすい
成長投資枠では、つみたて投資枠より投資対象が広がる。国内外の個別株、ETF、REIT、投資信託などを組み合わせられるため、投資方針の自由度は高い。
一方で、自由度が高いほど銘柄選定の責任も大きくなる。値動きの大きい個別株やテーマ型ファンドに偏りすぎないように注意しよう。



成長投資枠は自由度が高い分、商品選びの難易度も上がります。まずはつみたて投資枠でコア資産を作り、成長投資枠は余剰資金の範囲で補完的に使うと、リスクを取りすぎにくくなります。
つみたて投資枠と成長投資枠の併用が向いている人
- 生活防衛資金を確保できている
- つみたて投資枠だけでは投資額が不足する
- 投資信託以外のETFや個別株も検討したい
- 値下がり時にも慌てて売らずに判断できる
反対に、まだ生活防衛資金がない人、毎月の家計に余裕がない人、値下がりに強い不安を感じる人は、まず少額のつみたて投資枠から始めるほうがよい。
つみたて投資枠と成長投資枠の使い分け例
2つの枠を併用する場合は、役割を分けると管理しやすい。
| 投資枠 | 使い方の例 | 注意点 |
|---|---|---|
| つみたて投資枠 | 全世界株式、S&P500、バランスファンドなどを毎月積み立てる | 長期で保有する前提で、途中で積立を止めない金額にする |
| 成長投資枠 | つみたて枠で買っている投資信託の追加購入、ETF、個別株などに活用する | テーマ型・個別株に偏りすぎない。スポット購入のタイミングを狙いすぎない |
成長投資枠は、相場が下がったときの買い増しにも使えるが、下落局面を正確に見極めるのは難しい。
「下がったら買う」と決めていても、さらに下がることはある。成長投資枠でも積立設定を使い、時間を分散する方法を検討しよう。



投資で大切なのは、商品選びだけではありません。生活資金、余剰資金、家族構成、将来の支出予定を踏まえ、自分に合う投資額を決めることが重要です。
成長投資枠で検討できる投資信託2選
成長投資枠では、つみたて投資枠の対象商品に加えて、より幅広い投資信託を検討できる。
ここでは、成長性を重視する投資信託の候補を紹介する。ただし、値動きが大きい商品もあるため、コア資産として大きく持つよりも、目的に合わせて一部に組み入れるかを検討しよう。
| ファンド名 | 主な投資対象 | 信託報酬(税込) | 注意点 |
|---|---|---|---|
| iTrustインド株式 | インド企業の株式 | 年0.9828%程度 | 新興国株式のため、価格変動・為替・政治経済リスクが大きい。 |
| たわらノーロード NYダウ | ダウ・ジョーンズ工業株価平均に連動する米国株式 | 年0.2475% | 米国の大型株に集中する。S&P500や全世界株式との違いを確認したい。 |
iTrustインド株式
iTrustインド株式は、インド企業の株式に投資するファンドだ。
インド経済の成長に期待する人にとっては、成長投資枠で検討できる候補になる。
ただし、新興国株式は先進国株式よりも値動きが大きくなりやすい。為替、政治、規制、流動性などのリスクもあるため、全体の資産の一部にとどめるのが現実的だ。



