「今すぐにお金が必要になった・・・」と、急な出費や資金繰りに頭を悩ませる場面もあるだろう。
こうした場面で有用なのがカードローンである。しかしながら、カードローンの使い方が分からず、途方に暮れている場合もあるかもしれない。
そこで本記事では、カードローンの借り方・申込方法について解説する。
また、カードローンのメリット・デメリットやカードローンを使う際の注意点についても説明する。
カードローンに関する正しい知識を身につけるための参考にして欲しい。
カードローンの借り方とは?
カードローンの借り方には3つの方法がある。
- ATMでの借入
- 振込・振替での借入
- 自動融資での借入
それぞれの借り方について詳しく解説していくので、参考にして欲しい。
カードローンの仕組みについて詳しくは知りたい方はこちら。
ATMでの借入
ATMでの借入は、最も簡便・迅速にお金を借りられる方法である。ATMを利用した借入手順は以下の通りだ。
- カードの利用
- 契約したカードローンのカードを持参し、提携する銀行・コンビニなどのATMに挿入する
- ATMの操作
- ATM画面の指示に従い、借入に関する操作を選択・暗証番号等を入力する
- 金額の入力
- 利用限度額以内の任意の借入金額を入力、取引を実行する
- 現金・カードの受取:現金とカードを受け取る。
このとき、時間帯によって手数料が発生したり、ATMが利用できなかったりする。
そのため、提携するATMの場所や利用可能な時間を確認しておくのが良いだろう。
振込・振替での借入
振込・振替での借入は、指定の銀行口座に直接送金する方法である。
振込・振替の手順を以下に示す。
- Web・電話申込
- インターネットバンキングまたは、電話にて振込を申請する。
- 振込先の選択
- 借入金を希望する銀行口座に振込を依頼するため、振込先の口座情報を入力する。ただし、振込先の口座情報の事前登録が必要な場合もある。
- 金額の入力
- 任意の借入金額を入力する。
- 振込の確認
- 指定した銀行口座に借入金が振込まれているか確認。
指定の銀行口座によっては、振込が翌日になったり、翌営業日になったりする場合もある。
そのため、即日融資を受けたい場合は事前に確認しておくのをおすすめする。
自動融資での借入
自動融資での借入とは、銀行・消費者金融などが提供するサービスのひとつだ。
引き落とし用の銀行口座の残高が不足していた場合、設定限度額内でカードローンから自動的に不足金額が振込される。
残高不足による公共料金・クレジットカード利用料金などの支払いの遅滞防止ができるのがメリットとなる。
ただし、自動融資の対象外になるものもある点に注意が必要である。
カードローンの返済や融資限度額を超える預金の引出が該当するので、覚えておこう。
カードローンの申込方法とは?
カードローンを利用するには、必要書類を準備しなければならない。
また、高額な融資を受けたい場合は提出書類が増える場合もある。
ここでは、必要書類に関する解説・カードローンの3つの申込方法について解説する。
それぞれの特徴を理解した上で、カードローンの申込準備を進めてもらいたい。
必要な書類を準備
カードローンを申込む際に必要となる書類は、本人確認書類・収入証明書類の2種類である。
本人確認書類として認められる書類の一例を以下に示す。
- マイナンバーカード
- 運転免許証または運転経歴証明書
- 住民票の写し
- 各種健康保険証
顔写真付きの書類の場合、1種類の提出で認められるケースが多い。
しかし、顔写真の無い場合は2つ以上の提出を求められる場合がある。
また、収入証明書として認められる書類は以下の通りだ。
- 源泉徴収票
- 確定申告書
- 課税証明書
- 給与明細書
- 年金通知書
ただし、収入証明書の提出が必要となるのは、原則以下の場合のみとなる。
- 1社のカードローンから50万円以上の融資を受ける場合
- 複数社から100万円以上の融資を受ける場合
これらの書類の提出は、貸金業法で定められている項目となる。
そのため、提出書類に不備・不足が見つかると再審査・再提出になるケースもある。
書類提出は、信用情報機関で個人情報を登録したり、資金洗浄・違法利用などの犯罪を防止するために必要なルールだ。
再提出で無駄な時間を使わないよう、正確な書類を提出して欲しい。
Webでカードローンを申し込む
