- 基本還元率0.5%で本当にお得なのか不安
- イオン銀行への口座開設が面倒に感じる
- 旅行保険がなくて困る場面があるか知りたい
イオンカードセレクトは年会費無料でイオングループでの特典が魅力的ですが、実際に使ってみると気になる点もあります。
この記事では、イオンカードセレクトの4つのデメリットと、それぞれの対処法を具体的に解説します。
記事を読めば、自分にとってイオンカードセレクトが最適なのか、どう活用すれば弱点を補えるのか判断できるようになります。
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イオンカードセレクトの基本情報
イオンカードセレクトは、クレジットカード・イオン銀行のキャッシュカード・電子マネーWAONの3つが一体になった多機能カードです。
年会費永年無料で維持コストがかからず、イオングループでの買い物を頻繁にする方に向いています。
まずはこの章でカードの基本機能と「どのような人におすすめか」を理解して、自分に合うのかを判断していきましょう。
イオンカードセレクト
ここがおすすめ!
- クレカ・電子マネー・キャッシュカード機能が一体化
- WAONポイントが二重取りでお得に貯まる
- イオングループならいつでもポイント還元2倍
- 年間50万円(税込)以上の利用でゴールドカードに切り替え

還元率 | 年会費 |
---|---|
0.50〜1.00% | 無料 |
国際ブランド | 電子マネー |
![]() ![]() ![]() | Apple Pay、イオンiD |
国内旅行保険 | 海外旅行保険 |
なし | なし |
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イオンカードセレクトの基本機能とおすすめな人の特徴
イオンカードセレクトの年会費は永年無料で、家族カード・ETCカードも無料です。
国際ブランドはVisa・Mastercard・JCB から選択可能です。
このカードの最大の特徴は、「クレジットカード」「イオン銀行キャッシュカード」「電子マネーWAON」の3つの機能が一つに集約されていることです。
なお、引落口座はイオン銀行のみで、カード申し込み時には口座開設が必須なので注意しましょう。
こんな方におすすめ
まず、イオンやマックスバリュで週に1回以上買い物する方なら、特典日の割引やポイントアップを最大限活用できます。
食費や日用品など、生活必需品の支出をイオングループに集約できる家計重視層にもおすすめです。
また、給与受取口座をイオン銀行に設定すると、普通預金金利が優遇される仕組みがあります。
さらに、電気・ガス・水道などの料金をイオン銀行口座から自動で支払うように設定すれば、これによりポイントを獲得することもできます。
メインバンクの変更を検討できる方にとっては、銀行とカードをまとめて管理できる利便性が魅力でしょう。
還元率と特典日の仕組み
イオンカードセレクトの還元率体系は、通常時と特典日で大きく異なります。
通常時の還元率は0.5%で、税込200円の買い物ごとに1WAON POINTが付与されます。
イオン、イオンモール、ダイエー、マックスバリュなどのイオングループ対象店舗では、いつでも通常の2倍となる1.0%還元を受けられます。
主な特典日
- 毎月20日・30日「お客さま感謝デー」:
買い物代金が5%OFF - 毎月10日「AEONCARD Wポイントデー」:
ポイント2倍
なお、金券類、たばこ、公共料金の支払いなど、一部商品は5%OFF特典の対象外となりますので確認が必要です。
また、ポイント計算は200円ごとの単位です。
例えば399円の買い物の場合、200円分のみがポイント付与対象となり、残りの199円は切り捨てとなります。
WAONオートチャージの仕組み
イオンカードセレクトからWAONにオートチャージすると、チャージ時に0.5%のポイントが付与されます。
さらにWAONで決済すると0.5%のポイントが加算されるため、イオングループでの合計還元率は1.5%に達します。
また、20日・30日のお客様感謝デーにWAON決済を利用すれば、これに5%OFFの割引特典も付きます。
ここに注意!
