貯金口座におすすめの銀行は?実際の選び方についても解説

この記事で解決できるお悩み
  • 貯金口座は開設した方がいいのか
  • 銀行口座を生活費用と貯金用に分ける方法を知りたい
  • 貯金口座におすすめの銀行の選び方と候補を知りたい

貯金口座とは、普段使う生活費口座とは別に「貯めるお金」を管理するための口座である。

銀行に「貯金口座」という専用の商品があるわけではなく、普通預金や定期預金などを、貯金目的で分けて使うイメージだ。

生活費と貯金を同じ口座で管理していると、どこまで使ってよいお金なのかが分かりにくくなる。貯金専用の口座を分けることで、先取り貯金や目的別管理がしやすくなる。

この記事では、貯金口座の使い方、銀行を選ぶときの確認ポイント、貯金口座に向いている銀行をわかりやすく解説する。

※本記事内の預金金利は、2026年5月13日時点で確認できた公式情報をもとに、年利・税引前で記載している。金利やキャンペーン内容は変更・終了されることがあるため、申し込み前に各銀行の公式サイトで最新条件を確認しよう。利息には原則として20.315%の税金がかかる。

目次

貯金口座の開設をおすすめする理由|生活費と貯めるお金を分けられる

貯金口座の開設をおすすめする理由は、生活費と貯めるお金を分けて管理できるからである。

同じ口座で家賃・食費・クレジットカードの引き落とし・貯金をまとめて管理すると、残高が多く見えてしまい、気づかないうちに使いすぎることがある。

一方で、貯金用の口座を分けておけば「使ってよいお金」と「残しておくお金」が見えやすくなる。

  • 生活費と貯金を分けて管理できる
  • 給料日に先取り貯金しやすい
  • 旅行費・教育費・生活防衛費など目的別に貯めやすい
  • 普段使いの口座から切り離すことで使いすぎを防ぎやすい

特に、なかなか貯金が続かない方は、余ったお金を貯めるのではなく、給料が入った直後に貯金分を移す仕組みを作るのがおすすめだ。

貯金口座の使い方|日常の支払いには使わない

貯金口座は、日常の買い物やクレジットカードの引き落としに使わないことが基本である。

ただし、すべてのお金を定期預金などに入れてしまうと、急な出費に対応しにくくなる。病気・冠婚葬祭・家電の故障などに備えるお金は、すぐ引き出せる普通預金に残しておこう。

貯金口座を続けやすくするには、次のようなルールを決めるとよい。

  • 貯金したい目標金額と使う時期を決める
  • 毎月の給料日直後に自動振替を設定する
  • 日常の買い物や引き落としには使わない
  • すぐ使わないお金は定期預金も検討する

はじめに、目標金額と使う時期を決めよう。たとえば「半年後までに旅行費用を20万円」「1年で生活防衛費を50万円」など、目的が具体的なほど続けやすい。

次に、給料日直後に自動振替を設定する。手取りが入ったあとすぐに貯金分を移せば、残った金額の範囲で生活する習慣を作りやすい。

また、すぐに使う予定がないお金は定期預金に預ける方法もある。定期預金は普通預金より金利が高い場合があり、途中で引き出すには中途解約の手続きが必要になるため、むやみに使ってしまう抑止力にもなる。

ただし、定期預金を中途解約すると、当初の金利ではなく所定の中途解約金利が適用されることがある。近いうちに使う予定があるお金まで定期預金に入れないよう注意しよう。

貯金口座を上手に使うには、金利の高さだけでなく「自動で貯められるか」「目的別に分けられるか」「必要なときに無理なく引き出せるか」も確認することが大切である。

貯金口座におすすめの銀行の選び方|金利だけでなく仕組みで選ぶ

貯金口座に使う銀行は、単に金利が高いだけで選ぶのではなく、貯金を続けやすい仕組みがあるかを確認しよう。

確認したいポイントは次のとおりである。

  • 普通預金の金利と優遇条件
  • 定期預金の金利・預入期間・最低預入金額
  • 自動振替や目的別口座など、貯める仕組みの有無
  • 満期時の取扱方法(元利継続・元金継続・自動解約など)
  • 中途解約時の取扱いや中途解約金利
  • ATM手数料・振込手数料・入出金のしやすさ
  • キャンペーン金利の場合は、受付中かどうか

普通預金や定期預金の金利は、同じ条件で比較するなら高いほうが有利になりやすい。ただし、金利は商品・預入期間・残高・口座連携などの条件で変わる。

特に、証券口座との連携サービスやキャンペーン金利は、対象期間・対象者・預入上限・残高上限が決められている場合がある。表示金利だけで判断せず、適用条件を必ず確認しよう。

定期預金を使う場合は、満期時の取扱方法も重要である。たとえば「元利継続」を選ぶと、元本と利息を合わせた金額で継続される。一方で「自動解約」を選ぶと、満期時に普通預金へ戻る。

どの方法がよいかは、貯金の目的や使う時期によって異なる。使う予定が近いお金は満期で普通預金へ戻す、長く貯めるお金は元利継続を検討するなど、目的に合わせて選ぼう。

また、銀行預金は預金保険制度の対象である。定期預金や利息の付く普通預金などは、1金融機関ごとに預金者1人あたり元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護される。

