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クレジットカードのキャッシングとは?カードローンとの違い・手数料などわかりやすく解説

この記事で解決できるお悩み
  • キャッシングって利用するメリットはあるの?
  • キャッシングとカードローンの違いを教えて
  • キャッシングの金利計算方法を知りたい

本記事では、「クレジットカードのキャッシングとは何か?」をわかりやすく解説していく。

クレジットカードの機能は加盟店舗でキャッシュレス決済を使えることや、決済代金に応じてポイントを獲得できるだけではない。

キャッシングがあることで、さまざまなメリットを得られるようになっている。

クレジットカードのキャッシングを使ってみたいが、どんなサービスなのか詳しく理解しておきたいという人はぜひ参考にしてほしい。

目次

\ あなたに合ったクレジットカードを探す

クレジットカードにおけるキャッシングとは「現金を借りられるサービス」

キャッシングとは「現金を借りられるサービス」 クレジットカードナビ

キャッシングとは「現金を借りられるサービス」のことだ。

全国または海外のATMから現金を借り入れ、利息を含めた返済額を支払うサービスである。

カードローンとの違い

カードローンとは消費者金融が提供する借り入れサービスのことだ。

クレジットカードに付帯するキャッシングと同じようなサービスと考えていい。

ただし、次のような点でキャッシングとは異なる。

  • 借り入れ専用カードなのでクレジット機能は付帯していない
  • キャッシングよりも金利(実質年率)が安いサービスが多い

最近ではカードローン機能が付帯したクレジットカードも登場しており、借り入れやキャッシュレス決済の利便性が増している。

キャッシング枠はいくら

クレジットカードのキャッシングには、申し込み後に「キャッシング枠」が設定される。

キャッシング枠とは借入金額の上限のことだ。たとえばキャッシング枠が50万円なら、最大で50万円まで借り入れられることになる。

キャッシング枠の相場は、初回申し込みなら5〜50万円だ。利用実績に応じてキャッシング枠は増枠されるケースが多い。

クレジットカードにはもう一つ「ショッピング枠」がある。これはクレジットカードの限度額とイコールになっており、クレジット決済に使える上限金額のことだ。

キャッシング枠を使うとその分のショッピング枠が圧迫されるので注意しよう。

またクレジットカードのショッピングとキャッシングの違いに関して詳しく知りたい方は下記記事を参考にしてほしい。

キャッシングの手数料

キャッシングの手数料には次のような種類がある。

元金に対する利息キャッシングを利用するにあたって必ず発生する手数料。
借入金に対して金利(実質年率)をかけ、日割りで計算する。
ATMの利用手数料キャッシングの借入・返済をATMで行ったときに発生する利用手数料。
1回あたりの手数料は110〜220円ほど。
銀行振込手数料キャッシングで利用した借入金を銀行振込で返済した際にかかる振込手数料。
遅延損害金キャッシングで利用した借入金を支払日に返済しなかった場合、遅延期間に応じてかかる手数料。
多くのクレジットカードは遅延損害金を「金利20.0%」と設定している。

「元金に対する利息」と「遅延損害金」の計算方法は後ほど紹介する。

クレジットカードにおけるキャッシングを利用するメリット

キャッシングを利用するメリット クレジットカードナビ

キャッシングを利用するメリットは次の3つだ。

キャッシングを利用するメリット
  • 気軽にお金を借りられる
  • 急な入用にも対応できる
  • 海外でも現金を引き出せる

それぞれ詳しく解説する。

気軽にお金を借りられる

クレジットカードを所有していると、現金を持ち歩くことが少なくなる。

しかし、店舗の中には現金払いにしか対応してない場合もある。

どうしても行きたいお店や近くにそのお店しかない場合、その店舗がクレジット決済に対応していないとやはり現金が必要だ。

そこでクレジットカードのキャッシング枠が設定されていると、気軽に現金を借りられる。

たとえばキャッシング枠を100,000円使って現金を借りれたとしよう。

一回払いで借り入れ、金利18%と仮定すると利息は1,480円になる(10,000円×18%(0.18)×365日×30日で計算)

