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株を活用した資産形成の秘訣!リスク管理のポイントも解説

この記事で解決できるお悩み
  • 株式投資で資産形成がしたい
  • 株式投資で資産を減らしたくない
  • 資産形成におすすめの方法が知りたい

資産形成の手段として株式投資を選択する人は少なくない。

株式投資には、値上がり益や配当、株主優待などさまざまな魅力が存在する。

しかし、株式投資にはリスクがつきものなので、なるべく安定的に運用するには抑えておきたいポイントもいくつかある。

今回の記事では、株式投資に興味がある方に向けて、リスクを適切に管理する方法や資産形成におけるポイントを詳しく解説していく。

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目次

株で始める資産形成の基本原則

株で始める資産形成の基本原則 わたしのIFA

資産形成の方法には、預貯金や株式、投資信託、債券などさまざまな手法がある。

ここでは、株式を利用して始める資産形成の基本原則について解説する。

株式投資の特徴

株式は、企業が資金調達のために発行するものだ。

投資家は、発行された企業の株式を購入し、企業に資金を提供する対価として配当や値上がり益を享受することができる。

しかし、投資した企業の業績悪化や経営方針の変更によって、株価が値下がりしたり株式としての価値がなくなったりする可能性もある。

株式に投資をする際は、証券会社に口座を開設して、証券取引所に上場している株式を購入するのが一般的だ。

株式投資によって投資家が得られる利益には、以下のような種類がある。

  • 値上がり益
  • 配当
  • 株主優待

何を目的として株式投資を行うかによって、銘柄を選ぶポイントが変わってくる。

「将来的に資産を大きく成長させたい」と思うなら、値上がり益の期待できる成長性の高い銘柄を選ぶと良いし、「お小遣いがわりに定期的な収入を得たい」と思うなら、配当利回りの高い安定性の高い銘柄を選ぶのも良いだろう。

人によって運用ニーズや許容できるリスクの大きさは異なるため、まずは自分の株式投資に対する考え方を整理して、投資目的をはっきりさせることが重要だ。

積立投資の重要性

株式投資で資産形成を図る際は、積立投資を活用しよう。

積立投資は、毎月など決まった頻度で定額投資を行う投資方法だ。

毎月少額からも始められて、投資初心者でも無理なく挑戦できるのが特徴だ。

あらかじめ積立投資の設定をしておけば、あとは自動的に買い付けできるため、仕事や家事などで忙しい人も手間をかけずに資産形成を行える。

積立投資では、効果的に資産形成を行えるのもメリットだ。

以下は、毎月5万円を積立投資していった場合の資産運用シミュレーション表だ。

スクロールできます
想定利回り/運用期間10年20年30年
3%6,987,071円16,415,100円29,136,844円
5%7,764,114円20,551,683円41,612,932円
7%8,654,240円26,046,333円60,998,550円

積立投資は、運用を継続するほど資産が大きく成長しやすい。

例えば、毎月5万円年率3%で30年間運用した場合、投資元本は1,800万円であるのに対し、約1,114万円の運用収益が期待できる。

もちろん上記のシミュレーションはあくまで理論上の予測値に過ぎないが、長期間運用することによって大きな資産形成効果が見込めることは株式投資の魅力だといえる。

株式投資でリスク管理を行う重要性

株式投資では、適切なリスク管理を行うことが重要だ。

「リスク」と聞くと、「危険」「損失」という意味をイメージする人が多いが、実際はそうではない。

資産運用でのリスクとは、「不確実性」「リターンの変動幅」という意味を表す。

投資におけるリスクは、資産運用による成果の変動幅がどれだけありそうかということを意味している。

ハイリスクは、プラス・マイナスどちらの方向にいくとしても、その変動幅が大きくなりやすいということだ。

つまり、「リスクが高い(ハイリスク)金融商品」とは、損しやすい金融商品という意味では必ずしもなく、「大きく利益を得られる可能性があるが、大きな損失が生じる可能性もある金融商品」だということを示している。

一方、ローリスクな金融商品は、大きな利益は期待できないが、損失が生じる場合もそれほど大きくならないだろうと判断できる。

リスクとリターンは常に表裏一体の関係にあるため、大きなリターンを狙うとリスクも大きくなり、リスクを抑えようと思うとリターンも小さくなる。

資産形成を行う際は、リスクが実際に発生した場合に、自分の現在の生活や将来のライフイベントに大きな影響を与えないように管理することが重要となる。

そのためには、どの程度の価格の変動幅であれば受け入れられるかをあらかじめ考えておくことが必要だ。

また、資産形成は余剰資金で行うことも重要だ。運用がうまくいかず、大きな損失が生じてしまっても、日々の生活に影響が出ないようにある程度は手元で現金を確保しておこう。

