大手消費者金融であるアイフルでは、オンライン手続きを利用することで、時間や場所を問わず簡単に現金を借りることができる。
借入金については、毎月一定額を返済する方法の他に、一括返済も選択できる。
一括返済は残高全額を一度に返済する方法であり、返済期間を短縮して利息負担や総返済額を抑えられるメリットがある。
ただし、一度に支払う金額が大きくなるため、タイミングを誤ると生活に支障をきたすことがある。一括返済を有効活用するには、いくつかのポイントを押さえておくことが必要だ。
そこで本記事では、アイフルの一括返済方法とそれに伴うメリットとデメリット、注意点について詳しく解説する。
効果的な返済計画を立て、賢く返済を進めるためのポイントを把握して参考にしていただきたい。
アイフルは一括返済が可能
アイフルでは、毎月の約定返済に加えて、一括返済も行える。
一括返済は、借り手が残りの借入残高全額と利息を一度に返済する方法である。
借入額が増え借入期間が延びるほど利息負担は重くなる。その際に一括返済ができれば、借入期間を短縮して利息負担や総支払額を抑えることが可能だ。
一括返済には多額の費用が必要であり、ボーナスなどの臨時収入があった場合や借入残高が少なくなり完済の目途が立った人におすすめの方法である。
アイフルのWebサイトやアプリからいつでもどこでも一括返済の手続きが行えるため、非常に便利である。
一括返済は適切なタイミングで行うことにより、大きなメリットが得られるものとなる。後の段落で効果的に活用するポイントも解説しているため、しっかりと理解してもらいたい。
アイフルの一括返済方法
アイフルで一括返済を行うには銀行口座からの振込や提携ATMの利用が必要となる。
ここからは、各方法の特徴や注意点を解説する。
銀行振込での返済
アイフルの一括返済を銀行振込で行う場合、銀行口座からアイフルの指定口座へ直接振込を行う。
振込先のアイフル指定口座については、会員ページまたは電話で確認できる。
この方法はオンラインバンキングや銀行のATMを利用して手軽に行うことができる点がメリットだ。
ただし、振込手数料は顧客負担となるため、返済コストを抑えたい場合には事前に確認しておく必要がある。
提携ATMを利用した返済
アイフルの提携銀行やコンビニATMでも一括返済が可能だ。
提携ATMを利用することで、出先の用事ついでに返済することもできる。
ただし、提携ATMでは返済時に手数料がかかり、紙幣しか取り扱えないのには注意が必要である。
返済額が1万円以下の場合は110円、1万円を超えると220円の手数料がかかる。
また、提携ATMではお釣りが出ないため、「完済金額+手数料」のうち、1000円未満を切り捨てた金額を入金することとなる。
例えば、完済に必要な返済金額が手数料も含めて115,750円だった場合、115,000円を入金すればよい。
この1000円未満の金額については銀行口座から引き落とされるか、無利息残高として残り続けることになる。無利息残高とは、利息が発生せず返済期限も設定されない借入額のことを指す。この金額が残っても完済扱いになるが、次回借入時に請求されることは覚えておこう。返済をぴったり終えたい場合は、銀行振込を活用するといい。
自分に合った方法で一括返済をできるようにしておくことが大切だ。
アイフルカードローンの一括返済のメリット
カードローンの一括返済には以下のようなメリットがある。
- 利息の支払いを減らすことができる
- 返済の手間・手数料を節約できる
- 信用情報の向上が期待できる
- カードローンの利用限度額が回復する
それぞれのメリットについて詳しく解説しよう。
利息の支払いを減らすことができる
一括返済の最大のメリットは、利息の支払いを減らせることである。
カードローンでは借入額に対して利息が発生し、借入期間が長くなるほど利息の総額も増加する。
例えば、アイフルで10万円を年利15%で借りた場合、返済回数に応じた支払い利息と返済総額は以下のようになる。
返済回数 | 1回あたり返済金額 | 累計支払利息 | 返済総額 |
---|---|---|---|
一括返済 | 102,000円 | 1,310円 | 102,000円 |
12回 | 10,000円 | 7,587円 | 107.587円 |
24回 | 5,000円 | 9,894円 | 109,894円 |
返済を24回に分けて行った場合、利息の合計は9,894円となる。それに対して、1年間で返済した場合の利息合計は7,587円と2,000円以上も抑えられるのだ。
