- auカブコム証券のサービスにどのような特徴があるのか知りたい
- auカブコム証券の評判が知りたい
- 運用相談をどこにするべきかわからない
ネット証券会社と聞くと、楽天証券やSBI証券を思い浮かべる人が多いかもしれないが、auカブコム証券を思い浮かべる人もいるだろう。
三菱UFJグループとKDDIのジョイントベンチャーとして発足したauカブコム証券は、システムを内製化したり独自のサービスを展開したりするなど、存在感のあるネット証券会社として注目を集めている。
本記事では、auカブコム証券の評判をピックアップしながら、会社の特徴について詳しくまとめた。
auカブコム証券の利用が向いている人や、利用するメリット・デメリット、金融のプロから投資アドバイスを受けるためのIFAの存在についても紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。
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auカブコム証券のサービス内容
どの証券会社を利用するか検討するにあたって、各社のサービス内容や特徴は重視したいところだ。
ここでは、auカブコム証券の会社概要や提供するサービス、他のネット証券会社との違いや特徴をまとめた。
以下の内容を踏まえて、auカブコム証券がどのようなサービスを提供しているか把握しよう。
auカブコム証券の会社概要
auカブコム証券の会社概要は下表のとおりである。
会社名 | auカブコム証券株式会社 |
---|---|
本社 | 東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング24F |
創立 | 1999年(平成11年)11月19日 |
代表取締役 | 二宮明雄 |
従業員数 | 203人(2024年4月26日時点) |
資本金 | 71億9,600万円 (資本準備金119億1,300万円) |
預り資産額 | 3.7兆円(2023年第4四半期末) |
総合口座数 | 169万5,000口座 (2023年第4四半期末) |
auカブコム証券は、1999年11月に株式会社三和銀行(現:株式会社三菱UFJ銀行)グループが出資者となり、「イー・サンワ株式会社」を設立したのが始まりである。
その後、Meネット証券株式会社との合併や株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の子会社になるなどを経て、2019年8月に上場廃止、同年12月にauカブコム証券に商号変更がなされた。
2024年3月期の決算説明資料によると、同期の営業収益は235億6,900万円で、前年比17%増という結果であった。
経常利益は48億6,400万円で、前年比28%増と好調である。
第4四半期のNISA口座の申込み件数は、前年同期比で約3.7倍、投資信託買付額は前年同期比5.3倍となっており、新NISAのスタートが大きくプラスに働いていることがわかる。
ネット証券会社においては、新NISAが始まったことにより、さらなる利用者の増加と投資収益の拡大が見込まれる。
auカブコム証券が提供するサービス
auカブコム証券では、国内株の現物・信用取引はもちろん、ETFの売買や単元未満株取引の「プチ株」など、大手証券会社やネット証券各社が提供するサービスと同様の内容を網羅している。
もちろん、外国株投資や投資信託、FX、NISAなどにも対応しているため、これから資産運用を始める人にとっては特段の不自由さを感じることはないだろう。
後述するように、auカブコム証券では独自の割引制度やPontaポイントを使った資産運用など、au関連のサービスを利用している人にとってはメリットが特に大きい。
auカブコム証券の特徴
auカブコム証券では、auじぶん銀行を開設し、「auマネーコネクト(リアルタイム口座振替)」を利用すると、資金の入出金の手間がなくなり、普通預金金利が通常0.03%のところ、0.10%に上乗せされる。
auじぶん銀行と証券口座間の入出金にかかる手数料も無料で、手間や余計なコストをかけることなく資産管理できるのは大きな特徴だ。
ほかにも、auPAYカード決済による投資信託の積立を行うと、毎月の積立金額の1%のPontaポイントが還元される。
また、Pontaポイントは積立投資の購入にも利用できるため、投資効率を上げるのに役立つだろう。
さらに、auカブコム証券で保有している投資信託の月間平均保有額に応じて、Pontaポイントがたまるプログラムも実施している。
2024年3月には、クレカ積立の上限額を5万円から10万円に拡大するという発表をした。
これにより、設定額を5万円超とした割合は3割を超えており、クレカ積立設定額が、上限額の引き上げを機に1.5倍に増えている。
クレカ積立もauPAYカード利用者に限られるが、Pontaポイントを効率よく貯める取り組みとして特筆すべき点と言えるだろう。
なお、このような「Pontaポイントを活用した投資」は、弊社がauカブコム証券の利用者を対象に実施したアンケートでも高い評価を受けていた。
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auカブコム証券の評判とは?
