カードローンは、急な出費や給料日前のピンチを助けてくれる、身近な資金調達方法の一つだ。必要な時にカードローンを利用し、期日を守って返済を行えば、非常に便利な存在となる。
しかし、返済が遅れると遅延損害金が発生するだけでなく、カードローンが利用できなくなる可能性もある。カードローンを延滞すると、さまざまなデメリットが生じるのだ。
大手消費者金融であるアイフルでも、延滞すれば大きなリスクを背負うことになる。では、どのようにすれば延滞を避けることができるのだろうか。
そこで本記事では、アイフルで延滞した場合の影響について詳しく解説する。さらに、記事の後半では、延滞を回避するためのポイントについても説明する。
返済期限を守ってアイフルを賢く使いたい人は、ぜひ参考にして欲しい。
アイフルで延滞したらどうなる?
カードローンの返済を延滞すると、自宅や勤務先へ取り立てに来るイメージを持つ方も多いだろう。ただ、そうした業者はいわゆる「闇金」であり、アイフルのような正規の消費者金融では直接督促が来ることはない。
しかし、延滞には様々なデメリットが伴う。アイフルで延滞した場合に生じる5種類のデメリットについて理解しておこう。
遅延損害金が発生する
返済が遅れると、延滞日数に応じて遅延損害金が発生する。一般的なカードローンでは、借入時の金利にかかわらず、一定の遅延損害金率が借入残高に対して適用される。
アイフルの遅延損害金利率は20.0%であり、遅延損害金は「借入残高×遅延損害金利率÷365日×延滞日数」で算出可能だ。通常の返済金に加えて、算出された遅延損害金を支払わなければならない。
遅延損害金は延滞日数が長くなるほど増加していく。支払いが遅れた翌日から発生するため、1日でも早く返済することが重要だ。
追加借入が停止される
アイフルで返済に遅れが生じると、延滞額を返済するまで、追加借入ができなくなる。これは、カードローン全般で共通する措置であり、返済が滞っている人へ追加融資をしても、意味がないからだ。カードローン会社としても貸付金を踏み倒されるわけにはいかないので、追加融資を停止せざるを得ない。
利用停止のタイミングはカードローン会社によって異なるが、早ければ返済期日の翌日から利用停止になる可能性がある。
利用停止は、追加借入はできないが返済はできる状態である。利用停止を解除するためには、所定の金額を返済してアイフルへ連絡を入れなければならない。
返済が完了すれば利用停止が解除され、再びカードローンを借入できるので早めに対応しよう。
信用情報に傷がつく
カードローンで契約や借入などの金融取引が行われると、その情報は信用情報機関に登録される。
アイフルは、株式会社日本信用情報機構(JICC)と株式会社シーアイシー(CIC)という2つの主要な信用情報機関に加盟している。
JICCもCICも、個人の信用情報は、新規契約および内容変更があった時から最長でも翌日までに登録や更新を行っている。これは、貸金業法に定められていることだ。
延滞記録等、返済に関する信用情報は5年間残り続ける。
記録された信用情報は、カードローン会社や銀行などで共有され、各種ローン契約の際の審査で確認される。延滞の記録は、他社の審査にも悪い影響を与えてしまうのだ。
また、現在使用しているカードローンの増額審査にも通過できなくなる可能性がある。
家族にカードローン利用が露見するリスクがある
アイフルでは、返済が遅れた際には電話や督促状の郵送で債務者へ連絡を行う。
そのため、家族に内緒でカードローンを契約していた場合は利用を知られてしまう可能性がある。
返済が遅れそうな場合は、公式サイトの「返済期日の変更(猶予)」から事前に連絡することで、不測の事態を避けることができる。
返済が遅れることがあらかじめ分かっている場合は、このサービスも検討しよう。
一括返済を請求されることがある
カードローン会社からの度重なる電話や督促状を無視し続けると、借入残高と遅延損害金の一括返済を求められることがある。
さらに、一括返済の督促を放置すると、裁判所から強制執行されて財産の差し押さえが行われる可能性もある。
ただし、アイフルからの連絡に対応できれば、ここまで酷い状況になることはない。
返済の延滞は長引けば長引くほど状況は悪化する。早い段階で返済をするように心がけ、カードローン会社からの連絡には必ず対応するようにして欲しい。
これらのデメリットを防ぐためには、延滞しそうだと思った段階でアイフルに相談の連絡を入れておくことが最も重要だ。詳しい対処法は記事後半で解説するので、参考にしてほしい。
アイフルを延滞して信用情報が傷ついた場合のリスク
アイフルを延滞すると、信用情報に傷がついて様々な面で不利になる。
