大きな出費が重なった時の強い味方といえばカードローンだ。
利用を検討している人も多いだろう。
カードローンは限度額内であれば何度でも借入と返済を行えるうえに、利用目的が限定されていない自由度の高さが魅力である。
多くの金融機関がカードローンのサービスを行っているが、今回は楽天銀行のカードローンについて解説しよう。
借入方法だけでなく申込に必要な書類についても詳しく解説していくので、ぜひ最後まで読んで利用を検討して欲しい。
楽天銀行のカードローンの借入方法は?
楽天銀行のカードローンは借入方法が複数ある。
メンバーズデスク・提携ATM・電話の3種類だ。
この記事ではそれぞれの特徴と、詳しい借入方法について解説する。
状況や目的によってどの方法が最適なのか変わってくるため、状況に合わせて選択するとよいだろう。
パソコン・スマホからメンバーズデスクにアクセスして借入
まずはメンバーズデスクについて解説していこう。
メンバーズデスクとは楽天銀行のカードローンの専用サイトの事である。
オンラインで借入手続きを済ませたい場合、パソコンまたはスマホからメンバーズデスクにアクセスする必要がある。
メンバーズデスクについて解説をしたところで、次はメリット・デメリットを伝えよう。
メンバーズデスクからの借入のメリットは以下の通りだ。
- 手続きが簡単
- 登録口座が楽天銀行の場合、24時間365日即時振り込みが可能(※メンテナンス時間および23:50~0:10を除く)
一方で、デメリットは以下の通りだ。
- 23:57~0:03の時間帯はシステムメンテナンスのため、メンバーズデスクにログインできない
- 当日振り込みができない時間帯がある
メンバーズデスクでの借入は、手軽さを重視したいときにお勧めの方法だ。
提携ATMでの借入
現金が必要なときにお勧めなのは、提携ATMを利用する方法だ。
提携ATMを探す手間はあるが、旅行中などの緊急時に現金を受け取れるのは大きな強みである。
詳しい借入方法については後述するので、ここでは提携ATMでの借入のメリット・デメリットについてまとめておこう。
提携ATMでの借入のメリットは以下の通りだ。
- 現金を受け取れる
- ATM利用手数料無料の提携先がある
そしてデメリットは以下の通りだ。
- 提携ATMの場所は自力で探す必要がある
- 利用時間は提携先によって異なるため、土・日・祝日に利用できない場合がある
提携ATMは日本中に設置されているため、緊急時の心強い味方となってくれるだろう。
いざというときのために、この記事を最後まで読んで提携ATMの利用方法についても知識を深めておいて欲しい。
電話での借入
最後に電話での借入について説明しよう。
オペレーターが対応してくれるため、初めて借入手続きを行う・自分で手続きを行うことに不安を感じているなどの場合にお勧めの方法である。
電話での借入のメリットは以下の通りだ。
- プロのオペレーターが対応してくれるため、利用者は必要情報を伝えるだけでよい
- 24時間対応
- 通話料無料
一方、デメリットは以下の通りだ。
- 電話が混み合っているときは待ち時間が発生する
- 話し声を他人に聞かれたくない場合、時と場所を選ぶ必要がある
電話はメンバーズデスクや提携ATMと違い、メンテナンス時間が存在しない。
そのため、24時間いつでも借入の申込が可能だ。
だがその反面、ローンを利用していることを秘密にしたい場合は、話し声が周りに聞こえないように場所を選ぶ必要がある。
待ち時間が発生する可能性もあり、そもそも電話に苦手意識を持っている人もいるだろう。
電話とオンラインを比較すると、どうしてもオンラインの方が手軽さでは勝る。
しかし、プロのオペレーターに手続きを任せられることと、通話料無料なのは大きなメリットだ。
そのときの優先順位に合わせて、柔軟に選んでいこう。
メンバーズデスクからの楽天銀行のカードローン借入の流れ(スマホからの場合)
それぞれのメリット・デメリットを確認したところで、次は借入方法を詳しく説明しよう。
電話での借入が利用者にとってある意味一番楽な方法である。
必要事項さえ伝えれば、あとはオペレーターが手配をしてくれるからだ。
だがメンバーズデスクや提携ATMを利用するときは、利用者自身で手続きを行う必要がある。
ぜひ、この記事を読んで手順を確認しておいて欲しい。
