- 20代がゴールドカードを作成する際の方法を知りたい
- ゴールドカードを20代で作成するメリットや注意点を知りたい
- 20代におすすめのゴールドカードを教えてほしい
一般カードよりもステータスが高いことで知られているゴールドカードだが、「20代では審査に通らない」と考えている方もいるだろう。
結論から書けば、20代でもゴールドカードは作成できる。
そこで本記事では、ゴールドカードの作成に必要な年収や作成方法を解説する。
20代におすすめのゴールドカード3選も紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。
20代でもゴールドカードは作成できる
冒頭でも述べた通り、ゴールドカードは20代でも作成できる。
ただ、誰でも作成できるわけではなく、年収や勤続年数など様々な要素で審査が実施されている。
ここでは、ゴールドカードを申し込める年齢や必要な年収を解説しよう。
主要なゴールドカードの申し込み可能年齢
成人年齢の引き下げによって18歳からクレジットカードを作成できるようになった。
ただ、大学生や専門学生のように収入が少ない学生も多いため、クレジットカード会社はカードごとに申し込み資格を設けている。
主要なゴールドカードで公表されている申し込み可能年齢は、以下の通りだ。
申込条件 | |
---|---|
三井住友カード ゴールド(NL) | 満18歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方(高校生は除く) |
dカードゴールド | 満18歳以上(高校生を除く)で、安定した継続収入があること |
JCB GOLD EXTAGE | 20歳以上29歳以下で、ご本人に安定継続収入のある方 学生の方は不可 |
エポスゴールドカード | 20歳以上の方(学生を除く)に限定 |
JCBゴールド | 20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方 |
出典:株式会社NTTドコモ「dカードゴールド」
出典:株式会社JCB「JCB GOLD EXTAGE」
出典:株式会社JCB「JCBゴールド」
出典:株式会社エポスカード「エポスゴールドカード」
20歳以上が条件になっているゴールドカードは多く、20代でも作成できることがわかる。
ただ、安定した収入が条件になっているため、一般カードと比較すると大学生や専門学生が作成するのは難しいだろう。
ゴールドカードを持つために必要な年収
ゴールドカードの審査を通過できるラインは、年収300万円だと言われている。
明確な基準は公表されていないものの、このラインを上回っていると作成できる可能性が高い。
国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、20〜24歳の年間平均給与は273万円、25〜29歳の年間平均給与は389万円だった。
つまり、20代の平均年収ほどの収入があれば、ゴールドカードの審査は通過できるというわけだ。
プラチナカードやブラックカードの登場により、かつてはハイステータスの代表だったゴールドカードが作成しやすくなっている。
ただ、カードの種類によっては年収の基準ラインが高く設定されており、年収400万円でも審査を通過できないケースもある。
また、借入状況やカードの利用履歴などもチェックの対象となっている。
そのため、年収以外の条件で審査落ちする可能性があることも把握しておこう。
20代でゴールドカードを作成するメリットと注意点
ここからは、20代でゴールドカードを作成するメリットを紹介する。
注意点も合わせて解説しているので、ぜひチェックしてみてほしい。
20代でゴールドカードを持つメリット
20代でゴールドカードを持つメリットは、以下の通りだ。
- 利用限度額が大きい
- ポイント還元率が高い
- 特典やサービスが充実している
- 旅行傷害保険が付帯される
明確な金額を公表しているクレジットカードは少ないが、一般的にゴールドカードは一般カードよりも利用限度額が高額に設定されている。
そのため、複数枚のカードを使い分ける必要がなく、決済をゴールドカード1枚にまとめやすい。これにより、家計管理もしやすくなっている。
また、ポイント還元率も一般カードより優遇されているケースが多い。
同じ金額の支払いでもゴールドカードの方が貯まるポイントが多いため、長い目で見ると大きな差になるだろう。
さらに、空港ラウンジを無料で利用できたり、国内と海外の旅行傷害保険が付帯されているなど、旅行に関する特典も豊富だ。