借入金100,000円に対して利息が1,480円ならあまり大きな負担にならないので、気軽にお金を借りられる。

海外でも現金を引き出せる

クレジットカードの多くは、海外でもキャッシングを利用できる。

たとえば、イオンフィナンシャルサービス株式会社が発行しているクレジットカードのキャッシングは、Visa・Mastercard・JCBのマークがある海外ATMでキャッシングを利用可能となっている。

海外でも現金を引き出せれば、わざわざ外貨両替所によらなくても気軽に海外旅行・海外出張できる。

金利については国内でのキャッシングと変わらないので、大きく損をすることもない。

ただし海外ATMによって手数料が異なるので、事前にチェックしておこう。

クレジットカードにおけるキャッシングの申し込みには審査がある

キャッシングの申し込みには審査がある クレジットカードナビ

キャッシングを申し込むとまず審査が行われる。審査の結果次第で、キャッシングを利用できるかどうかや、キャッシング枠が決まる。

審査で見られるポイント

キャッシングの審査で見られるポイントは次の2点だ。

  • 総量規制に違反しないか
  • クレヒスに傷は付いていないか

総量規制とは貸金業法における、「年収の3分の1以上貸し付けてはいけない」というルールだ。

クレジットカードのキャッシングは総量規制の対象なので、申込者の年収情報やクレヒスを参考に総量規制をチェックしている。

クレヒスとは「クレジットヒストリー」の略であり、ローン・消費者金融からの借り入れや返済、クレジットカードの使用状況といった情報が記録されている。

過去に返済・支払いの遅延などがあると「クレヒスに傷がある」状態となり、カード会社からの信用が低くなる。

逆に返済・支払いを期日通りに行っている人はクレヒスが積み上がっているため、キャッシング審査に通る可能性が高い。

審査結果が出るまでの時間

キャッシング審査の結果が出るまでの期間はクレジットカードによって違う。

一般的には1日〜1週間で審査結果が出る。

クレジットカードの審査期間として「最短5分」などと表示されている場合、キャッシングの同時申し込みができないが、審査結果が出るまで時間がかかる可能性があるので注意してほしい。