auカブコム証券に限らず、証券口座を開設するにあたって、ほとんどの人が各社の口コミや評判をチェックするのではないだろうか。
第三者の客観的な評価は参考になることも多く、良い面・悪い面も含めた総合的な判断がしやすくなる。
ここでは、auカブコム証券の評判や顧客満足度などをまとめた。
以下の内容を参考に、利用者の声からauカブコム証券の使い心地を把握しよう。
auカブコム証券の顧客満足度や信頼度について
auカブコム証券は、日本格付研究所(JCR)から、長期発行体格付として「AA−」、短期発行体格付「J-1+」という評価を受けている。
それぞれの評価内容は以下のとおりだ。
- AA−
- 債務履行の確実性は非常に高い(+または−による区分あり)
- J-1+
- 短期債務履行の確実性が最も高い。「J-1」のなかでも特に短期債務履行の確実性の高いものについては「J-1+」で表す
また、格付投資情報センター(R&I)では、auカブコム証券の発行体格付を「AA(信用力は極めて高く、優れた要素がある)」、短期格付を「a-1+(短期債務履行の確実性は高い)」としている。
これらの評価は、主要ネット証券会社のなかでも最上位を維持している。
MUFGとKDDIをバックボーンに持つという背景も相まって、信頼度の高さはピカイチと言えるだろう。
良い評判の例
auカブコム証券を利用する人からは、以下のような評判が寄せられている。
- 操作性や現在の損失・利益など、一目で見れるユーザーインターフェースが良い
- 毎月の積立投資の設定の自由度がほかのネット証券よりも高く、引き落とし日や積立日が自由に設定できる
- Pontaと連携でき、ポイント投資できるのが良い
- 手数料割引があったり、インターネット手続きのため時間がかからなかったりする点は良いと思っている
利用者の声としては、使い勝手の良さや、手数料が安価であることなどについて触れている内容が多数見られた。
口座間の資金移動がしやすいことや、初めての操作でも体感的に利用できたという口コミもあり、扱いやすさはネット証券に欠かせないポイントであるため、この点は高く評価できそうだ。
悪い評判の例
一方で、auカブコム証券を利用する人のなかには、以下のような評判も見受けられた。
- NISA枠の移行手続きが円滑に進まなかった。NISA枠で売買する際の制約条件の説明が足りない
- 単元株取引にPontaポイントが使えない
- 取引手数料が割高で、「市場外取引」で約定すると高く取られる
- 企業の即時情報がないため、ほかの証券会社の情報を参照している
ネット証券の場合、原則として自分で情報を調べて操作や手続きを行う必要があり、不具合があった際の対応に困るケースもあるだろう。
「単元株取引にPontaポイントが使えない」という口コミが見られたが、公式サイトには、投資信託とプチ株(単元未満株)の購入代金の一部またはすべてに、ポイントの利用ができる旨の記載がある。
手数料の高低や企業に関する情報の網羅性については、人によって捉え方が異なるものだ。
わずかな手数料だとしても、取引回数が頻繁であれば気になってしまうのは無理もないだろう。
auカブコム証券はどんな投資家に向いているのか
auカブコム証券を利用するメリット・デメリットは以下のとおりだ。
メリット | デメリット |
---|---|
Pontaポイントで投資できる auじぶん銀行と紐づけると預金金利を上げられる 投資初心者でも体感的に操作・取引できる | 各種auのサービスを使っていなければ恩恵を受けられない 外国株式の投資にはあまり向いていない |
auカブコム証券の場合、Pontaポイントを日常的に貯めている人には大きなメリットがある。
この点は、他のネット証券会社も同様だ。
楽天証券であれば楽天ポイントを貯めているユーザー、SBI証券であればVポイントなど、各社が独自の経済圏を構築している。
そのため、ネット証券会社を検討する際は、「貯めるポイントが何か」という点は大きな指標になるだろう。
言い換えると、各種auのサービスを使っていなければ、auカブコム証券を利用しても旨味はあまりないだろう。
加えて、auカブコム証券は外国株として米国のみを扱っており、銘柄数は2023年3月時点で1,800とされている。
他のネット証券会社では米国株以外の海外株に投資できるうえ、米国株の取り扱い銘柄数も多い。
外国株式への投資を検討している人は、auカブコム証券が向いていない可能性が高いため注意が必要だ。
どんな投資家に向いているのか
先ほども紹介したように、auカブコム証券は各種auのサービスを使っている人には特におすすめである。
Pontaポイントを投資に回せるのはもちろん、auじぶん銀行の紐づけによって普通預金金利を0.10%に引き上げられる。
auPAYカードによるクレカ積立は月10万円まで可能なので、新NISAを始める際にも役立つだろう。
ほかにも、体感的に操作できるユーザーインターフェースのよさは、これから投資を始める人にも最適だ。
