カードローンの利用を検討する際、大手メガバンクである三菱UFJ銀行のカードローンを検討した方も多いのではないだろうか
三菱UFJ銀行のカードローンは、バンクイックという名前で提供されており、三菱UFJ銀行の口座を保有していない方でも利用できる。
また複数の金融機関から借り入れしており、日々の返済に悩んでいる方もいるだろう。
そのような方にはおまとめローンがおすすめだ。借入先を1本化することで、返済の負担を軽減できる。
三菱UFJ銀行のバンクイックはおまとめローンとして利用できるのだろうか。
今回は三菱UFJ銀行のカードローンを除いた複数の借入先がある方や、借り入れを1本化をしたい方へ、おまとめローンとして利用ができるか解説する。
三菱UFJ銀行カードローンはおまとめローンとして利用できる?
三菱UFJ銀行のカードローンで借りた資金は、事業性資金を除き、様々な用途で利用できる。
そのため、三菱UFJ銀行のカードローンは、おまとめローンとしての利用が可能だ。
現在の借入総額が、三菱UFJ銀行のカードローンの限度額未満の方は、この記事を参考にして欲しい。
三菱UFJ銀行カードローンおまとめローンの特徴
複数の会社から借り入れがある場合、返済日や返済金額が異なるため管理が大変になるだけでなく、元金・利息の支払い負担が大きくなる。
そこで複数ある借り入れ先を借り換え、1つにまとめるのがおまとめローンだ。
複数の借り入れを1つにまとめることで、支払いの管理だけではなく、返済の負担が軽減される。
月々の返済額を減らせる
借入金を返済する際、元金分と利息を合わせて支払う。複数からの借り入れがあると、それぞれの支払い先に元金分と利息の支払いが必要だ。
例えば、A社からの借り入れが100万円で年率14.5%・返済回数60回だった場合、毎月の返済は元金分が11,445円・利息12,083円・合計23,528円になる。
また、B社からの借り入れが50万円で年率17.5%・返済回数36回だと、毎月の返済は元金分が10,569円・利息7,431円・合計18,000円だ。
2つの借り入れを三菱UFJ銀行のカードローンを利用し、
- 借入金額150万円
- 年率13.6%
- 返済回数60回
でまとめた場合、毎月の返済額は元金分17,592円・利息17,000円・合計34,592円になる。
おまとめ前での支払い金額が41,528円に対し、おまとめ後は34,592円になり6,936円の負担軽減になる。
A社 | B社 | A社+B社 | 三菱UFJ銀行 | |
---|---|---|---|---|
借入金額 | 100万円 | 50万円 | 150万円 | 150万円 |
年率 | 14.5% | 17.5% | ー | 13.6% |
返済回数 | 60回 | 36回 | ー | 60回 |
元金充当額 | 11,445円 | 10,569円 | 22,014円 | 17,592円 |
利息 | 12,083円 | 7,431円 | 19,514円 | 17,000円 |
支払額合計 | 23,528円 | 18,000円 | 41,528円 | 34,592円 |
金利が低くなる
三菱UFJ銀行のカードローンでの借入金利は、借入金額によって変動する。
金額が高いほど金利が低くなるよう設定されている。
おまとめローンでは他社での借入金額を合算するため、無論それぞれの借入先の金額よりも三菱UFJ銀行1社での借入金額は増加する。
しかしおまとめローンを利用することで、現在の借入先より金利を低くできる。
管理の負担が少なくなる
複数の借入先がある場合、返済日や返済額はもちろん、借入残額や返済終了日も異なる。
そのような状況だと管理するのも大変だ。
複数社で借り入れをしたことで、「A社の返済日は来週で、B社はいつだったっけ」と混乱した経験のある方もいるのではないだろうか。
実際に返済日や返済額を間違えて口座振替での支払いができなかった、などといったミスが起きるリスクも生じる。
借入先をまとめて1本化することで、管理の負担が軽減されて支払い時のミスが起きにくくなることがおまとめローンのメリットだ。
三菱UFJ銀行カードローンのバンクイックについて