在籍確認の有無について

キャッシング審査における「在籍確認」とは、カード会社が申し込み時に記載された勤務先に連絡を入れて、申込者本人が在籍しているかどうかをチェックする作業のことだ。

従来のキャッシングでは審査時に必ず在籍確認を行なっていたが、近年では在籍確認を実施しないカード会社も増えている。

ただし、キャッシング審査にあたって在籍確認を実施するカード会社もある。

在籍確認で会社に連絡をしても、担当者の個人名で連絡をするのでキャッシング審査である旨などは会社側に伝わらないので安心しよう。

キャッシングの増枠も審査対象

キャッシングはクレジットカードの所有者が増枠を希望することもできる。

キャッシングの増枠も審査対象となるので、審査結果によっては期待する増額がされなかったり、増額そのものがされなかったりする場合もある。

クレジットカードにおけるキャッシングの一括返済と分割返済の違い

キャッシングの一括返済と分割返済(リボ払い)の違い クレジットカードナビ

キャッシングの支払い方法は2つある。「一括返済」と「分割返済(リボ払い)」だ。それぞれの違いを見ていこう。

一括返済は支払日に一括で返済する

一括返済とはキャッシングによって借り入れた金額を、次の支払日に一括で返済する支払い方法だ。

たとえば100,000円の借り入れをしたら、金利と借入期間に応じて利息を上乗せした金額を、支払日に一括返済する。詳しい計算方法は後述する。

分割返済(リボ払い)は月々定額を返済する

分割返済(リボ払い)とはキャッシングによって借り入れた金額を、月々定額で返済していく方法だ。

分割返済(リボ払い)は2つのタイプに分かれる。

元金定額決められた月々の返済額に利息を上乗せした金額を返済していく。
元利定額決められた月々の返済額に利息を含めて金額を返済していく。

たとえば月々の返済額が10,000円の場合、元金定額なら10,000円に利息を上乗せした金額を返済する。

そのため、返済額は必ず10,000円をいくらか上回る。

一方で元利定額なら、10,000円の内訳に利息を含めて返済するため、月々の返済額はピッタリ1万円だ。

元利定額なら月々の返済額を一定にできるが、借り入れ金額(元金)の減りにくいので利息・返済総額は元金定額よりも高くなる。

クレジットカードのキャッシングで借り入れたお金の返済方法

キャッシングで借り入れたお金の返済方法 クレジットカードナビ

キャッシングで借り入れたお金の返済方法は以下の3つだ。

  • 口座引き落とし
  • 銀行・コンビニATM
  • 銀行口座振り込み

それぞれ解説していく。

口座引き落とし

口座引き落としとは、クレジットカードの引き落とし口座から返済額が自動で引き落とされる返済方法だ。

毎月自動的に引き落とされるので、返済忘れと遅延損害金の発生を防ぐことができる。

ただしクレジットカードによってはキャッシングとショッピングの締め日・支払日が異なる場合もあるので注意しよう。

たとえばクレディセゾンの締め日・支払日は以下のとおりだ。

締め日支払日
キャッシング毎月末日翌々月4日
ショッピング毎月10日翌月4日
出典:キャッシング利用時の支払回数が知りたい。 – よくあるご質問セゾンカードの締め日・支払日について知りたい。 – よくあるご質問 | クレジットカードはセゾンカード