Webでカードローンを申込む方法は、来店不要のため、自身の好きなタイミングで行えるのがメリットである。
申込みの流れを以下に示す。
- 金融機関の選定
- 金利・借入可能額・審査時間・返済条件などを比較して、自分に合った金融機関を選択する。
- 金融機関の公式サイトへアクセス
- 選んだ金融機関の公式ホームページより、カードローンを申請する。
- 申込フォームの入力
- 氏名・生年月日・住所・希望の借入金額など、Web画面の指示に従いながら個人情報を入力する。
- 必要書類のアップロード
- 本人確認書類・収入証明書をアップロード。借入希望額によっては収入証明書が不要なケースもある。
審査結果が出るまでにかかる時間は、金融機関によって異なるが、即日融資に対応しているカードローンも存在する。
アプリを使用してカードローンを申し込む
アプリを使用してカードローンを申込む方法は、スマートフォンを利用した申込方法である。
申込方法は以下の通りだ。
- アプリのダウンロード
- 利用したい金融機関のアプリをダウンロードする。アプリストアまたは金融機関の公式ホームページからダウンロードできるのが一般的である。
- ユーザー登録
- はじめて利用する場合、基本的にはユーザー登録が必要となる。アプリ画面の指示に従って、個人情報・メールアドレス・パスワードなどを入力する。
- 申込フォームの入力
- 氏名・生年月日・住所など、融資を受けるために必要な個人情報を、アプリ画面の指示に沿って入力する。
- 必要書類のアップロード
- 本人確認書類・収入証明書をアップロードする。書類の写真撮影を必要とするアプリもある。
審査結果はアプリ内の通知から知ることができる。
また、借入金額・返済日・繰上げ返済申請など、アプリで一元管理できるところが最大の利点といえる。
電話でカードローンを申し込む
電話でカードローンを申込む場合、以下のような手順になる。
- 電話番号の確認
- 利用する金融機関の電話申込用の電話番号を確認する。公式Webサイト・広告などに記載されているのが一般的なので、検索してみよう。
- 電話申込
- オペレーターの案内に従い、電話申込を進める。一般的に、融資の審査に必要となる個人情報を確認する。
- 審査結果の確認
- 電話で確認した内容をもとに、審査を進める。審査結果は電話にて伝えられる場合が多い。
- 書類提出
- 審査に通ると、本人確認書類・収入証明書の提出を求められる。郵送または、店頭へ持参して必要書類を提出しよう。
- 契約手続き
- 契約書にサイン・カードローン専用カードを受け取り、契約は終了となる。契約は店頭で行うか、郵送で手続きするかのどちらかになる。
電話申込の場合、インターネット手続きのような迅速性は期待できない。
しかしながら、オペレーターの案内があるため、はじめての利用でも安心して手続きできるだろう。
ただし、電話の受付時間や営業時間などを確認しておく必要がある。
カードローンの返済方法とは?
カードローンの返済方法には複数の選択肢がある。
金融機関や契約内容によって異なる場合もあるが、一般的な返済方法を以下に示す。
- 口座引き落とし
- 毎月、指定された日に銀行口座から自動的に返済額が引き落とされる方法。入金しておけば返済忘れの心配がない。
- 銀行・コンビニATM
- カードローンが提携しているATMを利用して返済する方法。ATMによっては手数料がかかる場合もある点に注意が必要。
- インターネットバンキング
- インターネットバンキングを通じて、オンラインで返済する方法。いつでも手続きが行えるが、事前登録が必要となる。振込手数料が発生する場合は返済者が負担する。
これらの返済方法を用いて、約定返済・任意返済を組み合わせながら、借入金を返済していく。
約定返済とは、毎月1回、決められた日に返済する方法のことだ。
返済日は金融機関から指定されるのが一般的で、自分で返済日を設定できる場合もある。
また、任意返済とは、約定返済とは別に返済する方法のことである。
任意返済には、任意の金額を追加返済する繰上返済と、借入金のすべてを返済する一括返済がある。
約定返済に加えて任意返済も行うことで、利息負担を減らせるため、返済総額を少なく抑えられるメリットがある。
ただし、一部の金融機関・ATMでは、任意返済に振込手数料が発生する場合がある点に注意してもらいたい。
カードローンを利用するメリットとは?