三菱UFJ銀行カードローンのバンクイックは、三菱UFJ銀行の口座をお持ちでない方でも利用が可能だ。
専用アプリから借り入れ状況の確認ができ、三菱UFJ銀行の普通預金口座をお持ちの方は借り入れや返済もスマートフォンからできる。
申し込みはWebで完結し、24時間・土日祝日でもパソコンやスマートフォンから申し込みが行える。
バンクイックは低金利
バンクイックは銀行カードローンのため、消費者金融のカードローンよりも金利が低いメリットがある。
借入利率は年1.4%〜14.6%だ。最高17.5%の金利が設定されているカードローンと比較すると、バンクイックは低金利だ。
最低金利も、消費者金融は4.5%のカードローンもある中、1.4%と低い金利で利用できる。
バンクイックは借り換えローンに利用できる
バンクイックは借り入れした資金の使い道は、事業資金を除きショッピングや旅行、趣味など自由に使うことができる。
使い道が決められていないため、他の借入先への返済に借入金を使用できる。
利用中の借入先よりも、バンクイックの方が金利が低くなる可能性がある場合は、借り換えのために利用することがおすすめだ。
借り換えに向いている人とは?
借り換えに向いている人は次のような方だ。
- 返済中の金利が高く、返済総額を減らしたい方
- 返済を早く終えたい方
- 複数の借入先があり、完済の目途が経たない方
金利が高い場合は、利息も高くなり返済がなかなか終わらず、毎月の返済額の負担も大きくなる。
返済総額を減らすためには、返済を早く終わらせることや金利が低い借入先に変更することが必要だ。
そうすることで、毎月の返済額の負担が減り、早く返済を終わらせることができる。
また、複数からの借り入れがある場合、返済総額も多くなるため完済までに期間がかかってしまう。
複数からの借り入れや金利が高い借入先を利用中の場合は、バンクイックでのおまとめや借り換えを検討してみてほしい。
また、以下の記事でも三菱UFJ銀行のカードローンについて詳しく解説してるので参考にして欲しい。
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」のメリット
バンクイックには即日で利用できるほか、たくさんのメリットがある。
どのようなメリットがあるのか、バンクイックをおすすめする理由を紹介する。
大手銀行が提供しているため安心感がある
三菱UFJ銀行は、全国に支店を持つ大手メガバンクだ。
有名な大手銀行が提供しているので、利用者にとっても安心してバンクイックを利用できる。
消費者金融にも有名な会社は多くある。しかし、バンクイックは大手メガバンクが提供しているため安心と信頼は大きい。
カードローンの利用を検討されている方は、まず三菱UFJ銀行のバンクイックの利用申し込みをしてみてほしい。
金利が低い
バンクイックは、消費者金融のカードローンと比べ金利は低く設定されているため、利用しやすくなっている。
金利は、利用限度額によって異なり、利用限度額が増加するほど低くなる。
400万円を超える借り入れの場合は、最高で年率1.4%と低い金利で利用することが可能だ。
最低金利が4.5%に設定されている消費者金融と比べても、とても低い金利だ。
カードローンの利用を検討中の方は、まずは銀行カードローンをおすすめする。
中でもバンクイックは大手銀行が提供する低金利のカードローンのため、バンクイックへの申し込みがおすすめだ。
無担保である
借り入れの金額が高額なほど、担保を設定することが必要な場合がある。
しかし、バンクイックでは担保は不要で、最高800万円まで借り入れをできる。返済が難しくなった場合であっても、担保が設定されていないため、自宅や車などの保有財産への心配はない。
とはいえ返済できないと信用情報など他の部分で様々なリスクやデメリットが発生するため、必ず完済はするようにしよう。
保証人が不要
バンクイックでは担保だけではなく、借り入れの際に必要な保証人も不要だ。
バンクイックでの借り入れは、保証会社であるアコムが利用者に対しての保証を行っている。