銀行・コンビニATM

クレジットカードのキャッシングはコンビニATMや銀行で現金を借り入れられるだけでなく、返済も可能だ。

深夜まで稼働している銀行ATMも多く、コンビニATMなら24時間稼働している。

ATMを使った借入・返済ならより気軽にキャッシングを利用可能だ。

ただし、ATMを使ってキャッシングの返済をすると、利用手数料がかかる。

銀行口座振込

キャッシングの借入金を指定の銀行口座に振り込むことも可能だ。

ただし、振込先銀行口座は公式サイトなどで案内されていない。クレジットカードの券面裏に表示されているカスタマーサポートに連絡し、振込先口座を教えてもらおう。

また、銀行口座振込では振り込み手数料がかかることがあるので合わせて注意してほしい。

以上が3つの返済方法のメリットと注意点だ。口座引き落としを設定しておくと返済忘れがなく、手数料もかからないのでおすすめしたい。

クレジットカードにおけるキャッシングの金利(利息)を計算する方法

キャッシングの金利(利息)を計算する方法 クレジットカードナビ

それではキャッシングの金利(利息)を計算する方法を紹介する。

やり方は次のとおりだ。

  • 金利(年率)を調べる
  • 借入金に金利をかける
  • 日割りで利息を計算する

詳しく計算していく。

金利(年率)を調べる

金利(年利)とは、キャッシングの借入金に対してかかる利息を計算するための料率だ。

キャッシングの上限金利は法律によって次のように定められている。

キャッシング金利の上限
  • 10万円未満:20.0%
  • 10〜100万円未満:18.0%
  • 100万円以上:15.0%

法律では「10万円未満:20.0%」と決まっているが、大抵のクレジットカードの最高金利は18.0%で設定されている。

ちなみにクレジットカードの公式サイトに掲載されている金利情報のほとんどは「実質年率」で表記されている。

これは金利に加えて事務手数料や保証料を含めた、実質的な金利を意味する。

借入金に金利をかける

公式サイトで金利を調べたら、借り入れ予定の金額に金利をかけよう。

ここでは金利15.0%のキャッシングで、100,000円を30日間借り入れたと仮定する。計算式は次のとおりだ。

100,000円×15.0%(0.15)=15,000円

上記の計算で算出されたのは「借り入れ金額に対して1年間で発生する利息」だ。

金利は別名「年利」といって、年間でかかる手数料の利率を表している。

日割りで利息を計算する

借入金に対して金利をかけて年間の利息を割り出したら、これを日割りで計算して最終的な利息を算出する。

借入日数を30日と仮定すると、次のように計算する。

15,000円×30日÷365日=1,232.8円※うるう年は366日で計算

まとめると、金利15.0%のクレジットカードでキャッシングを利用し、100,000円を30日間借り入れると「1,232.8円の利息」がかかることになる。

小数点以下が切り捨てになるか四捨五入されるかどうかはカード会社によって異なるので、事前にチェックしよう。

クレジットカードにおけるキャッシングの返済額をシミュレーション

キャッシングの返済額をシミュレーション クレジットカードナビ

それでは、実際にキャッシングの返済額をシミュレーションしてみよう。

借入金10万円、金利15%・一括返済の場合

借入金10万円、金利15%・一括返済でキャッシングを利用した場合の返済額は以下のとおりだ(借入期間は40日間とする)

手数料(利息)の計算式:借入金×金利×借入期間×365日※うるう年は366日

  1. 10万円×15.0%(0.15)=15,000円
  2. 15,000円×40日間=600,000円
  3. 600,000円÷365日=1,643.8円

つまり「10万円借りて40日後に一括返済した場合」の利息は1,643.8円であり、返済総額は101,643.8円となる(小数点以下の切捨・四捨五入はカード会社によって対応が異なる)

借入金10万円、金利15%・分割返済の場合

続いて借入金10万円、金利15%・分割返済でキャッシングを利用した場合の返済額を解説する。

月々の返済額は10,000円、返済時の利息は返済額に上乗せとする(元金定額方式)

手数料(利息)の計算式

  • 1回目:借入金×金利×借入期間×365日=利息
  • 2回目:借入金①(借入金−10,000円)×金利×借入期間×365日=利息
  • 3回目:借入金②(借入金①−10,000円)×金利×借入期間×365日=利息
  • 4回目以降:借入金がゼロになるまで上記の繰り返し
    ※うるう年は366日

上記の計算式にしたがって、「月末締め翌々月4日払い」のキャッシングを4/25に利用した場合の返済シミュレーションを行ってみよう。

返済回数
(支払日)
返済金額利息元金
1回目(6/4)11,644円1,644円90,000円
2回目(7/4)11,110円1,110円80,000円
3回目(8/4)10,986円986円70,000円
4回目(9/4)10,863円863円60,000円
5回目(10/4)10,740円740円50,000円
6回目(11/4)10,616円616円40,000円
7回目(12/4)10,493円493円30,000円
8回目(1/4)10,370円370円20,000円
9回目(2/4)10,247円247円10,000円
最終回(3/4)10,123円123円0円

利息総額は7,191.7円であり、返済総額は107,191.7円となった。

ちなみに、上記とは違い「利息を月々の返済額に含めるタイプ」の返済方法もある(元利定額方式)

その場合の返済シミュレーションは以下のとおりだ。

返済回数
(支払日)
返済金額利息元金
1回目(6/4)10,000円1,644円91,644円
2回目(7/4)10,000円1,130円82,774円
3回目(8/4)10,000円1,020円73,794円
4回目(9/4)10,000円910円64,704円
5回目(10/4)10,000円798円55,502円
6回目(11/4)10,000円684円46,186円
7回目(12/4)10,000円569円36,755円
8回目(1/4)10,000円453円27,209円
9回目(2/4)10,000円335円17,544円
10回目(3/4)10,000円216円7,760円

利息総額は7,878.9円、返済総額は107,878.9円となった。

このように元利定額方式で返済する場合、元金定額方式よりも利息と返済回数が多くなるので注意しよう。

遅延損害金(金利20.0%)が30日分発生した場合

続いて、「20日分の遅延損害金(金利20%)が発生した場合」の計算方法を解説する。

借入金は10万円とする。

手数料(遅延損害金)の計算式:借入金×金利×借入期間×365日※うるう年は366日

  1. 10万円×20.0%(0.20)=20,000円
  2. 20,000円×30日間=600,000円
  3. 600,000円÷365日=1,643.8円