カードローンには、一人ひとりのライフスタイルや資金ニーズに応じたメリットがある。
主なメリットは以下の通りだ。
- 無担保・保証人不要
- 個人の信用情報に基づいて融資を受けられるため、担保・保証人が必要なく借入可能となる。その分、より迅速に融資を受けられるのもメリットになっている。
- 柔軟な借入
- 住宅ローン・マイカーローンのように全額を一度に借入する必要は無い。必要なときに必要な金額だけを借りられるのもメリットのひとつといえるだろう。
- 自由な使い道
- カードローンの使途は基本的に決められていない。そのため、旅行資金・医療費・教育費など、急な出費に至るまで幅広く利用できる。ただし、事業資金として利用できないケースが多い点に注意しよう。事業資金とは、事業の立上げ・運営などに用いる資金のことである。
このように、融資の受けやすさ・迅速性などのメリットを最大限に活かしたいときに有用な借入方法となるだろう。
カードローンの利用にデメリットはある?
カードローンは利便性が高い反面、いくつかのデメリットがある。カードローンのデメリットは、以下の3つが代表的だ。
- 高金利
- 住宅ローン・マイカーローンなどと比較すると、金利は高く設定されている。これは、無担保・保証人不要で借りられる点が影響している。
- 返済の長期化
- 借入可能額の範囲内であれば何度でも借りられるため、結果として、返済が長期化してしまうケースがある。
- 返済総額
- 使い道が自由な分、計画性の無い借入が癖になってしまうこともある。そのため、返済総額が大きくなってしまう危険性が高い。
カードローンの利用を検討する際は、これらのデメリットを十分に理解し、計画的に利用してもらいたい。
自身の返済能力を超えない範囲での借入を心がけよう。
初めての方にもおすすめのカードローンとは?
初めての方にもおすすめのカードローンを以下の表にまとめた。
三井住友銀行カードローン | りそな銀行カードローン | SMBC モビット | 三菱UFJ銀行カードローン | auじぶん銀行カードローン | PayPay銀行カードローン | みずほ銀行カードローン | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
(実質年率) | 金利1.5~14.5% | 1.99~ 13.5% | 3.0~18.0% | 1.8~14.6% | 1.48~17.5% | 1.59~18.0% | 2.0~14.0% |
限度額 | 10万~800万円 | 10万~800万円 | 1万~800万円 | 10万〜 500万円 | 10万~800万円 | 10万~1,000万円 | 10万~800万円 |
審査時間 | 最短当日 | 1週間~2週間 | 最短30分 | 最短即日 | 最短1時間 | 最短翌日 | 最短当日 |
在籍確認 | あり | あり | 原則なし(Web申込の場合に限る) | あり | あり | あり | あり |
カードレス | 〇 | ー | 〇 | ー | ー | 〇 | ー |
それぞれの特徴について、詳しく解説していくので参考にして欲しい。
三井住友銀行カードローン
三井住友銀行カードローンは、三井住友銀行の口座開設の必要が無く、カードレスにも対応している点が特徴である。
そのため、カードローンの契約が済めば、カードの到着を待つ必要がない。
金利は年1.5~14.5%と、ほかのカードローンと比較しても低い水準にある。
また、審査結果は、最短当日に分かるのも特徴のひとつだ。
そのため、「早くお金を借りたい」ときに利用を検討したいカードローンといえるだろう。
金利 (実質年率) | 年1.5%~年14.5% |
---|---|
審査時間 | 最短当日 ※申込完了後の確認事項や本人確認書類の提出状況によって異なる場合もございます。 |
融資速度 | 最短当日 ※申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合もございます。 |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 50万円を超える場合に必要 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 満20歳~満69歳以下 |
担保・保証人 | 不要 |
りそな銀行カードローン
りそな銀行カードローンは、業界最低水準の上限金利が大きな特徴となる。
上限金利が低いほど、返済総額は少なくなる。
そのため、これは少額融資を受ける方・借入上限希望額の少ない方にとっての大きなメリットとなるだろう。
また、Web申込はもちろん、アプリでの申込も可能である。
口座の残高・借入の残高・繰上げ返済など、アプリで一元管理できるため、利便性が高い。
収入がまだ十分でない新社会人やアプリに抵抗のない若い方におすすめといえるカードローンである。
バナー画像予定
金利(実質年率) | 年1.99%〜年13.5% |
---|---|
審査時間 | 最短1週間以内 |
融資速度 | 最短1週間以内 |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 必要 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 20歳以上66歳未満 |
担保・保証人 | 不要 |
SMBCモビット
SMBCモビットは、消費者金融のカードローンである。
最大の特徴は、融資までのスピード感となる。
審査は最短30分、審査後即日融資を受けられるため、「今すぐにお金を借りたい」場合は優先的に利用を検討すべきである。
