ルネサンスカードとイオンカードの違いは何？持つメリットは？

ルネサンスカードスポーツジムを運営する「ルネサンス」とイオングループが提携して発行されているが、一体どのような特徴があるのか気になる人も多いかもしれない。

そこで本記事ではルネサンスカードの特徴やメリットデメリット、他のイオンカードとの違い、持つ必要性はあるのかを解説する。

ルネサンスカードとは？

「イオンルネサンスカード」や「ルネサンスカードイオン」と呼ばれることもあるルネサンスカードはスポーツクラブのルネサンスへ入会手続きを行う際に申し込みが必要となるカードである。年会費は無料のため、カード自体の維持費はかからない。

ルネサンスの会費は基本的にルネサンスカードによって決済されるため、入会時に必ず申し込みを行う必要がある。

事前にWeb入会ページからルネサンスカードの申し込みもできるが、Webで申し込みが完了していない場合は、フロントで入会手続きを行う際に申し込みを行う必要がある。

クレジットカードを発行できない18歳未満の人が入会を希望する場合は保護者名義で発行する必要がある。

以上のような理由から、ルネサンスへ入会する際には必ず申し込みして発行しなければならないカードである。

さまざまな理由で「新しいクレジットカードを作りたくない」こともあるかもしれないが、個人の信用情報の問題等でクレジットカードが発行できない等の事情がない限り、拒否するのは難しいと思われる。

• 出典：株式会社ルネサンス「入会手続きについて」

ルネサンスカードの特徴や注意点

ルネサンスカードにはどのような特徴や注意点があるのだろうか。ここではルネサンスカードならではの特典についても紹介する。

ルネサンスの利用に必要な会費の支払いはクレジットカードであるルネサンスカードを使って行われ、会費の引き落としもポイント付与の対象となる。

ルネサンスの会員種別は豊富で自分自身のライフスタイルや目的に応じて選択できるのも嬉しいポイントである。たとえばレギュラー会員は1万円程度かかるが、これをルネサンスカードで支払うと50ポイントたまる。1年間継続すると600ポイントたまる計算となる。

Web申し込みが可能なので、現地に行く前に必要な手続きを済ませておくと、フロントでの手続き時間を短縮することができる。

スポーツジムやクラブに入会したものの、仕事やプライベートの予定等の関係で通うことが難しくなり、退会を希望するケースも少なくない。

一方で、以前入会していたがその後状況が変わって、また通えるようになるケースもあるだろう。その際に再び入会しようとすると、一般的には再度入会金や事務手数料がかかることが多い。

ただしルネサンスの場合は再入会時の入会費が無料で事務手数料も半額となるため、一旦離れたとしても「復帰」しやすいのも大きな特徴だ。

• 出典：イオンカード～暮らしのマネーサイト～「イオンルネサンスカードのおトクな特典」

ルネサンスカードと他のイオンカードとの違い

ルネサンスカードもイオンカードの一種であるため、イオンカードならではの特典も利用できる。

すでにイオンカードを利用している場合は馴染みが深いかもしれないが、下記のような特典が用意されている。

そのためたとえばルネサンスに通って運動をした後等にイオングループ対象店舗に行き、夕食の買い物等を行ってポイントをためることも可能となる。

毎月10日はイオン系の店舗やサービスの利用にかかわらずポイント還元率が通常の2倍となるため、あらかじめ買い物計画を立てたうえで効率的にポイントをためても良いだろう。

たまったWAON POINTは電子マネーWAONポイントへ交換し、WAONへチャージすることも可能だ。ルネサンスの利用やイオングループ対象店舗での買い物でためた分で、コンビニ等イオン系列ではない店舗でもWAON支払いに充当するといった使い方もできる。

せっかくためたポイントの使い道が分からず、いつのまにか有効期限が切れてしまい使えなくなるパターンも少なくないが、ルネサンスカードだと無駄なく使い切れる可能性が高いだろう。

ルネサンスカードのメリットデメリット

いままでの内容を踏まえて、ここではルネサンスカードのメリットやデメリットについて紹介する。

自分自身のライフスタイル等と照らし合わせて、合うかどうか判断する際の参考にしてみてほしい。

ルネサンスカードのメリット

スポーツクラブに限らず月会費等の支払い方法として登録する銀行口座からの引き落としを採用するケースは多いが、現金やクレジットカード払いが対象外となっていることも少なくない。

その点、ルネサンスはクレジットカード払いが基本となっており、支払う会費もポイント還元の対象となる。

イオン系列のクレジットカードの1つであり、イオングループ対象店舗でも利用がお得になる特典が複数用意されている。対象店舗で買い物をする機会が多く、電子マネーWAONをよく利用する場合は、選択肢の1つとなるだろう。

ルネサンスカードはルネサンス入会時に発行が必要となるが、その後退会してもクレジットカードそのものは使い続けることができる。また、ルネサンスを退会して、その後しばらくして再入会を希望する場合は、入会金がゼロで事務手数料も割引きされるメリットがある。

ルネサンスカードのデメリット

ルネサンス入会時に必ず申し込む必要があり、他社を含めてすでにクレジットカードを所有している場合も事実上発行が義務付けられている。

イオングループ対象店舗や毎月10日に利用する場合をのぞいてポイント還元率は0.5％となっている。

他社カードのなかには還元率が1％を超えるものもあるため、ポイントのためやすさの面では他社カードよりも不利となる。

国際ブランドはVisaのみとなり、MastercardやJCBを選択することができない。

ただ、Visaは世界的にも高いシェアを占めるブランドのため、特別困ることはないと考えられる。

すでにVisaカードを所有しており、Mastercardなど他のブランドのクレジットカードを発行したい場合は向かないかもしれない。

イオンカードの中にはカード利用実績に応じて、イオンゴールドカードへ招待される仕組みがとられているものも存在する。

たとえば一般のイオンカードセレクトを利用して、年間のショッピング利用金額が100万円以上などに達すると、カード会社からゴールドカードへの切り替えを勧める書類が送付されるケースもある。

イオンゴールドカードは誰でも所有できるわけではなく、カード会社から招待を受けたりイオン銀行で住宅ローンを契約する等の条件を満たす人のみ対象となるカードである。

対象者は年会費無料で一般的なゴールドカードと同じような特典が付与されるため、非常にメリットは大きい。

ただし、ルネサンスカードにはイオンゴールドカードへの招待制度はないため、どれだけ利用実績を積み上げてもゴールドカードへ切り替えられるわけではない点に注意しよう。

ルネサンスカードとイオンカードの違いを押さえよう

今回はルネサンスカードとイオンカードの違い、ルネサンスカードを持つメリットについて解説した。

スポーツクラブのルネサンスを利用する際は発行申し込みが必要となるため、会費の支払い管理に利用すると良いだろう。ルネサンスを利用しない場合はメリットが少ないため、イオンカードセレクト等、他のイオンカードの利用がおすすめだ。

イオンカードは新規入会者向けに随時さまざまなキャンペーンを展開している。

現在は新規入会でもれなく1,000WAON POINTをもらうことができる。

また、期間中のカード払いを利用（1万円(税込)以上のご利用の方限定。カードの利用期間はカード登録月の翌々月10日まで。）し、発行したカードをイオンウォレットアプリへ登録（カード登録月の翌々月末日までに登録が必要。）すると最大で4,000WAON POINTがもらえる（カード利用分の10％相当還元）。

つまり、合計で5,000WAON POINTもらえるチャンスがある。

イオンカードはどれも基本的に登録費や年会費は無料で持てるため、これを機に申し込みを行って使ってみても良いかもしれない。