さらに、一括返済で1回払いした場合の利息はわずか1,310円となる。アイフルのシステム上、102,000円でしか返済ができず、差額の690円は後ほど返還される
このように、同じ借入金額でも返済期間が長くなるほど、利息負担も大きくなる。
一括返済によって返済期間を短縮することで、利息負担を大きく軽減させられるのだ。
返済の手間・手数料が節約できる
返済の手間や手数料を節約できる点も一括返済のメリットである。
約定返済を行う場合は、返済期日に間に合うように、毎月振込手続きを行う必要がある。
銀行振込で返済している場合には、振込手数料も毎回負担しなければならない。
また、振込手続きを忘れていた等の理由で返済期日に振込が間に合わなければ、遅延損害金を支払わなければならなくなる。アイフルの遅延損害金は年率20%であり、利息よりも高い費用が追加で必要となるために返済負担がかなり増える。
このように、分割返済では返済の手間・手数料負担が生じたり、遅延リスクも出てくる。
一括返済ならこれらの手間や負担を避けることが可能だ。
信用情報の向上が期待できる
カードローンの返済履歴は信用情報に記録され、将来の借入に大きな影響を与える。
申し込み時に他社から多額の借入金がある、または返済が遅れがちな場合は、信用情報が低下して審査が不利になる。
それに対して、一括返済した実績があれば、責任ある返済行動として評価されて信用情報に良い影響を与える可能性がある。
これにより、将来のカードローン申請・クレジットカードの発行・住宅ローンの申し込みなどの条件が有利になることもあるのだ。
アイフルの利用限度額が回復する
一括返済を行うと、アイフルの利用限度額が即座に回復する点もメリットである。
利用限度額が回復することで、再度借入が必要となった場合にも迅速に対応しやすくなる。
また、カードローンの利用限度額は、クレジットカードの分割払いの利用限度額にも影響している。
多額の支払いを抱えている場合には、クレジットカードの分割払いの利用限度額の枠が少なくなる。
このような状況でも、一括返済を行えば利用限度額の枠にも余裕ができて、高額な商品の分割払いも可能となる。
このように、一括返済には数多くのメリットがある。有効活用できればアイフルをより賢く利用できるようになるため、それぞれのポイントを正しく理解してもらいたい。
金利 (実質年率) | 年3.0%~年18.0% |
---|---|
審査時間 | 最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。 |
融資速度 | 最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。 |
無利息期間 | 最大30日間(初回限定) |
借入限度額 | 1万円~800万円 |
収入証明書 | 以下のいずれかに該当するお客さまは収入証明書が必要 ・当社のご契約が50万円を超えるお客さま ・他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さま |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 満20歳以上69歳までの定期的な収入がある方 |
担保・保証人 | 不要 |
アイフルカードローンの一括返済のデメリット
カードローンの一括返済には多くのメリットがあるが、もちろんデメリットも存在している。
そのデメリットとは主に以下の2つである。
- 準備に手間がかかる
- タイミングを間違えると生活が苦しくなる
カードローンの一括返済を賢く利用するためには、これらのデメリットも理解しておこう。
準備に手間がかかる
カードローンの一括返済のデメリットの1つとして、準備に手間がかかることが挙げられる。
特に高額借入の場合、一括返済を行うにはまとまった資金を用意する必要がある。
複数の口座からアイフルの返済用口座に資金を移動させる・その他必要な手続きを行うなどで、通常の約定返済よりも多くの時間と労力を要する可能性がある。
また、一括返済を行うには事前に計画を立てる必要がある。数十万円以上の用意が必要になることも多く、思いつきで行えるものではないからだ。こういった面で準備の手間がかかるのも、デメリットの一つと言える。
タイミングを間違えると生活が苦しくなる
もう一つの重要なデメリットは、無理に一括返済を行うことで生活が苦しくなる可能性がある点だ。
一括返済には、利息を節約するメリットがあるが、そのためには大きな金額を一度に支払う必要がある。
