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資産運用で老後資金2000万円は貯められる?必要な積立額を試算

この記事で解決できるお悩み
  • 資産運用で老後資金の準備を行いたい
  • 2000万円を貯めるのに必要な積立額を知りたい
  • 老後資金の準備に不安を抱いている

老後資金の目安といわれている2,000万円。

資産運用しながら2,000万円の貯蓄を目指す場合、毎月いくらの積立額が必要なのだろうか。

本記事では、老後資金2,000万円を資産運用で貯める場合に必要な積立額について、年代別にシミュレーションしていく。

2,000万円貯めるためのポイントも紹介するので、ぜひ資産運用に取り組む際の参考にしていただきたい。

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目次

【年代別】老後資金2000万円を貯めるのに必要な積立額

【年代別】老後資金2000万円を貯めるのに必要な積立額 わたしのIFA

資産運用のなかには、毎月決まった金額を買い付けていく「積立投資」という手法がある。

ここでは、老後資金の2000万円を積立投資で貯める場合、毎月必要となる積立額を年代別にシミュレーションしていこう。

20代

社会人として働き始める20代では、将来に向けた資産運用もスタートしたい。

仮に、25歳から65歳までの40年間で2000万円を貯める場合、必要となる積立金額は下記の通りだ。

25歳から40年間で2000万円を目指す場合

利回り(年利)必要な積立金額
0%4万1,667円
1%3万3,905円
3%2万1,597円
5%1万3,106円
参考:アセットマネジメントOne「資産運用かんたんシミュレーション」

資産運用を行わずに預金で積み立てる場合、毎月約4万円の積立額が必要となる。

若年層の20代にとっては、「毎月4万円も捻出する余裕がない」という人も多いだろう。

しかし、資産運用で利回りを得られると毎月の積立額も低く抑えられる。

運用期間が長く取れる20代は、時間を味方につけられることが大きな利点だ。

証券会社によっては少額から積立投資を始められるところもあるので、「まずは少額から始めてみて、収支に余裕ができたら積立金額を増額する」ということでもよいだろう。

30代

結婚や出産、マイホームの購入などライフステージの変化を迎えやすい30代では、老後資金の準備にも取り組み始めたい。

35歳から30年間で2000万円を貯める場合、必要となる積立金額は下記の通りだ。

35歳から30年間で2000万円を目指す場合

利回り(年利)必要な積立金額
0%5万5,556円
1%4万7,662円
3%3万4,321円
5%2万4,031円
参考:アセットマネジメントOne「資産運用かんたんシミュレーション」

およそ30年の運用期間がある30代では、比較的リスクを取った運用も可能だ。

株式に比重を置いたポートフォリオを組むことで、高いリターンを狙える可能性もある。

もちろん損失を負うリスクについてはきちんと検証する必要があるが、長期間積立投資を続けることでリスクを低減できるメリットもある。

まずは、家計の収支を見直して、毎月捻出できる積立額を試算してみよう。

40代

子供の教育費など大きな出費が発生しやすい40代では、「老後資金の貯蓄どころではない」という人も多いかもしれない。

しかし、2000万円というまとまった資金を用意するためには、なるべく早いうちに貯蓄に取り組む必要がある。

仮に45歳から65歳までの20年間で2000万円を目指す場合、必要となる積立額は下記の通りだ。

45歳から20年間で2000万円を目指す場合

利回り(年利)必要な積立金額
0%8万3,334円
1%7万5,313円
3%6万920円
5%4万8,658円
参考:アセットマネジメントOne「資産運用かんたんシミュレーション」

資産運用を行わない場合、毎月約8万円もの積立額が必要となる。

子供の教育資金がかかる中で8万円もの積立額を捻出するのは難しいと感じる人も多いだろう。

しかし、資産運用で利回りを得られると、積立金額もその分低く抑えられる。

もし「毎月数万円も積立をする余裕がない」という場合は、できる範囲内の積立額からスタートしても構わない。

子供の教育資金に目処がつき、収支に余裕ができてから積立額を増やすという計画でもよいだろう。

50代

いよいよセカンドライフが近づいてくる50代。

これまでマイホームの取得や子供の教育資金などでお金がかかり、「老後資金の準備に取り組めなかった」という人もいるかもしれない。

「今さら資産運用を始めても遅いのでは」と考えている人もいるだろう。

55歳から65歳までの10年間で2000万円を貯める場合、必要となる積立額は下記の通りだ。

55歳から10年間で2000万円を目指す場合

利回り(年利)必要な積立金額
0%16万6,667円
1%15万8,542円
3%14万3,122円
5%12万8,798円
参考:アセットマネジメントOne「資産運用かんたんシミュレーション」

