三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック)の申込では、本人確認書類や収入証明書の提出が求められる。
また、本人確認書類や収入証明書として利用できる書類は限られている。申込において本人確認書類の提出は必ず必要だ。
しかし、申込内容によっては収入証明書が不要となるケースがあるのだ。では、収入証明書が必要となるのはどういった場合だろうか。
そこで今回は、収入証明書の種類や収入証明書が必要となるケースについて解説を行う。
収入証明書や収入証明書が必要となる条件を知りたい人は、是非参考にして欲しい。
三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック)の審査に収入証明書は必要?
三菱UFJ銀行カードローンの審査では、必ずしも収入証明書の提出を求められるわけではない。
三菱UFJ銀行カードローンでは50万円を超える借入をする場合は収入証明書が必要となる。
借入希望額が50万円を超える場合には、必ず準備をしておこう。50万円以下の借入の場合は収入証明書は必要ない。
借入希望額によって収入証明書の有無が変わるので、しっかりと把握して欲しい。
申込した内容と収入証明書の内容が異なる場合は、審査に通らない可能性がある。
申込時の記入内容と収入証明書の記載内容が一致しているか確認が必要だ。
三菱UFJ銀行カードローンの提出可能な収入証明書の種類
三菱UFJ銀行カードローンで提出可能な収入証明書の種類は決まっており、下記4つのうち1点を提出する。
- 源泉徴収票
- 確定申告書
- 住民税決定通知書
- 納税証明書
ここではこれらの書類について解説を行う。
源泉徴収票
1つ目は源泉徴収票だ。源泉徴収票は一年間の所得が記載されており、収入証明書として利用できる。
正社員やパート、アルバイトなどの雇用形態に関わらず発行され、毎年受け取ることができるため準備がしやすい。
もし失くした場合は、会社の経理担当部署に連絡して再発行する必要がある。役所や税務署では受付していないので気を付けて欲しい。
確定申告書
2つ目は確定申告書だ。確定申告書とは、年間の所得に応じた税金の申告・納付を行うための書類である。
確定申告を行っている人はこちらの書類を使うことが可能だ。ただし、確定申告書を収入証明書として利用する場合は第1表と第2表が必要となる。
源泉徴収票や住民税決定通知書と違って2枚必要なので注意して欲しい。
確定申告書をなくした場合には、e-TAXの申告書当情報取得サービスや確定申告をした税務署で手続きをすれば取得できる。
確定申告書を準備できる人は利用すると良いだろう。
住民税決定通知書
3つ目は住民税決定通知書だ。住民税を払う人には必ず発行され、5~6月に納税者本人か勤務している会社宛に送られる書類だ。
送付先は勤務形態によって異なる。
納付方法 | 送付先 | 送付時期 |
普通徴収 (個人事業主など) | 納税者に直接 | 5月 |
特別徴収 (会社員など) | 納税者を雇用する会社 | 5~6月 |
毎年発行されるので、住民税を納めている人は準備しやすい書類だ。
ただし、住民税決定通知書は法的効果が発生するため再発行ができない。
失くした場合は他の書類を使う必要があるので注意して欲しい。
納税証明書
4つ目は納税証明書である。個人事業者の方が使える書類となる。
三菱UFJ銀行カードローンでは、会社員や公務員の人は収入証明書として利用できないので注意して欲しい。
納税証明書を利用する場合はその1とその2の2点を提出する必要がある。それ以外は対象外なので注意しよう。
もし失くした場合は、手続きを行い手数料を払えば再発行が可能だ。
個人事業主で納税証明書を準備できる人は、こちらの書類を利用しても良いだろう。
三菱UFJ銀行カードローンの審査で収入証明書が必要になるケース
三菱UFJ銀行カードローンで収入証明書が必要になるケースは以下の2つである。
- 50万円を超える借入希望額で新規申込をする場合
- 50万円を超える利用額の増額申込をする場合
ここでは上記2つのケースについて解説する。
50万円を超える借入希望額で新規申込をする場合
1つ目は50万円を超える借入希望額で新規申込をする場合だ。この場合は本人確認書類に合わせて収入証明書の提出が必要となる。
収入証明書の提出ができなければ審査に移れないので、必ず準備しよう。
また、申込内容が収入証明書や本人確認書類の内容と異なる場合は審査に落ちる可能性がある。
申込をする際には申込内容と提出書類の記載内容に違いがないか必ず確認を行おう。
三菱UFJ銀行カードローンの申込方法についてはこちらの記事を参考にして欲しい。
50万円を超える利用額の増額申込をする場合
2つ目は50万円を超える利用額の増額申込をする場合である。
新規申込だけでなく、総額申込をする際にも50万円を超える借入希望をする場合は収入証明書が必要となる。
増額申込はインターネット、スマホアプリ、電話で受付をしている。インターネットを利用する場合は専用会員ページから申込が可能だ。
アプリも同様にログインをすれば増額申込ができる。
電話の場合は、第二リテールアカウント支店の専用ダイヤル(0120-76-5919)に連絡をすれば増額申込が可能だ。
受付時間は平日が9:00~21:00、土曜・日曜・祝日が9:00~17:00となっている。
また、12月31日、1月1日~3日は営業をしない。増額受付は24時間365日対応ではないので注意しよう。
三菱UFJ銀行カードローンで収入証明書提出を無視したらどうなる?