スマホからメンバーズデスクにアクセス
メンバーズデスクにはパソコン・スマホの両方からアクセス可能だ。
今回はより手軽なスマホから借入する方法を解説しよう。
メンバーズデスクは楽天銀行のメニューからアクセスできる。
手順は以下の通りだ。
- メニュー一覧の「商品・サービス」のタブを開き、その中の「借りる・備える」のタブから「カードローン」を選択する。
- カードローンのページ上部にメンバーズデスクへのログインボタンを確認する。
- ログインボタンを押し、ユーザIDとログインパスワードを入力してメンバーズデスクにログインする。
他にもホーム画面の検索ボックスに「メンバーズデスク」と入力しサイト内検索を行う方法もあるので、お好みの方法を選択して欲しい。
借入希望額を入力
メンバーズデスクにログインすると、「融資のお申込み」欄が表示される。
このページで借入希望額を入力するのだが、他にも注目して欲しいことがある。
それは利用可能額・限度額・利用総額も同じページで確認できるところだ。
今自分がどのくらいカードローンを利用しているか把握した上で、借入希望額を決めるとよいだろう。
「融資を申込む」を選択
借入希望額の入力が完了したら、あとは「融資を申込む」ボタンを押すだけだ。
ホッと一息つきたいところだが、ここでお伝えしたいことがある。
それは、「融資を申込む」ボタンを押したら手続き終了ではないということだ。
この後は確認画面に移る。
まだ作業もあるため、「融資を申込む」ボタンを押してすぐに画面を閉じることのないように注意して欲しい。
確認画面で内容を確認
確認画面には「振込情報」が表示される。
借入希望金額だけでなく融資予定日や手数料、振込金額が記載されているので、間違いがないか確認しよう。
万が一、金額が間違っていたなどの場合は「申込む」ボタンの上に「お申込内容を修正する」ボタンがあるので、焦らず前画面に戻って修正すればよい。
「申込む」を押して借入受付完了
上記全ての作業に問題がなければ、「申込む」ボタンを押せば手続き終了だ。
「融資受付完了」画面が表示されて初めて、借入手続き終了となる。
振込予定日も記載されているため、画面を閉じる前に再度確認しておくとよい。
金利 (実質年率) | 年1.9%~年14.5% |
---|---|
審査時間 | 最短当日 |
融資速度 | 最短翌日 |
無利息期間 | ー |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 必要 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | ・満20歳以上62歳以下の方 ・日本国内に居住している方(外国籍の方は永住権もしくは特別永住権の取得が必要) ・お勤めの方で毎月安定した収入がある方(または専業主婦の方) ・楽天カード株式会社または三井住友カード株式会社の保証を受けることができる方 ※専業主婦やパート・アルバイトの方は60歳以下の方に限定 ※楽天銀行が認めた場合は不要 |
担保・保証人 | 不要 |
提携ATMで楽天銀行のカードローンを借り入れる流れ
電話やオンラインで借入するときの手続きについて理解を深めたところで、次は提携ATMでの借入手続きについて説明しよう。
提携ATMなら、借入手続き後に即現金を受け取れるためオンラインや電話とは違う便利さがある。
だがやはり自分で手続きを行う必要があるため、以下の情報を読んで手続きについて確認しておくことをお勧めする。
カードを挿入
提携ATMで借入する場合、カードが必要だ。
「当たり前の事だろう」と思うかもしれないが、電話・オンラインでの借入にはカードそのものが手元になくても手続きができる。
だが提携ATMを利用する場合、カードの現物がなければ借入することができないのだ。
提携ATMの前まで来たはいいがカードを持っていなかったため何もできなかった、という事態は何としてでも避けたい。
そのためにも「提携ATMを利用するときは必ずカードが必要」と覚えておこう。
「ご出金(借入)」を選択
カードを挿入しメニューが表示されたら、「出金」もしくは「借入」を選択しよう。
提携ATMでは「返済(入金)」もできるため、押し間違いに注意して欲しい。
他にも間違えやすい操作として、取引種別画面で「リボルビング払いまたはカードローン以外を選択してしまうこと」が挙げられる。
