- クレジットカードの分割払いの仕組みがわからない
- 分割払いの手数料を安くする方法を知りたい
- 分割払いの手数料が安いクレジットカードを知りたい
クレジットカードでは、一括払いのほかに2回以上に分けて支払う分割払いを選べる。
支払いタイミングを選んで支出を調整しやすい反面、注意しておかないと多額の手数料が発生する恐れがある。
本記事では、クレジットカードの分割払いとかしこく付き合うための注意点や分割払い手数料を安くする方法を紹介する。
分割払いの手数料が安いクレジットカードも紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてほしい。
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クレジットカードの分割払いは手数料に注意

2回以上に分けて支払う分割払いには注意点もある。
まずは、分割払いの注意点とメリットを解説する。
分割払いの注意点
便利な分割払いを利用する前に、以下2つの注意点は事前に把握しておこう。
- 分割払いの回数に応じて手数料がかかる
- 使いすぎる可能性がある
分割払いを選択すると、支払い回数に応じて手数料が発生する。
例えば楽天カードで10万円のショッピングを分割払いする場合、支払い回数に応じた手数料の金額は以下の通りだ。
分割回数 | 分割手数料 | 支払い総額 |
---|---|---|
3回 | 2,040円 | 102,040円 |
5回 | 3,400円 | 103,400円 |
10回 | 6,800円 | 106,800円 |
15回 | 10,200円 | 110,200円 |
20回 | 13,600円 | 113,600円 |
また、分割払いにすると口座から出ていく金額が少ない分、余裕があるように感じてしまう。
その結果、使いすぎてしまい、支払いが苦しくなって延滞する恐れがある。
延滞が続くと信用情報に記録され、クレジットカードやローンの審査を通過しにくくなる。
便利さに甘えすぎると後で苦しむことになるので、分割払いは計画的に利用しよう。
そもそも分割払いとは?
分割払いとは、購入した商品やサービスの支払いを2回以上に分けて行う方法だ。
一般的に2回払いは手数料が不要だが、3回払い以上になると分割回数に応じた手数料が発生する。
分割払いのメリット
分割払いのメリットは以下の通りだ。
- 1回あたりの支払い額を抑えられる
- 支出をコントロールしやすくなる
- 国内利用でもショッピング補償が付帯するケースがある
分割払いは利用額を指定した回数に分けるため、1回あたりの支払い額を抑えられる。
たとえば、10万円の物を購入する際に5回払いを選択すると、1回あたりの支払い額は2万円に手数料を加えた金額だ。
また、分割回数を調節することで、月々の支出をコントロールしやすい。
10万円の物を購入した際、「一括で10万円は厳しいが、月々2万円なら大丈夫」というのであれば、5回払いを選択することで問題なく支払える。
さらに、分割払いを選択すると、国内利用でもショッピング補償が付く保険もある。
ショッピング補償とは、クレジットカードで決済した商品が壊れたり、盗まれたりした際に、一定期間内のみ保険金が支払われる保険だ。
年会費無料のカードでも海外のショッピング補償が付帯されている場合はあるが、国内利用となると限られる。
そのため、分割払いにすることで国内のショッピング補償が付くのは、大きなメリットだろう。
このように分割払いにはさまざまなメリットがある。上手に活用し、日々のショッピングに役立ててほしい。
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クレジットカードの分割払い手数料を安くする方法

分割払いの手数料を安くする方法があるのをご存知だろうか。
不要な手数料を削減することで、自由に使えるお金を増やせる。
家計管理を楽にするためにも、ぜひ今から紹介する3つの方法を知っておいてほしい。
- 手数料率の低いカードを選ぶ
- 分割回数を少なくする
- 余力がある時に繰り上げ返済する
それぞれ解説しよう。
手数料率の低いクレジットカードを選ぶ
分割払いの手数料を少なくする方法の一つ目は、「手数料率の低いクレジットカードを選ぶ」ことだ。
分割払いの手数料率は、クレジットカード会社ごとに違う。
分割払い払いの手数料を安くしたいなら、それぞれのクレジットカード会社ごとの料率を把握しておこう。
主要クレジットカードの手数料率
イオンカード セレクト | ビューカード | 楽天カード | |
---|---|---|---|
3回払い | 10.05% | 12.00% | 12.25% |
5回払い | 11.13% | 12.00% | 13.50% |
10回払い | 12.04% | 12.00% | 14.50% |
12回払い | 12.19% | 15.00% | 14.75% |
20回払い | 12.40% | 15.00% | 15.00% |
24回払い | 12.42% | 15.00% | 15.00% |
36回払い | 12.34% | ー | 15.00% |
- 出典:イオンカード「分割払いのご案内」・株式会社ビューカード「ビューカードで分割払いはできますか?また、手数料はかかりますか?」・楽天カード株式会社「分割払い」・三井住友カード株式会社「分割払い」
分割払いをするなら、いずれの分割回数でも手数料が最安のイオンカードセレクトがおすすめだ。
3回以上の分割払いを利用する可能性があるなら、ポイント還元や特典のほか、手数料率も確認しておくべきだろう。
なお、これら分割手数料が低いクレジットカードの詳細は、次の章で詳しく解説する。
分割回数を少なくする
分割払いの手数料を少なくする方法の二つ目は、「分割回数を少なくする」ことだ。
先ほどのシミュレーションから、分割回数が多くなるほど手数料が高くなることがわかるだろう。
例えば10万円の決済に20回払いを利用すると、手数料だけで13,600円かかってしまう。
反対に、分割回数を少なくすればその分手数料は安くなる。
お金が足りなくて分割払いにしたにもかかわらず、追加で手数料を支払っていると今後の生活が苦しくなる一方だ。
分割回数はなるべく少ない回数を選択するようにしよう。
また、緊急で必要になった医療費のような突発的な費用以外には、手数料のかかる3回以上の分割払いを利用するのは避けるとよい。
余力がある時に繰り上げ返済する
分割払いの手数料を少なくする方法の三つ目は、「余力がある時に繰り上げ返済する」ことだ。
繰り上げ返済とは、利用残高を期限が到達する前に支払うことで、今後発生する予定の手数料を削減することができる。
例えばJCBカードは、カード発行会社への振込、もしくは支払い日に増額しての返済、いずれかの方法で繰り上げ返済ができる。
各カード会社ごとに対応は違うため、繰り上げ返済を希望する際はチェックしておこう。
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分割払いの手数料が安いクレジットカード4選

