カードローンのCM・看板をTVや街中で見かけたことがある人は多いはずだ。
ただ、実際のところ、カードローンにはどのような使い道があるのか疑問に感じている方もいるのではないだろうか。
今回の記事では、カードローンの使い道としてよくあるもの・リスクの高いもの・使える場面などについて紹介する。
記事の後半ではカードローンの審査・利用時に気を付けたいポイントについても解説する。
カードローンの申込を検討している方はぜひ参考にして欲しい。
カードローンの使い道は決められていない
よく耳にするローンの中には「住宅ローン」や「自動車ローン」のように借入の目的が限定されているものもある。
しかし、カードローンは基本的に使用目的を限定されることなく借入可能で、使い勝手の良いローン商品となっている。
そのため、使途が限定されているローンでは契約対象とならない借入も、カードローンであればカバーできる可能性が高い。
例えば、「旅行のための出費」「冠婚葬祭費」などの項目が挙げられる。
カードローンの使い道で多い用途は?
カードローンは使い道が限定されていないが、実際の利用者はどのようなことに借入金を使用しているのだろうか。
今回は、借入金の使途の中から、3つの項目を紹介する。
趣味・娯楽
「カードローンに頼るのは生活が苦しいとき」というイメージを持っている方もいるのではないだろうか。
そういう方にとっては意外な使い道かもしれないが、借入金は「趣味・娯楽」の費用として使用されることも多い。
具体的には、旅行に出かける・趣味に関するものを購入するといったものが当てはまる。
また、習い事の費用などに充てる方もいる。
こうした「趣味・娯楽」のために借入を行う方は、カードローン利用者の中でも年収が高い層に多いという統計データがある。
生活費
カードローンは、契約が済めば好きなタイミングで少額から借りることができる。そのため、生活費が足りないときにすぐに資金を得られるので、非常に便利と言える。
実際に、カードローンを利用している方の半数近くが借入金を生活費の補填として使用したことがあると回答している。
ただし、借りたお金を生活費として使用することにはリスクが伴う。
このリスクについては、「使い道によってはカードローンが利用できない?」の項目で詳しく触れる。
遊興費
みなさんは「給料日直前に飲み会の予定が入ってしまった」経験があるだろうか。このような外食・飲み会のためにカードローンを利用する方もいる。
特に、いま例に挙げたように「給料日前に一時的に借りる」ケースでは、給料が入れば返済の目途が立つので気軽に借入ができる。
もちろん、頻繁な外食・飲み会のたびに借入を繰り返すことはカードローンの利用方法としてリスクが高い。
しかし、急な外食・飲み会が入ってピンチのときに限り借入を行うのであれば、問題はない。
これは、手軽に借入ができるカードローンならではの活用法といえるだろう。
カードローンの使い方について詳しく知りたい方はこちら。
カードローンを有効的な使い道
今回の記事では、カードローンは使い道の自由度が高い点について繰り返し触れてきた。
では、実際にどのような場面で活用するのが良いのだろうか。
ここまでの解説でまだ挙げていない例について「こんなときにもカードローンが役立つ」シーンをいくつか紹介しよう。
急な出費が重なったとき
あらかじめ決まっている行事や買い物であれば、前月の出費を抑えて預金残高に余裕を持たせるといったことも可能だ。
しかし、当然ながら急に決まる予定もあれば、生活必需品が壊れてしまい早急に買い替えなければならない場合もある。
このような出費が偶然重なったときに、審査結果が出るまであまり時間がかからず、用途も限定されないカードローンが役立つ。
急病や事故でお困りのとき
急な病気やケガで入院・手術が必要になった場合、数万~数十万円単位での金銭的な負担が予測される。
病気や事故による出費は保険により賄えることも多いが、保険金が下りるまで支払を待ってもらえないケースもある。
また、事故を起こした場合は相手の損害を補償するための出費・レッカー代など、状況によって100万円以上の負担が発生することもある。
自分の体調や相手方の状況なども心配な中で、金銭的な不安を軽減したいときはカードローンの利用も1つの手段となる。
手持ちのお金・口座残高が足りなかったとき
買い物をして既に支払うことが決まっているが「手持ち・口座残高が足りないことに気付いた」経験はないだろうか。
あらかじめカードローンを契約しておけば、ネットバンキング・ATMなどで必要なタイミングですぐに借入することができる。
気軽に利用できるからといって借りすぎないように注意が必要だが、このような状況もカードローンが活用できると言える。
家族・友人に相談しづらいとき
急にお金が必要になった場合、家族・友人などに相談してお金を借りる方法もあるかもしれない。
しかし、親しい間柄の人に金銭的な相談をしたり、お金のことで迷惑をかけるのは心苦しいと感じる方も多いはずである。
このようなときも、カードローンを利用すれば周囲に迷惑をかけずに必要な資金を調達できる。
仲の良い人へ相談する時と比べて心理的な負担が軽くて済むため、非常に有効な場面と言える。
ただし、返済が滞って周りに利用が知られてしまった場合は、逆に迷惑をかけてしまうこともある。
あくまでもカードローンは一時的にお金を借りるものであり、借入と返済を計画的に行う必要があることを忘れないでほしい。
使い道によってはカードローンが利用できない?
