- 楽天証券で人気の投資信託が知りたい
- 楽天証券の投資信託の売上ランキングが知りたい
- どの投資信託を選べば良いか迷っている
大手ネット証券の楽天証券は個人投資家からの人気が高く、利用しているという方も多いだろう。
豊富な商品ラインナップが用意されている分、どの商品を選べば良いか分からないと悩んでいる方も少なくない。
本記事では、楽天証券の投資信託のランキングを紹介していく。
自分に合った投資信託を選ぶポイントやおすすめの投資相談先についても紹介するので、ぜひ本記事を参考に適切な投資信託を選んで資産を運用していこう。
楽天証券の投資信託ランキング
まず、以下の3つの切り口で楽天証券の投資信託ランキングを確認していく。
- 資金流入ランキング
- 値上がり率ランキング
- 分配金利回りランキング
それぞれのランキング上位3商品とその内容について解説する。
楽天証券の資金流入ランキング
2024年5月において投資信託への資金流入が多い投資信託は以下の3銘柄だ。
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- 楽天・S&P500インデックス・ファンド
全世界株式・S&P500に投資する商品は個人投資家からの人気が高く、多くの資金が流入している。
NISAの買付金額ランキングでも3銘柄が上位を占めており、人気の高さが伺える。
いずれも世界の経済または米国経済が成長する恩恵を受けられる商品であり、継続的なリターンを期待できることから人気を集めている。
さらに低コストで運用できるインデックスファンドであることも人気の理由のひとつだ。
楽天証券の値上がり率ランキング
2024年6月5日時点での前月比値上がり率ランキングは以下の通りだ。
- NASDAQ100 3倍ブル
- NASDAQ100トリプル(マルチアイ搭載)
- テーマレバレッジ ゲーム&eスポーツ2倍
いずれもハイテク関連銘柄の相場上昇に伴ってリターンを得られる商品であることに加え、レバレッジ商品となっている。
相場の動きの2倍・3倍の動きとなるため、相場が上昇したタイミングで大きく値上がりをしているのだ。
特に、直近では半導体銘柄のNVIDIA株が大きく上昇している。
上記3つの銘柄にもNVIDIA株が多く含まれているため、月間で大きなリターンを得られていたのである。
楽天証券の分配金利回りランキング
2024年5月末時点の分配金利回りのランキング上位銘柄は以下の3つだ。
- GS日本株・プラス(通貨分散コース)
- 三菱UFJ Jリート不動産株ファンド〈米ドル投資型〉(3ヶ月決算型)
- フィデリティ・米国株式ファンド Dコース(分配金重視型・為替ヘッジなし)
いずれも投資元本の取り崩しをせず、運用成果から分配金を支払う仕組みのファンドである。
健全な分配金支払いでありながら利回りが高い商品となっているため、インカムゲインを目的とした投資に向いている商品だ。
ただし運用成果によって分配金が変動するため、運用状況によっては分配金が支払われない可能性もある。
あくまでも2024年5月時点での分配金利回りランキングである点に注意が必要だ。
楽天証券でおすすめの投資信託にはどんな特徴があるのか
ここまで楽天証券で人気の銘柄や値上がりしている銘柄、分配金利回りが高い銘柄をランキング形式で紹介してきたが、おすすめの投資信託はどういった特徴を持っているのだろうか。
楽天証券で人気を集める投資信託の特徴として以下の3点が挙げられる。
- インデックスファンド
- 海外株式中心
- 為替ヘッジなし
それぞれのポイントについて確認していこう。
インデックスファンド
まず、人気の投資信託はほとんどが「インデックスファンド」となっている。
インデックスファンドとは、日経平均株価などの市場指数に連動する運用成果を目指した投資信託のことだ。
通常、投資信託はファンドマネージャーと呼ばれる運用担当者が投資銘柄を分析・選定している。
企業を調査したり、相場の動向を先読みしたりしながら投資する銘柄の入れ替えを行っている。
しかしインデックスファンドは市場指数との連動を目指すため、指数と同一の銘柄構成で運用するだけで良い。
銘柄の分析・選定のコストがかからないため、商品自体も低コストで運用されていることが特徴だ。
また、インデックスファンドは市場をまるごと購入するイメージの商品であり、市場平均リターンを得られる点も魅力となっている。
低コストで市場の平均リターンを継続的に確保できる点が強みだ。
海外株式中心
現在人気を集めている投資信託は、海外株式に投資する商品が多い。
経済成長とともに資産の成長も期待できる海外の株式に資金を投じている個人投資家が増えているのだ。
特に人気なのが「全世界株式」「米国株式」に投資する商品である。