親や家族などの親族・友人などに保証人になってもらう必要はなく、返済が難しくなった場合にも、借り入れを肩代わりしてもらう心配はない。
また、保証人が不要なため、借り入れを誰にも知られずに行える。
担保・保証人が不要のため利用しやすいバンクイックだ。しかし、返済は必ず行わなければならない。
利用方法や借入金額、資金の使用先から借り入れの計画を行い、返済可能な範囲での利用を心がけよう。
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」のデメリット
低金利・無担保・保証人なしのうえ、大手銀行と多くのメリットがあるバンクイックだ。
しかし、デメリットもある。ここからはバンクイックのデメリットについて紹介していく。
小口融資に対応していない
バンクイックの融資額は最低10万円からだ。
10万円未満の融資には対応していないため、小口融資を希望する方にはあまり向いているローンとはいえない。
他の金融機関のローン商品と比較したうえで利用を検討してみてはいかがだろうか。
返済が長くなるケースがある
バンクイックは少額から返済できる点はメリットでもある。
しかし、少額で返済し続ければ返済期間が長引くデメリットも持ち合わせている。
返済金額が少額であれば、元金に充てる金額も少なくなり、トータル的に利息が増えてしまうのだ。
少しでも早く返済するのであれば、少額での返済ではなく多めの返済額で返済するようにしよう。
しかし、状況によっては返済が思うように進まないこともあるだろう。
随時返済も対応しているので、お金に余裕があるときはいつもより多めに払うようにするのも1つだ。
返済遅れに厳しい
返済遅れに対し非常に厳しい。一度でも遅延してしまうと、融資の増額申請が通らない可能性もある。
遅延したことで信用情報に傷が付き、クレジットカードや住宅ローンなどを組むことが難しくなる可能性も発生する。
一度の過ちで厳しい対応を取られてしまうため、返済日にしっかり返済できるように心がけよう。
三菱UFJ銀行カードローンの審査基準とは?
三菱UFJ銀行カードローンの審査基準は詳しく公開されていないが、以下の4つを重要視している。
- 借り入れ件数
- 年収
- 勤続年数
- 信用情報機関の情報
それぞれ詳しくみていきましょう。
借り入れ件数
借り入れ件数は返済能力の判断基準となる。借り入れ件数が多いと、この人はお金に困っているのではないかと思わかねない。
お金に困っていると思われると、返済能力がないと判断される。そのため、借り入れ件数が多い方は注意しよう。
申し込みをするときに、他社から借り入れをしていることを隠せばいいのではと、考える方もいるでしょう。
だが借り入れ状況などの情報は、カードローン会社全体で共有されている。そのため、隠してもばれてしまう。
年収
年収の確認を行うのは、貸付金額を決めるためだ。消費者金融は貸金業法法のもとで運営されている。
その貸金業法の中に、総量規制ルールがある。これは年収の3分の1以上の貸付をしてはいけないルールだ。
これは1社に対してだけではなく、借入れしたすべての企業の分も合わせて計算する。
年収300万円の方が借りられるのは100万円までだ。そのため、A社から100万円を借りていたらB社から借りることはできない。
また年収の確認は安定した収入があるかどうかの判断基準としても行う。
ほとんどのカードローン会社では借り入れの条件として、安定した収入の有無を提示している。
安定した収入がない場合、返済が滞る可能性があるためだ。安定した収入があれば、主婦やパートの方でも大丈夫だ。
転職したばかりで収入が安定していない状態だと、正社員でも借り入れが難しくなるだろう。
勤続年数
勤続年数も審査をするうえでは重要な項目だ。勤続年数が長くなれば長くなるほど審査に有利に働く。
勤続年数を見る理由として、継続的に安定した収入を得ることができるかどうかを判断するためだ。
勤続年数が長いと融資したあとも、滞りなく継続的に返済をしてもらえると判断できるため、審査が通りやすくなる。
一方で、勤続年数が短いと収入に不安定である印象を持たれやすい。
そのため、安定的な返済をしてもらえない可能性があると判断され、審査が通らない可能性が高くなる。