株で資産形成するためのリスク管理法

株で資産形成するためのリスク管理法 わたしのIFA

株式で資産形成を行う際のリスク管理方法を具体的に紹介する。

なるべく安全に株式投資を行いたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてほしい。

業績が安定している銘柄の選定

リスクを抑えて投資をしたいなら、なるべく業績が安定している銘柄を選ぶようにしよう。

特に、「しっかりと収益を得ているか」「財務状況は健全か」の2点に注目するのが大事だ。

企業の収益力をチェックするためには、売上高や営業利益、経常利益、純利益など会社の利益に関する項目を確認する。

売上高は会社が企業活動によって得た商品・サービスの販売額の合計のことだ。

 営業利益はその中でも本業で得た利益を表す。

また、経常利益は、本業の利益である営業利益から営業外の金融収支などを加味して算出される利益を表す。

最後に、純利益は発生した特別損益等を加味した最終的な利益のことだ。

過去の数字や同業他社の数字と比べて、どのように変化しているかを確認することで、事業が好調なのか不調なのかを判断しやすくなるだろう。

財務の健全性をチェックするためには、貸借対照表の数字を確認しよう。

純資産(株主資本)が大きく負債が少ない企業の方が、財務の健全性が高いと考えられる。

損失が出た時の対処法

株式投資にはリスクが伴うため、株価が急に下落して損失が発生してしまうこともある。

企業業績や国内景気の悪化、為替相場の変動などの要因によって、株価は変動しやすくなる。

保有している銘柄の株価が急落して含み損が発生した場合、すぐに売却したり買い増したりするのではなく、まずは株価下落の理由を調べよう。

株価下落の原因を分析した結果、今後も損失が回復しないだろうと判断できる場合は、含み損の金額が小さいうちに損切りを行うのも選択肢の一つだ。

逆に、相場全体の一時的な下げだと判断できる場合は、同じ銘柄を安く買い増しできるチャンスだともいえる。

すぐに株価が回復しなくても将来的に成長が見込める銘柄であれば、株価が下がったタイミングで買い増しをするのも良いだろう。

資産分散・時間分散の実行

株式投資のリスクを抑えるためには、投資方法にも注意しよう。

「資産(銘柄)分散」「時間分散」を意識することで、投資リスクを抑えやすくなる。

資産分散とは、特徴の異なる複数の資産を組み合わせて投資することだ。

一つの銘柄に集中して投資するのではなく、複数の銘柄に分散して投資することで、特定の銘柄の値下がり分を他の銘柄の値動きでカバーしやすくなる。

ここで大事なのが、なるべく同じ値動きをしないような他業種の銘柄に投資することだ。

一つの業種だけではなく複数の業種の株式に投資することで、それぞれが異なる値動きをしやすくなり、価格変動リスクを軽減しやすくなる。

さらに、日本だけではなく米国などの海外株式に投資するのも資産分散の一つだ。

投資する地域を分散させることでも、価格変動リスク軽減効果を得られる。

また、投資タイミングを分散させるのも重要だ。

投資するタイミングを一度にまとめるのではなく、複数回に分散させることで、高値つかみを防いで購入単価を平準化できる。

もちろん資産分散や時間分散は投資方法の一つであり、すべての人に適した投資スタイルというわけではない。

自分に適した投資スタイルや投資戦略を選び、資産形成を行うように心がけよう。

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資産形成におすすめの投資法を紹介

資産形成におすすめの投資法を紹介 わたしのIFA

株式投資以外にも資産形成に適した投資方法はいくつか存在する。

ここでは、債券や投資信託の基本的な内容や新NISAの仕組みについて紹介する。

債券

債券は、国や企業などがお金を借りるために発行する証書のようなものだ。

あらかじめ満期までの期間と利率が決まっているため、安定的に運用できるのが特徴だ。

債券は、発行体に利息と元本の支払い義務があるため、株式に比べて元本の安全性は高い。

ただし、満期までの間に発行体が破綻などしてしまうと、元本や利息が支払われない可能性もある。

預貯金に比べると金利は高いものの、株式や投資信託などに比べるとリターンはさほど期待できない。

安定した利息収入を求める方や、ポートフォリオに比較的安全な資産を組み入れたいという方に適している。

投資信託

投資信託は、投資家から集めたお金をプロがまとめて株式や債券、不動産などのさまざまな資産に投資を行う金融商品だ。

少額からでも購入できて、複数の資産・銘柄に手軽に分散投資ができるため、投資の初心者にも適している。

銘柄によって運用方針や組み入れ比率、投資銘柄、運用コストなどが異なるため、投資する前に目論見書や商品パンフレットなどをしっかりと確認するのをおすすめする。

新NISA

投資にかかる税負担をなるべく抑えたいという方は、新NISAの活用がおすすめだ。

通常、投資から得られた利益に対しては、20.315%の税金がかかる。

しかし、NISA口座内での投資から生まれた利益については非課税となるため、税制上のメリットが大きい。

つみたて投資枠では、一定の基準を満たす投資信託に限られているため、投資初心者でも安定して運用できる商品を選びやすい。

成長投資枠では、幅広い投資信託や株式、ETFにも投資できるため、運用ニーズに合わせて柔軟に活用できる。

自分のニーズに合わせて、つみたて投資枠と成長投資枠をうまく使い分けよう。

株式投資を活用した資産形成の相談は誰にすべき?

