イオンTHRU WAYカードとは？どんな人に向いている？特徴やメリットを解説

イオンTHRU WAY（スルーウェイ）カードと聞いてもあまり馴染みがない人も多いかもしれない。

名前は聞いたことがあっても詳細は知らないケースもあるだろう。そこで本記事ではイオンTHRU WAYとは何か、このカードを持つメリットやデメリット、どのような人が発行すると良いのか解説する。

イオンTHRU WAYカードとは？

「イオンTHRU WAYカード」とは阪神高速サービス株式会社とイオングループが提携して電子マネーWAON機能も搭載された一体型タイプのクレジットカードである。

阪神高速のETCカードであるスルーウェイカードが自動付帯となるため、自動車で出かける機会が多い人にとってはメリットが大きいカードとなっている。主な特徴は下記のとおりだ。

それぞれ解説する。

• 出典：イオンカード〜暮らしのマネーサイト〜「イオンTHRU WAYカード（WAON一体型）」

毎週日曜日は阪神高速道路料金が5％OFF

イオンTHRU WAYカードに自動付帯されるETCカード「あるスルーウェイカード」を使って日曜日に阪神高速道路を走行すると通行料金が割引きされる。その場で割引金額が課されるのではなく、カード利用金額の請求時に日曜日に通行した分から5％が割り引かれる形だ。

ETCカードを車載器に挿入すれば自動的に割引きが適用されるのではなく「イオンスクエアメンバー」と「スルーウェイ 阪神高速 日曜日割引サービス」に登録する必要がある。

イオンスクエアメンバーとは、イオンカードをはじめとするイオングループの総合金融事業を担うイオンフィナンシャルサービス株式会社が運営するサービスを利用するための会員制度のことだ。

暮らしのマネーサイトから登録料や年会費は無料で新規登録が可能だ。

イオンスクエアメンバーに登録（すでに登録している場合はログイン）するとマイページに進むので、メニュー欄からスルーウェイカード割引きの手続きを行う。

「スルーウェイ阪神高速割引のお申込み」画面となるので利用規約などを確認したうえで申し込み手続きをしよう。

申し込みが完了すると割引特典を使えるようになる。

• 出典：イオンカード～暮らしのマネーサイト～「イオンスクエアメンバーとは」
• 出典：阪神高速サービス株式会社「阪神高速のETCカード スルーウェイカード公式サイト_スルーウェイ 阪神高速 日曜日割引サービス」

対象店舗でWAON POINTが10倍たまる

阪神高速道路のパーキングエリアやナナ・ファーム須磨、時間貸駐車場の阪高ファインパークの対象店舗や施設でイオンTHRU WAYカードを使って支払いをすると、WAON POINTが通常の10倍たまる。

通常は200円につき1WAON POINTたまるが、対象店舗や施設で利用すると10WAON POINT付与される。ポイント還元率は5％となり、非常に大きなメリットとなる。

阪神高速のETCカードが自動付帯される

ETCカードのスルーウェイカードが自動付帯され、発行手数料や年会費無料で持つことができる。

他社でもゴールドカードやプレミアムカード等の会員だと無料となるケースは多いが、入会費や年会費無料のイオンTHRU WAYカードに付随する ETCカードも無料で持てる今回のようなケースはあまりない。

ただ、イオンのクレジットカードやETCカード単独で申し込むことはできないので注意しよう。

• 出典：阪神高速サービス株式会社「阪神高速のETCカード スルーウェイカード公式サイト_便利でおトクなサービス」

イオンTHRU WAYカードは家族カードを作れる？

イオンTHRU WAYカードも家族カードの発行は可能だ。イオン系のクレジットカードは基本的に最大3枚まで発行可能で、今回もそれに当てはまる。

家族カードを発行することで、カード名義の本人だけでなく配偶者や子どもなどの家族も同様のサービスを受けられる。利用代金はカード名義人の登録口座から家族分もまとめて引き落としされるため、家計の一括管理ができるのも大きなメリットだ。

その一方で利用代金の引き落としはカード名義人の登録口座から行われ、家族本人が自ら支払う形にならないことから「使い過ぎ」には注意する必要がある。想定外の支払い負担を防止するためにも家族カードを発行する際には、よく話し合うことをおすすめする。