また、Web完結申込出来ることも特徴のひとつだ。
Web申込限定で、在籍確認のための電話連絡を行わないサービスも提供している。
家族に伏せたい・会社に知られたくない方には、おすすめといえる。
ただし、上限額金利は18.0%と高い水準である点に注意したい。
金利 (実質年率) | 年3.0%~年18.0% |
---|---|
審査時間 | 最短15分 ※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります |
融資速度 | 最短即日 ※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 1万円~800万円 |
収入証明書 | 提出の場合あり |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | ・20歳~74歳 ・安定した収入がある方 |
担保・保証人 | 不要 |
三菱UFJ銀行カードローン
三菱UFJ銀行カードローンは、Web完結・審査結果は最短当日で分かるのが特徴。
カードローンの申請は、土日問わず24時間申込可能であるため、好きなタイミングで行える。
また、借入金額によって変わるものの、最小返済額は1,000円からになっている。
月々の返済額を増やせない方は利用を検討したいところである。
三菱UFJ銀行の公式サイトにて、借入診断・返済シミュレーションのサービスを提供しているので活用してもらいたい。
金利 (実質年率) | 年1.8%~年14.6% |
---|---|
審査時間 | 最短即日 |
融資速度 | 翌日以降(審査状況による) |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~500万円 |
収入証明書 | 必要 |
WEB完結 | 申込までは可能 |
申込条件 | 満20歳から65歳未満 |
担保・保証人 | 不要 |
auじぶん銀行カードローン
auじぶん銀行カードローンは、業界最低水準の金利の低さ(1.48~17.5%)が特徴である。
また、ネット銀行であるため、手続きはすべてWeb完結な点も嬉しい。
パソコン・スマートフォンがあれば、24時間365日いつでも申込可能である。
また、提携するATMを利用する際の手数料は無料となっている。
夜間帯の引き落としでも手数料がかからない点はメリットといえるだろう。
バーナー画像予定
金利(実質年率) | 年1.48%~年17.5% |
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審査時間 | 最短1時間 |
融資速度 | 最短1週間程度 |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 不要※ |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 20歳以上70歳未満 |
担保・保証人 | 不要 |
PayPay銀行カードローン
PayPay銀行カードローンは、無利息特約が最大の特徴だ。
無利息特約とは、初回借入日から30日間は利息がかからないサービスのことである。
そのため、無利息期間中に完済できれば、元本分の支払いで済むのである。
また、金利は年1.59~18.0%と業界最低水準になっている。
少ない融資から高額な融資まで、無駄な返済額を増やしたくない方には、おすすめのカードローンといえる。
ただし、無利息特約は初回利用に限定され、2回目以降の利用は通常の利息が発生する点に気をつけなければならない。
バナー画像予定
金利(実質年率) | 年1.59%~年18.0% |
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審査時間 | 最短翌日 |
融資速度 | 最短翌日 |
無利息期間 | 最大30日間 |
借入限度額 | 10万円〜1,000万円 |
収入証明書 | 不要 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | ・申込時の年齢が20歳以上70歳未満 ・安定した収入がある方 |
担保・保証人 | 不要 |
みずほ銀行カードローン
みずほ銀行カードローンは、年2.0%~14.0%と、業界最低水準の低金利が魅力だ。
そのため、少ない融資額でも、総支払額を最小限に抑えられるのがメリットのひとつとなる。
また、審査結果は最短当日に分かる。申込はWeb完結のため、自身の好きなタイミングで申込が可能である。
少額の借入を検討している場合に検討を考えたいカードローンのひとつといえる。
金利 (実質年率) | 年2.0%~年14.0% |
---|---|
審査時間 | 最短当日 |
融資速度 | 最短当日 |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 不要※50万円以上の借入を希望する場合は必要 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 以下のすべての条件を満たす個人のお客さま ・ ご契約時の年齢が満 20 歳以上満 66 歳未満の方 ・ 安定かつ継続した収入の見込める方 ・ 保証会社の保証を受けられる方 ※ 外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。 ※ 審査の結果によってはご利用いただけない場合がございます。 |
担保・保証人 | 不要※保証会社である株式会社オリエントコーポレーションまたは、アイフル株式会社が審査の上で保証 |
カードローンの利用限度額とは?