55歳から10年間で2000万円を貯める場合、資産運用で利回りを得ても10万円以上の積立額が必要となる。

50代では給与のピークを迎える人が多いため、収支に余裕がある世帯も多いかもしれないが、それでも毎月10万円以上の積立額を捻出するのは負担も大きいだろう。

積立投資だけで2000万円を用意するのが難しい場合は、一部を退職金を充てることなども検討してみよう。

資産運用で2000万円を貯めるために気をつけたいこと

資産運用で2000万円を貯めるために気をつけたいこと わたしのIFA

資産運用で2000万円を貯める際は、次の4つのポイントに注意したい。

  • 積立金額は無理のない金額を設定する
  • 長期投資を前提とする
  • ライフイベントで必要なお金を把握する
  • プロに相談する

それぞれくわしく解説していこう。

積立額は無理のない金額を設定する

資産運用の初心者の中には、「早く資産を築きたい」という気持ちから積立額を無理やり捻出するケースも多く見られる。

しかし、資産運用を長く続けていくためには、無理のない積立金額を設定することが重要だ。

家計の収支に余裕がない場合は、無理に積立金額を捻出する必要はない。

証券会社によってはワンコインから積立ができるところもあるため、まずは少額から始めるのもひとつの選択肢だ。

できる範囲内で積立を続けて、家計の収支に余裕ができたときに積立額を増額するとよいだろう。

長期投資を前提とする

資産運用を始めると、少しの市場の変動が不安になり「やっぱり資産運用はこわい」と感じてしまうことがある。

中には、始めたばかりの積立をストップしてしまったり、積み立てた口数を売却してしまったりする人もいるほどだ。

しかし、資産運用の基本は「長期投資」である。

積立投資は長く続けるほどリスクを低減できる効果があるため、目先の市場変動に不安になりすぎず、淡々と積立を続けていくことが重要だ。

積立投資を続けるときは「最低◯年間は積立を続ける」など、運用計画を立てて取り組むようにしよう。

ライフイベントで必要なお金を把握する

資産運用に取り組む際は、これから迎えるライフイベントで必要となるお金についても把握しておきたい。

たとえば、「5年後にマイホームを購入するため、◯万円の頭金が必要となる」という人が、ハイリスク商品ばかりで運用するのは適切とはいえない。

値動きの変動が激しいハイリスク商品では、お金が必要となったときに利益が出ていると限らないためだ。

近い将来にまとまった出費がある場合は、一部を低リスク商品で運用するか、預貯金へ確保しておくことが望ましい。

運用計画を立てる際は、今後迎えるライフイベントを洗い出し、「いつどのくらいのお金が必要になるか」ということを明確にしておこう。

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資産運用で老後資金2,000万円を貯めるには誰に相談するべきか?

資産運用で老後資金2,000万円を貯めるには誰に相談するべきか? わたしのIFA

適切な資産運用に取り組むためには、金融のプロへ相談することも検討したい。

最近では、「IFA」と呼ばれる金融アドバイザーに資産運用の相談をする人が増えている。

IFAの役割とメリット

前述の通り、2,000万円準備するための運用を相談したいのであればIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)の活用がおすすめだ。