カードローンは確かに使途が限定されていないローン商品だが、使途にまったく制限がないわけではない。
多くの会社では個人消費を主な資金使途としており、事業資金を調達する目的での契約は禁止されている。
加えて下記のような理由も審査に影響する可能性があるため、事前の審査で借入目的を訊ねられた場合は注意しよう。
- 生活費
- 投資(株・FXなど)
先ほども紹介したように、借入金を「生活費の補填」として使用している方は多い。
もちろん、特に出費がかさんだ月に限定して借入するのであれば問題はない。
しかし、現在の収入では毎月の支出を賄えず、恒常的に借入したいと考えている場合は返済が滞る可能性ありと判断されることがある。
また、投資に関しても、現時点で手元に用意できない金額を借入することは、返済が投資の利益に左右される可能性が高い。
このような理由から、上記の借入目的は「不可」ではないものの審査に通りにくい可能性があり注意が必要といえる。
カードローンの注意すべき使い道
カードローンは急な出費などで「あとちょっとお金が足りない!」というピンチを救ってくれる便利なサービスだ。
しかし、使い方によっては借入をすることがさらなるピンチ・リスクにつながっていく場合もある。
借入前に一度立ち止まって考える必要があるだろう。では、リスクの高い使い道にはどのようなものがあるのだろうか?
ここからは、カードローンの利用にあたって「注意が必要な2つの使い道」について紹介する。
他で借りたローンの返済に充てる
カードローンを利用している方の中には、他社のローン返済のために借入をしている人もいるはずである。
この状況を打破できる可能性があるのが「借り換え」という制度だ。
現在返済中のローンよりも金利の低いローンに切り替えることで、最終的な返済額を減らすものになる。
しかし、もとのローンを完済するのでなく一部のみ借り換えた場合は、返済先が増えて月々の返済が管理しにくくなるデメリットもある。
また、月々の返済が厳しいからと返済額を少なく設定すれば、返済期間が延びて総返済額が逆に増えてしまう場合もある。
こうしたデメリットもあり、複数の会社からのローンを抱えた状態は「多重債務」と呼ばれ返済困難に陥るリスクが高いとされる。
ギャンブルに使う
借入金の使途がギャンブルでも、たとえば「普段は自分のお金で競馬に行くが、今回だけは目的のレースが給料日前だった」場合はリスクがさほど高くない。
なぜなら、この場合の借入は給料が出るまでの一時的なもので、給料が入ることで返済の目途が立つと考えられるからだ。
しかし、手元にない金額を借りて、ギャンブルで利益を得られたら返済に充てようと考えている場合は非常にリスクが高い。
こうした借入を繰り返すことは利用者の生活自体にも支障をきたすおそれがある。
そこで、日本貸金業協会・全国銀行個人信用情報センターでもさまざまな対策を講じている。
対策の1つとして、リスクを抱えている本人が日本貸金業協会・全国銀行個人信用情報センターに対して「貸付をしないで欲しい」と申告する制度がある。
申告を受けた協会やセンターは、申告情報を信用機関に登録してくれる。
この情報は5年間信用期間に残り、申告者が我慢できずカードローンを申請したとしても貸付が制限される。
この制度を「貸付自粛制度」といって、ギャンブル依存症・浪費などにより無理な借入を繰り返してしまう場合に役立つ。
制度利用を希望する場合は、日本貸金業協会・全国銀行個人信用情報センターに申請をしよう。
カードローン審査の注意点
カードローンは、日常のさまざまな場面で便利に活用することができる。すでに契約を検討中の方もいるのではないだろうか。
そこで、ここからは審査で注意すべき点について解説していきたい。ほとんどのカードローンに共通する内容なので、ぜひ準備の参考にしてもらいたい。
情報は正確に申告する
カードローンの審査では、主に利用予定者がしっかりと返済を行える人かどうかの確認をしている。
そのため「少しでも審査に通りやすくしたい」気持ちから、年収を多めに申告しようと考える方もいるのではないだろうか。
しかし、審査では安定した収入の有無だけを見ているわけではない。当初の契約内容を守り、返済義務をしっかり果たす人物かという点も重要だ。
そのため、実際の収入でも金額的には問題なかったにもかかわらず、事実と異なる申告をしたために審査に落ちるケースがある。
また、悪意がなかったとしても事実と異なる情報が申告されていると、確認に時間を取られて審査に時間がかかる可能性もある。