1,000万円を超えるまとまった資金を預ける場合は、金融機関を分けることも検討しよう。

なお、外貨預金や投資信託は、預金口座と同じ感覚で使うとリスクを誤解しやすい。元本保証を重視して貯金するなら、まずは円普通預金や円定期預金を中心に考えるのが分かりやすい。

まとめると、貯金口座におすすめの銀行は、金利の高さだけでなく、先取り貯金のしやすさ、目的別管理のしやすさ、定期預金の条件、手数料、預金保険の範囲まで確認しやすい銀行である。

貯金口座におすすめの銀行3選|目的別管理・証券連携・定期預金で比較

貯金口座におすすめの銀行3社を比較するポイント

ここでは、貯金口座として使いやすい候補として、住信SBIネット銀行・楽天銀行・SBI新生銀行の3行を紹介する。

いずれもネットで管理しやすい銀行だが、向いている人は異なる。まずは全体像を確認しよう。

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銀行向いている人主な金利・機能注意点
住信SBIネット銀行目的別にお金を分けて貯めたい人円普通預金:年0.30%
SBIハイブリッド預金:年0.31%
目的別口座を最大10個まで作成可能
キャンペーンは早期終了する場合がある。SBIハイブリッド預金はSBI証券連携向け。
楽天銀行楽天証券との連携や普通預金の優遇金利を活用したい人普通預金:年0.30%
マネーブリッジ利用時:1,000万円以下は年0.38%、1,000万円超は年0.32%
ボーナス金利込みで最大年0.64%
最大金利には条件・残高上限がある。マネーブリッジの設定完了時期も確認する。
SBI新生銀行SBI証券連携や新規口座開設者向け定期預金を活用したい人円普通預金:年0.30%
ダイヤモンドステージ:年0.40%
SBIハイパー預金:年0.50%
スタートアップ円定期預金1年もの:年1.30%
SBIハイパー預金と住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金は同時利用できない。
※金利は年利・税引前。2026年5月13日時点で確認できた公式情報をもとに記載。

金利は年利・税引前で表示している。預金金利やキャンペーン内容は変更されるため、申し込み前に各銀行の公式サイトで最新条件を確認しよう。

住信SBIネット銀行|目的別口座を最大10個まで作れる

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項目主な内容
円普通預金金利年0.30%
SBIハイブリッド預金金利年0.31%
貯金向け機能目的別口座を最大10個まで作成可能。定額自動振替にも対応
注意点定期預金キャンペーンは早期終了・条件変更される場合があるため、申込前に受付状況を確認する

住信SBIネット銀行は、貯金用の口座を目的別に分けたい方に向いている銀行である。

代表口座とは別に、目的別口座を最大10個まで作成できる。旅行費、教育費、生活防衛費、車の購入費など、目的ごとに名前を付けて管理できるため、何のためのお金なのかが分かりやすい。

また、代表口座から目的別口座へ定額自動振替を設定できる。給料日直後に自動で移すようにしておけば、意識しなくても先取り貯金を続けやすい。

目的別口座は、ATMや振込で直接出金できない。出金するには代表口座へ振り替える必要があるため、うっかり使ってしまうのを防ぎやすい点も貯金口座向きである。

一方で、定期預金キャンペーンは受付期間中でも早期終了することがある。実際に、公式ページ上で予定期間中でも「好評につき受付終了」と表示されるケースがあるため、キャンペーン金利を目的に申し込む場合は、過去のプレスリリースではなく、現在のキャンペーンページや金利一覧で受付中かどうかを確認しよう。

SBIハイブリッド預金はSBI証券との連携で使う預金である。投資の待機資金として使いやすいが、純粋に貯金だけを目的にするなら、目的別口座と普通預金・定期預金を組み合わせると管理しやすい。

楽天銀行|マネーブリッジ利用時は1,000万円以下が年0.38%

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項目主な内容
普通預金金利年0.30%
普通預金金利(マネーブリッジ利用者)1,000万円以下:年0.38%
1,000万円超:年0.32%
ボーナス金利条件達成により上乗せあり。普通預金全体の最大金利は年0.64%
貯金向けの特徴楽天証券との連携で普通預金の優遇金利を活用しやすい

楽天銀行は、楽天証券を利用している方や、これから楽天証券口座を開設する予定がある方に向いている銀行である。

楽天銀行と楽天証券の口座連携サービスであるマネーブリッジを設定すると、普通預金に優遇金利が適用される。普通預金として置いておきながら、一定の優遇金利を狙える点が特徴だ。

ただし、優遇金利には残高上限があり、1,000万円以下と1,000万円を超えた分で金利が異なる。また、前月末までにマネーブリッジの設定が完了しているかどうかで、適用開始のタイミングも変わる。

楽天銀行では、条件達成に応じたボーナス金利も用意されている。ただし、給与・年金受取、口座振替、デビットカード利用、楽天関連サービスの利用など、条件ごとに適用範囲や残高上限が異なる。