ただし、オートチャージは1日1回、1取引1回までという制限があります。
また、チャージ金額はイオン銀行の普通預金口座から引き落とされるため、残高不足に注意が必要です。
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イオンカードセレクトの4つのデメリット
イオンカードセレクトには、注意すべき以下4つの弱点があります。
それぞれの影響度は利用者の生活パターンによって異なります。
詳しい解説と回避策は後述の「デメリットを軽減する方法」で具体的にご紹介しますので、自分に当てはまるポイントを確認してみましょう。
基本還元率0.5%は他の高還元カードと比べて低い
イオンカードセレクトの基本還元率0.5%は、クレジットカード業界では標準的な水準です。
しかし、最近は基本還元率1.0%以上のカードも増えており、イオン以外での利用が多い方にとっては物足りなさを感じる可能性があります。
特に、コンビニやドラッグストアなど、イオン以外の店舗での買い物が多い場合、年間で数千円分のポイント差が生じる可能性があります。
例えば月5万円をイオン以外で使う場合、0.5%還元だと年間3,000ポイントですが、1.0%還元のカードなら6,000ポイントとなり、3,000ポイント(3,000円相当)の差が出ます。
イオンカードの特典で補える?
一方で、イオングループでは常時1.0%還元、特典日には5%OFFなど、利用シーンを絞れば高還元を実現できます。
買い物の多くをイオンに集約できる方なら、基本還元率の低さは大きな問題にならないでしょう。
メイン化に不安を感じる方は、下表で他カードとの比較や併用戦略を確認してみてください。
他の高還元カードと比較すると?
主要な高還元カードとイオンカードセレクトを比較してみましょう。
カード | イオンカードセレクト![]() | 楽天カード![]() | JCBカード W![]() | リクルートカード![]() | 三井住友カード(NL)![]() |
---|---|---|---|---|---|
公式サイト | |||||
年会費 | 永年無料 | 永年無料 | 永年無料 | 永年無料 | 永年無料 |
基本還元率 | 0.50% | 1.00% | 1.00% | 1.20% | 0.50% |
特徴・条件 | イオングループで1.0% 特典日5%OFF | 楽天市場で最大3%〜、楽天経済圏で有利 | Amazon・スターバックスで高還元、39歳以下限定 | 公共料金も1.2%還元 | 対象コンビニ・飲食店で最大7%還元※ |
国際ブランド | VISA・Mastercard・JCB | VISA・Mastercard・JCB・AMEX | JCB | VISA・JCB | VISA・Mastercard |
スマホ決済 | 各種対応 | 楽天ペイ連携 | Apple Pay・Google Pay | 各種対応 | タッチ決済で還元率UP |
まず、リクルートカード・楽天カード・JCBカード Wは、どこで使っても1.0%以上の還元を受けられる常時高還元型のカードです。
これらはメインカードとして万能に使いたい方に向いています。
反対に、三井住友カード(NL)やイオンカードセレクトなどのように、 特定店舗で大幅に還元率がアップするタイプのクレジットカードは、対象店舗での利用頻度が高い方にメリットがあります。
どのタイプが自分に合うの?
判断のポイントは、月間支出の構成比です。
食費・日用品のうち、イオンでの買い物が70%以上を占めるなら、イオンカードセレクト単独でも十分お得です。
イオン以外の支出が50%を超えるなら、高還元カードとの併用を検討しましょう。
コンビニ利用が多いなら三井住友カード(NL)、Amazon利用が多いならJCBカード Wなど、自分の消費行動に合わせた選択が重要です。
また、決済手段も考慮してください。
例えばスマホ決済を頻繁に使うなら、そのサービスと相性の良いカードを選ぶとポイントが貯まりやすくなります。
イオン以外で利用すると損をする?
