- どのクレジットカードが自分に合っているかわからない
- クレジットカード選びのポイントを知りたい
「自分に合ったクレジットカードを選ぶ方法を知りたい」「還元率の高いクレジットカードを選んで自由に使えるお金を増やしたい」と考えている人もいるだろう。
クレジットカードは種類が多く、妥協して申し込んでいる人がいるのも事実だ。
そのため、相性の良いクレジットカードをチェックする前に、別のカードを作成している可能性がある。
ただ、クレジットカードによって特典や還元率が違うため、選び方によっては損をしてしまっているかもしれない。
本記事では、サラリーマンのクレジットカード選びが大切な理由や選び方のポイントを解説する。
おすすめのクレジットカード4選も紹介しているので、ぜひチェックしてほしい。
サラリーマンのクレジットカード選びが大切な理由
サラリーマンのクレジットカード選びが大切な理由は以下の通りだ。
それぞれ解説しよう。
ポイント還元率に差があるから
1つ目の理由は「ポイント還元率に差があるから」だ。
年会費無料のクレジットカードでも還元率に違いがあり、長い目で見ると獲得できるポイントに大きな違いが出る。
月々10万円の支払いに還元率1.0%と0.3%のクレジットカードを使用したケースを比較してみよう。
月々10万円の支払いを想定 | 還元率1.0% | 還元率0.3% | 還元ポイントの差 |
---|---|---|---|
1年後 | 12,000ポイント | 3,600ポイント | 8,400ポイント |
5年後 | 60,000ポイント | 18,000ポイント | 42,000ポイント |
10年後 | 120,000ポイント | 36,000ポイント | 84,000ポイント |
30年後 | 360,000ポイント | 108,000ポイント | 252,000ポイント |
還元率1.0%
1ヵ月ごとに1000ポイント、年間で12,000ポイントが還元される。
今後使用し続けた場合、5年で60,000ポイント、10年で120,000ポイント、30年で360,000ポイントがもらえる計算だ。
還元率0.3%
1ヵ月ごとに3000ポイント、年間で3,600ポイントが還元される。
今後使用し続けた場合、5年で18,000ポイント、10年で36,000ポイント、30年で108,000ポイントがもらえる計算だ。
1年間は8,400ポイントの差が出る。年数を重ねるにつれて差は開いていき、100,000円以上も違いがでるケースも。
このように還元率を意識したクレジットカード選びをするだけで、トータル100,000円以上もお得になる可能性があるのだ。
ライフスタイルや趣味によって必要な特典が異なるから
2つ目の理由は「ライフスタイルや趣味によって必要な特典が異なるから」だ。
クレジットカードには様々な特典が用意されている。
年会費無料のカードにも特典があり、効果的に活用するとより自由に使えるお金は増える。
クレジットカードにある一般的な特典は以下の通りだ。
- コンビニでの還元率アップ
- ポイントアップサイト経由で還元率アップ
- 旅行傷害保険が付帯
- 空港ラウンジを無料で利用可能
- ホテルやレンタカーの割引
- NISAのつみたて購入でポイント還元
活用する特典がなければ恩恵を受けられないため、特典は多ければ良いというものではない。
複数のクレジットカードを比較して、魅力的な特典を発見してほしい。
不要な年会費を支払う可能性があるから
年会費無料で作れるクレジットカードが多いが、なかには有料のカードもある。
限定特典が用意されていたり、ステイタスになったりとメリットはあるものの、効果的に活用できていない人がいるのも事実だ。
それでは年会費を支払ってクレジットカードを作成する意味があまりない。
無料で良いクレジットカードも多く存在しているので、不要な年会費の支払いを避けられる。
サラリーマンがクレジットカードを選ぶポイント
サラリーマンがクレジットカードを選ぶポイントは以下の通りだ。
- ランチで使うお店の還元率が高いか
- ETCカードを含めて不要な年会費はかからないか
- 趣味に活かせる特典があるか
それぞれ解説しよう。
ランチで使うお店の還元率が高いか
特定の飲食店やコンビニで還元率がアップするクレジットカードを有効に活用すると、ランチ代を実質的に節約可能だ。
外食が増えがちなサラリーマンにとって、飲食店の還元率が高いクレジットカードから享受できる恩恵は多い。
毎日500円のランチを3.0%のカードで決済した場合、1食につき15ポイントが還元される。
月20回の出勤を想定すると、1ヵ月で300ポイントが貯まる計算だ。年間で3,600円になり、1回分の飲み会代を捻出できるだろう。
ランチ代や還元率が高いと、より多くのポイントを貯められる。
外で昼食を取る機会が多い方は、飲食店の還元率もチェックしておくべきだろう。
趣味に活かせる特典があるか
特典が趣味に役立つかどうかも重要なポイントだ。
年会費がかかったとしても、料金以上の恩恵を受けられる可能性があるからだ。
たとえば、旅行が好きな人にとって、空港ラウンジの無料利用や旅行傷害保険の付帯は魅力的だろう。
ホテルやレンタカーの還元率が高いクレジットカードもメリットが大きい。
趣味に活かせる特典のあるクレジットカードを保有しておくと、人生の充実にもつながるだろう。