新興国株式は成長期待がある一方で、値動きの大きさも無視できません。投資する場合は、全世界株式などの広く分散された資産を土台にし、上乗せ部分として考えるとよいでしょう。
たわらノーロード NYダウ
たわらノーロード NYダウは、ダウ・ジョーンズ工業株価平均に連動する投資成果を目指すインデックスファンドだ。
米国を代表する大型株に投資したい人に向いている。
ただし、NYダウは構成銘柄数が30銘柄と少ない。S&P500や全世界株式と比べると分散性が限られるため、投資対象の違いを理解してから選ぼう。
成長投資枠で個別株を買う場合の検討例
成長投資枠では、金融機関によって国内株式や米国株式などの個別株も購入できる。
ただし、個別株は投資信託よりも銘柄固有のリスクが大きい。業績悪化、競争環境の変化、規制、為替、株価急落などにより、大きな損失が出る可能性がある。
以下は、成長性を重視する投資家が注目しやすい米国株の例であり、購入を推奨するものではない。
| 銘柄例 | 事業の概要 | 確認したいリスク | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| NVIDIA | GPUやAI関連の半導体・コンピューティング分野で知られる米国企業 | AI需要の変化、競争、輸出規制、株価の急変動 | 決算や事業環境を継続的に確認できる中上級者 |
| Tesla | 電気自動車、エネルギー関連事業などを展開する米国企業 | EV需要、価格競争、利益率、経営者発言、規制 | 高い値動きに耐えられる中上級者 |
個別株に投資する場合は、1銘柄に資金を集中させず、少額から始めるのが基本だ。
また、NISA口座で損失が出ても、特定口座や一般口座の利益との損益通算や繰越控除はできない。非課税メリットだけでなく、損失時の取り扱いも理解しておこう。
銘柄選びに迷ったらプロに相談する方法も有効
新NISAで投資できる商品は多く、初心者がすべてを比較するのは難しい。
銘柄選びに迷う場合は、資産運用の専門家に相談する方法もある。
相談先には、IFA、FP、証券会社などがある。相談するときは、提案される商品のメリットだけでなく、手数料、リスク、報酬体系、取扱商品の範囲も確認しよう。
IFAに相談する場合も、すべてのIFAが同じ商品を扱えるわけではない。金融商品仲介業者としての登録状況や、提携している証券会社も確認しておきたい。
新NISAはどこで始める?ネット証券5社の特徴を紹介


新NISAを始めるには、金融機関でNISA口座を開設する必要がある。
制度は同じでも、金融機関によって取扱商品、手数料、クレカ積立、ポイントサービス、アプリの使いやすさは異なる。
ここでは、新NISAで利用されることが多いネット証券の特徴を整理する。取扱本数やポイント還元率は変更されることがあるため、口座開設前に公式サイトで最新条件を確認しよう。
| ネット証券 | 主な特徴 | 向いている人 | 確認したい点 |
|---|---|---|---|
| 楽天証券 | 楽天ポイント、楽天カード、楽天銀行との連携がしやすい | 楽天サービスをよく使う人、初心者 | クレカ積立の還元率はカード種類・対象ファンドで変わる |
| SBI証券 | 投資信託、国内株式、外国株式など商品ラインナップが広い | 商品数・コストを重視する人 | サービスが多く、初心者は設定項目を確認しながら進めたい |
| マネックス証券 | マネックスカード・dカード積立、分析ツールがある | ポイントと情報ツールを重視する人 | 還元率や条件変更を確認したい |
| 松井証券 | サポートやシンプルな手数料体系を重視しやすい | 操作や相談のしやすさを重視する人 | ポイント還元はキャンペーン条件と通常条件を分けて確認する |
| 三菱UFJ eスマート証券 | PontaポイントやMUFGグループとの連携がある | PontaポイントやMUFGグループを利用する人 | 取扱商品・クレカ積立条件を最新情報で確認する |
楽天証券
楽天証券は、楽天サービスを日常的に利用している人に向いているネット証券だ。
楽天カードや楽天キャッシュによる投信積立、楽天ポイント投資、楽天銀行との連携など、楽天経済圏との相性がよい。
初めて投資をする人にとっては、ポイントや積立設定の導線がわかりやすいかどうかも重要だ。