では、具体的にはどんな悪影響が出るのだろうか。ここから解説するので、参考にしてもらいたい。
他社カードローンへの申し込みに影響がある
カードローンの申し込み時には、カードローン会社は必ず信用情報機関に申込者の信用情報を照会する。信用情報は、申込者に融資をして問題ないかを見極めるための重要な判断材料だ。
もし信用情報に傷がついていると、審査を通過できない可能性が高い。
クレジットカードへの申し込みに影響がある
信用情報が影響を与えるのは、カードローンへ申し込む時だけではない。クレジットカードの新規入会や更新の審査においても、信用情報が確認される。
前述したカードローンと同様に、クレジットカードの審査も通過できない可能性が高くなる。
携帯電話の分割払いの申し込みに影響がある
携帯電話やスマートフォンは高額な商品も多く、一括ではなく分割払いにしている方も多い。
分割払いをする際には、携帯電話会社による審査が行われる。その審査の際には信用情報が確認されるのである。
信用情報の問題で審査に落ちると、分割払いオプションが利用できず、製品を一括購入しなければならなくなる。数十万円の代金を一度で支払うのは大きな金銭的負担となり、デメリットが大きい。
住宅ローン・マイカーローンなどの申し込みに影響がある
信用情報はカードローンだけでなく、その他のローンを組む際にも影響する。
住宅ローン・マイカーローンの審査において、信用情報は融資の可否を判断する上で重要な情報となる。
返済の延滞をしてしまうと、将来的に大きな融資を受けたい時に、信用情報が問題となり融資を受けられない可能性も出てくるのだ。
このように、アイフルを延滞すると様々な商品の購入が困難になり、生活に大きな悪影響が出てしまう。そのため、延滞を避けられるように計画的に返済を行っていくことが大切なのである。
アイフルを延滞してしまう主な原因
アイフルの返済は、延滞をせずに期日内に行わなければならない。しかし、カードローンの延滞をしたことがある人すべてが「資金不足で返済ができなかった」わけでもない。
ここではカードローンの返済を延滞してしまう原因について解説をする。延滞する原因を理解することは今後の対策にもつながるため、ぜひ参考にして欲しい。
返済日をうっかり忘れてしまった
延滞の最も一般的な原因は、返済日を失念することである。
返済日を勘違いしていたり、引き落とし用口座の残高を準備していないことで延滞する人が多いのだ。
「複数の借入先があり返済日がバラバラになっている」「給与口座と引き落とし口座が異なる」といった状況では、返済忘れが起きやすい。
複数のカードローンを管理する際は、おまとめローンを利用して返済先を一本化し、返済プロセスを簡略化するのも一つの手である。アイフルにもおまとめローンがあるので、検討してみよう。
病気やけがで一時的に仕事ができなくなった
返済を延滞してしまう理由の中には、病気やけがで収入が一時的に減少して計画通りに返済できなくなる場合もある。
病気や怪我のような予期せぬ状況では、可能な限り早期にカードローン会社に相談して返済計画の見直しをしておこう。
アイフルでは、会員専用ダイヤル(0120-109-437)に電話をすれば、返済についてオペレーターに相談できる。また、オペレーターチャットを使って公式サイトから相談することも可能だ。ただし、どちらも受付時間が平日9時~18時に限られているため、注意が必要である。
生活費や娯楽費などにお金を使いすぎて返済できなくなった
返済のことを考えず無計画に借入を繰り返してしまい、返済が延滞してしまうこともある。
中には、返済が延滞すると生じるデメリットについて、しっかり理解していない方もいるかもしれない。
借入や返済についての知識が十分にあれば、返済できなくなるまでお金を使い過ぎることも、少なくなる。また、返済シミュレーションを活用して計画を事前に立てておくのも重要だ。
以上のように、アイフルを延滞してしまう原因は様々である。それぞれの原因に対する対策を講じ、計画的に返済を行うことが大切だ。
金利 (実質年率) | 年3.0%~年18.0% |
---|---|
審査時間 | 最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。 |
融資速度 | 最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。 |
無利息期間 | 最大30日間(初回限定) |
借入限度額 | 1万円~800万円 |
