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【年代別投資家割合の深堀分析】なぜ彼らが投資するのか

この記事で解決できるお悩み
  • 年代別に投資家の割合を知りたい 
  • 各年代の投資行動には何が影響しているのかを理解したい 
  • 投資者の割合がこれからどのように変わっていくのかを知りたい

最近、以前に比べて資産運用を行う人が増えている。では、年代別でみるとその割合はどのような分布になっているのだろうか。

また年代別のおすすめの投資方法について知りたい方も多いはずだ。

そこで今回は、年代別の投資家割合や金融商品の分布にフォーカスをして、投資家分析を行う。

また、最後にはおすすめの投資相談先についても紹介するので、これから投資を始めようとしている方にもぜひ参考にしてほしい。

おすすめの資産運用について、より詳しく知りたい人は下記の記事を参考にするといいだろう。

おすすめの資産運用について、分かりやすく解説されている。

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目次

投資家割合の推移

投資家割合の推移 資産運用ナビ

まずは投資家の割合について、下記3つのポイントから説明をする。

  • 全年代における投資家の割合の推移
  • 各年代の投資家割合の推移
  • 投資家の割合は若年層を中心に増加中

わかりやすく説明をするので参考にしてほしい。

全年代における投資家の割合の推移

野村アセットマネジメントが実施した「投資信託に関する意識調査2024」によると、2024年における個人投資家の割合は全体の38%となっている。

前回調査を行った2022年は37%であったため、1%にあたる約130万人が新たに投資を始めた計算となる。

同調査では、投資を始めたきっかけについても調査を行っており、「NISAを利用するため」と回答した人が最も多くなっている。

2024年1月にはNISA制度が大きく改正されたことから、資産運用を始めるきっかけになった人も多いようだ。

また、終身雇用や年功序列の賃金体系が崩れ、本業だけで豊かな生活を送るのが難しくなっているのも原因だ。

自助努力で稼ぐ必要が迫られているため、投資を行う人が増えているのではないだろうか。

各年代の投資家割合の推移

前述の野村アセットマネジメントの同調査の結果を年代別に見てみよう。

50代〜80歳以上については、前回調査よりも個人投資家の割合が減少している結果となっている。

50代の投資割合60代の投資割合は若者よりも低い。

一方、20代〜40代については前回調査よりも個人投資家の割合が増加しており、資産運用への意識が高まっていることがうかがえる。

特に、20代の投資割合については4割近い人が資産運用に取り組んでおり、投資の必要性が浸透していることが分かる。

30代の投資割合40代の投資割合についても増加している。

投資家の割合は若年層を中心に増加中

若年層を中心に投資をする人が増えている理由は、やはり雇用が不安定になっていることが大きな要因だろう。

一昔前であれば、1つの会社に定年まで勤めるのが当たり前だった。

長く勤めれば年功序列の賃金体系だったため、仕事があまりできなくても給料はしっかりもらえた。

しかし今は実力主義の要素が大きくなっており、雇用が不安定になったため、若年層を中心に投資をしている人が増えているのだ。

年金制度についても現役世代が少なくなる一方、受給する人は増えているので今後いまの支給を維持できるか大きな問題となっているのも投資をする人が増えている要因だろう。

投資家の割合からみる現状分析

投資家の割合からみる現状分析 資産運用ナビ

続けて、投資家の割合から見る現状分析を行ってみたので参考にしてほしい。

  • なぜ投資家の割合は変化したのか
  • 現時点での投資家に関する問題点
  • 今後投資家の割合はどのように変化していくのか

なぜ投資家の割合は変化したのか

投資家の割合の変化、つまり投資家が増えたことの背景には、やはり投資が身近になったことがあるだろう。

一昔前であれば店頭の証券会社に行き、投資をする必要があった。

また、ある程度まとまったお金が必要だったのも投資にお金が向かなかった理由になる。

しかし、今はネット証券の登場によって少ない金額から自宅にいながら簡単に投資ができる。

また、インターネットやYouTubeなどを中心に投資の情報が取得しやすくなっているのも投資家の割合が増えている大きな要因になるだろう。