上記の計算によると20日間の遅延損害金は1,643.8円となる。

ちなみに、キャッシングの返済を怠った場合のマイナス要素は遅延損害金だけではない。

返済が遅延していることはクレヒス(信用情報)として記録されるので、他のクレジットカードに申し込む際や、住宅ローン・カーローンの審査が不利になる可能性が高いので注意してほしい。

クレジットカードのキャッシングを利用する際の注意点

キャッシングを利用する際の注意点 クレジットカードナビ

クレジットカードのキャッシングを利用する際の注意点は、以下のとおりだ。

  • カードの審査基準が高くなる
  • ショッピング枠が圧迫される
  • 借入金に対して利息がかかる
  • ポイント還元サービスがない

それぞれ詳しく解説する。

カードの審査基準が高くなる

クレジットカードのキャッシングは、貸金業法の「総量規制」の対象になる。

総量規制とは「年収の3分の1以上は貸し付けてはいけない」というルールだ。

そのため、クレジットカードを申し込む際にキャッシング枠を設定すると、カードの審査基準が高くなる可能性があるので注意しよう。

クレジットカードの審査通過に不安が少しでもある人は、キャッシング枠を0円で設定してほしい。

ちなみにクレジットカード発行後でもキャッシング枠は設定可能だ。

ショッピング枠が圧迫される

キャッシング枠を利用すると、ショッピング枠が減るので注意してほしい。

たとえばクレジットカードの総利用枠が100万円、ショッピング枠が100万円、キャッシング枠が50万円だとする。

キャッシングで50万円を借りれた場合、ショッピング枠の利用可能額は50万円に減ることになる。

そのため、クレジット決済を使いたくてもショッピング枠の利用可能額がゼロになるケースもある。

キャッシング枠は借入金を返済すれば回復するため、その分ショッピング枠も増える。

借入金に対して利息がかかる

クレジットカードのキャッシング枠は利用によって利息がかかるサービスだ。

利息とは、金利によって生じる金額のことであり、借り入れ金額によって変化する。

たとえば金利18%でキャッシング枠を10,000円利用し、一回払いで返済すると約148円の利息がかかる。

計算方法は「借入金額×金利×365日×借入日数」だ(この場合は10,000円×18%(0.18)×365日×30日)

借入金額が多く、借入期間が長いほど利息が多くなるので注意しよう。

ポイント還元サービスがない

クレジットカードのキャッシング枠を利用しても、原則としてポイントが貯まらないので注意してほしい。

たとえば、三井住友カード(NL)でクレジット決済を使うと通常還元率0.5%でポイントが貯まる。

対象のコンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済で最大7%還元される高還元クレジットカードだ。

しかし、キャッシングはいくら利用してもポイントが還元されない。

ポイントをガンガン貯めたい人は、キャッシングを極力利用せずにクレジット決済を使うよう心がけよう。

※対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元
※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)。
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗あり
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿して支払い必要な場合あり
 その場合、支払い分はタッチ決済分のポイント還元の対象外となる
 上記、タッチ決済とならない金額の上限は、利用店舗によって異なる場合あり
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合あり
※Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済は利用不可、ポイント還元も受けられないので注意

クレジットカードにおける海外キャッシングの利用について

海外キャッシングの利用について クレジットカードナビ

海外キャッシングとは、海外に設置されているATMや金融機関窓口で利用できるキャッシングのことだ。

基本的に国際ブランドに対応しているATMなら、日本のクレジットカードのキャッシングが利用できる。

海外キャッシングのメリット

海外キャッシングのメリットは次の3つだ。

海外キャッシングのメリット
  • 海外ATMで現地通貨を引き出せる
  • 24時間利用できる海外ATMも多い
  • 外貨両替よりも手数料が安いことがある

特に注目してほしいメリットは「外貨両替よりも手数料が安いこと」だ。海外旅行や海外出張で現地通貨を入手する方法として、外貨両替がある。

海外キャッシングは、この外貨両替よりも手数料が安くなるケースがあるのだ。

海外キャッシングと外貨両替の手数料一例
  • 両替の場合
    国内で両替した場合の平均的な両替手数料率2%で計算すると・・・両替手数料2,000円
  • 海外キャッシングの場合
    海外ATMでキャッシングご利用から14日後に一括返済すると・・・利息・手数料合計1,130円(年利18.0%、ATM手数料を含む)

