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保険の住所変更をしないとどうなる?手続きに必要なポイントや注意点を解説

この記事で解決できるお悩み
  • 保険の住所変更手続きの方法がわからない
  • 住所変更ができなかった場合にどうなるのか知りたい
  • 保険の住所変更をする際の注意点を知りたい

電気・ガス・水道などのライフラインに関する手続きや、その他諸々の住所変更など、引っ越しには多くの手続きが必要となる。

その中でも、各種保険の住所変更はどうしても後回しになりがちだろう。

しかし、そのまま保険の住所変更を忘れてしまった場合、一体どうなってしまうのだろうか。

本記事では、引っ越し後に必要な保険の手続きやその注意点、また住所変更を忘れてしまった場合に考えられるリスクについて詳しく解説する。

各種保険に加入していてこれから引っ越しを控えている人は、参考にしてもらいたい。

目次

引っ越し後に必要な保険の手続きとは

引っ越し後に必要な保険の手続きとは 生命保険ナビ

引っ越し後に必要な保険の手続きは、主に住所変更である。ここでは、以下の3点について解説していく。

  • 引っ越しの手続きが必要な場合
  • いつまでに手続きを終えればいいのか
  • 手続きに必要なもの

引っ越しの手続きが必要な場合

引っ越しをすると、市役所などでの転出・転入届の提出や免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類の住所変更、郵便局への転居届の提出等々、行わなければならない手続きがたくさんある。

保険の住所変更もその一つだ。

ただ、中には「郵便局に転居届を出してるし、保険の住所変更はしなくても問題ない」と考えている人もいるかもしれない。

しかし、それは間違いである。なぜなら、郵便局から新住所に転送してもらえるのは1年間だけだからだ。

さらに、契約者から連絡しない限り、保険会社は契約者の新住所を知ることは不可能である。

そのため、引っ越しをして住所が変わった場合には、速やかに保険会社へ連絡するようにしよう。

住所変更の手続きをする際の注意点については後述する。

また、引っ越した際に必要となるのは、住所変更の手続きだけではない。

人によっては、以下の点においても変更手続きが必要となる。

  • 電話番号
  • 契約者や受取人などの名義
  • 保険料の支払口座

保険に加入する際には、必ず電話番号を登録する。例えば、実家に住んでいた際に保険に加入し、実家の固定電話の番号を登録していたとしよう。

引っ越して実家を出た後も電話番号を変更していないと、もし保険会社から電話があった場合に不都合が発生する。

そのため、電話番号の変更があった場合には、住所変更とあわせて手続きしよう。

また、結婚や離婚などによって住所変更をした際には、同時に名義変更が必要となる場合がある。

特に早めに変更手続きをすべきなのは、受取人の名義変更だ。

保険は、保険金を受け取る際には受取人を変更できないため、注意してほしい。

また、引っ越しによって利用する銀行が変更となり、それに伴って保険料の支払口座を変更する人もいるだろう。

支払口座を変更する際にも手続きが必要だ。

このように、引っ越しの際は住所変更だけでなく様々な手続きが必要となるケースもある。

自分がどのような手続きをする必要があるのか、あらかじめ確認しておくことがおすすめだ。

いつまでに手続きを終えればいいのか

引っ越しした際における保険の手続きにおいては、特に期限は設けられていない。

そのため、新居での生活が落ち着いてから手続きしても良いだろう。

ただ、自動車保険や火災保険などの損害保険においては、居住地などによって保険料が変動する可能性がある。

保険料が安くなるはずなのに高い保険料のまま払い続けていたということがないよう、早めに対応しておくことが望ましい。

手続きを忘れてしまう心配がある人は、引っ越し前に手続きをしておくこともおすすめだ。

生命保険であれば、引っ越し先の住所が決まっている場合は、引っ越しの1ヶ月前から住所変更手続きを取り扱っている保険会社も多い。

自分が加入している保険会社がそのような対応をしてくれるのか、調べておこう。

手続きに必要なものとは

住所変更の手続きをする際に必要なものは、主に以下のものがある。

住所変更の手続きに必要なもの
  • 証券番号
  • 新住所がわかるもの
  • 本人確認書類
  • 印鑑

証券番号とは、保険に加入した際に送付される「保険証券」に記載されている番号のことだ。

電話で手続きを行う場合など、証券番号を聞かれることもあるため、手元に用意しておくと安心だ。

また、新住所がわかるものも必要となる。

ただ、新住所を証明するために、住民票などの提出を求められることはない。

そのため、新住所のメモもしくは住所変更手続きをした免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類とあわせて準備しておけば問題ない。