ポイント投資は、少額で投資を体験しやすい仕組みです。ただし、ポイントの有無よりも、投資したい商品を扱っているか、手数料が納得できるかを優先して確認しましょう。
SBI証券
SBI証券は、商品ラインナップやコストを重視したい人に向いている。
投資信託、国内株式、米国株式、海外ETFなど幅広い商品を取り扱っており、つみたて投資枠と成長投資枠の両方を活用しやすい。
一方で、サービスや設定項目が多いため、初心者はまず投信積立などシンプルな取引から始めるとよい。
マネックス証券
マネックス証券は、ポイントサービスと投資情報ツールを重視する人に向いている。
マネックスカードやdカードによる投信積立、投信保有ポイント、銘柄分析ツールなどがある。
ただし、クレカ積立の還元率や付与条件はカード種類・利用状況・時期によって変わる。最大還元率だけで判断せず、通常条件を確認しよう。
松井証券
松井証券は、サポートやシンプルな取引環境を重視したい人に向いている。
NISAで日本株・米国株・投資信託を取引する際の手数料や、投信残高ポイントサービス、クレカ積立などを確認しておくとよい。
ポイント還元はキャンペーン込みで大きく見える場合がある。恒常的な還元率とキャンペーン条件を分けて確認しよう。
三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券)
三菱UFJ eスマート証券は、PontaポイントやMUFGグループとの連携を重視する人に向いている。
投資信託、国内株式、米国株式、プチ株などを検討できるため、少額で個別株に投資したい人にも候補になる。
ただし、取扱商品やクレカ積立、ポイント投資の条件は変更されることがある。最新の公式情報を確認してから口座を開設しよう。
新NISAで銘柄を選んで資産形成を始めよう
新NISAで資産運用を始める際は、まずつみたて投資枠の対象商品から検討しよう。
リスクを抑えたい人はバランスファンド、長期で成長を狙いたい人は全世界株式やS&P500などの株式型インデックスファンドを中心に考えると選びやすい。
投資に慣れてきたら、成長投資枠で投資信託を追加購入したり、ETFや個別株を一部取り入れたりする方法もある。
ただし、NISAは非課税制度であり、利益を保証する制度ではない。投資した商品が値下がりすれば元本割れする可能性があり、NISA口座で発生した損失は損益通算や繰越控除ができない。
銘柄を選ぶときは、投資対象、信託報酬、分散性、純資産総額、運用方針、自分のリスク許容度を確認しよう。
新NISAにおすすめのネット証券には、楽天証券、SBI証券、マネックス証券などがある。投資したい商品を扱っているか、手数料やポイント条件は納得できるかを比較してから口座を選ぶことが大切だ。



投資を長く続けるには、自分に合った無理のない運用スタイルを見つけることが大切です。焦らず、自分のペースで進め、必要に応じて資産配分を見直しましょう。
銘柄選定や運用方針に不安がある場合は、資産運用のプロに相談するのも有効だ。
相談する際は、提案内容だけでなく、手数料、報酬体系、取扱商品、リスク説明のわかりやすさを確認し、自分に合う相談先を選ぼう。
新NISAのおすすめに関するQ&A
出典
金融庁「NISAを知る:NISA特設ウェブサイト」
金融庁「つみたて投資枠対象商品」(更新日:2026年5月11日)
金融庁「つみたて投資枠対象商品の分類(2026年5月11日時点)」(更新日:2026年5月11日)
金融庁「よくある質問:NISA特設ウェブサイト」
国税庁「No.1535 NISA制度」(更新日:2025年4月1日)
日本証券業協会「NISAのよくある質問」
日本証券業協会「NISA口座における上場株式の配当金等受取方式に関する注意事項」
一般社団法人信託協会「投資信託」
一般社団法人資産運用業協会「NISA成長投資枠の対象商品」(公開日:2024年1月1日)
三菱UFJアセットマネジメント「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」
ニッセイアセットマネジメント「ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)<購入・換金手数料なし>」
アセットマネジメントOne「たわらノーロード バランス(8資産均等型)」
ニッセイアセットマネジメント「DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)」
SBI証券「SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)」
三菱UFJアセットマネジメント「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」
三菱UFJアセットマネジメント「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(除く日本)」
三菱UFJアセットマネジメント「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」
大和アセットマネジメント「iFreeNEXT FANG+インデックス」
三菱UFJアセットマネジメント「eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)」
三菱UFJアセットマネジメント「日経平均高配当利回り株ファンド」
ピクテ・ジャパン「iTrustインド株式」
アセットマネジメントOne「たわらノーロード NYダウ」
NVIDIA「World Leader in Artificial Intelligence Computing」
Tesla「Investor Relations」
楽天証券「日米株式の取引手数料が無料」
楽天証券「NISA商品ガイド」
SBI証券「ゼロ革命」
マネックス証券「マネックスカード」
マネックス証券「dカード積立」
松井証券「NISA(つみたて投資枠/成長投資枠)」
松井証券「クレカ積立」
三菱UFJ eスマート証券「NISA」