このように、利用方法によって海外キャッシングは外貨両替よりも手数料が安くなるので、海外旅行・海外出張の際は海外キャッシングの利用を検討しよう。

海外キャッシングの注意点

海外キャッシングを利用するにあたって、一番注意しなければいけないのは「DCC(自国通貨建て)は選ばないこと」だ。

DCC(自国通貨建て)とは海外キャッシングを利用する際に、「自国通貨(日本円)建てで取引できるサービス」を意味する。

取引通貨が日本円なので、日本円ベースでいくらキャッシングしたかが明確になるのがメリットである。

しかし、DCCはATMオーナーが自由に手数料を上乗せできる。

良心的なATMオーナーならDCCの手数料は低めだが、中には10%以上の手数料を上乗せするATMもある。

したがって、海外キャッシングを利用する際は「現地通貨での引き出し」を選ぶようにしよう。

キャッシングが利用できるおすすめクレジットカード7選

キャッシングが利用できるおすすめクレジットカード7選 クレジットカードナビ

それでは最後に、キャッシングが利用できるおすすめクレジットカードを7枚紹介する。

いずれもポイント還元率や特典・付帯サービスに優れているので、自分に合ったクレジットカードを選んでみてほしい。

スクロールできます
カード名三井住友
カード(NL)
三菱UFJ
カード
ライフカードリクルート
カード
楽天カードイオンカード
(WAON一体型)
PayPay
カード
券面画像三井住友カード(NL)楽天ゴールドカードと楽天カードの違い クレジットカードナビイオンカード
年会費永年無料1,375円(税込)/初年度無料
※翌年度以降、本会員または家族会員の前年度の年間ショッピングご利用が1回以上で年会費無料
無料無料無料無料無料
国際
ブランド
Visa
Mastercard
Visa
Mastercard
JCB
American Express
Visa
Mastercard
JCB
Visa
Mastercard
JCB
Visa
Mastercard
JCB
American Express
Visa
Mastercard
JCB
Visa
Mastercard
JCB
ポイント還元率0.5%~7%0.5%~19.0%0.1〜2.5%1.2〜20.0%1.0〜3.0%0.5〜1.0%1.0〜5.0%
ポイントの種類Vポイントグローバルポイントサンクスポイントリクルートポイント楽天ポイントWAON POINTPayPayポイント
家族カード永年無料440円(税込)/初年度無料
※翌年度以降、本会員または家族会員の前年度の年間ショッピングご利用が1回以上で年会費無料
無料無料無料無料無料
ETCカード550円(税込)
※初年度無料
※前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料
無料
発行手数料1枚につき1,100円(税込)
年会費1,100円(税込)/初年度無料1回以上利用で翌年度無料無料
※Visa、Mastercard発行手数料1,100円(税込)
年会費550円(税込)無料年会費550円(税込)
スマホ
決済電子マネー
iD(専用)
Google Pay
Apple Pay
PiTaPa
WAON
Suica
楽天Edy
QUICPay
Apple Pay
※QUICPay、Apple Payは、Mastercard®とVisaのみ
Apple Pay
Google Pay
楽天Edy
nanaco
モバイルSuica
SMART ICOCA
楽天Edy
Apple Pay
Google Pay
イオンiD
Apple Pay
電子マネーWAON
PayPay
Apple Pay
QUICPay
QUICPay+
海外旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯)
国内:なし
最高2,000万円(利用付帯)なし最高2,000万円(利用付帯)最高2,000万円(利用付帯)なしなし
国内旅行傷害保険なしなし最高1,000万円(利用付帯)なしなしなし
その他の保険ショッピング保険ショッピング保険
カード盗難保険
シートベルト保険
ショッピング保険カード盗難保険
ネット不正安心制度
商品未着あんしん制度
ショッピングセーフティ保険
カード盗難補償
なし
申し込み条件満18歳以上の方(高校生を除く)18歳以上でご本人または配偶者に安定した収入のある方、または18歳以上で学生の方(高校生を除く)日本国内にお住まいの18歳以上で、電話連絡が可能な方18歳以上で本人または配偶者に安定した収入のある方(高校生を除く)18歳以上の方(高校生を除く)18歳以上で電話連絡可能な方(高校生は卒業年の1月1日から申込可)日本国内在住の満18歳以上の方(高校生を除く)
本人またはまたは配偶者に安定した継続収入がある方
本人承認が可能な携帯電話をお持ちの方
詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら

それではクレジットカードごとの特徴・メリットを紹介する。

三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL) クレジットカードナビ

三井住友カード(NL)は年会費永年無料で使えるクレジットカードだ。ポイント還元率は通常0.5%だが、セブンイレブンなどの特約店でタッチ決済を使うと5.0%還元される。

さらに、スマホのタッチ決済なら最大7%ポイント還元されるため、非常にお得にポイントを稼ぐことができる。

三井住友カード(NL)の対象のコンビニ・飲食店

店舗形態対象店舗
対象のコンビニセイコーマート、セブンイレブン、ポプラ、ミニストップ、ローソン
対象の飲食店マクドナルド・モスバーガー・サイゼリヤ・ガスト・バーミヤン・しゃぶ葉・ジョナサン・ドトールコーヒーショップ・エクセルシオール カフェなど
※この他にも対象店舗あり
出典:三井住友カード株式会社「対象のコンビニ、飲食店で最大7%還元!」

上記対象店舗をよく利用する方にとっては今まで以上にお得に貯めることができるのだ。

新規入会&スマホのタッチ決済3回利用で

3000円分プレゼント

※対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元
※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)。
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗あり
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿して支払い必要な場合あり
 その場合、支払い分はタッチ決済分のポイント還元の対象外となる
 上記、タッチ決済とならない金額の上限は、利用店舗によって異なる場合あり
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合あり
※Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済は利用不可、ポイント還元も受けられないので注意

三菱UFJカード

三菱UFJカード クレジットカードナビ

三菱UFJカードは三菱UFJニコス株式会社が発行しているクレジットカードだ。

三菱UFJカードにも特約店によるポイントアップが用意されている。

セブン-イレブンやローソンなどの特約店で使用すると、5.5%相当のグローバルポイントが還元される(1ポイント=5円相当と交換した場合)。※下記注釈も参照

※還元するポイントは、1ヶ月の利用金額合計1,000円ごとに算出
※各社のご利用金額の合算、集計は行わず、各社単位でのご利用金額に応じてポイントを付与
※Apple PayはQUICPay(クイックペイ)での利用が対象
※Apple Pay、QUICPayはMastercard®とVisaのみ利用可能

