おすすめゴールドカード7選を年会費ごとに解説！年会費無料から2万円以上まで紹介

ゴールドカードによって年会費が大きく異なるため、申し込む前に確認したい方も多いだろう。

毎年決まって必要になる出費なので、なるべく安い方が良いと考えている方もいるかもしれない。

ただ、年会費が高い＝悪ではないことを覚えておいてほしい。

なぜなら、年会費が高額なカードは特典が豊富で、ステータス性も高いケースが多いからだ。

そこで本記事では、年会費の価格帯ごとにおすすめのゴールドカードを紹介する。

年会費30,000円以上のハイクラスカードから永年無料を目指せるものまで、幅広く取り扱っているのでぜひ参考にしてほしい。

ゴールドカードの年会費は振れ幅が大きい！クレジットカードごとに徹底比較

ゴールドカードは、それぞれの年会費に大きな差がある。基本的には、ステータスや特典に見合った年会費が設定されている。

そのため、利用する特典が少ないゴールドカードを選択すると、オーバースペックで必要以上の年会費を支払っている可能性がある。

オーバースペックのゴールドカードによる不要な出費を避けるためにも、年会費の相場を知っておいてほしい。

人気ゴールドカードを比較

人気のゴールドカードの年会費を以下の表にまとめたので、参考にしてほしい。

	年会費（税込）
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード	31,900円
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード	11,000円 初年度のみ無料
dカードゴールドカード	11,000円
三井住友カード ゴールド（NL）	5,500円 年間100万円以上の利用でと翌年から永年無料 ※年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
エポスゴールドカード	5,000円 年間50万円以上利用すると翌年から永年無料 インビテーションによる作成は初年度から永年無料

ゴールドカードによって、年会費が大きく異なることがわかる。

条件達成で永年無料になるカードもあるため、年会費を支払わずにゴールドカードを保有したい方はチェックしておいてほしい。

インビテーションとは、現在よりもランクの高いクレジットカードにグレードアップできる招待状が届くことを指す。

一定金額以上の利用のほか、クレジットカード会社の基準をクリアするとインビテーションが届く。

ステータスが高いクレジットカードが欲しい人は、積極的に狙ってみるといいだろう。

他のグレードのクレジットカードと比較

ゴールドカードとその他のグレードのクレジットカードを比較したものが、以下の表である。

	一般	ゴールド	プラチナ	ブラック
	アメリカン・エキスプレス・ グリーン・カード	アメリカン・エキスプレス・ ゴールド・プリファード・カード	プラチナ・カード	アメリカン・エキスプレス・センチュリオンカード
年会費（税込）	月会費1,100円	31,900円	165,000円	355,000円 入会金550,000円（招待制）
家族カード （税込）	月会費550円	家族カード2枚まで無料 3枚目以降19,800円（税込)	家族カード4枚まで無料	ー

	一般	ゴールド	プラチナ	ブラック
	セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード	セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード	セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード	セゾンダイヤモンド・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費（税込）	1,100円 初年度年会費無料、年1回の利用で次年度無料	11,000円	22,000円	242,000円
家族カード （税込）	無料	年会費 1,100円	年会費 3,300円	無料

	一般	ゴールド	プラチナ	ブラック
	dカード	dカードゴールドカード	ー	ー
年会費（税込）	永年無料	11,000円
家族カード （税込）	永年無料	1枚目無料 2枚目以降1,100円（税込）／枚

	一般	ゴールド	プラチナ	ブラック
	三井住友カード （NL）	三井住友カード ゴールド（NL）	三井住友カード プラチナプリファード	ー
年会費（税込）	永年無料	5,500円 年間100万円以上利用で翌年以降永年無料	33,000円
家族カード （税込）	永年無料	永年無料	無料

	一般	ゴールド	プラチナ	ブラック
	エポスカード	エポスゴールドカード	エポスプラチナカード	ー
年会費（税込）	永年無料	5,000円 ※年間ご利用額50万円以上で翌年以降永年無料 招待：永年無料 プラチナ・ゴールド会員の家族から紹介：永年無料	招待：20,000円 上記以外：30,000円 ※年間ご利用額100万円以上で翌年以降20,000円
家族カード （税込）	ー	ー	ー

このように、一般カード＜ゴールドカード＜プラチナカード＜ブラックカードの順番で、年会費は高額になっている。

また、カード会社によっては、プラチナカードやブラックカードを発行していない点に注意が必要だ。

ゴールドカードやプラチナカードはインビテーションが必須のケースもある。

そのため、ゴールドカード以上のクレジットカードを作成したい場合は、ハイクラスカードの取り扱いがあるカード会社を選ぼう。

年会費2万円以上のゴールドカードおすすめ2選

年会費2万円以上のゴールドカードは、以下の通りだ。

高額な年会費に見合うだけの価値があるのか、それぞれの特徴について解説しよう。

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは年会費31,900円（税込）とほかのゴールドカードよりも高額のものになる。

