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2億円の資産はどうやって運用するべき?あなたの資産を守るポイントを紹介

2億円を保有している人の割合は少ない。もし億単位の資産を保有している場合、かなり幅広い選択肢の中から自分に合った運用を行える。

たとえ2億円に満たない場合でも、まとまった資金を運用する際に気をつけておかなければならないポイントもいくつか存在しているので、事前に確認しておくことが重要だ。

そこで今回は2億円を資産運用する場合のシュミレーションや確認しておくべきポイントを、初心者向けにわかりやすく紹介していく。

「ある程度資産に余裕があって、減らさず確実に増やしていきたい」という方はぜひご自身の運用の参考にしてみてはいかがだろうか。

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目次

2億円を持っている人は守りの資産運用を

前提として、2億円を保有している場合は無理矢理リスクを取って資産運用する必要はない。利回りを求めすぎて資金を減らすような投資は避けておくべきだ。そもそも2億円保有者は既に早期リタイアをしている人もいる水準である。

2億円の資産があれば、月の生活費を40万円と仮定した場合でも、41年間以上貯金を切り崩せる計算だ。

さらに60歳で定年退職しても、年金なしで月50万円の生活を33年間続けられるような計算となる。

厚生労働省の「2019年全国家計構造調査」によると、1ヶ月あたりの1世帯の支出平均は約24万円となっている。

つまり、月40万円〜50万円もあれば、十分ゆとりのある生活が送れるというわけだ。旅行したり、趣味に勤しんだり、子供や孫へ資金を贈与することも可能だろう。

中には、全てを資産運用に回さず、やってみたかった新しいビジネスを興す人も少なくない。

このように、資産運用しなくても生活費を賄えるレベルであるので、その中で資産運用する場合は必ず「守りの運用」が必須となってくる。

「運用しなければ資金を減らさずに済んだのに」という事態を招かないためにも、安定運用を最優先にポートフォリオを組むようにしよう。

2億円を運用するといくらになる?利回り別の資産運用シミュレーション

2億円を資産運用した場合のシュミレーションをいくつか紹介していく。前述したように大前提として守りの資産運用を行うので、実際のリターンは少々少なめに見積もっておくことをおすすめする。

以下は利回り別に運用年数とリターンをまとめた表である。

年0.5%年1%年2%年3%年5%
5年2億5002億1,0202億2,,0802億3,8802億5,520
10年2億1,0202億2,0902億4,3702億6,8703億2,570
15年2億1,5502億3,2102億6,9103億1,1504億1,570
20年2億2,0902億4,4002億9,7103億6,1205億3,060
※単位は万円

このように元手が億単位となるので運用利益も数千万単位でかなり莫大なものとなるのだ。利回りが低めの0.5%〜1%でも年間100万円〜200万円(税金額は除く)の利益となる。

つまり、たった年1%でも毎月約17万円の収入を得ている状態が続くことを意味する。さらに年3%を継続できれば、年600万円(月50万円)の利益だ。

そのため、2億円などかなりまとまった金額を運用する場合はどのような目的で運用するかによって目指すべき利回りが変わってくるのだ。例えば、少しでも多くの資産を子供や孫へ相続させたいケースでは、資産を減らさないことはもちろんリターンも狙っていくことになる。

反対に自分の老後資金だけを確保しておいて、その他は事業投資に使いたいという方であれば、運用は安定性を最優先したポートフォリオを組むことになるだろう。

「なぜ資産運用するのか」という理由を明確化した上で、以下の数値を参考に自分の目指す運用目標を設定していこう。

  • 0.5~2%:安定重視
  • 2~4%:バランス
  • 4~5%:リターン重視
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2億円を資産運用する際のポイント