貯まったポイントはさまざまな商品と交換可能なので、ポイントの使い道を広げたい人におすすめだ。

ちなみに三菱UFJカードの特約店には「コカ・コーラ自販機」も加盟しているので、自動販売機で飲み物をよく買う人にもおすすめしたい。

新規入会で最大10,000円相当プレゼント※ /

※1ポイント5円相当の商品に交換した場合 ※特典には条件があります

ライフカード

ライフカード クレジットカードナビ

ライフカードは年会費無料のクレジットカードながら、利用限度額が最高200万円と高い。

その分、キャッシング枠が多めに設定されることが期待できる。

ポイント還元率は低めだが、初年度1.5倍や誕生月3倍といったポイントアッププログラムが用意されているので、ポイ活にも最適だ。

貯まったポイントは1ポイント=1ポイントとして他のポイントプログラムに移行できるので、使いやすさもある。

また、ライフカードは比較的審査に通りやすいクレジットカードと言われているので、審査通過が不安な人も申し込んでみよう。

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リクルートカード

リクルートカード クレジットカードナビ

リクルートカードはいつでも1.2%の還元率でポイントを獲得できる、高還元クレジットカードだ。

ポンパレモールで使用すれば4.2%も獲得できるので、オンラインショップの還元率も強化できる。

また、リクルートカードは券面デザインがスタイリッシュなので人前で出しても恥ずかしくない。

社会人がメインカードとして使っても、ポイントをガンガン貯めている印象を与えず、スマートにポイ活できる。

リクルートカードのキャッシングの特徴として、国際ブランドがVisaまたはMastercardなら三菱UFJニコスのキャッシングが、国際ブランドがJCBならJCBのキャッシングが適用される。

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楽天カード

楽天カード クレジットカードナビ

楽天カードは楽天市場で使用するとポイント還元率がいつでも3.0%になるクレジットカードだ。

また、楽天市場が定期的に実施しているポイントアップキャンペーンと併用できるので、還元率3.0%も難しくない。

独自にポイントアップを行っている楽天市場店舗を選べば、還元率10.0%以上も難しくない高還元のクレジットカードだ。

ただし、楽天カードのキャッシングは利用金額やキャッシング枠にかかわらず金利18.0%が適用される。

10万円以上の高額なキャッシングを利用する予定のある人は、利用金額やキャッシング枠に応じて金利が下がるクレジットカードを検討しよう。

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イオンカード(WAON一体型)

イオンカード(WAON一体型) クレジットカードナビ

イオンカード(WAON一体型)はイオンフィナンシャルサービス株式会社が発行しているクレジットカードだ。

対象のイオングループ店舗で使用すると、ポイント還元率はいつでも1.0%になる。

さらに毎月20日・30日はイオングループ店舗での買い物代金が5%OFFになるなど、割引特典も多い。

年間50万円以上利用すれば年会費永年無料でイオンゴールドカードに招待されるので、無料でゴールドカードを持ちたい人にもおすすめだ。

イオンカード(WAON一体型)の金利は利用状況・契約内容によって「7.8%~18.0%」で変動する。

利用実績が着実に積み上げられれば、低金利が期待できるクレジットカードだ。

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PayPayカード

PayPayカード クレジットカードナビ

PayPayカードはQRコード決済のPayPayが発行しているクレジットカードだ。

普段から決済手段としてPayPayを使用している人には、PayPayカードをおすすめしたい。

理由としてはまず、PayPayの利用実績があればキャッシング枠が高めに設定される(最高50万円)

また、PayPayカードは、PayPay残高のオートチャージに唯一対応しているクレジットカードとなる。

「PayPayに対応している店舗なのに残高がない」といった時代を防げるので、キャッシュレス決済を強化できる。

ただし金利は18.0%固定なので、高額キャッシングを利用する人は他のクレジットカードも検討しよう。

年会費永年無料

※ご利用金額200円(税込)ごとに最大1.5%のPayPayポイントがもらえます。 ※出金・譲渡不可。PayPay/PayPayカード公式ストアでも利用可能。 なお、所定の手続き後にPayPay加盟店にて使用できます。 手続きはこちら(https://paypay.ne.jp/help/c0021/)からご確認ください。 ※ポイント付与の対象外となる場合があります。 例)「PayPay決済」「PayPay(残高)チャージ」「nanacoクレジットチャージ」 「ソフトバンク通信料(ワイモバイル、LINEMOを含む)」 「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを介してのPayPay残高チャージのご利用分」

クレジットカードにおけるキャッシングの仕組みを理解して賢く使おう

まとめ クレジットカードナビ

本記事では、「クレジットカードのキャッシングとは何か?」を解説した。

キャッシングはメリットの多いサービスだが、注意点もあるので計画的に利用することが大切だ。

クレジットカードの価値を最大限引き出すために、ぜひキャッシングも使ってみてほしい。

ちなみに本記事で紹介したクレジットカードはそれぞれ、新規入会キャンペーンを実施している。

入会・利用の条件を満たすだけで数千円相当のポイント還元やキャッシュバックが受けられるので、お得な機会に申し込んでほしい。

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