ETCカードを含めて不要な年会費はかからないか
不要な年会費がかからないか確認してほしい。年会費を支払うことが悪ではなく、不要な年会費を支払うことが良くないのだ。
メリットを感じるのであれば、年会費のかかるカードを作成しても問題ない。
また、ETCの年会費にも注意が必要だ。初年度は無料でも、使用しないと次年度から有料になるケースもある。
クレジットカードやETCの年会費は、条件についても確認しておこう。
サラリーマンにおすすめのクレジットカード4選
サラリーマンにおすすめのクレジットカードは以下の通りだ。
- 三井住友カード(NL)
- アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カード
- 楽天カード
- JCBカードW
それぞれの特徴を詳しく説明していく。
対象のコンビニなどの利用頻度が高い人は必見! 三井住友カード(NL)
申し込み対象 | 満18歳以上の方(高校生は除く) |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
家族カード | 永年無料 |
ETCカード | 550円(税込) ※初年度無料 ※前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料 |
追加可能 カード | iD(専用) Apple Pay Google Pay PiTaPa WAON |
総利用枠 | ~100万円 (※)夜間帯に即時発行サービスを申し込みの場合、審査処理完了までは5万円 |
旅行傷害保険 | 最高2,000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯) ゴルフ安心プラン(ゴルファー保険) 弁護士安心プラン(弁護士保険) スマホ安心プラン(動産総合保険) 日常生活安心プラン(個人賠償責任保険) ケガ安心プラン(入院保険(交通事故限定)) 持ち物安心プラン(携行品損害保険)への変更が可能 |
ショッピング補償 | なし |
ポイントサービス | Vポイント(基本還元率0.5%)・ポイントUPモール・ココイコ!・SBI証券三井住友カードつみたて投資・SBI証券Vポイントサービス・住友生命 Vitalityスマート for Vポイント |
国際ブランド | Visa Mastercard |
三井住友カード(NL)は、対象のコンビニ・飲食店の利用頻度が高い方におすすめのクレジットカードだ。
対象のコンビニ・飲食店の決済にスマホのタッチ決済を利用すると最大7%のポイントが還元※されるからだ。
ランチ代の負担割合を減らせるため、浮いた分を趣味や家族サービスに使用できる。
また、NISA口座をSBI証券で開設している方にもおすすめだ。0.5%分のポイントが付与され、投資をしながらポイントを貯められるからだ。
※2024年9月10日(火)積立設定締切分(2024年10月1日(火)買付分)までのポイント付与。以降は対象カードごとのカードご利用金額などに応じたポイント付与率になる。
※クレカ積立上限は10万円
※対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元
※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)。
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗あり
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿して支払い必要な場合あり
その場合、支払い分はタッチ決済分のポイント還元の対象外となる
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、利用店舗によって異なる場合あり
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合あり
※Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済は利用不可、ポイント還元も受けられないので注意
旅行好きは保有すべき! アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カード
年会費 | 39,600円(税込) |
---|---|
家族カード | 2枚目まで無料 3枚目以降は1枚につき年会費19,800円(税込) |
ETC | 年会費:無料 発行手数料:935円(税込)本会員は5枚、家族会員は1枚まで |
追加可能カード | Apple Pay QUICPay プラスEXカード(年会費1,100円) |
総利用枠 | 審査結果次第 |
旅行傷害保険 | 海外:最高1億円(利用付帯) 国内:最高5,000万円(利用付帯) |
航空便遅延費用 補償 | 1回につき最高2万円:乗継遅延/出航遅延/欠航/搭乗不能費用・受託手荷物遅延費用・受託手荷物紛失費用・乗継遅延/出航遅延/欠航/搭乗不能費用・受託手荷物遅延費用 1回につき最高4万円:受託手荷物紛失費用 |
ショッピング・ プロテクション | 補償金限度額:年間最高500万円まで 補償期間:購入日から90日間 免責金額:1事故につき1万円 |