Pontaポイントを日常的に貯めている資産運用のライト層にとっては、auカブコム証券は有力な選択肢になるだろう。
資産運用における専門家の重要性
本記事を読む読者のなかには、「資産運用=全世界株式の投資信託に積立投資すればOK」というイメージを持っている人がいるかもしれない。
だが、前提として万人に共通する資産運用の正解はない。
なぜなら、資産運用の目的や資産額、家族構成、勤続年数、リスク許容度などの条件は人によって異なり、その条件によって最適な運用方法も千差万別だからだ。
また、同じ人であっても、ライフステージによって投資へのスタンスも異なる。
そのため、資産運用においては専門家の存在が欠かせない。
客観的な立場から資産運用に関するアドバイスをもらい、自分の資産を最適な配分で運用することが求められるのだ。
資産運用の相談は誰にするべきか
資産運用に専門家が必要なのは理解できても、誰に相談すべきか分からない人も多いだろう。
そのような人は、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)に相談するのがおすすめだ。
ここでは、IFAとは何か、役割やメリットなどについて詳しく紹介しよう。
おすすめのIFA検索サービスも紹介しているので、気になる人はぜひ活用してほしい。
IFAとは何か
IFAとは「Independent Financial Advisor」の略で、独立系ファイナンシャルアドバイザーのことだ。
一般的な証券外務員の場合、特定の証券会社(金融機関)に所属しており、扱う金融商品は自社に限られる。
この点、IFAの場合は特定の金融機関に所属していないため、相談者の状況に合わせて最適な金融商品の提案が可能だ。
IFAは、証券外務員よりも公平中立な立場から資産運用に関するアドバイスができるという特徴がある。
IFAの役割とメリット
IFAの最大の役割は、相談者の大切な資産を生涯にわたって運用・管理して、その資産を次世代に引き継ぐことを含めたトータルサポートをすることにある。
IFAは地域に根付いて活動しているのが通常で、資産運用に関する相談をいつでもできるのはもちろん、長期的に関係性を構築することも可能だ。
逆に、証券外務員の場合、社内の異動があれば担当が変わってしまう。
ネット証券を利用した場合も、ライフステージに合わせて資産運用の進め方を自分で考えなければならず、判断に自信がないケースも多いだろう。
IFAであれば、同じ担当者と生涯にわたって良好な関係を構築でき、いつでも相談できる安心感も大きい。
また、IFAには厳しいノルマがあるわけでもなく、手数料目当てで金融商品を提案するケースもほとんどないだろう。
IFA検索サービス「資産運用ナビ」の活用法
IFAに相談してみたい人は、IFAの検索サービスである「資産運用ナビ」の利用がおすすめだ。
「資産運用ナビ」なら、居住地や資産額、資産運用の目的などからIFAを絞り込み検索でき、希望や条件に合うIFAを簡単に見つけられる。
IFAとの初回相談は無料なので、まずは相性が合うかどうか確かめるつもりで話を聞いてもらってもよいだろう。
各IFAの強みはプロフィール欄にも記載されているので、自分にマッチしそうなIFAを効率よく探したい人は、「資産運用ナビ」を利用するのがおすすめだ。
auカブコム証券の評判をもとに資産運用の進め方を考えよう
auカブコム証券は、MUFGとKDDIのジョイントベンチャーとして発足しており、そのバックボーンから、信用格付は大手ネット証券会社のなかでも最上位だ。
投資初心者でも体感的に操作できるユーザーインターフェースのよさや、Pontaポイントによる投資など、資産運用のライト層にはピッタリと言える。
一方、米国株の取り扱い銘柄は相対的に少なく、外国株式に投資したい人にとっては他社を選んだほうがよいだろう。
また、auじぶん銀行やauPAYカードなどを使っていないユーザーの場合、auカブコム証券ならではの特典を受けられないことから、他社の利用を検討したほうがよいかもしれない。
ネット証券会社は場所を問わず投資できる利便性の高さがあるものの、投資判断はすべて自分でしなければならない。
自分に合った資産運用を進めたいなら、客観的な立場からのアドバイスが必須だ。
この点、IFAであれば金融機関に所属していないため、相談者にぴったりな金融商品の提案を受けられるだろう。
「資産運用ナビ」なら、自分にマッチするIFAを簡単に検索できる。
初回相談は無料なので、まずは資産運用ナビを使って、資産運用の進め方に関する相談をIFAにしてみよう。
本記事の内容を参考に、自分に合う資産運用を進めていってほしい。
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auカブコム証券の評判に関するQ&A
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