収入証明書の提出は返済能力を確認するために行われる。そのため、提出を無視すると次のようなデメリットが生じる可能性がある。
- カードローンの利用ができない
- 利用額の増額ができない
- 利用額の減額をされる
新規申込の場合は必要書類が揃わないため、審査を行えずカードローンを利用できない。
増額申込の場合も審査ができないため、増額ができないのである。また、利用中に収入証明書の提出を求められることもある。
この時に提出がなければ返済能力に問題があると判断され、利用額を減額される可能性がある。
収入証明書の提出が必要な場合は速やかに提出をしよう。
三菱UFJ銀行カードローンで収入証明書を提出する方法
三菱UFJ銀行カードローンにおいて収入証明書を提出する方法は3つある。
- Webアップロード
- 郵送
- FAX
ここではこれら3つの方法について解説する。
それぞれの方法を理解して自分にあった方法を選択して欲しい。
Webアップロード
1つ目はWebでのアップロードだ。Webでのアップロードには次のようなメリットがある。
- 24時間365日提出が可能
- 自宅での提出が可能
- スマホでの提出が可能
Webのアップロードを使えば、パソコンやスマホから提出ができる。
ホームページにある書類提出のボタンをクリックし、申込番号を入力することで書類提出が可能だ。
スマホの場合はアプリを使うことも可能である。
ホームページにある二次元コードを読取するとアプリをインストールでき、スマホのカメラで写真を撮りアップロードすることで書類提出が可能だ。
24時間いつでも提出ができ、収入証明書が手元にあれば外出する必要もない。パソコンやスマホに使い慣れている人はWebでのアップロードが良いだろう。
郵送
2つ目は郵送で収入証明書を提出する方法だ。封筒に収入証明書を同封して郵送をする。
宛先は第二リテールアカウント支店となり、本社所在地とは異なるので間違えないように注意しよう。
第二リテールアカウント支店(0120-959-555)に電話をすれば返信用封筒を自宅に取り寄せることもできる。
返信用封筒を利用したい人は問い合わせをすると良いだろう。ただし、郵送は収入証明書が到着するまで時間がかかる。
到着までは審査ができないので急いで審査を受けたい人はWebアップロードやFAXを利用すると良いだろう。
FAX
3つ目はFAXによる提出だ。収入証明書をFAX(0120-23-5919)に送信することで提出ができる。
FAXでの提出は24時間365日受付をしているので時間を問わず提出が可能だ。ただし、FAXで書類を提出する時には注意が必要である。
申込書類に暗証番号届出書という書類があり、FAXの場合は収入証明書と暗証番号届出書は一緒に送ることはできない。
増額申込では暗証番号届出書の提出はしないが、電話で新規申込を行い申込書類をFAXで送る場合は含まれる可能性がある。
FAXの場合は合わせて送る書類を把握する必要があるので注意して欲しい。
金利 (実質年率) | 年1.8%~年14.6% |
---|---|
審査時間 | 最短即日 |
融資速度 | 翌日以降(審査状況による) |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~500万円 |
収入証明書 | 必要 |
WEB完結 | 申込までは可能 |
申込条件 | 満20歳から65歳未満 |
担保・保証人 | 不要 |
三菱UFJ銀行カードローンの審査に通過するためのポイント
三菱UFJ銀行カードローンの審査は「お金を貸しても大丈夫な人か」「返済能力はあるのか」という基準で行われる。
審査に通過するためのポイントは以下4つである。
- 安定した収入を得る
- 収入証明書の記載情報に変更がないか確認する
- 他社からの借入金額を減らしておく
- 他社からの借入件数を減らしておく
ここではこれらのポイントについて解説を行う。内容を理解して取り入れて欲しい。
安定した収入を得る