使いすぎリスクには注意する必要はあるものの、今回のイオンTHRU WAYカードでは、家族カードにもETCカードが自動付帯されるのは大きな特徴だ。つまり最大3枚家族カードを申し込むとETCカードも同じ枚数発行される。

たとえば夫と妻、20歳の子どもの3人家族がいて、全員自動車の運転免許を保有していると想定する。夫妻はそれぞれ仕事や買い物等で日常的に自動車を運転し、阪神高速を利用する機会もあると仮定する。子どもも「実家の車」やレンタカー、カーシェアサービスを利用して友人やパートナーと外出することもあるだろう。

このような場合にスルーウェイカードが3枚あると便利だ。家族間でETCカードの貸し借りを行う必要がなく、それぞれ持つことで、いざという時にすぐに使える。年会費無料で最大3枚までETCカードを持つことができると考えると非常に魅力的といえるだろう。

家族カードの申し込みはイオンスクエアメンバーID・パスワードが必要となるので事前に準備しよう。カード名義人が申請する必要があり、会員ではない家族が直接手続きすることはできないので要注意だ。

• 出典：イオンカード～暮らしのマネーサイト～「家族カード」

イオンTHRU WAYカードのメリットデメリット

イオンTHRU WAYカードを利用するうえで、どのようなメリットとデメリットがあるのかみてみよう。

イオンTHRU WAYカードのメリット

無料でETCカードを発行することができ、日曜日に阪神高速道路を利用すると割引特典が得られるため、特に自動車を使う人にとっては大きなメリットとなる。

他のカードと同様にイオンカード共通の特典も用意されている。

これらのメリットを年会費無料で享受できるのは非常に魅力的だ。

• 出典：阪神高速サービス株式会社「阪神高速のETCカード スルーウェイカード公式サイト_スルーウェイカードとは？」

イオンTHRU WAYカードのデメリット

一方でデメリットもある。

通常時は200円ごとに1WAON POINTが付与されるため、還元率は0.5％で低めとなっている。そのため阪神高速道路やイオングループ対象店舗での利用がほとんどない場合はメリットが小さくなる。

クレジットカードに付帯されている保険で国内や海外旅行を行う人もいるかもしれないが、イオンTHRU WAYカードの場合は旅行傷害保険が付いていないので、別途保険会社から商品を購入して対策する必要がある。

イオンカードの中には利用実績に応じてゴールドカードへの招待を受けられるものもあるが、イオンTHRU WAYカードは対象外となっている。

そのためイオンTHRU WAYカードで年間300万円以上等、多額の実績があったとしても、ゴールドカードへレベルアップできない点には注意しよう。

イオンTHRU WAYカードはどのような人向き？

ここまでの内容をふまえてイオンTHRU WAYカードはどのような人に向いているカードなのかまとめたので参考にしてみてほしい。

電子マネーWAON一体型のクレジットカードとあわせて入会費や年会費無料で、家族カードをあわせると最大3枚までETCカードを発行して所有できるのは非常に大きなメリットだ。

他社でも無料でETCカードを持てるケースは多いが、会員ランクがプラチナ以上、ゴールドカードやプレミアムカードを持っていること等が条件になっていることが多い。

スルーウェイのETCカードを使って日曜日に阪神高速道路を利用すると通行料金が5％OFFとなる。仕事やプライベート等で日曜日に阪神高速道路を利用する機会がある場合は、割引特典を受けられる。

マイカーやレンタカー、カーシェア等を使って自動車で移動する機会があり、年会費がかかる等の理由から自分自身のETCカードを持っていない場合は、「無料で持てるETCカード」が自動付帯されるイオンTHRU WAYカードの発行も1つの選択肢になり得る。

一方で全く自動車を利用する機会がない場合は、発行するメリットは小さくなる。

THRU WAYカードを作成して上手に活用しよう！

今回はイオンTHRU WAYカードとは何か、特徴やメリットについて解説した。

イオンカードは新規入会者向けに随時さまざまなキャンペーンを開催している。

現在はWebからの新規申し込みでもれなく1,000WAON POINTが付与され、イオンウォレットの登録とカード利用で（クレジット払い合計1万円(税込)を1口として）、ご利用の方のなかから抽選で500名さまに、30,000WAON POINT進呈される。

イオンTHRU WAYカードへの入会を考えている場合は、ぜひこのような特典も積極的に使ってみてはいかがだろうか。