ただ、旅好きにとって魅力的な特典が豊富に用意されており、旅行好きなら簡単に元を取れるだろう。

例えば、プライオリティ・パス・メンバーシップやザ・ホテル・コレクションが該当する。

それ以外の特典を以下にまとめたので、確認して欲しい。

ザ・ホテル・コレクションは宿泊に関してお得な特典を受けられるサービスだ。

たとえば、世界的なホテルの部屋を無料でグレードアップできたり、館内施設の利用料金から100ドル相当が割引されたりする。

国内外の宿泊施設が対象になっており、年に数回宿泊する方はザ・ホテル・コレクションだけで十分に元を取れる。

また、カードを更新する際は、国内の有名ホテル宿泊時に使える15,000円分のクーポンが配布される。

キンプトン新宿東京やハイアット リージェンシー瀬良垣アイランド沖縄に、お得に宿泊可能となっているのだ。

さらに、通常99米ドル必要なプライオリティ・パスへ無料で登録できる。

35米ドルかかるラウンジ利用料金が年2回まで無料になるため、海外旅行に行く回数が多い方はプライオリティ・パスだけで2万円以上もお得になる（1ドル＝147円）計算だ。

他にも旅行傷害保険や手荷物無料宅配サービスがあるため、快適な旅を楽しみたい人にはおすすめの1枚となる。

ダイナースクラブカード

年会費24,200円（税込）のダイナースクラブカードには、プラチナカードと同等の特典が用意されている。

他のゴールドカードよりもグルメ特典が充実しているため、有名レストランを利用する機会が多い方はすぐに元を取れる。

主な特典としては、以下のようなものがある。

エグゼクティブ ダイニングは、有名レストランのコースを2名以上で予約すると1名分のコース料金が無料になる特典だ。

誕生日や記念日のお祝いに、高級なレストランで食事を楽しみたい方にぴったりだろう。

また、独自のグルメ特典が豊富に用意されている。

例えば、オークラ ホテルズ & リゾーツの一部レストランで料金が10%オフになる。

さらに、通常では予約するのが難しい高級料亭を代理予約してもらえたりするのだ。

加えて、1,300ヵ所以上ある海外ラウンジを、年間10回まで無料で利用可能となっている。

国内ラウンジには回数制限は設けられておらず、年間何回でも好きなタイミングでラウンジを利用できるのだ。

なお、ホテルや旅行に関する特典も多くなっている。国内の厳選されたホテルの朝食が無料になったり、予約時に部屋がグレードアップされるのがそうだ。

ダイナースクラブカードを作成して、ワンランク上の食事や宿泊体験を楽しんでみてはどうだろうか。

年会費1万円以上のゴールドカード2選

料金と特典のバランスが良い、年会費1万円以上のゴールドカードは以下の通りだ。

それぞれの特徴について、解説しよう。

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードは、年会費11,000円（税込）のゴールドカードだ。

オンライン入会を利用すると、初年度のみ年会費無料で保有できる。

主な特典は、以下の通りだ。

148以上の国や地域、600以上の都市にある空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パスのプレステージ会員（年会費469米ドル）に、優待価格の11,000円（税込）で登録可能だ。