スマートフォン・プロテクション | 補償範囲:破損(スクリーン画面割れ損害を含む)、火災、水濡れ、盗難 支払い限度額:年間5万円 自己負担額:1回の事故につき5千円 |
ポイントサービス | メンバーシップリワード(還元率1.0%):利用代金100円につき1ポイント (※)ポイント加算対象外の加盟店、200円=1ポイントとして換算される加盟店、年会費などポイント加算対象外の利用あり |
国際ブランド | American Express |
アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カードは、旅行好きにおすすめだ。
国内外1,300ヶ所以上の空港VIPラウンジを利用可能なプライオリティ・パス・メンバーシップへの登録が無料になったり、海外旅行の際にスーツケース1個を無料で配送してもらえたりする。
また、最高1億円までの海外旅行傷害保険や海外旅行先からのレストラン予約依頼への対応など、サポートも充実している。
楽天経済圏なら欠かせない! 楽天カード
申し込み対象 | 満18歳以上の方(高校生は除く) |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
家族カード | 永年無料 |
ETC | ダイヤモンド・プラチナ会員は無料それ以外の会員は550円(税込) |
追加可能カード | Apple Pay QUICPay Google Pay |
総利用枠 (リボ払い・キャッシング含む) | 最高100万円 |
旅行傷害保険 | 海外:最高2,000万円(利用付帯) |
ショッピング補償 | なし |
ポイントサービス | 楽天ポイント(還元率1.0%):1回のカードショッピングの利用金額に対して100円につき1ポイント 楽天市場での購入がポイント+1倍 楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム)・楽天リーベイツ(Rebates)・楽天証券楽天カードつみたて投資・楽天証券楽天ポイントサービス |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB AMEX |
\ 新規入会&利用で5,000ポイントプレゼント /
楽天カードは、楽天市場や楽天モバイル、楽天ひかりなどの楽天経済圏を活用している方には必須のクレジットカードだ。
楽天グループ内のサービスを活用すればするほど、ポイント還元率がアップする。
また、楽天証券でNISA口座を開設している方にもおすすめだ。
多くの人が購入している人気ファンドの決済に楽天カードを使用すると、購入額の0.5%がポイントとして還元される。
20〜30代におすすめ! JCBカードW
申し込み対象 (本会員) | 18歳以上39歳以下で、本人または配偶者に安定継続収入のある人 または高校生を除く18歳以上39歳以下の学生 一部、申込不可の学校あり ※40歳以降も年会費無料のまま継続可能 |
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申し込み対象 (家族会員) | 生計を同一にする配偶者・親・子供(高校生を除く18歳以上) 本会員が学生の場合は申込不可 |
年会費 | 本会員・家族会員とも無料 |
ETC | 年会費無料JCBカード1枚につき1枚まで |
追加可能カード | Apple Pay Google Pay QUICPay |
総利用枠 | 審査結果次第 |
旅行傷害保険 | 海外 : 最高2,000万円(利用付帯) |
ショッピング ガード保険 | 海外:最高100万円 |
ポイント サービス | Okidoki ポイント:毎月利用合計金額1,000円(税込)につき2ポイント(約3~5円相当)還元 Okidoki ランド・JCB ORIGINAL SERIES |
国際ブランド | JCB |
\最大15,000円キャッシュバック※/
※キャンペーン期間:2024年10月1日(火)~2025年3月31日(月)
JCBカードWは、39歳以下で還元率を重視する方におすすめのクレジットカードだ。還元率がいつでも通常のJCBカードの2倍だからだ。
また、Okidoki ランドやJCB ORIGINAL SERIESを活用すると、より多くのポイント還元を受けられる。
サラリーマンは相性の良いクレジットカードを選んで自由に使えるお金を増やそう
サラリーマンがクレジットカード選びにこだわるべき理由や選ぶ際のポイントを紹介してきた。
サラリーマンにおすすめのクレジットカードは以下の通りだ。
- 三井住友カード(NL)
- アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カード
- 楽天カード
- JCBカードW
それぞれのクレジットカードごとに特典やポイントサービスが違う。
どのカードを選ぶかによって、今後の生活で自由に使えるお金に数十万円以上の差が出る可能性もある。
今後の生活をより楽しむためにも、普段使用しているサービスや趣味と相性の良いクレジットカードを選んでほしい。
また別記事では、対象者別のおすすめのクレジットカードについても紹介している。ぜひそちらも参考にしてほしい。