資金が用意できなければ、緊急時の貯蓄を切り崩したり食費や日用品費など他の支払いに使うお金を回さなければいけないことがあり、一時的に返済負担が急増して家計に大きなダメージを与える可能性もある。
仮に無理して一括返済を行い、アイフルや他の金融機関から再び借入が必要になると返済の延滞に繋がる恐れもある。高額の遅延損害金を払うことになってしまっては意味がないため、注意が必要だ。
一括返済を行う場合には、その後の生活に支障が生じないように無理なく計画的に行う必要があるのだ。
アイフルでの一括返済3STEP
アイフルで一括返済を行うには、返済日を決める・返済額を確認する・実際に返済を行うという3つのステップを踏む必要がある。
ここでは、その3つのステップについてそれぞれ詳しく解説を行う。
一括返済する日を決める
まず、一括返済を行う日程を決める必要がある。
返済日を決めるにあたっては、利息をどれくらい抑えたいか・いつまでに利用限度額を復活させたいかなどの点も考慮し、返済計画に余裕を持たせることが望ましい。
返済額を確認する
次に、返済額がどれくらいなのか確認しよう。
一括返済額は借入残高に利息を足したもので、この総返済額はアイフルのWebサイトやアプリによって確認可能だ。
スマホアプリの場合は、「返済金額照会」をタップし、表示されるページ内の「完済金額」を確認する。
また、スマホのWeb会員ページでは「詳細・振込先はこちら」と書かれている部分をクリックすることで、利息とその他費用を確認できる。
この利息とその他費用を「使った金額」に足せば、総返済額となる。
PCのWeb会員ページでも同様に、利息とその他費用を「ご利用残高」に足すことで総返済額を確認できる。
一括返済を行う
返済日が決まって返済額が確認できたら、実際に返済を行う。
アイフルでは、銀行振込か提携ATMから一括返済が行える。
これらの方法はいつでもどこでも返済可能であるが、振込手数料がかかってしまう。
返済コストを抑えつつ、都合の良いタイミングで返済できるように工夫する必要がある。
以上のステップを踏むことで、アイフルでの一括返済をスムーズに行うことができるだろう。
アイフルのカードローンの返済方法について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてほしい。
アイフルカードローンの一括返済時の注意点
アイフルの一括返済を行う際には、以下のような注意点を把握しておく必要がある。
- 利息が日割りで発生する
- コンビニATMでの返済は硬貨が使えない
- 多めに返済した場合には返金される
- ATMの利用時間帯が限られる
- 繰上返済を検討すべき場合もある
これら5つの注意点のポイントを解説する。
利息が日割りで発生する
一括返済を検討する際に注意すべき点は、利息が日割りで発生する点だ。
例えば、借入残高10万円・金利年15.0%で借入を行っている場合、1日あたりの利息は41円となる。
そのため、一括返済の金額を確認してから1週間後に返済を行おうとすると、利息分の287円が追加される。
利息は日割りで計算されるため、一括返済時の総返済額額は日によって異なる。
返済日の返済額がいくらなのかを事前に確認しておくことが重要だ。アイフルのご返済シミュレーションを使うことで、計算がしやすくなるのでぜひ活用してみてほしい。
コンビニATMでの返済は硬貨が使えない
コンビニATMを利用して一括返済を行う場合、原則硬貨が使えない。
多くのコンビニATMでは硬貨の取り扱いを行っておらず、返済には紙幣しか利用できない。この場合、1000円未満の端数については返済ができない。
アイフルで引落口座の登録が済んでいれば次回引落で清算されるが、登録がなければこの端数は無利息残高になる。返済が求められることはないが、次回アイフルで借入を行う際には借入額に無利息残高が加算されることになる。
また、この無利息残高が存在し続ける場合はアイフルの解約が行えない点にも注意が必要だ。
多めに返済した場合は返金される
一括返済で借入残高よりも多めに返済した場合は後日返金される。
例えば総返済額が10万4,980円で、コンビニATMの仕様により10万5,000円で返済せざるを得なかった場合、残りの20円は後日返ってくる。
返金方法には銀行振込・次回の利用時に相殺・簡易書留による郵送の3種類がある。詳しくは、アイフルの公式サイトのAIチャットやメール(poppo@aiful.co.jp)に問い合わせてみよう。
ATMの利用時間帯が限られる
ATMを利用して返済する際には、利用可能な時間帯が限定されていることに注意が必要だ。
コンビニや銀行のATMは店舗によって営業時間が異なる。