収入証明書 | 以下のいずれかに該当するお客さまは収入証明書が必要 ・当社のご契約が50万円を超えるお客さま ・他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さま |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 満20歳以上69歳までの定期的な収入がある方 |
担保・保証人 | 不要 |
アイフルの延滞リスクを回避する方法
アイフルの返済を延滞してしまうと、さまざまなデメリットが生じる。今後もアイフルを利用していきたいのであれば、返済の延滞はできるだけ避けたいところだ。
ここでは、アイフルの延滞リスクを回避するポイントについて、詳しく解説する。これらのポイントを押さえ、計画的にアイフルを利用できるようになってもらいたい。
約定支払日3日前にお知らせしてくれるaiメールを利用する
aiメールとは、アイフルが提供するサービスの一つで、返済期日を事前にメールやSMSで通知してくれるものだ。
返済期日の3日前になると、返済期日と必要金額をメールでお知らせしてくれる。その他にも、新サービスや新商品の案内・利用限度額の増額通知なども、メールで通知してくれる。
スマホアプリを通じて簡単にaiメールへの登録や設定変更が行える。アプリメニューを開いたら、各種登録・変更のボタンからaiメールの登録が可能だ。公式サイトの会員サービスからも同様に手続きができる。
返済日をうっかり忘れてしまうことは誰にでも起こり得るため、aiメールに登録しておくことをおすすめする。
返済方法を口座振替にする
アイフルにはさまざまな返済方法があり、利用者自身が使いやすい方法を選択できる。しかし、口座振替以外の方法はすべて、返済期間に自分自身で振込手続きを行う必要がある。
返済期日をうっかり忘れてしまうと延滞につながってしまうため、心配な人は自動引落の口座振替の利用がおすすめだ。
口座振替は、Webまたは郵送で手続きが可能だ。口座振替の手続き方法は、Webか郵送で行うことができる。
注意点として、口座振替の手続きをしてから自動引落開始になるまで、40日ほど時間がかかることだ。その間の返済は、返済期日までに自分自身で行う必要がある。また、口座が残高不足になると延滞扱いになってしまうため、十分な額が入っているか常に確認しておこう。
返済方式をサイクル制に設定する
アイフルでは、返済方式を毎月1回の約定日制と35日ごとのサイクル制から選べる。
約定日制は、返済日を含む前21日間が返済期間となり、それより前に返済することはできない。
しかし、35日ごとのサイクル制であれば、返済日より前であればいつでも返済が可能だ。
サイクル制は、返済日を忘れにくく、柔軟な返済ができることで利用しやすい場合がある。途中で方式を変えることもできるが、以下のような手続きが必要となる。
約定日制→サイクル制・・・会員専用ダイヤル(0120-109-437)へ電話して、変更手続きを申請する
サイクル制→約定日制・・・アイフルのアプリ右下のメニューボタンの「返すとき」→返済日の変更(毎月)の順にタップして手続きする
変更には手間がかかるため、契約時にどちらが自分に合っているかを判断できるようにしておこう。
また、以下にアイフルの返済方法についてまとめているので、返済方法を比較する際の参考にして欲しい。
手数料0円 | 外出不要 | 24時間 | 土日返済OK | カード不要 | |
インターネット決済 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
(自動引落) | 口座振替○ | ○ | ○ | ||
振込 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
スマホアプリ | ○ | ○ | ○ | ||
アイフルATM | ○ | ○ | |||
提携ATM | ○ | ○ |
計画的に利用し借りすぎに注意する
返済が延滞する原因の一つに、無計画な借入が挙げられる。カードローンは利便性が高いが、その分余分な借入に繋がる危険性も高い。
自分の返済能力を把握しておかないと、すぐに延滞に繋がってしまう。
故に、カードローンの利用前には返済計画をきちんと立ててから利用することが重要だ。アイフルの公式サイトでは、実際の金利や金額を入力して行う返済シミュレーションを利用することができる。
返済シミュレーションで確認できることは、以下の3つである。
- 毎月の返済金額
- 返済回数
- 借入可能額
返済シミュレーションから得られるこれらの情報を用いて、無理のない返済計画を立てることが重要だ。
また、不必要な借入を繰り返さなければ、返済困難になる可能性を減らすことができる。