勤続年数が短い方は、少なくとも半年を越えてからカードローンに申し込むようにしよう。
信用情報機関の情報
審査を行う場合、申し込み者が提出した書類以外に信用情報機関の情報も参考にされる。
過去に長期的に支払いを延滞したことがある・自己破産したことがある場合は問題があると判断されてしまう。
信用情報を確認する目的は貸し倒れリスクを防ぐ以外に、年収以上の融資を借りることを防ぐためだ。
日本での信用情報機関はCIC・JISS・KSCの3つだ。ご自身の信用情報は開示できる。
信用情報に不安を覚える方は、カードローンを申し込む前に情報の申請をしてみるとよいだろう。
金利 (実質年率) | 年1.4%~年14.6% |
---|---|
審査時間 | 最短即日 |
融資速度 | 翌日以降(審査状況による) |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 800万円 |
収入証明書 | 必要 |
WEB完結 | 申込までは可能 |
申込条件 | 満20歳から65歳未満 |
担保・保証人 | 不要 |
三菱UFJ銀行カードローンでのおまとめローンに向いている人とは?
バンクイックでの借り換えに向いているのは、カードローンを中長期的に利用したい方だ。
借入額が10万円以下で、かつ借入利率8.1%以下の方は月々の最低返済額が1,000円からとなっている。
転職などにより一時的に収入が少なくなっていても、1,000円なら払える方は多いのではないだろうか。
ただし、返済額が少ないので完済までに時間がかかる。借入期間が長くなると、最終的に支払う利息の金額が増えるリスクがある。
バンクイックは最低返済額を守れば、返済額を自由に決められるローンだ。
収入が安定するまでは1,000円で返済し、余力が出てきたら多く払うようにするといいだろう。
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の申込方法とは?
バンクイックの申し込み方法は、電話とインターネットの2種類だ。インターネットは24時間対応している。
PCやスマートフォンから公式サイトに入り、申し込みボタンから申し込みをする。
審査に必要な書類は郵送だけではなく、FAXやWebからアップロードも可能だ。
審査に通ったら、契約手続きをしよう。カードの受け取りはテレビ窓口か郵送のどちらかを選べる。
テレビ窓口の場合は本人確認のために運転免許証が必要だ。電話申し込みは土日祝関係なく、営業時間内ならできる。
申し込み受付時間は以下の通りだ。
- 平日
- 9:00~21:00
- 土日祝
- 9:00~17:00
電話申し込みの場合、審査結果は電話で連絡がある。
公式サイトから利用申込書をダウンロードして利用手続きを進めてほしい。
カードの受け取りはインターネット申し込みと同じく、テレビ窓口か郵送のどちらかを選べる。
三菱UFJ銀行カードローンをおまとめローンとして利用しよう
三菱UFJ銀行カードローンは金利が低く融資限度額が800万円までと高いので、おまとめローンとして利用できる。
おまとめローンとしての提供はしていないので、その点は注意しよう。総量規制の対象となるため、年収の3分の1以上は借りられない。
そのため、他社からの借り入れ金額によっては厳しい場合もあるだろう。
三菱UFJ銀行カードローンを利用する際は、無理なく返済ができるかどうかも確認しよう。
月々の返済額が少ないからと安心していると、「返済額が思った以上に増えていた…」になりかねない。
計画的な利用を心がけよう。
金利 (実質年率) | 年1.4%~年14.6% |
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審査時間 | 最短即日 |
融資速度 | 翌日以降(審査状況による) |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 800万円 |
収入証明書 | 必要 |
WEB完結 | 申込までは可能 |
申込条件 | 満20歳から65歳未満 |
担保・保証人 | 不要 |