繰り返しになるが、雇用が不安定となり、終身雇用や年功序列の賃金体系が崩れて、自分でお金を稼ぐ必要があることも投資家の割合が増えている大きな要因になっている。

現時点での投資家に関する問題点

現時点での投資家に関する問題点は、リスク許容度に応じた投資ができていないことではないだろうか。

若年層であれば、ある程度高いリスクを取っても、長期運用による効果を受けやすいため、大きな問題にならないことが多い。

しかし、年齢が上がれば上がるほど高いリスクを取ってしまうと、取り戻すのが難しくなってしまうため、リスクを下げるのが良いとされている。

また、年齢だけでなくどのくらいの期間投資に利用可能なお金なのかを把握することも重要だ。

長期間投資できないお金にも関わらず、高いリスクを取ってしまうと大きな損失につながる可能性が高いからだ。

年齢や資金を投資できる期間によってとるべきリスクが異なっている、という事実を捉えることは、投資家の問題解決につながってくる。

資産運用を始めるのに最適な年齢について、より詳しく知りたい人は下記の記事を参考にするといいだろう。

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今後投資家の割合はどのように変化していくのか

今後投資をする人がさらに増えてくるはずだ。なぜなら、世の中はさらに不安定になってくる可能性が高いからだと推測をする。

終身雇用や年功序列の賃金体系が崩れて本業だけではなかなか豊かな生活を送るのは難しくなってくるはずだ。

投資を若いうちから始め、将来困らないようにするという考えの方は増えていくのではないだろうか。

また新NISAやiDeCoなど政府も投資を拡充するためのフォローアップにつとめているのも投資家の割合が増えるとの予想の根拠になるだろう。

各年代で広がる金融商品の分析

各年代で広がる金融商品の分析 資産運用ナビ

年代によって利用すべきおすすめの金融商品は異なってくる。

年齢別のおすすめの金融商品について紹介をするので、参考にしてほしい。

  • 若年層が投資する金融商品
  • 40・50代が投資する金融商品
  • 60代以降が投資する金融商品

ご自身の年齢に合わせた投資をするのが良いことをご理解いただければ幸いだ。

若年層が投資する金融商品

若年層であれば、ある程度高いリスクを取っても問題ない。ベンチャー株やリスクの高い投資信託等に投資をしても良いだろう。

なぜなら失敗したとしても、長期運用による効果を得やすいからだ。高いリスクを取って高いリターンを狙うのが良いだろう。

40・50代が投資する金融商品

40代や50代になると、若年層に比べリスクを落とした金融商品で運用をすべきだ。

ただし、それでもまだまだ時間があるのである程度高いリスクを取るべきだろう。

例えば、投資信託であれば、債券型の投資信託を中心にするのではなく、株式型の投資信託を中心にするのが良い。ある程度高いリスクをとって、将来に備えるのが肝心だろう。

60代以降が投資する金融商品

60代以降はサラリーマンなどの場合だと収入が激減している可能性がある。

投資で失敗をしてしまうと取り戻しが効かないため、リスクを抑えた運用が良い。

例えば、債券など安定的な資産を中心に運用し、利息で定期的な収入を確保するのが好ましいだろう。

年代別の投資割合と戦略の相談はどこにするべきか

年代別の投資割合と戦略の相談はどこにするべきか 資産運用ナビ

年齢別のおすすめの投資手法について、ご理解いただけただろうか。

年齢に応じた投資をするのは非常に重要だ。

しかし、個々人によって投資すべき商品が異なり、1人で適切な判断をするのは困難である。

そこで、専門家の力を借りるのがおすすめだ。ズバリ、おすすめの専門家はIFAだ。

  • IFAとは 
  • IFAを利用するメリット 
  • IFAの探し方

IFAについて詳しく説明をするので参考にしてほしい。

IFAとは 

IFAとは独立系ファイナンシャルアドバイザーのことで、証券会社や銀行などの金融機関に所属をしていない資産運用の専門家のことだ。

証券会社や銀行などの金融機関に所属をしていないため、顧客に寄り添った提案が期待できる存在として、近年非常に注目を集めている。

IFAを利用するメリット 

IFAは、特定の金融機関に所属していないことから、顧客目線でのアドバイスをもらえるメリットがある。