加えて、グルメやレジャーの優待サービスも用意されているため、有効に活用すればプライベートも充実させてくれるだろう。
20代でゴールドカードを持つ注意点
20代でゴールドカードを持つ注意点は以下の通りだ。
- 年会費がかかるケースがある
- クレジットカードを使い過ぎる恐れがある
ゴールドカードは特典やサービスが充実している分、年会費が必要になる。
特典やサービスを利用しないのであれば、不要な出費になってしまうので注意が必要だ。
主要なゴールドカードの年会費は以下の通りである。
年会費(税込) | |
---|---|
三井住友カード ゴールド(NL) | 5,500円 年間100万円以上のご利用で翌年以降の年会費永年無料 |
dカードゴールド | 11,000円 |
JCB GOLD EXTAGE | 3,300円 初年度のみ無料 |
エポスゴールドカード | インビテーションあり:永年無料 プラチナ・ゴールド会員の家族からの紹介:永年無料 上記以外:5,000円※年間利用額50万円以上で翌年以降永年無料 |
JCBゴールド | 11,000円 ネット申し込みにより初年度のみ無料 |
出典:株式会社NTTドコモ「dカードゴールド」
出典:株式会社JCB「JCB GOLD EXTAGE」
出典:株式会社JCB「JCBゴールド」
出典:株式会社エポスカード「エポスゴールドカード」
※年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
年間利用額が一定金額を超えたり、カード会社からのインビテーションで作成したりすると、年会費が無料になるものもある。
インビテーションとは、所有しているクレジットカードよりもグレードの高いカードを申し込める招待のことだ。
一定の条件を満たした顧客に対して、クレジットカード会社から送られる。
また、一般カードよりも限度額が大きくなることによる使い過ぎにも注意が必要だ。
支払いを延滞すると信用情報に記録され、ローンやクレジットカード作成の審査を通過しにくくなる恐れがある。
ローンを組めても通常よりも高い金利に設定される可能性もあるため、クレジットカードは計画的に使用しよう。
20代におすすめのゴールドカード3選
20代におすすめのゴールドカードは以下の通りだ。
- 三井住友カード ゴールド(NL)
- JCB GOLD EXTAGE
- エポスゴールドカード
それぞれ解説しよう。
三井住友カード ゴールド(NL)
三井住友カード ゴールド(NL)は、年間100万円を利用すると翌年以降の年会費が永年無料になるゴールドカードだ。※年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
基本の還元率は0.5%と高くないが、ポイントアッププログラムやボーナスポイントを活用すると、高い還元率を実現できる。
三井住友カード ゴールド(NL)のメリットは以下の通りだ。
- 年会費永年無料でゴールドカードを作成できる(家族会員も永年無料)
- 年間で100万円使用するとボーナスポイントが付与される
- 対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済を利用するとポイント還元率が最大7%になる※
- 空港ラウンジを無料で利用できる
- 最高2,000万円の旅行傷害保険が利用付帯している(国内・海外)
- 年間最高300万円のお買い物安心保険が付帯している
- SBI証券で投資信託を積立購入するとポイントが付与される
三井住友カード ゴールド(NL)で年間100万円以上を使用すると、10,000ポイントが進呈される。
なお、対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済を利用するとポイント還元率は最大7%になる。※
例えば、3,000円分の決済に対して210ポイントが還元される、といった具合だ。対象のコンビニ・飲食店は以下の通りとなる。
店舗形態 | 対象店舗 |
---|---|
対象のコンビニ | セイコーマート・セブン‐イレブン・ポプラ・ミニストップ・ローソンなど |
対象の飲食店 | マクドナルド・モスバーガー・サイゼリヤ・ガスト・バーミヤン・しゃぶ葉・ジョナサン・ドトールコーヒーショップ・エクセルシオール カフェなど |
出典:三井住友カード株式会社「対象のコンビニ、飲食店で最大7%還元!」
また、羽田空港や関西空港などの国内主要空港のカードラウンジを無料で利用できるため、フライトまで優雅に過ごせる。
国内と海外の両方が対象となった最高2,000万円の旅行傷害保険も利用付帯しており、旅行好きにとって魅力的な特典が多い。