分割払いの手数料が安いクレジットカードは以下の通りだ。
- イオンカードセレクト
- ビューカード
- 楽天カード
- 三井住友カード(NL)
それぞれの特徴を解説していこう。
イオンカードセレクト
イオンカードセレクトは、WAON機能とキャッシュカード機能が一体となったクレジットカードだ。
大半の分割回数で手数料最安値を誇っており、分割払いを利用する可能性がある人に最もおすすめできる。
そんなイオンカードセレクトのメリットは以下の通りだ。
- イオングループ対象店舗でポイント還元率2倍
- お客様感謝デーで5%オフ
- 年間100万円(税込)利用でゴールドカードに招待
イオングループの対象店舗でイオンカードセレクトを使用すると、ポイント還元率はいつでも2倍(1.0%)になる。
また、20日と30日の「お客様感謝デー」では、会計時にイオンカードセレクトを見せると料金が5%オフになる。
そして、イオンカードセレクトは、年間の利用額が100万円(税込)を超えるとゴールドカードのインビテーションが届く。
インビテーションから作成すると、年会費永年無料でゴールドカードを使用できる。
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ビューカード
ビューカードはJR東日本での利用に特化したクレジットカードだ。
イオンカードセレクトに次いで、分割払い手数料が安い。
下表の通り、10分割にする場合はビューカードが最も手数料を抑えられる。
ただ、11回以降は一律15.0%になるため、イオンカードセレクトの方が安い。
イオンカードセレクト | ビューカード | |
---|---|---|
3回払い | 10.05% | 12.00% |
5回払い | 11.13% | 12.00% |
10回払い | 12.04% | 12.00% |
12回払い | 12.19% | 15.00% |
20回払い | 12.40% | 15.00% |
24回払い | 12.42% | 15.00% |
36回払い | 12.34% | ー |
なお、今回紹介するカードでは唯一524円(税込)の年会費がかかる。
ただ、ビューカードを登録したモバイルSuicaで還元率が大幅にアップするので、JR東日本を利用する人にとって、非常に魅力的なカードだ。
ポイント付与率
えきねっと | JRのきっぷを予約 (予約時決済) | 付与率 |
---|---|---|
モバイルSuica | グリーン券を購入 | 3% |
おトクなきっぷを購入 | 3% | |
定期券を購入 | 3% | |
オートチャージ・チャージ | 1.5% | |
Suica | オートチャージ | 1.5% |
また、JR東日本グループのホテルやレンタカー、バスなどを会員限定の価格やプランで利用できる。対象サービスは以下の通りだ。
ジャンル | 対象サービス |
---|---|
ホテル | JR東日本ホテルズ 東急ホテル ロッテアライリゾート ブリーズベイホテルグループなど |
レジャー施設 | GALA湯沢スキー場 JEXER タイムズ スパ レスタ 横浜天然温泉 SPA EASなど |
レンタカー・バス | 駅レンタカー ジェイアールバス関東など |
ショッピング | nosh ビックカメラ ロッテ免税店銀座など |
ライフサポート | おそうじ本舗 instabase(インスタベース)など |
関東圏に住んでいる方なら、ビューカードから多くの恩恵を受けられるだろう。
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楽天カード