後ろに人が待っていると焦ることもあるが、操作を間違えると余計に時間がかかるため落ち着いて選択しよう。
暗証番号を入力
提携ATMで借入するときには必ず暗証番号を入力しなければならない。
暗証番号は新規申込時に設定するため、借入時には忘れていた、という事態が起こりやすい。
暗証番号を忘れたときは電話で問い合わせるしかないため、暗証番号のメモを残しておくなど、対策をしておいた方がいいだろう。
借入金額を入力して「確認」を押す
金額を入力するときの注意点として、万円単位の取引となることを覚えておいて欲しい。
例えば借入希望金額が1万5千円だったとする。
この場合は借入希望金額通りでの取引はできず、2万円借入となる。
このように、希望金額より少し多めに借入することもあるだろう。
利用限度額ギリギリまで借入しているときは、オーバーしないように注意が必要だ。
楽天銀行のカードローンの限度額については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にして欲しい。
楽天銀行のカードローンの限度額について詳しい解説はこちら。
希望の返済方法を選択
借入金額を決定した後に返済方法について入力するのだが、借入手続き中に選べる返済方法は残高スライドリボルビング返済(リボ払い)のみである。
リボ払いに抵抗を感じる人もいるだろうが、楽天銀行のカードローンは随時返済も受け付けている。
利用者の都合のいい時にいつでも返済できるため、心配せずに手続きを進めよう。
内容を確認して「確認」を押す
金額に間違いがなければ「確認ボタン」を押そう。これで手続き完了だ。
文字での説明だと難しく感じるかもしれないが、実際の操作はそれほど複雑なことはない。
カードの用意と暗証番号の事前確認を行っておけば、スムーズに手続きを行えるはずだ。
カード・明細書・紙幣を受け取る
カードと紙幣は財布に厳重にしまうが、明細書は適当に扱っている人もいるのではないだろうか。
紙幣を受け取って安心したとしても、明細書も確実に持ち帰ろう。
明細書は個人情報のため、厳重な管理が必要だ。
紛失しないように注意して欲しい。
また、一部の提携先ATMにおいて実際に支払う手数料とは異なる金額や項目が表示されることがある。
その場合は後日郵送される「お取引明細」に正しい金額が記載されるため確認しておこう。
なお、「お取引明細」はメンバーズデスクからも確認可能だ。
楽天銀行のカードローン借入に利用できる提携ATMについて
提携ATMの使い方の流れを確認したところで、次はどこにATMが設置されているのか確認しておこう。
カードローン提携ATMは全国に10万台以上あり、設置場所もコンビニ・提携銀行・駅・スーパー等、多岐にわたる。
日本国内において、提携ATMが近くにないということはほぼないだろう。
だが、店舗の中に提携ATMが設置されている場合は注意して欲しい。
当然のことながら、店舗の営業時間外には提携ATMも使用不可となる。
そのため、コンビニ等の24時間利用できる提携ATMの場所を抑えておくと安心だ。
提携ATMでの楽天銀行のカードローン借入の注意点
提携ATMを利用するときの注意点として、借入手数料と利用時間を確認した方がよいとお伝えしたい。
まずは借入手数料について説明しよう。
実は提携先によって、借入手数料の有無が異なるのだ。
手数料を節約するためにも手数料無料の提携先ATMの場所を把握しておくのがよいだろう。
そこで全国にある、カードローン借入時手数料が無料の金融機関を以下にまとめておく。
- ローソン銀行
- イーネットATM
- セブン銀行
- イオン銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
よく調べずに手数料が有料の提携ATMを利用したあと、手数料無料の提携ATMを見つけたとなれば悔しさも一入だ。
提携ATMを見つけた時は、手数料についてもよく確認してから利用して欲しい。
次に提携ATMの利用時間について説明しよう。
金融機関によって、提携ATMの利用可能時間が異なる。
特に土・日・祝日は利用不可であったり利用可能時間が短い場合も多い。
そのため、事前に最寄りの提携ATMの利用時間を確認しておくこともお勧めする。
楽天銀行のカードローンの最低返済額はいくら?