全世界株式に投資する商品も比率の大半が米国株式であるため、かなり多くの投資家が米国の株式に資金を投じていることになる。
経済大国である米国の企業は世界の経済をリードしていくような大規模な企業が多く、経済成長とともに株価も上昇してきた。
急速な成長を遂げる企業も多く、世界中から投資家の資金を集めている。
今後も当面は米国経済が世界をリードしていく可能性が高いため、米国株式に投資しておくことでリターンが期待できる。
米国株式や全世界株式に投資するインデックスファンドを活用し、低コストで中長期的なリターンを目指していくと良いだろう。
為替ヘッジなし
為替ヘッジなしのタイプの商品も楽天証券で人気を集めている。
為替ヘッジとは、海外の株式や債券に投資する投資信託において、為替相場の影響で基準価額が変動するリスクを抑える仕組みのことだ。
為替ヘッジがある商品の場合、為替相場が円高・円安になっても基準価額への影響は限定される。
一方で為替ヘッジがない商品の場合、投資対象の価格変動に加えて為替相場の変動によっても収益が変化する。
仮に投資対象が値上がりしていても、為替相場が円高に振れた場合は損失が生じる場合がある。
反対に投資対象が値下がりしていても、円安になったときは利益が得られる可能性もあるのが為替ヘッジなしの商品の特徴だ。
近年は円安の影響もあり、為替ヘッジなしの商品の方がリターンは大きくなりやすい環境だった。
投資家からの人気を集めている理由のひとつと言えるだろう。
ランキング上位がおすすめとは限らない!楽天証券であなたにあった投資信託を見つける方法
ここまで、楽天証券でランキング上位の銘柄やその特徴について解説してきたが、必ずしもランキング上位の銘柄を選ぶことが正しいとは限らない。
「ランキング上位だから」という理由だけで商品を選ぶのではなく、自分に合った商品を見極めて投資を行うことが大切だ。
ここでは、自分に合った投資信託を選ぶべき理由や商品選定のポイント、属性別のおすすめ投資信託について解説していく。
自分に合った投資信託を選ぶべき理由
自分に合った投資信託を選ぶべき理由として「投資の最適解が人によって異なる」という点が挙げられる。
世間一般における最適解が自分にも当てはまるとは限らず、ランキング上位の銘柄が自分に合わない可能性があるのだ。
例えば「独身の20代」と「子どもがいる50代」では、適切な投資商品は変わってくる。
前者はある程度リスクを取った運用で資産を増やすことが目標となるが、後者はリスクを抑えて資産を守りながら運用していくことが重要となる。
楽天証券は若年層の個人投資家も多く利用しているため、ランキング上位には株式中心のリスクが高めの商品が多い。
50代以降のリスク許容度が低い人がランキング上位銘柄を選んでしまうと、大きな損失を抱えて失敗してしまう可能性がある。
ランキング上位の銘柄を適当に選ぶのではなく、あくまでも参考にしながら自分に合う商品を見極めていくことが重要だ。
投資信託選びのポイント
自分に合った投資信託を選ぶ際、以下の3点をチェックしておこう。
- リスク許容度
- 運用目的
- 手数料
まず、自分自身のリスク許容度を把握することが大切だ。
投資でどの程度の損失を抱えるまで耐えられるのかという点を理解し、適切なリスク水準の商品を選択しよう。
リスク許容度が高ければ株式中心の商品、低い場合は債券中心の商品やバランス型ファンドを活用すると良い。
また、自分自身の運用目的も明確にして商品を選択しよう。
資産を増やしていきたいのであれば株式中心の商品、守ることを中心に運用する場合は債券中心の商品が良い。
定期的なインカムゲインの確保が目的であれば、分配金が支払われるタイプの商品を選ぼう。
そして、手数料についても比較しておきたい。
投資信託の手数料には、購入時にかかる「購入時手数料」や保有期間中にかかる「信託報酬」などがある。
似たような仕組みの商品でも信託報酬が異なる場合があるため、なるべく低コストで運用できる投資信託を選択しよう。
属性別のおすすめ投資信託
次に、属性別のおすすめ商品について解説していく。自身の属性に近いものを参考に商品を選定しよう。
まず、資産形成初期段階の若年層は「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」や「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」がおすすめだ。
若年層はある程度リスクを取れるため、株式中心のファンドで積極的にリターンを狙うことが推奨される。
低コストなインデックスファンドで海外株式の成長の恩恵を受けると良いだろう。