さらに、SBI証券で投資信託を積立購入すると、購入金額の1.0%がポイントとして付与される。
※2024年9月10日(火)積立設定締切分(2024年10月1日(火)買付分)までのポイント付与。以降は対象カードごとのカードご利用金額などに応じたポイント付与率になる。
※クレカ積立上限は最大10万円
投資しながらポイントを受け取れるお得な制度となっている。
三井住友カード ゴールド(NL)を作成して資産運用を始めてみるのも面白いかもしれない。
新規入会&条件達成で
\ 最大8,000円相当プレゼント /
期間:2024/11/1~2025/2/2
※対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元
※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)。
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗あり
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿して支払い必要な場合あり
その場合、支払い分はタッチ決済分のポイント還元の対象外となる
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、利用店舗によって異なる場合あり
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合あり
※Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済は利用不可、ポイント還元も受けられないので注意
JCB GOLD EXTAGE
JCB GOLD EXTAGEは29歳以下限定で作成できるゴールドカードだ。
20代限定のゴールドカードなので、JCBゴールドよりも審査を通過しやすい。
インターネット入会を選択すると、初年度は年会費無料で使用できる。
ただ、入会5年後に更新タイミングで審査を通過すると自動的にJCBゴールドへと切り替えられるので覚えておこう。
JCB GOLD EXTAGEのメリットは以下の通りだ。
- 入会から3ヶ月間はポイント還元率が3倍になる
- 海外で利用するとポイント還元率が2倍になる
- JCB ORIGINAL SERIESパートナー利用でポイント還元率がアップする
- 空港ラウンジを無料で利用できる
- 最大5,000万円の旅行傷害保険が付帯している(国内・海外)
- 年間最高200万円のショッピングガード保険がある
入会から3ヶ月間はポイント還元率が一般的なJCBカードの3倍になり、利用合計金額1,000円ごとに3ポイントが貯まる。
4ヶ月目以降は1.5倍で利用合計金額1,000円ごとに1.5ポイントが付与されるため、ポイントを貯めやすい。
なお、JCB海外加盟店舗での利用は還元率が2倍になり、利用合計金額1,000円ごとに3ポイント付与される。
また、JCB ORIGINAL SERIES加盟店舗の決済にJCB GOLD EXTAGEを使用すると、ボーナスポイントが貯まる。
パートナー店舗ごとにポイントアップ倍率が違うので、事前に確認しておこう。JCB ORIGINAL SERIESの加盟店舗の一例は以下の通りだ。
優待店 | ポイントアップ倍率 |
---|---|
スターバックス(オンラインカードへのチャージ) | 最大30倍 |
Amazon.co.jp | 3倍 |
サンマルクカフェ | 最大22倍(3/15まで)通常2倍 |
セブンイレブン | 最大23倍(3/15まで)通常3倍 |
ローソン | 最大21倍(3/15まで)通常3倍 |
オリックスレンタカー | 6倍 |
さらに、最大5,000万円の国内旅行傷害保険・海外旅行傷害保険、空港ラウンジサービスなど、旅をサポートする特典も用意されている。
20代でも作成しやすいので、初めてのゴールドカードにおすすめだ。
入会後3ヶ月間Oki Dokiポイントが
\ 通常獲得ポイントの3倍もらえる!/
エポスゴールドカード
エポスゴールドカードは、百貨店の丸井グループが発行するゴールドカードだ。
年会費は5,000円だが、年間50万円以上利用すると翌年以降は永年無料になる。
また、通常のエポスカードを一定金額以上利用すると、ゴールドカードへのインビテーションが届き、初年度から年会費永年無料で作成可能だ。
インビテーションの基準となる金額は公表されていないものの、年会費が無料になる利用金額である年間50万円以上が招待の目安だろう。