借入方法について詳しく解説してきたので、返済についても少し触れておこう。
残高によって毎月の返済額は変動するが、楽天銀行のカードローンの最低返済額は2千円だ。
前述のとおり、楽天銀行のカードローンは返済方法として残高スライドリボルビング返済(リボ払い)を採用している。
残高スライドリボルビング返済を一言で説明すると、利用者の残高に応じて返済額が変わるシステムのことだ。
残高が多ければ毎月の返済も高く、残高が少なければ毎月の返済も少ない。
無理なく返済していける方法と言えるだろう。
楽天銀行のカードローンで最短融資を受けるポイント
本記事では、楽天銀行のカードローンの借入と返済について解説した。
「今ちょうど融資を受けたいと思っていたし、さっそく申込しよう」と思っている人にお伝えしたいことがある。
それは「審査に時間がかかる場合がある」ということだ。
「どうしても今日中に融資を受けたい」と考えている場合は、融資スピードが早い消費者金融等の利用を検討した方がいいだろう。
ただ、融資を受けるまでの待ち時間を短くする方法ならある。
それは申し込み時に「振込融資ご希望金額」欄に借入希望金額を入力しておくことだ。
借入希望金額を先に記入しておくことで、カードが手元に郵送される前でも融資を受けることができる。
楽天銀行のカードローンをなるべく早く利用したいと思っている人は、この方法をお勧めする。
また、楽天銀行のカードローンから最短で融資を受ける方法については以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にして欲しい。
楽天銀行のカードローンは即日融資が可能かについて詳しい解説はこちら。
楽天銀行のカードローンの申込時の提出書類
楽天銀行のカードローンは審査に数日かかる可能性があるため、事前に申込をしておくことをお勧めする。
そこで、ここからは楽天銀行のカードローンに申込むときに必要な書類についてお伝えしよう。
楽天銀行のカードローンは「来店や申込み書類の記入が一切不要で、気軽に申込めること」を売りにしている。
一見メリットしかないように思えるが、裏を返せば「提出書類は全て自分で確認し、揃える必要がある」ということだ。
以下に提出書類についてまとめておくので、参考にして欲しい。
本人確認書類
楽天銀行のカードローンの申込に必要な本人確認書類は、以下のうちいずれか2点だ。
- 運転免許証または運転経歴証明書
- 個人番号カード(顔写真付き)
- パスポート(所持人記入欄に現住所の記載のあるもの)
- 住民基本台帳カード(顔写真付き)
- 健康保険証
- 在留カードまたは特別永住者証明書(外国籍の人のみ)
- 各種年金手帳または各種福祉手帳
- 公共料金の領収書等
送付方法によっては1点のみでも申込可能だが、念のため2点用意しておくのがよいだろう。
また、健康保険証の保険者番号・被保険者記号と番号・通院歴・臓器提供意思確認欄に記載がある場合はマスキングしてから送付する必要がある。
マスキングするときは名前など必要な情報まで隠れないように注意しよう。
収入証明書
収入証明書とは、自身の収入を示す書類のことを指す。
この書類は審査結果次第で提出の必要が出てくるものとなる。慌てないように前もって用意しておいた方がスムーズに審査を進められるだろう。
年収を確認できる書類は複数あるが、会社員と自営業では用意できる書類が異なる。
以下の中から個人の状況に合うものを選択して、用意して欲しい。
- 最新の源泉徴収票
- 年収記載のある所得証明書または課税証明書
- 市県民税特別徴収税通知書
- 個人の確定申告書
楽天銀行のカードローンの借入方法を知って自分に合った方法で借りよう
ここまで解説してきたように、楽天銀行のカードローンの借入方法はメンバーズデスク・提携ATM・電話の3種類ある。
普段は手軽なメンバーズデスクを利用し、現金が必要なときは提携ATMを利用するなど、使い分けるのが賢い利用方法といえるだろう。
通話料無料かつ24時間対応の電話も心強いので、専用ダイヤルの番号を登録しておいて損はない。
どの借入方法もメリット・デメリットが存在するため「今の自分に一番合う方法はどれか」と考え、選択するのがよいだろう。