一括返済金額を確認してすぐに返済できないと、日割り利息が追加でかかってしまう。返済コストを抑えるためにも、事前にATMの利用可能時間を確認しておくことが重要だ。
繰上返済を検討すべき場合もある
一括返済は総返済額を抑えられるものの、一時的に家計に大きな負担が生じる。一括返済が厳しい場合には繰上返済も検討するといい。
繰上返済は、約定返済に加えて返済残高の一部を追加で支払う方法であり、家計に無理な負担を生じさせずに返済を進められる。
繰上返済は、提携金融機関やコンビニATM・銀行口座からの振込・インターネット返済で行うことが可能だ。詳しくはアイフルの公式サイトも参考にしてほしい。
一括返済後にアイフルを解約する方法
一括返済を終えてアイフルの残高がなくなれば、解約して他社に切り替えたいと考える人も出てくるだろう。ここではアイフルの解約方法について解説する。
アイフルからの借入金を完済すれば解約(退会)できる。解約申請はスマホアプリを通じて行える。
スマホアプリで「メニュー」→「その他」→「解約」の順でタップすることで手続きが可能だ。
受付が完了すると、アプリから解約の表示が消えるので簡単に確認できる。
解約手続き自体は通常1週間で完了し、完了するとアプリに契約が終了したメッセージが表示される。
また、解約証明書が必要な場合は郵送申し込みフォームを入力して手続きすることで送付してもらえる。住宅ローンやクレジットカードの申し込みで必要な時があるため、覚えておこう。
アイフルの一括返済催告状とは?
アイフルの返済が滞った場合に一括返済催告状が届くことがある。
この書類はアイフルが強制執行や給与差押などの法的手続きも視野に入れた対応を行うことを伝え、一括返済を促すものだ。滞納が2〜3ヶ月と長期になると、借入残高・未払利息・遅延損害金の合計を一括返済するように求められる。
一括返済催告状が届いてしまった場合は、速やかにアイフルへ連絡して今後の対応を相談しよう。
仮に話し合いがうまくいかない場合は、司法書士や弁護士に相談して債務整理を行う必要がある。手続きは時間を要するため、迅速に対応することが必須である。
そもそも、返済を滞納してアイフルからの連絡を無視し続けなければ催告状が届くことはない。確実に返済を行って滞納を防ぎ、書面が届かないようにすることが最も重要だ。
アイフルの一括返済の特徴を理解して上手に活用しよう
本記事では、アイフルの一括返済方法やメリットとデメリット、注意点などを解説してきた。
アイフルの一括返済には、利息の節約・返済手続きの手間削減・信用情報の向上・利用限度額の回復といった多くのメリットがある。また、返済方法も銀行振込と提携ATMの利用のいずれかを選ぶことが可能だ。
ただ、一括返済をするには準備する手間がかかり、返済費用が不足している時に行うと日常生活に支障をきたすリスクもある。
したがって、一括返済を行う際にはこれらのメリットとデメリットを総合的に考慮して個人の家計の状況や収入に基づいて慎重に判断することが重要だ。
記事の内容を読み返し、適切なタイミングでアイフルの一括返済ができるようにしてもらいたい。
金利 (実質年率) | 年3.0%~年18.0% |
---|---|
審査時間 | 最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。 |
融資速度 | 最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。 |
無利息期間 | 最大30日間(初回限定) |
借入限度額 | 1万円~800万円 |
収入証明書 | 以下のいずれかに該当するお客さまは収入証明書が必要 ・当社のご契約が50万円を超えるお客さま ・他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さま |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 満20歳以上69歳までの定期的な収入がある方 |
担保・保証人 | 不要 |
■アイフルの貸付条件について
※【商号】アイフル株式会社【登録番号】近畿財務局長(14)第00218号【貸付利率】3.0%~18.0%(実質年率)【遅延損害金】20.0%(実質年率)【契約限度額または貸付金額】800万円以内(要審査)【返済方式】借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式【返済期間・回数】借入直後最長14年6ヶ月(1~151回)【担保・連帯保証人】不要