株式投資を活用した資産形成の相談は誰にすべき? わたしのIFA

株式投資で資産形成を行う場合は、専門家への相談がおすすめだ。

以下では、専門家への相談を推奨する理由や、おすすめの相談先を紹介する。

株式投資を活用した資産形成における専門家の重要性 

株式投資で資産形成を図る場合は、長期的に安定して成長する銘柄選びが重要だ。

投資に適した銘柄を選ぶためには、企業の業績や決算内容、財務諸表などを読み込んで、投資の可否を判断する必要がある。

投資初心者の中には、自分でこうした分析を行うのはハードルが高いと感じる方もいるだろう。

資産運用の専門家に相談することで、銘柄選びのサポートを行ってくれたり、株式投資に関する疑問や不安に答えてくれたりするため、安心して資産形成を始められる。

IFAの役割とメリット

資産形成について相談できる先はいくつか存在するが、その中でも特にIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)の利用がおすすめだ。

IFAは、証券会社や銀行といった金融機関から独立した資産運用の専門家だ。

顧客への資産運用アドバイスや金融商品の提案・仲介まで幅広い業務に対応している。

会社の営業方針や販売ノルマに影響されずに業務を行うため、中立的な目線でのアドバイスが期待できるというメリットがある。

会社都合の転勤や異動も原則として発生しないため、長期的に信頼関係を築きながら資産運用について相談したいという方にも適しているだろう。

IFA検索サービス「わたしのIFA」の活用法と利用推奨

IFAを利用する際は、自分に適したアドバイザー選びが重要だ。

どのようにアドバイザーを探せば良いかわからないという方は、IFA検索サービス「わたしのIFA」を活用してみてほしい。

住まいや金融資産、運用ニーズなどを入力すると、全国のIFAデータベースから自分に適したアドバイザーが検索・表示される。

アドバイザーの経歴や得意分野などはプロフィールページから確認できるため、詳細を把握した上で納得して面談に臨めるというメリットがある。

相談料は無料で、何回でも相談できるため、資産形成の相談先として気軽に利用しやすいのも魅力的だ。

まとめ

まとめ わたしのIFA

株式で資産形成を始める際は、収益性だけでなくリスク管理にも注目して、安定的に運用を心がけることが大事だ。

分散投資や積立投資を実践することで、リスクを抑えつつ効果的に資産形成が行えるだろう。

本記事では、具体的なリスク管理方法や、資産形成におすすめの投資手法などを詳しく紹介した。

しかし、これらはあくまで一例であり、資産形成の最適解は個人によって異なる。

そのため、資産形成に関する疑問や不安がある方は、ぜひ専門家からのアドバイスを受けてみよう。

特にIFAは、中立的な立場からあなたに最適なアドバイスを長期にわたって提供してくれるというメリットがある。

IFA検索サービス「わたしのIFA」を活用して、あなたに適したIFAを探してみよう。

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株の資産形成に関するQ&A

株で資産形成する際の秘訣はありますか?

株式で資産形成を始める場合は、長期での「積立投資」を意識しよう。

長期間運用を継続することで、利益がさらに利益を生む「複利効果」を最大限に活かしやすくなるというメリットがある。

運用期間が長くなるほど複利効果が高まるため、時間を味方につけてお金を増やしていくことが可能となる。

また、あらかじめ積立投資の設定をしておけば、毎月決まった金額が自動的に購入されるため、自分で購入手続きをする必要がない。

仕事や家事で忙しく、なかなか投資に時間を割けないという方にもおすすめの方法だ。

資産形成に向いている投資法はどれですか?

資産形成を目的とした投資方法には、株式投資の他に債券投資や投資信託での投資などがある。

それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なるため、自分のリスク許容度や求めるリターンに合わせて選ぶのが重要だ。

投資初心者の方や、なるべく税負担を抑えたいという方の場合は、新NISAを活用しよう。

投資信託や株式から生じる利益をすべて非課税で受け取れるため、税制面のメリットが大きい。

つみたて投資枠は、長期の分散・積立投資に適した一定の投資信託のみが対象となるため、どんな商品を選べば良いかわからないという初心者にも利用しやすいだろう。

資産形成でリスク管理をするにはどうすればいいですか?

資産形成で適切にリスク管理を行うためには、「資産分散」と「時間分散」を意識しよう。

資産分散は、投資する資産の種類や銘柄を分散させることで、価格変動リスクを抑える投資方法だ。

値動きの異なる複数の資産に分散して投資することで、特定の資産が急落したときに、他の資産の値動きで損失をカバーしやすくなるというメリットがある。

時間分散は、投資するタイミングを分散させることで、価格が高いタイミングで一括投資してしまうのを防げる投資方法だ。

高値つかみを防ぐことで、長期的に安定したリターンを期待しやすくなるだろう。

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※本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。投資家とIFA(資産アドバイザー)とのマッチングサイト「わたしのIFA」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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