2億円などのまとまった資金を運用する場合に気をつけておくべきポイントは、大きく以下の2つだ。

  • ヘッジファンドを有効に使う
  • 顧客目線の提案であるか判断する

これら以外にも細かなポイントはあるが、全体を通して抑えておいていただきたいポイントを絞っている。特に資産運用初心者は事前に念頭に置いておくことをおすすめする。

ヘッジファンドを有効に使う

資金が潤沢にある場合、お金持ち専用の投資信託と言われるヘッジファンド」を有効に使うことで下落に強いポートフォリオを組むのがおすすめだ。

ヘッジファンドとは、私募ファンドの一種であり、富裕層向けの運用商品のことだ。以下のような仕組みで利益を還元してくれる。

ヘッジファンドの仕組み

  1. 投資者がヘッジファンドへ投資
  2. ヘッジファンド側がいくつかの商品へ投資をしてリターンを得る
  3. 手数料を引き、投資者へ配当金を渡す

誰でも運用が可能な投資信託と違って、最低でも1,000万円、中には数億円の最低購入金額を設定している場合もある。

参加者が限られるというデメリットがあるが、公的ファンドではないため運用商品での自由度が高いというメリットもある。

不況時も利益を出せるよう様々な商品を組み合わせているので「下落相場を見据えて資金運用したい」という方と相性が良い運用先だ。

ただし全額投資してしまうのはおすすめできない。運用成績が振るわなかった場合、資産を減らすリスクが一気に高まってしまうからだ。しかし分散しつつ上手く活用すれば、下落時にも強いポートフォリオを作れる。ヘッジファンドは守りの運用をしていくべき2億円の資産運用ではかなり有効な1つの資産運用方法となるのだ。

リスクを管理しやすい債券なども視野にいれつつ、不動産投資やヘッジファンドを使って継続的な利益を生み出せるようなポートフォリオを作成していただきたい。

投資方法は、ヘッジファンド利用者や専門家からの紹介が中心となるので、IFAなどの資産形成アドバイザーへ相談してから購入手続きを進めるようにしよう。

顧客目線の提案であるか判断する

資産を億単位で保有していると、必ずといっていいほど銀行や証券会社から金融商品を紹介される。その際に、銀行などを通して購入したいと考える人も少なくはないだろう。ただ「本当にその提案が顧客目線の提案であるか」を見抜いて依頼するか否かの判断をしなければならない。

事実として、銀行や証券会社の商品販売担当者は運用のプロではなく営業のプロだ。時には営業ノルマを達成するために、適切な商品以外に不要な商品を提案されるリスクはゼロとは言い切れない。そこで、もし商品を提案して購入を検討する場合は以下のような対応を行うのが望ましい。

  • あらかじめ金融商品について勉強しておく
  • 自身の運用方針と合わないものは購入しない
  • 中立な立場の専門家へ相談する

中立な立場のIFAなどであれば、前述したような「顧客が不利益を被り営業担当者が利益を得る」という利益相反関係は成り立たない。証券会社や銀行、保険会社に属さず、あくまで中立の立場で金融商品を提案してくれる。

銀行からの提案とIFAの提案を比較して客観的な意見を取り入れながら投資したり、本当に投資して良いかアドバイスを貰ったりしてみるのも良いだろう。

個人で活動しているIFAであればかなり柔軟に対応してもらえることも多いので、セカンドオピニオン的な役割として活用してみてはいかがだろうか。

リスクを管理しやすい商品を組み合わせて

資産2億円を保有する者の中には、既に早期リタイアをしている人も多い。そのため、まとまった資産の運用を検討する場合は、運用益を都度引き出す「単利」ではなく、得た利益をそのまま投じて雪だるま式に利益を積み上げる「複利」を前提として守りの投資を行うのがおすすめだ。

商品選びの際には貯金や低リスク商品の債券なども交えつつ、株式・投資信託・ヘッジファンド・不動産などのを組み込んでリターンを狙っていけるようポートフォリオを作成していただきたい。

ポートフォリオ作成後には中立な立場のIFAなどへ相談をし、本当にそのポートフォリオで問題ないかアドバイスをもらうのもおすすめだ。資産が数千万円を超えたあたりから、口座を保有する銀行や証券会社から投資商品の案内が来て個別の担当者が様々な商品を紹介してくれることも増えてくる。

そのため中立な立場でアドバイスしてくれる存在を作っておくのは、自分の資産を間違った投資先へ投じるリスクを減らすのにかなり有効だ。顧客目線の提案を専門家へ相談しつつ、守りの運用を前提に資産運用先を選んでみていただきたい。

また、具体的にどのような資産運用を行ったら良いか悩んでいる人も多いだろう。
このような方にはIFAをお勧めする。

IFAとは独立系の資産運用アドバイザーのことで、2018年頃から日本で急増している資産運用のプロである。
元々は野村證券や大和証券などの大手証券会社にいた方が独立して、中立的な立場から顧客に寄り添った資産運用のアドバイスを行なっている。

現在、「わたしのIFA」では下記ボタンから申し込むと無料で資産運用の相談にのってくれる。

資産運用に関して、少しでも不安やお悩みがある方は、無料相談を申し込んでみてはいかがだろうか。

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※本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。投資家とIFA(資産アドバイザー)とのマッチングサイト「わたしのIFA」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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