IFAとは、銀行や証券会社から独立した立場で顧客の資産運用をアドバイスしたり、サポートしたりする専門家である。

IFAは顧客からの相談を受け、希望のライフプランや資産状況などをヒアリングした上で運用プランを作成する。

そして目標リターンを達成するために最適な金融商品を提案・仲介し、顧客の資産運用を成功に導くことが大きな役割だ。

こうしたサポートは証券会社等の金融機関に在籍するアドバイザーからも受けられるが、IFAが大きく違うのは「金融機関から独立している」という点である。

会社の方針や営業ノルマが設定されることがなく、中立な立場から顧客にアドバイスを行える点がIFAの最大の強みだ。

また、IFAには原則として転勤制度がないため、長期的に関係性を築ける点もメリットとして挙げられる。

特に、老後資金の準備は長期間にわたって運用していくことになるため、継続的なサポートが重要となる。

IFAは定期的なフォローにより、顧客のライフステージの変化や投資先の市場環境の変化などに合わせた資産配分の見直しにも対応可能だ。

このように、従来の金融機関に在籍するアドバイザーに比べて寄り添ったサポートをしてくれる点がIFAの大きなメリットとなっている。

相談先としてIFAに魅力を感じる方は、ぜひ一度相談してみてはいかがだろうか。

IFA検索サービス「わたしのIFA」の活用法

信頼できるIFAをお探しの方は「わたしのIFA」を活用しよう。

「わたしのIFA」とは、IFAを探す投資家とアドバイザーをマッチングさせるサービスのことだ。

「わたしのIFA」では、あなたの資産状況や運用目的、性格などを総合的に診断した上で、全国のアドバイザーから最適な相談先を抽出・紹介している。

たった60秒、希望の条件を入力するだけでIFAを知り尽くした「わたしのIFA」が最適なアドバイザーを自動で診断する。

また、紹介されたアドバイザーについてはプロフィールを確認した上で面談への申し込みが可能だ。

アドバイザーの経歴や実績、得意分野、メインとしている顧客層などを事前に確認し、納得した上で面談に進める点も安心して利用できる材料のひとつと言えるだろう。

アドバイザーとの面談はWEBにも対応しているため、地方にお住まいの方でも気軽に相談できる。

全国47都道府県各地のアドバイザーがあなたの状況や考えを丁寧にヒアリングし、最適な運用プランを提案する。

さらに、サービスの利用に関して費用がかかるのは金融取引が発生したときのみで、相談料は原則としてかからない。

アドバイザーの提案に納得できるまでじっくり相談できる点も「わたしのIFA」の大きな魅力だ。

「老後資金の準備を始めたい」「相談先を探している」という方は、ぜひこの機会に「わたしのIFA」を活用してアドバイザーを探してみよう。

まとめ

まとめ わたしのIFA

豊かなセカンドライフを過ごすためには、老後資金をきちんと用意しておくことが欠かせない。

ここまで老後の資金として2,000万円をつみたてるためには、毎月いくら積立てる必要があるのか、具体的な金額を示してきた。

2,000万円を資産運用で用意するためには、より若いうちから積立投資を始めることで積立額を低く抑えられる。

また、計画的に2,000万円の貯蓄に取り組むためには、プロへ相談することもおすすめだ。

IFAは資産運用だけでなく、ライフプランニング形成のサポートから相談できるため、「資産運用を始めたいけど何をすればいいのか分からない」という人も1からサポートしてくれる安心感がある。

より適切な資産運用に取り組むためには、プロの力を借りることも検討してみよう。

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2,000万円の資産運用に関するQ&A

資産運用はいくらから始められますか?

選択する商品にもよるが、投資信託ならば証券会社によって100円からでもはじめられる。

日本株式では、100株で1単元になるので、5万円程度から購入できる。

今年から投資を始めるのであれば、運用の基本である「長期・分散・積立」で非課税制度の新NISAを利用して、投資信託の積立がおすすめだ。

貯金が2,000万円を超えたら、どのように運用すべきですか?

預金をしていても、金利が低く増えない、お金の価値が下がるインフレも進んでいる。

日本は現状がこのようになっているので、預金だけだと目減りしてしまう。

そのため、安定的な運用をすることが必要になっている。

2,000万円あるならば、今後のライフイベントを考えて余剰資金は投資に回そう。

具体的な商品選びに迷ったら、IFAに相談しよう。

資産運用における適切な金額はどれくらいですか?

一般的にはお金は3つに分けられる。

生活防衛資金は、いざというときのお金で生活費の半年から1年分程度である。

この資金は現金で用意しておく。次に5年以内くらいで、使う目的があるお金。

例えば子供の入学資金や住宅ローンの頭金などである。

この資金も定期預金などで準備する。残りが余剰資金で投資に回せる資金と言われている。

資産運用で2,000万円を貯めるポイントは何ですか?

「長期・分散・積立」であり、日々の値動きに一喜一憂せずに淡々と積立ていくことだ。

上がり下がりの波はあっても、今のところ経済は右肩上がりに上がっている。

長い目で見て、焦らないことが何より重要視される。

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※本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。投資家とIFA(資産アドバイザー)とのマッチングサイト「わたしのIFA」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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