カードローンは利用限度額内であれば自由に借入が可能で、つい借りすぎてしまう方も多い。しかし、カードローンを利用した後には、利息を含めた返済をしなければならない。
借入時は必要最低限に留め、日頃から借りすぎないように注意していくことも大切だ。
アイフルの返済についてはこちらの記事も参考にして欲しい。
アイフルの返済について詳しく知りたい方はこちら。
アイフルを延滞した場合の対処法
アイフルの延滞は、うっかりミスによって誰にでも起こりうるものだ。もし返済が遅れてしまった場合は、対処法を知っておけばスムーズに対応できる。
これから紹介する2種類の対応方法を理解し、適切に行動できるようにしてもらいたい。
速やかにアイフルに電話連絡を入れる
延滞が分かった時点で、速やかにアイフルの会員専用ダイヤル(0120-109-437)に連絡して、今後の対応を相談することが大切だ。
返済が遅れそうな理由や今後の対応について相談をすれば、適切な対処法を案内してくれるだろう。会員専用ダイヤルは平日の9時~18時は対応しているが、休日や平日夜間は対応していないので注意が必要である。
ただし、電話で相談したからといって、必ずしも返済日を延長してもらえるわけではない。過信は禁物だが、連絡をしないで返済が遅れるよりも、アイフル側の心証は多少よくなるはずである。
返済できる分は返済する
公式サイトでも、「返済期日までに返済金額を準備できない場合は、最低返済額のみ返済」するように案内されている。
ただし、最低返済金額で返済をすると大部分が支払い利息に充てられ、借入残高はほとんど減らないので注意が必要だ。
最低返済金額の確認方法は、スマホアプリで「返済金額照会」をタップして日付を選択すると行える。非常に簡単に確認できるので、ぜひ試してみてほしい。
会員サービスでの確認方法は、本日のお支払いの「詳細・振込先はこちら」をクリックするといい。次ページで口座照会の内訳が表示されるため、「利息+その他費用」が最低返済金額に該当する。
その他にも、電話でオペレーターに直接確認するのも可能だ。
いずれかの方法で最低返済金額を把握してこの金額分だけでも返済しておこう。その後の対応は、電話でオペレーターに相談して、詳細な対応を確認して欲しい。
以上の二つの対処法を実践し、アイフルの延滞リスクを最小限に抑えよう。
アイフルの延滞を防ぐコツを掴もう
本稿では、アイフルの延滞が引き起こす具体的なデメリットとその防止策について詳述した。
カードローンを利用する上で、返済日を厳守することは、非常に重要なポイントだ。
返済が遅れてしまうと、遅延損害金の発生に加えて信用情報の悪化や追加借入の停止など様々なデメリットが生じる。
また、信用情報に傷がついてしまうと今後新たに住宅ローンやマイカーローンを組むのが難しくなったり、カードローンの利用が停止されることもある。
このようなデメリットを回避し、返済に滞りが生じないようにするためにも、常に支出を自己管理して過剰な借入を避けることが重要だ。そして、利用前に無理のない返済計画を立てておくことが望ましい。
記事の内容を読み返して、アイフルを延滞なしで利用できるようにしてもらいたい。
金利 (実質年率) | 年3.0%~年18.0% |
---|---|
審査時間 | 最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。 |
融資速度 | 最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。 |
無利息期間 | 最大30日間(初回限定) |
借入限度額 | 1万円~800万円 |
収入証明書 | 以下のいずれかに該当するお客さまは収入証明書が必要 ・当社のご契約が50万円を超えるお客さま ・他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さま |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 満20歳以上69歳までの定期的な収入がある方 |
担保・保証人 | 不要 |
■アイフルの貸付条件について
※【商号】アイフル株式会社【登録番号】近畿財務局長(14)第00218号【貸付利率】3.0%~18.0%(実質年率)【遅延損害金】20.0%(実質年率)【契約限度額または貸付金額】800万円以内(要審査)【返済方式】借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式【返済期間・回数】借入直後最長14年6ヶ月(1~151回)【担保・連帯保証人】不要