イオン以外での利用が還元率の面で「損」になるかは、月間の支出バランス次第です。
具体的なシミュレーションで見てみましょう。
ケース1:イオン比率80%の場合
月間支出10万円のうち、イオン8万円・イオン以外2万円と仮定します。
- イオン8万円 × 1.0% = 800ポイント
- イオン以外2万円 × 0.5% = 100ポイント
- 合計:900ポイント/月(年間10,800ポイント)
一方、基本還元率1.0%のカードを使った場合の獲得ポイントと差額は以下のように計算できます。
全体10万円 × 1.0% = 1,000ポイント/月(年間12,000ポイント)
差額=12,000ポイント – 10,800ポイント = 年間1,200ポイント
ケース2:イオン比率40%の場合
続いて、月間支出10万円のうち、イオン4万円・イオン以外6万円と仮定します。
- イオン4万円 × 1.0% = 400ポイント
- イオン以外6万円 × 0.5% = 300ポイント
- 合計:700ポイント/月(年間8,400ポイント)
同様に、基本還元率1.0%のカードを使った場合の獲得ポイントと差額は以下のように計算できます。
全体10万円 × 1.0% = 1,000ポイント/月(年間12,000ポイント)
差額=12,000ポイント – 8,400ポイント = 年間3,600ポイント
結論と対策
イオングループ以外での決済比率が50%を超える方は、高還元カードとの併用で最適化を図るのが現実的です。
このように用途を分けることで、トータルでの還元率を最大化できます。
具体的な併用方法は「デメリットを軽減する方法」で詳しく解説します。
注意点
イオンカードセレクトは200円ごとにポイント計算するため、199円以下は切り捨てられます。
例えば399円の買い物では、200円分の1ポイントしか付与されず、実質還元率は0.25%まで下がります。
コンビニなどで細かい買い物を頻繁にする場合、この切り捨てが積み重なって年間数百円の損失になることもあります。
また、以下の支払いはポイント付与の対象外となります。
- 各種税金・公共料金の一部
- 電子マネー・WEBマネーのチャージ(WAON以外)
- 金券類の購入
- キャッシング利用分
- 年会費
引落口座がイオン銀行に限定される
イオンカードセレクトの利用代金は、イオン銀行口座からのみ引き落としされます。
他の銀行口座を引落先に指定することはできません。
これはイオンカードセレクトが「イオン銀行キャッシュカード一体型クレジットカード」という性質上、避けられない仕様です。
すでに給与受取や各種引き落としを設定している銀行がある場合、以下の実務負担が生じます。
- 資金移動の手間
毎月、メイン口座からイオン銀行へ手動で資金を移す必要があります。
カード利用額を予測して、引落日前に十分な残高を確保しておかなければなりません。 - 家計簿の複雑化
2つの口座を管理することになり、家計簿アプリでの記録や残高確認の手間が増えます。 - 自動引落し設定の変更
公共料金や各種サブスクリプションの引落口座を変更する場合、各サービスへの手続きが必要です。
一方で、イオン銀行をメイン口座として使うことに抵抗がない方や、新たに口座を開設することを負担に感じない方にとっては、大きな問題にはならないでしょう。
旅行傷害保険が付帯していない
イオンカードセレクトには、国内・海外旅行傷害保険が付帯していません。
そもそも旅行傷害保険とは、旅行中のケガや病気、携行品の損害などを補償する保険です。
海外での医療費は高額になることが多く、保険がないと大きな自己負担が生じる可能性があります。
また国内旅行でも、交通事故や転倒によるケガなどのリスクはゼロではありません。
特に出張や旅行が多い方は特に注意が必要です。
年に数回でも海外に行く機会がある方、趣味で登山やスキーなどアクティビティを楽しむ方は、旅行保険の有無が重要な選択基準となります。
なお、イオンゴールドカードセレクトには旅行傷害保険が付帯します(海外最高5,000万円・国内最高3,000万円、利用付帯)。
年間50万円以上の利用でゴールドカードへのインビテーション(招待)を受けられるため、旅行保険が必要な方は将来的なグレードアップも視野に入れると良いでしょう。
他の電子マネーへのチャージ制限
イオンカードセレクトは、WAON以外の電子マネーやコード決済へのチャージに制限があります。
主要な電子マネー・コード決済サービスについて、イオンカードセレクトでのチャージ可否とポイント付与状況を整理しました。
サービス | チャージ可否 | ポイント付与 | 備考 |
---|---|---|---|
WAON | 可能 | あり(0.5%) | オートチャージ設定でポイント二重取り |
Suica | 可能 | なし | モバイルSuicaへのチャージはポイント対象外 |
nanaco | 可能 | なし | チャージのみ可能、ポイントは付かない |