このような理由から、審査を受ける際は自分の年収などを書類でしっかりと確認したうえで正しい情報を申告すべきといえる。
総量規制を超えていないか確認する
総量規制とは、貸金業者に対して「契約者の年収に応じて貸付額を制限する」規定だ。
この規制により、契約者の年収の3分の1を超える貸付は原則禁止となっている。
ちなみにこの規制は消費者金融に適用されるものであり、銀行系のカードローンには当てはまらない。
ただ、銀行系カードローンでは独自に総量規制のような貸付制限を設けている所も多く、基本的に年収の3分の1以上の金額を借りることは難しくなっているのだ。
高額の借入を必要としている・金利の観点から借入限度額を増額したい場合に、総量規制を煩わしいと感じる方もいる。
しかし、この規制は過度な借入から利用者を守るための重要な決まりごとである。
趣旨を理解し、事前に希望額が総量規制を超えていないか確認しておこう。
複数社に同時申込をしない
早急にカードローンで借入をしたいときに「審査に落ちても他ローンをすぐ契約できるように」と複数の会社に同時申込をする方がいる。
また、複数のカードローンの利用を前提に「同日申込をすることで他社の契約履歴を確認されず審査が通りやすくなる」説もある。
しかし、実際には審査のタイミング・会社ごとの審査工程の違いなどにより同日に申込をした他社の情報も基本的に確認できる。
こうしたケースでは、かえって不信感を持たれて審査に通りにくくなる場合が多い。
そのため、審査結果が不安であっても一社ずつ申込をすることをおすすめしたい。
カードローン利用時の注意点
無事に審査が通れば、あとは好きなタイミングで限度額まで借入をすることができる。
では、利用を始めてからはどのような点に注意すれば良いのだろうか。
金利を確認する
契約をした時点で、最終的な自分の借入限度額と金利を再度確認しよう。
確認のポイントは2点ある。まずは契約したカードローンの金利が「法定金利」を超えていないか、そして「予定借入額では利息がいくらかかるのか」だ。
金利の上限は法律で決められている。「大手なら違法なことはしていないだろう」といった心理は働くが、念のため最初に確認しておくと良い。
また、返済計画を立てるうえでも「利息は何パーセントで、元金に加えていくらの返済が必要なのか」は非常に重要となる。
必要最低限の借入に留める
最初は「この費用がピンチだ」と目的を絞ってカードローンを使い始めても、次第に限度額まで「自由に使っていい金額」と誤解してしまう場合がある。
確かにカードローンは、限度額いっぱいまで借りることができる。ただ、限度額は自分の預金残高とは違い「利息を付けて返済しなければならないお金」だ。
無理なくカードローンを利用するためには上記を常に意識して、借入は必要最低限に留めて欲しい。
利用前に返済計画を立てる
必要な金額を借入してから、月々に支払える金額から返済計画を立てる方も多いだろう。
しかし、返済計画は利用前に立てることをおすすめする。
お金の計算が不得意な方は、Webの「返済シミュレーションツール」で、元金・金利・返済回数だけでも入力してみると良い。
計算してみると「月々の返済額が意外と多い」「この返済期間だと利息の総額がこんなにかかるのか」など具体的に返済のイメージが湧くはずだ。
情報をもとに、借入額を抑える・返済回数を調整するなど無理ない計画へ修正することが安全で賢い利用に繋がる。
カードローンを利用するメリット
カードローンは、リスクの高い使い方をすればトラブルにつながることもある。
しかし、適切に利用すれば資金不足による不安を軽減できる便利なサービスだ。
ここからは「お金が足りない!困ったな」というときに、借入先としてカードローンを選ぶメリットについて解説していく。
担保・保証人が不要
お金を借りる場合、担保・保証人が必要となるケースも多い。
しかし「周りの人には言いたくない」などの理由で保証人を立てられない方もいるはずだ。
その点、多くのカードローンは利用者が保証人を立てるのではなく保証会社が入るため、担保・保証人は不要となっている。
借入手続きが比較的簡単
目的が決まっているローンでお金を借りる場合は、何にどれくらいお金を使うのかを示す「見積書」の提出を求められる。
そのうえで、見積もり金額と契約希望者の年収も踏まえて「これくらいの融資が可能ですよ」と提示されるのが一般的な流れだ。