さらに、印鑑も用意しておくと良いだろう。

近年はオンライン上での手続きも可能となっているため、印鑑を利用する機会は少なくなっている。

しかし、郵送や保険会社等の窓口で手続きを行う場合は捺印が必要となる場合もあるため、用意しておこう。

保険の住所変更手続きがなされないとどうなるのか

保険の住所変更手続きがなされないとどうなるのか 生命保険ナビ

では、保険の住所変更手続きがなされないと、具体的にどのような不都合やリスクがあるのだろうか。

考えられるものは以下の3つだ。

  • 郵便物が届かなくなる
  • 旧住所に郵便物が放置される
  • 保険金の受け取りがスムーズにできない可能性がある

それぞれ詳しく見ていこう。

郵便物が届かなくなる

まず考えられることとしては、郵便物が届かなくなることだ。保険会社からは、年末調整や確定申告の際に提出が必要な「生命保険料控除証明書」や契約内容の確認書類など、重要な書類が届く。

先述したとおり、郵便局に転居届を出していれば、引っ越し後も1年間は新住所に転送してもらえる。

しかし、1年経過すると郵便物は一切届かなくなってしまうため、上記のような重要書類が受け取れなくなってしまう点には注意しなければならない。

旧住所に郵便物が放置される

保険会社への住所変更手続きだけでなく、郵便局への転居届も出し忘れてしまった場合は、旧住所に郵便物が届き続けてしまう可能性があるのは大きなリスクといえる。

保険の契約内容は個人情報であるため、厳重に管理されなければならない。

しかし、住所変更や転居届の提出を怠ってしまうと、知らない人のもとへ書類が届いてしまうことになるのだ。

ただ、郵便局へ転居届が提出されていた場合は、旧住所に郵便物が放置される心配はない。

なぜなら、転送期間が終了したら、「宛所不明」で差出人(保険会社)へ返送されるからだ。

自分の身を守るためにも、早急に住所変更手続きを行おう。

保険金の受け取りがスムーズにできない可能性がある

住所変更がされていないと、保険金の受け取りがスムーズにできない可能性も考えられる。

例えば、病気で入院したため、保険金を請求したとしよう。

自分が保険会社などの窓口に訪問して手続きするのであれば、その場で住所変更手続きを行えば良いため、大きな問題は発生しない。

しかし、まだ家から出られる状態でないため、郵送や担当者の訪問によって保険金の請求手続きを行おうとした場合はどうだろうか。

郵便物は届かないし、担当者は新住所を知らないため辿り着けない。そうなると、手続きがスムーズに進まない。

さらに、住所変更手続きが完了してからでないと保険金の請求手続きができないため、通常よりも保険金の受け取りまでに時間を要してしまうことも考えられる。

また、先述したとおり、自動車保険は居住地によって保険料が変動する可能性がある。

引っ越したことによって保険料が変更となるにもかかわらず、住所変更手続きをしていなかったことで差額を支払っていなかった場合、保険金が受け取れなくなる可能性もあるため注意が必要だ。

もしものときにスムーズに手続きを進めるためにも、住所変更は早めに完了させておこう。

保険の住所変更をする際の注意点

保険の住所変更をする際の注意点 生命保険ナビ

保険の住所変更をする際の注意点としては、以下の3つが挙げられる。

  • 手続き方法を確認する
  • 各保険会社の営業時間内に連絡する
  • その他の引っ越し手続きの前に終わらせる

それぞれ見ていこう。

手続き方法を確認する

住所変更をするためには、最初にどのような手続き方法があるのか確認する必要がある。

保険会社によって取扱いは異なるものの、主に以下の4つの方法で手続きが可能だ。

  • カスタマーサービスセンター(電話)での手続き
  • 各保険会社の契約者専用マイページ(Web)での手続き
  • 郵送での手続き
  • 保険会社の窓口などへの訪問での手続き