楽天Edy | 可能 | なし | チャージ額はポイント付与対象外 |
PayPay | 不可 | – | PayPay残高へのチャージは不可 |
楽天ペイ | 不可 | – | 直接チャージは不可 |
「チャージできてもポイント付与対象外」というパターンが多いため、注意が必要です。
例えばSuicaの場合、モバイルSuicaにチャージすること自体は可能ですが、そのチャージ額に対してWAON POINTは付与されません。
スマホ決済を頻繁に使う方、交通系ICカードを日常的に利用する方は、還元ロスが大きくなる可能性があります。
例えば月1万円をSuicaにチャージする場合、1.0%還元のカードなら月100ポイント(年間1,200ポイント)貯まりますが、イオンカードセレクトではゼロです。
イオンカードセレクトのデメリットに影響されやすい人
イオンカードセレクトのデメリットは、利用者の生活パターンによって影響度が大きく変わります。
自分が以下のどのタイプに当てはまるか、セルフチェックしてみましょう。
特にこれらに複数当てはまる方は、次の章で具体的な対策も確認してください。
イオン以外での買い物が多い人
月間支出に占めるイオン比率が30%以下の場合、イオンカードセレクトの恩恵を十分に受けられない可能性があります。
月間支出10万円のうち、イオン3万円・イオン以外7万円の場合を考えてみましょう。
カード | 獲得ポイント |
---|---|
イオンカードセレクト | イオン3万円 × 1.0% = 300ポイント イオン以外7万円 × 0.5% = 350ポイント 合計:650ポイント/月(年間7,800ポイント) |
基本還元率1.0%のカード | 全体10万円 × 1.0% = 1,000ポイント/月(年間12,000ポイント) |
差額 | 年間4,200ポイント(約4,200円) |
イオン以外での買い物が多い方は、以下の併用パターンがおすすめです。
例えば、基本還元率が常時1.0%以上の楽天カードやリクルートカードを併用する方法があります。
また、コンビニ・飲食は三井住友カード(NL)、AmazonならJCBカード Wなど、用途別にさらに細かく分ける方法もあります。
どちらの方法でも、イオンカードセレクトの年会費無料というメリットを活かしつつ、他のカードで通常還元も確保できます。
楽天カード![]() | リクルートカード![]() | 三井住友カード(NL)![]() | JCBカード W![]() |
他の銀行口座をメインで使っている人
すでにメインバンクが確立しており、給与受取や各種引落しを他行で管理している方は、イオン銀行への資金移動の手間が負担となります。
この場合、自動入金サービスの設定と自動振替の活用でデメリットをカバーできる可能せいがあります。
詳しい方法は次章で確認してください。
出張や旅行が多い人
年に3回以上海外に行く方、または国内出張・旅行が頻繁な方は、旅行傷害保険がないことが大きなデメリットとなります。
例えば海外旅行中に急性虫垂炎(盲腸)で手術を受けた場合、国によっては医療費が200〜300万円かかることがあります。
また国内でも、スキー旅行中の骨折で救急搬送・手術となった場合、数十万円の医療費が発生します。
このデメリットを補完するには、自分の旅行パターンに合わせて旅行傷害保険が付帯するカードを選ぶことが重要です。
旅行パターン | 選ぶカード |
---|---|
短期旅行が多い(3〜5日) | 年会費無料で自動付帯のカードを1枚持つ |
長期滞在が多い(1週間以上) | 補償額が手厚い利用付帯カード |
家族旅行が多い | 家族特約付きのカード (年会費有料が多い) |
家族特約がないカードの場合、本会員のみが補償対象となり、配偶者や子どもは補償されないため、別途家族分の保険が必要です。
家族特約付きカードなら、生計を同一にする家族(配偶者・子ども)も自動で補償されますが、補償額は本会員より低めに設定されていることが多いため注意しましょう。
併用におすすめのカードは次章で解説しているので参考にしてください。
イオンカードセレクトのデメリットを軽減する4つの方法
イオンカードセレクトの弱点は、工夫次第で十分カバーできます。
ここでご紹介する4つの対処法を実践すれば、5分程度で最低限の対策が取れます。
それぞれの方法の最後に、実行すべきアクションをチェックリスト形式で記載していますので、ぜひ活用してください。
高還元カードと併用する
イオン以外での買い物には、基本還元率1.0%以上の高還元カードを使い分けることで、トータルの還元率を最大化できます。
手順
- 用途分担を決める
- 併用カードを選ぶ
- 家計簿でのタグ設定
まずは、明確に使い分けのルールを決めておくことが重要です。
用途 | 使用するカード | 特典 |
イオン系列店(イオン・マックスバリュ・ダイエー等) | イオンカードセレクト | イオングルーでの1.0%還元 特典日5%OFF |