しかし、カードローンの場合はそもそも使用目的を限定していないため、見積書などの作成・提出は必要ない。
このように、カードローンは契約が完了するまでに必要な審査の工程が少ない。
また、用意しなければならない書類も少ないため、比較的簡単に手続きが行える。
さらに、一度契約した後はATM・専用機で自分の口座からお金を引き出すときのように好きなタイミングで手軽に借入できる。これも大きなメリットと言える。
クレジットカードのキャッシングより金利が低め
会社により金利には差があるものの、カードローンの金利はキャッシングと比べて低く設定されていることが多い。
ちなみに、カードローンは低金利な傾向にあるが、借入限度額により金利の幅が広い点には注意が必要だ。
たとえば、キャッシングの場合は金利の幅が15〜18%程度となる。
一方、カードローンでは、同じ商品の中で1.5〜14%など10%以上の差があることも珍しくない。
一般的には借入限度額が高いほど金利は低く設定されていることが多い。
金利を抑えたい場合は利用限度額の増額を検討するのも良いだろう。
使い道をよく考えてカードローンを利用しよう
本記事では、カードローンの使い道や利用時の注意点、賢く使うポイントを解説した。
借入金には、生活費・娯楽費・冠婚葬祭費など様々な利用法がある。
自分のお金だけでは心もとないときに、強い味方になってくれるはずだ。
しかし、恒常的な利用・返済計画を曖昧にして利用を続ければ返済額がかさんでしまう。
こうなると、かえって利用者の経済状況を圧迫してしまうリスクもある。
無理なく利用するにはカードローンの使い道を明確にして、一時的な資金不足を補う時に限定して借りることが重要だ。
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック | みずほ銀行カードローン | 三井住友銀行カードローン | SMBCモビット | アイフル | 楽天銀行スーパーローン | プロミス | プロミスレディース | アコム | オリックス銀行カードローン | 横浜銀行カードローン | |
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(実質年率) | 金利年1.8%~年14.6% | 年2.0%~年14.0% | 年1.5%~年14.5% | 年3.0%~年18.0% | 年3.0%~年18.0% | 年1.9%~14.5% | 年4.5%~年17.8% | 年4.5%~年17.8% | 年3.0%~年18.0% | 年1.7%~年14.8% | 年1.5%~年14.6% |
借入限度額 | 10万円〜500万円 | 10万円〜800万円 | 10万円〜800万円 | 1万円〜800万円 | 1万円〜800万円 | 10万円〜800万円 | 1万円〜500万円 | 1万円~500万円 | 1万円〜800万円 | 10万円〜800万円 | 10万円~1,000万円 |
無利息期間 | ー | ー | ー | ー | 最大30日間 | ー | 最大30日間 | 最大30日間 | 最大30日間 | 最大30日間 | なし |
審査時間 | 最短即日 | 最短当日 | 最短当日 ※1 | 最短30分 | 最短20分 ※申込状況によっては希望に添いかねます | 最短当日 | 最短3分 ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 | 最短3分 ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 | 最短20分 ※申込時間や審査により ご希望に沿えない場合がございます。 | 1週間程度 | 最短即日 |
融資速度 | 最短翌日 | 最短当日 | 最短当日 ※1 | 最短即日 | 最短20分 ※申込状況によっては希望に添いかねます | 最短翌日 | 最短3分 ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 | 最短3分 ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 | 最短20分 ※申込時間や審査により ご希望に沿えない場合がございます。 | 1週間程度 | 最短即日 |
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