手続き方法としてまず挙げられるのは、カスタマーサービスセンターでの手続きだ。

カスタマーサービスセンターの担当者に証券番号や新住所を伝えることで、住所変更の手続きができる。

ただ、カスタマーサービスセンターでの手続きとなると、数十分はまとまった時間を用意しておくことが望ましい。

電話が混み合っているとすぐに繋がらない可能性もある点には注意が必要だ。

また、各保険会社に設けられていることが多い契約者専用のマイページでの手続きも便利である。

契約者専用マイページであれば、自分の好きなタイミングで手続きできるだけでなく、本人確認書類の提出も必要ないため手軽に手続きできる。

日中は働いていて電話などをする時間がなかなか取れない人にとっては、利用しやすい手続き方法だ。

さらに、郵送での手続きが可能な保険会社もある。郵送での手続きの場合、住所変更のための書類を郵送してもらう、もしくは自分で保険会社のHP等から書類をダウンロードして、保険会社に返送することで手続きが完了する。

ただ、書類に必要事項を記入し、保険会社に書類が到着するまで数日を要することだろう。

そうなると、手続き完了まで1週間程度かかってしまうことも考えられる。

そのため、すぐに手続きが完了する契約者専用マイページやカスタマーサービスセンターを利用するのがおすすめだ。

時間に余裕があるのであれば、保険会社や保険代理店などの窓口へ訪問し、手続きする方法も選択肢として挙げられる。

しかし、先述した必要なものを忘れてしまうと、改めて訪問が必要となるなど、二度手間となる可能性も高い。

訪問前には忘れ物をしないように気をつけよう。

各保険会社の営業時間内に連絡する

カスタマーサービスセンターでの手続きや窓口への訪問での手続きを考えている人は、各保険会社の営業時間に注意する必要がある。

例えば、カスタマーサービスセンターは、多くの保険会社で平日の9時〜18時までの受付であり、土日祝日は受け付けていない会社もある。

窓口も同様に平日のみの受付としているケースが多く、一般的に受付時間はカスタマーサービスセンターよりも短い。

その点、契約者専用マイページでの手続きであれば、カスタマーサービスセンターや窓口よりも受付時間が長い。

平日は仕事が忙しくなかなか手続きができない方でも、契約者専用マイページを利用すれば土日に手続きが可能だ。

ただ、どの手続き方法を選択するにしても、一部の保険会社を除けば24時間365日手続きができるわけではない。

自分が利用する手続き方法について、あらかじめ取扱可能時間を確認しておこう。

取扱可能時間については、各保険会社のHP等に掲載されている。

その他の引っ越し手続きの前に終わらせる

先述したとおり、生命保険であれば引っ越し先の住所が確定している場合に限り、引っ越しの1ヶ月前から住所変更の手続きが可能だ。

引っ越し前後は様々な手続きや準備などで忙しいことだろう。

加えて、保険の住所変更は緊急性が高いものではないことから、後回しにしてしまうはずだ。

後回しにした結果手続きを忘れてしまうといったことがないよう、引っ越し前に手続きをしておくのも一つの手だ。

まとめ

まとめ 生命保険ナビ

本記事では、引っ越し後に必要な保険の手続きや手続きをしなかった場合のデメリット、住所変更をする際の注意点について解説した。

生命保険を始めとする各種保険の手続きは、引っ越し後の作業の中では、何かと後回しにされがちである。

ただ、住所変更をきっかけとして保険の見直しを行ういい機会にもなるだろう。

保険の見直しを行う際には、保険のプロに相談することがおすすめだ。

ただ、保険のプロは数多く存在するため、自分の状況に適した保険を提案してくれるかなど、自分にとって良い担当者であるかを見極めることは難しい。

誰に相談すれば良いか迷ったら、「生命保険ナビ」というマッチングサイトを利用してみよう。

「生命保険ナビ」とは、全国の保険のプロの中から自分の条件や意向に合った担当者を選べるサービスだ。

無料相談も可能であるため、是非活用してほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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