そのため、最大金利だけで判断するのではなく、自分が自然に達成できる条件か、対象残高はいくらまでかを確認しよう。

楽天ポイントや楽天証券との連携を重視する方にとっては、貯金用の普通預金口座として使いやすい候補である。

SBI新生銀行|SBIハイパー預金は年0.50%、新規口座開設者向け定期預金もある

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項目主な内容
円普通預金金利スタンダード〜プラチナ:年0.30%
ダイヤモンド:年0.40%
SBIハイパー預金金利年0.50%
パワーダイレクト円定期預金100ダイヤモンドステージの場合、100万円以上の預入で3ヵ月・6ヵ月もの年1.00%
新規口座開設者向けスタートアップ円定期預金1年ものが年1.30%。対象者・申込可能期間を確認

SBI新生銀行は、SBI証券との連携やステージ優遇、新規口座開設者向けの定期預金を活用したい方に向いている銀行である。

SBIハイパー預金は、SBI証券とSBI新生銀行の口座間の資金移動を自動化できる円預金である。SBIハイパー預金の残高はSBI証券の買付余力に自動反映されるため、投資の待機資金を置く口座としても使いやすい。

SBIハイパー預金を利用すると、ダイヤモンドステージの優遇を受けやすくなる。ダイヤモンドステージでは、円普通預金や一部の円定期預金で優遇を受けられる場合がある。

また、新規口座開設者向けのスタートアップ円定期預金では、対象期間内の個人顧客に限定して優遇金利が設定されている。対象となるのは、原則として口座開設月を含む3ヵ月目の末日までに預け入れる個人顧客である。

インターネットで申し込む場合のスタートアップ円定期預金は、1口30万円以上、1円単位で預け入れできる。満期取扱は自動解約型のため、満期後の資金の置き場所もあわせて考えておこう。

ただし、SBI新生銀行のSBIハイパー預金と、住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金は同時に利用できない。SBI証券との連携サービスを使う場合は、どちらを使うか事前に確認しておこう。

また、定期預金はステージ・預入額・預入期間によって金利が変わる。中途解約すると優遇金利が適用されず、所定の中途解約利率が適用されることがあるため、すぐ使う予定のあるお金は普通預金に残しておくと安心だ。

貯金口座を選んだ後、資産運用まで迷う場合は相談も選択肢

貯金口座におすすめの銀行は、金利の高さだけでなく、自動振替・目的別管理・定期預金の条件まで確認して選ぶことが大切である。

目的別に貯めたいなら住信SBIネット銀行、楽天証券との連携を重視するなら楽天銀行、SBI証券連携や新規口座開設者向け定期預金を活用したいならSBI新生銀行が候補になる。

銀行の金利やキャンペーンは短期間で変わることがある。申し込み前には、普通預金金利、定期預金金利、キャンペーンの受付状況、満期時の取扱方法、中途解約時の条件を確認しておこう。

まずは、生活費口座と貯金口座を分け、毎月自動で貯める仕組みを作ることが重要である。

そのうえで、貯金だけでなくNISAや投資信託などの資産運用まで含めて迷う場合は、資産状況や目的に合わせて専門家へ相談するのも一つの方法である。

現在、下記ボタンから申し込むと無料で資産運用の相談ができる。

貯金の次に何をすべきか、資産運用にいくら回してよいか不安がある方は、無料相談を活用して整理してみてもよいだろう。

出典

住信SBIネット銀行株式会社「円預金金利および短期プライムレート改定のお知らせ」(公開日:2025年12月22日)
住信SBIネット銀行「目的別口座」
住信SBIネット銀行「SBIハイブリッド預金」
住信SBIネット銀行「円定期預金」
住信SBIネット銀行「円定期預金2年もの 特別金利キャンペーン」
楽天銀行「普通預金 – 商品詳細説明書」
楽天銀行「普通預金(マネーブリッジ利用者)- 商品詳細説明書」
楽天銀行「普通預金(ボーナス金利)」
株式会社SBI新生銀行「円普通預金およびSBIハイパー預金の金利改定について」(公開日:2025年12月22日)
SBI新生銀行「円普通預金-高金利で選ばれる円預金」
SBI新生銀行「SBIハイパー預金」
SBI新生銀行「パワーダイレクト円定期預金」
株式会社SBI新生銀行「新規口座開設者向け 円定期預金の金利引き上げについて」(公開日:2026年5月1日)
SBI新生銀行「スタートアップ円定期預金(新規口座開設のお客さま限定)」
金融庁「預金保険制度」

この記事を書いた人

証券会社・証券口座メディア編集部は、ネット証券から対面・外資系証券まで多様な証券会社の選択肢を解説し、投資初心者でも最適な口座を開設できるよう支援している。元証券会社勤務者の知見を活かし手数料やサービス内容を客観的に比較し、おすすめのネット証券や対面証券をご紹介。運営元アドバイザーナビ株式会社は資産運用アドバイザーと投資家のマッチングサービス「資産運用ナビ」を展開し、読者が信頼できる相談先を提案している。透明性の高い情報提供を通じて、資産形成の第一歩を後押しする。