一方、投資で資産を増やした50代・60代の方は「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」や「ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)」などをおすすめする。
複数の資産に均等に配分されており、リスクを抑えて資産を守る投資を実践できる点が特徴だ。
自身の資産状況や年齢、リスク許容度に合わせて商品を選択しよう。
楽天証券でおすすめの投資信託を探しているならIFAに相談しよう
ここまでおすすめの商品を解説してきたが、投資のリスクを自己管理することは容易ではなく、損失を被る可能性も高まる。
自分に合った投資信託を見つけ出すためにも、投資助言を行う専門家「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」への相談を推奨する。
ここでは、専門家に相談すべき理由やIFAの役割、IFA検索サービス「資産運用ナビ」について解説していく。
専門家に相談すべき理由
投資助言を行う専門家に相談すべき理由として「最適な投資戦略に最短で辿り着ける」という点が挙げられる。
自分のリスク許容度や運用目的にぴったりの投資戦略を提案してもらえるため、効率的に資産運用を行えるのだ。
前述の通り、リスク許容度や運用目的、年齢などによって最適な商品は異なる。
楽天証券では2,500種類以上の投資信託を取り扱っているが、そのなかから自分に合ったものを探すことは容易ではない。
また、投資信託には価格変動リスクや為替リスク、金利変動リスクなどの各種リスクが伴う。
これらを管理しながら損失を回避していくことは初心者にとってハードルが高いと言えるだろう。
投資助言を行う専門家に相談することで、あなたのリスク許容度・運用目的にぴったりの商品を提案してもらえる。
投資における各種リスクの管理法も熟知しており、リスクを最小限に抑えた投資戦略の助言を得ることが可能だ。
最適な投資戦略で効率良く資産を運用していくためにも、専門家の力を借りることを検討してみよう。
IFAとは何か
専門家のなかでも「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)への相談がおすすめだ。
IFAとは特定の金融機関には所属せず、独立した立場で顧客の資産運用をサポートする資産運用アドバイザーである。
IFAは顧客からの相談を受け、ライフプランに基づいた投資計画を策定したり、提携する金融機関の商品を提案・仲介したりしている。
運用開始後の定期的な資産見直しなども助言してくれるため、資産運用を総合的に支援してもらえることが特徴だ。
また、金融機関から独立しているため、顧客に対して中立な立場を保っている点もIFAの強みとして挙げられる。
手数料が高い商品やリスクが高過ぎる商品などを提案される心配がないため、安心して相談できるだろう。
そしてIFAには転勤や異動といった制度がなく、同じ担当者が長期にわたってサポートしてくれる。
資産運用だけでなく、生命保険や相続・贈与などのさまざまな相談に乗ってくれるため、長期にわたる信頼関係を構築できる点が魅力だ。
中立な立場からの長期にわたる投資助言を希望する方はIFAに相談してみてはいかがだろうか。
IFA検索サービス「資産運用ナビ」
相談先のIFAをお探しの方は、IFA検索サービス「資産運用ナビ」の利用をおすすめする。
「資産運用ナビ」とは、相談先を探す投資家とIFAをマッチングさせるオンラインプラットフォームのことだ。
IFAとのマッチングは非常に簡単で、あなたの資産状況やアドバイザーの希望条件をフォームに入力するだけで良い。
あとはIFAを知り尽くした「資産運用ナビ」があなたにぴったりのIFAを全国のデータベースから抽出して紹介を行う仕組みとなっている。
IFAの紹介料や相談費用は原則無料、面談は全国47都道府県どこでも対応可能だ。
対面だけでなくWEBでの面談も可能となっており、いつでも気軽にIFAとマッチングできる。
信頼できる相談先をお探しの方は、ぜひこの機会に「資産運用ナビ」を活用して自分に合うIFAを探してみてはいかがだろうか。
楽天証券のランキングを参考に最適な投資信託を選ぼう
本記事では、楽天証券の投資信託について「資金流入」「値上がり率」「分配金利回り」という3つの観点からランキングを紹介してきた。
楽天証券ではインデックスファンドや海外株式中心の商品、為替ヘッジなしの商品の人気が高い。
しかし人気ランキング上位の商品を選ぶのではなく、自分に合った商品で運用を行うことが大切だ。
自分に合った投資信託を選びたいのであれば、投資助言を行う専門家に相談することを推奨する。
なかでもIFAは中立な目線から最適な投資プランを長期にわたって提案してくれる専門家だ。
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