イオン以外(コンビニ・ドラッグストア・Amazon等) | リクルートカード・JCBカード Wなど | 基本還元率が1.0%以上 |
続いて併用カードを選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。
- 初期設定が「リボ払い」になっていないか確認
- 年間利用条件があるか(年会費無料条件など)
- ポイント還元の上限額はあるか
- ポイント有効期限はどれくら
特にリボ払いは金利手数料が高額になるため、必ず「1回払い」に設定してください。
最後に、家計簿アプリでカードごとにタグや色分けをしておくと、どのカードでいくら使ったか一目で分かります。
月末に集計すれば、カードごとの利用額とポイント獲得数を簡単に確認できます。
タイプ別の併用カード代表例
タイプ | カード名 | 基本還元率 | 主な特徴 | 年会費 | 上限・条件 |
---|---|---|---|---|---|
汎用高還元 | 楽天カード![]() | 1.0% | 楽天市場で3%〜 | 永年無料 | 上限なし |
汎用高還元 | リクルートカード![]() | 1.2% | 公共料金も対象 | 永年無料 | 月30万円まで |
特定店特化 | 三井住友カード(NL)![]() | 0.5% | 対象店舗で最大7%※ | 永年無料 | 対象店舗限定 |
若年層向け | JCBカード W![]() | 1.0% | 対象店舗で最大10.5%※ 18歳以上39歳以下限定 | 永年無料 | 40歳以降も継続可 |
併用カードを選ぶ時のチェックリスト
- 併用カードを1枚選定した
- イオンとイオン以外の使い分けルールを明確にした
- 併用カードの支払い方法を「1回払い」に設定した
- 家計簿アプリでカードごとにタグ・色分けをした
- 両カードの明細を月1回確認する習慣をつけた
オート入金で資金移動の手間を削減する
イオン銀行の「自動入金サービス」を使えば、他行口座からイオン銀行へ毎月自動で資金を移動できます。
オート入金とは?
- 他行に給与が振り込まれる
- 毎月指定日に自動でイオン銀行へ入金
- イオン銀行からカード利用代金が引き落とし
この流れを自動化することで、手動での資金移動が不要になります。
イオン銀行の自動入金サービスは、手数料完全無料で、何回利用しても、いくら入金しても手数料はかかりません。
ただし、入金元の銀行で引き出し手数料がかかる場合があるので、入金元の銀行の規約を確認してください。
どうやって設定できる?
- イオン銀行のインターネットバンキングにログイン
- メニューから「自動入金サービス」を選択
- 入金元の銀行・支店・口座番号を入力
- 毎月の入金額を設定
- 入金日を選択
(6日・7日・8日・23日・26日・27日から選択可能) - 内容確認・申込完了
金額・日付・頻度の決め方
入金額は、「過去3ヶ月のカード利用額の平均値 × 1.2倍」を目安に設定しましょう。
余裕を持たせることで、利用額が増えた月でも残高不足を防げます。
- 直近3ヶ月の平均利用額が5万円
- 入金額 = 5万円 × 1.2 = 6万円に設定
また、入金日は引落予定日の5営業日前を推奨します。
銀行の営業日(土日祝を除く)を考慮して、余裕を持った日程設定が重要です。
- 引落日が2日の場合 → 26日または27日に入金
- 引落日が27日の場合 → 23日に入金
引き落とし頻度は、通常「毎月1回」で十分です。
もしカード利用額が大きく変動する方は、月2回の入金設定も検討するとよいでしょう。
自動入金サービスのチェックリスト
- 自動入金サービスに申込完了した
- 入金額を適切に設定した(利用額の1.2倍程度)
- 入金日を引落日の5営業日前に設定した
- 初月は手動でも確認し、入金が正常に実行されたか確認した
- ボーナス月など支出が増える月は、事前に手動で追加入金する予定を立てた
他のクレジットカードで旅行傷害保険を補う
旅行傷害保険がないデメリットは、他のカードの保険を活用して補えます。
イオンカードセレクトと2枚持ちで旅行傷害保険を補うなら、以下のカードがおすすめです。
カード | エポスカード![]() | 楽天プレミアムカード![]() | 三井住友カード ゴールド(NL)![]() |
---|---|---|---|
公式サイト | |||
年会費 | 永年無料 | 11,000円 | 5,500円(条件で無料) |
付帯タイプ | 自動付帯 | 自動付帯 | 利用付帯 |
傷害死亡・ 後遺障害 | 最高3,000万円 | 最高5,000万円 | 最高2,000万円 |
傷害・ 疾病治療費用 | 最高270万円 | 最高300万円 | 最高100万円 |
携行品損害 | 最高20万円 | 最高50万円 | 最高20万円 |
家族特約 | なし | あり | なし |
自動付帯と利用付帯の違いとは?