エポスゴールドカードのメリットは以下の通りだ。
- ポイントの有効期限が無期限
- 利用金額に応じてボーナスポイントが付与される
- ポイントアップ制度が用意されている
- 年会費永年無料の家族カードを作成できる
- 丸井グループの利用で還元率2倍
- 最大5,000万円の海外旅行傷害保険が付帯している
- 国内やハワイのラウンジを使用できる
- 海外サポートデスクを利用できる
エポスカードのポイント有効期限は2年だが、エポスゴールドカードは無期限だ。
そのため、期限を気にする必要がなく、貯まったタイミングでグッズと交換したり、他社ポイントに移行したり、支払いに充当したりできる。
また、年間利用額に応じたボーナスポイントが用意されており、年間50万円で2,500ポイント、年間100万円で10,000ポイントが付与される。
基本の還元率は0.5%なので100万円の利用で貯まるのは5,000ポイントだが、10,000ポイントが付与されることによって実質還元率は1.5%までアップするのだ。
また、「選べるポイントアップショップ」を活用するとさらにポイント還元率を高められる。
これは3店舗まで登録できるお気に入りショップの決済でポイントが最大3倍になるサービスだ。
スーパーやコンビニの通常店舗以外にも電気や水道などの公共料金も対象になっており、300以上のショップから登録店舗を選択できる。
対象ショップの一例は以下の通りである。
企業の形態 | 対象ショップ |
---|---|
スーパー・コンビニ・ドラッグストア | アピタ・イオン・ダイエー・キリン堂・サンドラッグ・セブンイレブン・ローソンなど |
公共料金 | 朝日新聞・東京都水道料金・関西電力・中国電力・大阪ガス・東部ガス・国民年金など |
家電量販店 | エディオン・カインズ・ケーズデンキ・ビックカメラ・ヤマダ電機・上新電機など |
さらに、国内の主要空港やハワイの空港ラウンジを無料で利用できるラウンジサービスや最大5,000万円の海外旅行傷害保険が付帯していたりと、旅行好きにぴったりの特典も多い。
そして、海外旅行でのトラブルに日本語で対応してくれる海外サポートデスクも用意されており、万が一の場合も安心だ。
突然の体調不良や現地でのトラブルにも、適切に対応してもらえる。
海外サポートデスクが用意されている都市は以下の通りだ。
地域 | 都市 |
---|---|
ヨーロッパ | ロンドン・パリ・ローマ・フランクフルト・ブダペスト・マドリッド・バルセロナ・イスタンブール・カイロ |
北米 | ニューヨーク・ロサンゼルス・サンフランシスコ・ラスベガス・バンクーバー・トロント・カンクン・リマ・サンパウロ |
ハワイ | ホノルル・ホテルラウンジ |
アジア | 香港・マニラ・セブ・バンコク・シンガポール・クアラルンプール・パリ・ジャカルタ・ホーチミン・シェムリアップ・台北・北京・大連・上海・ソウル |
ミクロネシア | グアム・サイパン |
オセアニア | シドニー・ゴールドコースト・ケアンズ・オークランド・フィジー |
ほかにもマルイやモディの還元率が2倍、家族カードを年会費永年無料で作成可能など、さまざまなメリットがある。
\ 入会金特典2,000円分エポスポイントプレゼント! /
20代からゴールドカードを保有してプライベートを充実させよう
ゴールドカードの作成に必要な年収は300万円程度と言われており、20代の平均年収とそれほど変わらない。
そのため、20代でもゴールドカードを作成できると言える。
20代がゴールドカードを作成するメリットは以下の通りだ。
- 利用限度額が大きい
- ポイント還元率が高い
- 特典やサービスが充実している
- 旅行傷害保険が付帯される
一般カードにはない恩恵を受けられる一方で、年会費が必要になったり、使い過ぎたりするデメリットもある。
特に使い過ぎには注意して、クレジットカードと上手に付き合ってほしい。
また、20代におすすめのゴールドカードは以下の通りだ。
- 三井住友カード ゴールド(NL)
- JCB GOLD EXTAGE
- エポスゴールドカード
三井住友カード ゴールド(NL)やエポスゴールドカードは、条件を満たすと年会費が永年無料になる。
年会費は払いたくないもののゴールドカードを作成したい方は、ぜひ検討してみてほしい。
dカードゴールドやJCB GOLD EXTAGEは年会費はかかるが、有効に活用すると払った費用以上の恩恵を受けられる。
目的やライフスタイルに合ったゴールドカードを作成し、日々のショッピングをお得に楽しんでみてはどうだろうか。