楽天カードは、今回紹介するクレジットカードの中では最も分割払い手数料が高い。
ただ、そのほかのメリットが多いため、1枚は作成しておきたいクレジットカードだ。
特に楽天市場や楽天証券、楽天モバイルなどの楽天グループサービスを利用するなら、必須と言える。
なぜなら、クレジットカードを持っているとSPU(スーパーポイントアッププログラム)がアップし、グループ内のサービス利用時の還元率が良くなるからだ。
サービスごとのSPU達成条件はこちら
対象サービス | 倍率 | 達成条件 |
---|---|---|
楽天モバイル | +4倍 | 楽天最強プラン契約 |
楽天モバイル決済 | +2倍 | 月に2,000円以上の料金を支払い |
Rakuten Turbo/ 楽天ひかり | +2倍 | Rakuten Turboまたは楽天ひかりの契約 |
楽天カード 通常分 | +1倍 | 楽天カード※1を利用して楽天市場で買い物 |
楽天カード 特典分 | +1倍 | 楽天カード※1を利用して楽天市場で買い物 |
楽天銀行 +楽天カード | 最大+0.5倍 | |
楽天証券 投資信託 | +0.5倍 | 当月合計30,000円以上のポイント投資※2 |
楽天証券 米国株式 | +0.5倍 | 当月合計30,000円以上のポイント投資※3 |
楽天ウォレット | +0.5倍 | 暗号資産現物取引で月に合計30,000円以上購入※4 |
楽天トラベル | +1倍 | 対象サービスを月1回5,000円以上予約し、対象期間の利用 |
楽天ブックス | +0.5倍 | 月1回1注文3,000円以上買い物 |
楽天Kobo | +0.5倍 | 電子書籍を月1回1注文3,000円以上買い物 |
Rakuten Pasha | +0.5倍 | クーポンで当月に300ポイント以上獲得し、「きょうのレシートキャンペーン」にて審査通過レシート10枚以上達成 |
Rakuten Fashionアプリ | +0.5倍 | Rakuten FashionアプリでRakuten Fashion商品を月1回1注文5,000円以上買い物 |
楽天ビューティー | +0.5倍 | 月1回3,000円以上利用※5 |
- 種類問わず
- 1ポイント以上を利用したポイント投資が対象
- 米国株式円貨決済
- ポイント交換含む
- クーポン割引後の税込金額
- 出典:楽天カード株式会社「SPU(スーパーポイントアッププログラム)
すべてのサービスを活用すると15%以上も目指せる。
さらに、定期開催の楽天スーパーセールやお買い物マラソンを組み合わせれば、購入金額の4分の1以上をポイントとして還元することも可能だ。
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※期間限定ポイント含む。特典進呈条件あり。
三井住友カード(NL)

加えて紹介したいのが、対象のコンビニ・飲食店でポイント還元率が最大7%※になる三井住友カード(NL)だ。
対象のコンビニ・飲食店
店舗形態 | 対象店舗 |
---|---|
対象のコンビニ | セイコーマート セブン‐イレブン ポプラ ミニストップ ローソンなど |
対象の飲食店 | マクドナルド モスバーガー サイゼリヤ ガスト バーミヤン しゃぶ葉 ジョナサン ドトールコーヒーショップ エクセルシオール カフェなど |
また、SBI証券のNISA口座から三井住友カード(NL)で積立購入を行うと、投資金額の0.5%が付与される。
例えば毎月3万円ずつ積み立てている場合、1ヵ月に150ポイントが付与され、年間で1,800ポイントを受け取れる。
さらに、最高2,000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯)がついているほか、希望に応じてお好みの保険に変更することもできる。
取扱保険一覧はこちら
- ゴルフ安心プラン(ゴルファー保険)
- 弁護士安心プラン(弁護士保険)
- スマホ安心プラン(動産総合保険)
- 日常生活安心プラン(個人賠償責任保険)
- ケガ安心プラン(入院保険(交通事故限定))
- 持ち物安心プラン(携行品損害保険)
なお、別の保険に変更した場合、海外旅行傷害保険は付帯しないので注意が必要だ。
新規入会&条件達成で
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※期間:2025/7/1~2025/9/30
※対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)。※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
手数料率の低いクレジットカードを選んで分割払いを有効に活用しよう

クレジットカードの分割払いは、1回あたりの支払い額を抑えられたり、支出をコントロールしやすくなったりする一方で、利用方法を誤ると家計が一気に苦しくなる可能性がある。
手数料が高額になりやすく、元本以上の金額を支払うケースが出てくるからだ。
手数料が膨らむことを防ぐためには、分割回数の削減や繰り上げ返済、手数料率の低いクレジットカードの選択などが挙げられる。
手数料率の低いクレジットカードは以下の通りだ。
- イオンカードセレクト
- ビューカード
- 楽天カード
- 三井住友カード(NL)
これらのカードは分割手数料が安いうえ、そのほかにもさまざまなメリットがある。
クレジットカードの中には費用(年会費など)がかかるものもあるが、分割払いと上手に付き合うためにも、自分と相性の良いクレジットカードを作成してみてはどうだろうか。
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