種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
自動付帯 | カードを持っているだけで保険が適用される 旅行代金をそのカードで支払う必要はない | 手間がかからない | 補償額が低めのことが多い |
利用付帯 | 航空券・ツアー代金をそのカードで決済した場合のみ保険適用 | 補償額が高めに設定されていることが多い | 決済を忘れると保険が適用されない |
旅行傷害保険のチェックリスト
- 自動付帯か利用付帯かを確認し、利用条件を理解した
- 家族旅行が多い場合、家族特約の有無を確認した
- 補償内容(特に治療費用)が十分か確認した
WAONを最大限活用する
イオンカードセレクトは、オートチャージを設定し、特典日を狙って利用することで、還元率を大幅に引き上げられます。
オートチャージとは、WAONの残高が設定金額を下回ると、自動でイオン銀行口座からチャージされる仕組みのことです。
どうやって設定できる?
- イオンカードセレクトをWAONステーションまたはイオン銀行ATMに挿入
- 「オートチャージ設定」を選択
- チャージ実行金額(残高がこの金額を下回ったらチャージ)を設定
- チャージ額を設定
例えば、チャージ実行金額を3,000円・チャージ額を5,000円にすると、WAONの残高が3,000円を下回ったタイミングで、自動的に5,000円がチャージされます。
ポイント二重取りの仕組み
イオンカードセレクトからWAONにオートチャージすると、以下のようにポイントを二重取りできます。
- チャージ時:
200円ごとに1 WAON POINT付与(0.5%) - 決済時
200円(税込)ごとに1 WAONポイント付与(0.5%)
ただし、イオングループでは決済時のポイントが2倍になるため、還元率が1.0%となり、ポイント二重取りで合計1.5%還元を実現できます。
なお、チャージでもらえるのは「WAON POINT」、決済でもらえるのは「WAONポイント」と、ポイントの種類が異なります。
いずれも1ポイント=1円相当で利用可能です。
お客様感謝デーとの併用でさらにお得
また、毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」にWAONで決済すると、以下の還元を受けられます。
- 買い物代金5%OFF
- WAONオートチャージポイント:0.5%
- WAON決済ポイント:0.5%
例えば1万円の買い物をした場合は、以下のように割引とポイント還元が同時に受けられます。
- 5%OFF:500円割引 → 支払額9,500円
- オートチャージ:9,500円 × 0.5% = 47.5ポイント
- WAON決済:10,000円 × 0.5% = 50ポイント
ボーナスポイント対象品のでさらにお得
イオンの店頭やチラシに「ボーナスポイント」のマークがついた商品があります。
これらは通常のポイントに加えて、ボーナスポイントが付与される特別商品です。
積極的に狙うことで、さらにポイントを上乗せできます。
どうやって見つける?