カードローンの限度額とは、金融機関が顧客に対して設定する最大借入額のことを指す。
限度額は、カードローンを申込む際に申請者の収入・雇用状況・ほかの債務状況などを考慮して決定されるのだ。
これは、総量規制と呼ばれる法律に基づいたルールである。
総量規制とは、借り手側を過度な借入から守るためのルールのことだ。
借入金の上限は、年収の3分の1までと決められている。
そのため、限度額が数十万円の方もいれば、数百万円の方もいる。
借入金額を増やしたい場合、増額申請をする必要がある。
カードローンの限度額は、借入の柔軟性・借り手側の保護の観点から非常に重要である。
そのため、設定されたカードローンの限度額いっぱいまで借入するのは避けておくべきだ。
自身の返済能力を超えない範囲で利用することが賢明である。
カードローンを使う時の注意点とは?
カードローンを使う時の注意点として、以下の3つを押さえておこう。
- 金利の確認が必要
- 返済額をシミュレーションしておく
- 返済期間を確認する
これらの注意点に気を配りながら、カードローンを有効に活用してもらいたい。
金利の確認が必要
カードローンの金利は、年率で表示されているが、借入限度額・借入期間によって異なる場合がある。
例えば、借入限度額100万円の方と借入限度額500万円の方では、前者の方が金利は高くなる。
また、借入期間が30日間の場合は年率で表示されている金利を日割り計算しなければ、具体的な利息は計算できない。
そのため、借入限度額が低く、長期間かけて返済を考えている場合は金利が高くなる点に注意しよう。
返済額をシミュレーションしておく
カードローンを利用する前に、返済額をシミュレーションするのをおすすめする。
シミュレーションを行うメリットは以下の通りだ。
- 総支払額の把握
- 利息を含めた総返済額を把握できるため、借入に伴う自身の家計に与える影響を理解できる。
- 利息負担の評価
- 短期間・長期間で借りた場合の利息の違いが確認できる。利息支払いを最小限に抑えるのに有効である。
- 返済能力の判断
- 月々の支払額を計算できるため、自身の返済能力に見合う借入金額かどうか判断できる。
多くの金融機関が、オンライン上で返済シミュレーションができるツールを無料で提供している。
カードローンの利用を検討している場合は、事前に返済シミュレーションをしてみよう。
返済期間を確認する
カードローンの返済期間とは、利息を含めた借入金を完全に返済するまでの期間のことになる。
約定返済にて毎月一定額を返済するのが一般的であるため、約定返済の回数によって返済期間が変わるのである。
そのため、繰上げ返済した分だけ、返済期間は短くなる。
加えて、利息も少なくなるため、返済総額も最小限で済ませられるのだ。
カードローンの利用を検討する場合は、返済期間を確認し、無理のない借入を心がけてもらいたい。
無理のない返済計画を立ててからカードローンを活用しよう
カードローンの借り方に関する解説は、以上である。
カードローンは、突然の資金調達に適した借入方法のひとつである。
消費者金融・銀行それぞれで特徴が異なるため、自身の目的に応じた利用を検討するのが良いだろう。
融資を受けるまでの迅速性に優れる一方、金利が高く設定されている点に注意したい。
自身の経済状況・返済能力を考慮し、ゆとりある返済計画を立ててからカードローンを活用しよう。