まず、1つ目は安定した収入を得ることだ。
三菱UFJ銀行カードローンを利用できるのは安定した収入がある人であり、ホームページや商品説明書にも記載がある。
そのため、利用するには安定した収入を得る必要があるのだ。
たとえ年収が高くても、安定した収入を得られなければ基準を満たしていないため、審査に落ちる可能性がある。
安定した収入があるかの判断は申込者の属性が基準となる。
属性には、以下のような項目が含まれる。
- 年齢
- 性別
- 職業や就業形態(正社員、自営業、アルバイト、契約社員)
- 勤続年数
- 年収
- 居住年数
- 家の種類(持ち家、賃貸マンション、賃貸アパートなど)
- 勤務先の情報
- 配偶者の有無
- 同居家族人数
審査の際は、これらの情報から安定した収入を見込めるか判断を行う。
例えば、公務員や勤続年数の長い会社員であれば安定した収入があると判断される可能性が高い。
パートやアルバイトでも安定した収入があると判断されれば審査に通ることは可能だ。
一方で、勤続年数が短く職を点々としていると安定した収入がないと判断される可能性がある。
審査に通りたいのであれば、安定した収入を得ることが重要だ。
収入証明書の記載情報に変更がないか確認する
2つ目は収入証明書の記載情報に変更がないか確認をすることだ。審査では収入証明書の記載内容も確認される。
そのため、申込時に記入した内容と収入証明書の内容が異なると審査に通らない可能性がある。
特に転職した場合や引越しをした場合は年収や勤務先、現住所などが変わるため注意が必要だ。
収入証明書を提出する前には「記載情報に変更がないか」「申込で記入した内容と違いがないか」を必ず確認しよう。
他社からの借入金額を減らしておく
3つ目は他社からの借入金額を減らしておくことだ。審査では他社の借入状況も重要なポイントとなる。
銀行は貸金業者ではないので総量規制の対象外となるが、返済能力を確認するため借入状況は必ずチェックしている。
借入金額が大きいと返済能力がないと判断される可能性があるのだ。他社からの借入金額が大きいと年収が高く安定した収入があっても返済の負担が大きくなる。
そのため、融資しても返済が滞る可能性があると判断され審査に通らない可能性があるのだ。
一方で、借入金額が小さいと収入に対する返済の負担が小さいため返済能力があると判断され審査に通りやすい。
もし他社からの借入がある場合は、できるだけ借入金額を減らすようにしよう。
他社の借入件数を減らしておく
4つ目は他社からの借入件数を減らしておくことだ。借入件数は借入金額と同様に信用情報機関に登録されており、審査の時には必ず確認される。
借入件数が多いと、返済能力がないと判断されて審査を通過できない可能性がある。
申込をする際には借入件数を減らしておくと良いだろう。この時、おまとめローンを利用すると借入件数を減らすことができる。
複数の借入を1つにまとめることで借入件数が減るだけでなく、金利が下がり返済総額が減額される可能性がある。
申込をする前に自分の借入状況を整理するようにしよう。
三菱UFJ銀行カードローンで増額申請を成功させるコツ
三菱UFJ銀行カードローンでは増額申請をすると審査を受ける必要がある。
増額申請を成功させるためのコツは次の2つだ。
- きちんと返済する
- 利用実績を積む
ここでは2つのコツについて解説する。
増額をしたい人は是非参考にして欲しい。
きちんと返済する
1つ目はきちんと返済をすることだ。増額申請において返済実績は重要なポイントとなる。
毎月の返済を確実に行えている人は増額しても返済することができると判断されるため、審査に通りやすくなる。
今までの返済で延滞や滞納があると、増額しても返済ができないと判断され審査に落ちる可能性が高くなる。
審査に落ちるだけでなく、場合によっては利用額の減額をされる可能性がある。
増額審査に通りたい人は毎月の返済を確実に行おう。
利用実績を積む
2つ目は利用実績を積むことだ。利用実績を積んでいる人は契約時よりも信用度が上がり、増額審査でも有利になる可能性がある。