約5万円ほど（1ドル147円で計算）お得なので、海外に行く機会の多い方はこれだけで年会費の元を取れるだろう。

dカードゴールド

dカードは年会費11,000円（税込）かかるが、ドコモユーザーにおすすめのゴールドカードだ。

ドコモ光やドコモの通信費の支払いで10%分のポイント還元、対象プランの支払いで毎月187円（税込）割引など、ドコモをお得に利用できる特典が豊富だからだ。

ドコモユーザーが、ドコモ光やドコモの通信費をdカードゴールドで支払うと、税金を除いた金額の10%分がポイント還元される。

つまり、税抜で毎月10,000円支払っている場合、月間1,000ポイント、年間で12,000ポイントが付与されるのだ。

また、eximoやirumo（0.5GBは対象外）、5Gギガホなどの対象プランの支払いにdカードゴールドを利用すると、毎月187円（税込）が割引になる。

年間にすると、2,244円（税込）お得になる計算だ。

家族の通信費を1回線にまとめている場合、人数分×2,244円がお得になるので非常にお得と言える。

さらに、年間利用額が100万円を超えると年会費と同等の11,000ポイント、200万円を超えると22,000ポイントが還元される。

ドコモユーザーはメインカードをdカードにして、日々の決済でお得にポイントを貯めてみてはどうだろうか。

条件を達成すると年会費が0円になるゴールドカード2選

条件を達成すると年会費が0円になるゴールドカードは以下の通りだ。

それぞれ解説しよう。

三井住友カード ゴールド（NL）

三井住友カード ゴールド（NL）は年会費5,500円（税込）のゴールドカードだ。^※

ただ、年間利用額が100万円を超えると翌年以降は年会費が永年無料になる。

年会費永年無料を目指せるうえに、特典が豊富なのでメインカードとして使っている方も多い。

ただ、年会費永年無料を目指す際、集計の対象外になる費用がある点には注意しよう。

年会費・投資信託の積立購入代金・分割払いやリボ払いの手数料がそれに当たる。

三井住友カード ゴールド（NL）の主な特典は、以下の通りだ。

三井住友カード ゴールド（NL）は、特定店舗でのスマホのタッチ決済に大きな強みがある。

対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済を行うと、7%がポイントとして還元されるのだ。^※

対象のコンビニ・飲食店は以下の通りになる。

店舗形態	対象店舗
対象のコンビニ	セイコーマート・セブン‐イレブン・ポプラ・ミニストップ・ローソンなど
対象の飲食店	マクドナルド・モスバーガー・サイゼリヤ・ガスト・バーミヤン・しゃぶ葉・ジョナサン・ドトールコーヒーショップ・エクセルシオール カフェなど

この時、カードのタッチ決済を使うと還元率が5%になってしまう点には注意が必要だ。

スマホに三井住友カード ゴールド（NL）を登録して支払うようにしよう。

※年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料
※年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。

※2024年9月10日（火）積立設定締切分（2024年10月1日（火）買付分）までのポイント付与。以降は対象カードごとのカードご利用金額などに応じたポイント付与率になる。

※対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7％還元※最大7％内訳（通常ポイント0.5％+スマホのタッチ決済利用6.5％）。※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。※一定金額（原則1万円）を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。
その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。

エポスゴールドカード

エポスゴールドカードの年会費は5,000円（税込）だが、3つの方法で年会費永年無料を目指せる。

エポスゴールドカードで年間50万円以上を利用すると、翌年以降は年会費永年無料となる。

エポスカードで利用実績を積み上げたことによるインビテーション、家族からの紹介の場合は、初年度から年会費永年無料で利用できる。

主な特典は、以下のようになる。

「選べるポイントアップショップ」の活用で、ポイント還元率を高められる。

これは3店舗まで登録できるお気に入りショップの決済にエポスゴールドカードを使用すると、ポイントが最大3倍になるものだ。

スーパーやコンビニの通常店舗以外にも、電気や水道などの公共料金も対象になっており、登録可能な店舗は300以上にもなる。

対象ショップの一例は以下の通りだ。

企業の形態	対象ショップ
スーパー・コンビニ・ドラッグストア	アピタ・イオン・ダイエー・キリン堂・サンドラッグ・セブンイレブン・ローソンなど
公共料金	朝日新聞・東京都水道料金・関西電力・中国電力・大阪ガス・東部ガス・国民年金など
家電量販店	エディオン・カインズ・ケーズデンキ・ビックカメラ・ヤマダ電機・上新電機など

また、ボーナスポイント制度も魅力的だ。50万円以上の利用で2,500ポイント、100万円以上の利用で10,000ポイントが貯まる。

エポスゴールドカードをメインカードとして使用していれば、ボーナスポイントだけで年会費以上の価値を感じられるだろう。

目的に合ったゴールドカードを選んで不要な年会費を払わないようにしよう

本記事では、年会費が2万円以上・1万円代・条件付きで0円になるという3段階に分けておすすめのゴールドカードを紹介した。

おすすめのゴールドカードとその年会費は、以下の通りである。

ゴールドカード	年会費（税込）
アメリカン・エキスプレス・ ゴールド・カード	31,900円
ダイナースクラブカード	24,200円
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード	11,000円 （※）初年度のみ無料
dカードゴールド	11,000円
三井住友カード ゴールド（NL）	5,500円 （※）年間100万円以上の利用で翌年以降の年会費永年無料
エポスゴールドカード	5,000円 （※）年間50万円以上の利用で翌年以降の年会費永年無料 （※）プラチナ・ゴールド会員の家族からの紹介、インビテーションで作成すると初年度から年会費永年無料

年会費が2万円を超えるアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードやダイナースクラブカードは、旅行やグルメに関する特典が豊富だ。

せっかく作成するなら、特典を活用して年会費の元を取りたいところだ。

そのため、対象ホテルやレストランを利用する機会のない方は、別のゴールドカードを作成すべきだろう。

年会費を抑えながらも充実した特典を活用したい方には、年会費1万円代のゴールドカードがおすすめだ。

ニーズに合った特典があるゴールドカードを選択することで、オーバースペックになってしまうのを防げる。

また、クレジットカードの年会費を支払いたくない方は、年会費永年無料を目指せるゴールドカードを選ぼう。

年間利用額の条件達成やインビテーションによって、年会費永年無料を実現できる。

自分が何を重視しているか明確にすることで、利用すべきゴールドカードが見えてくるはずだ。

本記事を見返して、自分に合ったゴールドカードを選べるようにして欲しい。