資産運用の相談は金融機関の窓口でも行えるが、「営業トークなのか判断がつきにくい」、「営業ノルマに付き合わされそう」という印象を抱く人も少なくない。

もちろん、金融機関でも顧客の意向を優先した営業活動を行っているものの、「顧客が支払った取引手数料で収益を得る」という構造上、完全に利益相反を防ぐことは難しい。

その点、IFAは金融機関の営業方針や営業ノルマに影響されることがないため、本当に必要な商品だけを提案してもらうことができる。

また、IFAは転勤によって担当が変わらないこともメリットのひとつだ。

これから長期投資に取り組んでいく中で、自分の投資経験や資産の状況をよく理解している人からサポートを受けられるのは、大きな安心感につながるだろう。

IFAの探し方

IFAにはそれぞれ得意とする分野や取扱商品に違いがある。

自分のニーズと合致したIFAを探すためには、下記のようなポイントを比較することが大切だ。

  • 提携している金融機関
  • 取扱金融商品
  • メインとしている顧客層
  • 手数料体系
  • これまでの経歴
  • IFAとしての活動期間

手軽にIFAを探したい人には、IFA検索サービス「資産運用ナビ」の活用がおすすめである。

「資産運用ナビ」では、いくつかの簡単な質問に答えるだけで、相性の良いIFAをピックアップしてくれる。

投資経験や資産の状況、投資意向などを踏まえたうえでIFAを選んでくれるので、自分でIFAを探す手間がかからない。

検索サービスは無料で利用できるので、ぜひ気軽に活用してみよう。

投資の最適な割合は年代別に異なる

投資の最適な割合は年代別に異なる 資産運用ナビ

この記事では、年代別の投資家の割合やその現状を解析し、それぞれの背後にある要因、各年代で広まっている金融商品について詳しく説明した。

しかしご自身にあった金融商品で運用するためには相応の知識や経験が必要になる。

IFAを利用することで、リスク管理や最適なポートフォリオの構築のサポート等、投資戦略に関するアドバイスを受けられるはずだ。

自分にあったIFAを探すには「資産運用ナビ」がおすすめだ。

「資産運用ナビ」には全国各地の優秀なIFAが登録しているため、ご自身にあったIFAをみつけられるはずだ。

「資産運用ナビ」を利用すると、信頼できるIFAとつながり、安心して相談することができのでぜひ試してみてほしい。

年代別の投資割合に関するQ&A

年代別の投資割合に関するQ&A 資産運用ナビ

40代で投資をしている人の割合はどれくらいでしょうか?

野村アセットマネジメントが行った「投資信託に関する意識調査2024」によると、40代で投資をしている人の割合は約4割となっている。

投資を始めた目的としては「老後資金のため」と答えた人が6割にものぼり、リタイア後の生活費に不安を抱いている人が多いことが分かる。

どの年代で最も投資が活発ですか?

野村アセットマネジメントが行った「投資信託に関する意識調査2024」によると、最も投資家の割合が多いのは70〜79歳の世代となっている。

前回調査の結果と比べると減少しているものの、他の世代よりも投資家の割合が多いことは変わっていない。

投資を始めるのに最適な年齢はありますか?

資産運用は早く始めるほど、複利効果を得やすくなるメリットがある。

そのため、一般的には「若い頃から始めた方がいい」といわれることが多い。

しかし、資産運用はどの世代から始めても遅すぎることはない。

自分の年齢やライフプラン、リスク許容度に見合った資産運用が行えれば、何歳から始めても問題ないといえるだろう。

年代ごとの理想的な投資と貯蓄の割合を教えてください。

一般的に、投資と貯蓄の割合は「100-年齢」で決めると良いといわれている。

たとえば、現在40歳の場合、「100-40=60」で、資産全体の60%がリスク性資産の上限の目安となる。

もちろん各個人のリスク許容度やライフプランによっても異なるため、自分の投資意向を踏まえた上で投資割合を決めることがおすすめだ。

どの年代の人が投資で最も成功していると言えますか?

投資の成功に年代はあまり関係ないといえる。

「何歳で運用に取り組んでいるか」ということよりも、「リスク許容度に見合った商品選択をしているか」「自分の投資意向を把握しているか」「分散投資を徹底しているか」といったことの方が損益に大きく直結する。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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