利用実績がなければ、審査する側も返済状況がわからず判断できない。
増額してもきちんと返済ができるかわからないため、審査に落ちる場合がある。
また、一度も利用していない状態であれば現在の限度額で十分足りていると判断されて審査が通らない可能性もある。
増額申請をするのであれば一定の利用実績を積むようにしよう。
ただし、収入が増えた場合などは利用実績がなくても増額の審査に通る可能性がある。
収入増加が出た場合は増額申請をするのも良いだろう。
三菱UFJ銀行カードローンを利用する際の注意点
三菱UFJ銀行カードローンは便利ではあるが、利用する際には以下の2つに注意が必要だ。
- 借入は計画的に行う
- 短期間で返済する
ここではこれらの注意点について解説する。カードローンを賢く利用するためにも是非参考にして欲しい。
借入は計画的に行う
1つ目は借入は計画的に行うことだ。計画を立てずに借入を行うと返済の遅延や滞納などのリスクが上がる。
延滞や滞納を繰り返すと利用限度額の減額やカードローンの利用停止に繋がり信用情報に傷がつく。
信用情報に傷がつくと以下のようなデメリットが発生する。
- 住宅ローンやマイカーローン、教育ローンなどが組めなくなる
- クレジットカードが利用停止になる
- 新規にクレジットカードを作れなくなる
- スマホなどを分割払いで契約できなくなる
また、無理な返済は多重債務に至る可能性があり、自己破産などに繋がるケースもある。
自己破産となれば長期に渡ってクレジットカードやローンの契約が難しくなり、人生に大きな影響を与える。
利用する場合は自分の収入などを考え計画的に借入を行おう。
短期間で返済する
2つ目は短期間で返済をすることだ。カードローンでは借入期間が長いほど利息が大きくなるため返済総額が大きくなる。
利息の計算方法は次の通りだ。
三菱UFJ銀行カードローンでは繰り上げ返済も可能である。
借入日数が長いほど利息が増えていくため、できるだけ短期間で返済することを心掛けよう。
仮に100万円を借入した場合の返済総額をシミュレーションしてみよう。
条件は次の通りだ。
- 借入金額
- 100万円
- 借入利率
- 14.6%
- 返済期間
- 12ヵ月
- 返済方法
- 元利均等返済
- 繰り上げ返済
- 6ヵ月目に20万円を返済
約定返済のみ | 繰り上げ返済あり | |
約定返済 | 90,069円 | 90,069円 |
繰り上げ返済 | なし | 200,000円 (6ヵ月目) |
利息総額 | 80,828円 | 70,205円 |
返済総額 | 1,080,828円 | 1,070,205円 |
返済期間 | 12ヵ月 | 10ヵ月 |
繰り上げ返済を行うケースでは返済期間が2ヵ月短くなり、返済総額を10,623円抑えることが可能だ。
繰り上げ返済は、返済する時期が早いほど効果が大きくなる。返済総額を減らすためにも自分のできる範囲で返済期間を短縮しよう。
三菱UFJ銀行カードローンで高額融資を受ける際は収入証明書を忘れずに
今回は三菱UFJ銀行カードローンの収入証明書について解説を行った。
収入証明書が必要なケースは、50万円を超える借入を希望する場合である。
高額な借入を希望するには収入証明書の提出が必要だ。また、収入証明書として使える書類は以下の4つに限られている。
- 源泉徴収票
- 確定申告書第1表・第2表
- 住民税決定通知書
- 納税証明書その1・その2
自分の申込内容を確認し条件に合ったものを準備して欲しい。
金利 (実質年率) | 年1.8%~年14.6% |
---|---|
審査時間 | 最短即日 |
融資速度 | 翌日以降(審査状況による) |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~500万円 |
収入証明書 | 必要 |
WEB完結 | 申込までは可能 |
申込条件 | 満20歳から65歳未満 |
担保・保証人 | 不要 |