- 店頭のPOP(商品棚の値札)に「ボーナスポイント○○ポイント」と記載
- イオンの公式アプリ「iAEON」でボーナスポイント対象商品を検索
- チラシの「ボーナスポイント」特集ページ
WAON連携のチェックリスト
- WAONのオートチャージ設定を完了した
- 毎月20日・30日のお客様感謝デーを意識して買い物を計画
- ボーナスポイント対象商品をチェック
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イオンカードセレクトのメリット
デメリットを確認したところで、イオンカードセレクトの強みも見ておきましょう。
イオンカードセレクトは、弱点はあるものの、特定条件では大きな価値を発揮するカードです。
ここでは公平な視点で、メリットとその適用条件、さらに対象外となるケースも併記します。
イオンとWAON利用時の特典
最大のメリットはイオングループでの利用に特化した豊富な特典です。
- ポイント常時2倍
イオン・イオンモール・ダイエー・マックスバリュなどの対象店舗で、
いつでもポイントが通常の2倍(1.0%還元) - 毎月20日・30日「お客さま感謝デー」
買い物代金が5%OFF - 毎月10日「AEONCARD Wポイントデー」
どこで使ってもポイントが2倍(1.0%還元) - イオンシネマ割引
一般料金から300円割引で映画鑑賞券を購入できます
さらに感謝デー(20日・30日)は1,100円(税込)の特別料金で鑑賞可能 - WAONボーナスポイント
対象商品を購入すると、通常ポイントに加えてボーナスポイントが付与
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ただし、すべての商品・サービスが特典対象というわけではありません。
以下は対象外となることが多いです。
- 金券類(商品券・ギフトカード)の購入
- たばこ
- 一部のテナント(イオンモール内でもイオン直営ではない店舗)
- 公共料金の支払い(感謝デーの5%OFFは対象外)
- 配送料・手数料
また、ポイント計算は200円ごとに行われるため、199円以下の端数は切り捨てられます。
399円の買い物なら、200円分の1ポイントしか付与されません。
ゴールドカード招待とラウンジ特典
イオンカードセレクトを年間50万円以上利用すると、イオンゴールドカードセレクトへのインビテーション(招待)を受けられます。
イオンゴールドカードは、ゴールドカードでありながら年会費は永年無料です。
ゴールドカードの特典
- 空港ラウンジ
国内主要6空港のラウンジを無料利用可能
(羽田空港・成田空港・新千歳空港・伊丹空港・福岡空港・那覇空港) - 旅行傷害保険
海外最高5,000万円・国内最高3,000万円(利用付帯) - ショッピング保険
年間300万円まで補償
ただし、イオンカードセレクト(ミニオンズ)など、一部のデザインではゴールドカードへの切替対象外となります。
公式サイトで対象カードを確認してください。
イオンカードセレクトとの違い
項目 | イオンカードセレクト![]() | イオンゴールドカードセレクト![]() |
---|---|---|
公式サイト | ||
年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
基本還元率 | 0.5% | 0.5% |
イオン特典 | あり | あり |
空港ラウンジ | なし | あり |
旅行傷害保険 | なし | あり(利用付帯) |
ショッピング保険 | 年間50万円 | 年間300万円 |
ゴールドカードを目指す場合、まずは通常のイオンカードセレクトを発行し、年間50万円(月約4.2万円)を目標に利用していきましょう。
利用者の口コミで評価される点
実際の利用者からは、どのような点が評価されているのでしょうか。
口コミサイト等の情報を参考に、ポジティブ・ネガティブ両面を見てみます。
高評価のポイント

20日・30日の5%OFFは家計に大きく貢献している。月2回のまとめ買いで年間数万円の節約になる
特に食費や日用品など、生活必需品をイオンで購入する方にとって、お客様感謝デー5%OFFのインパクトは大きいようです。



万が一残高不足で引落しできなかった場合でも、再引落しがあるので延滞記録が付きにくい
再引落しの制度に対する安心感もメリットにあがっています。
ただし、再引落しはあくまで救済措置です。本来は引落日前に残高を確保しておくべきであり、再引落しに頼るのは望ましくありません。



オートチャージでポイントが貯まる仕組みが嬉しい。他のイオンカードにはない特典
さらに、WAONポイント二重取りをイオンカードセレクトならではのメリットを挙げる声もありました。
低評価のポイント



イオン以外で使うとポイントが全然貯まらない。楽天カードと併用している
やはり基本還元率の低さを指摘する意見もあります。



カードが欲しいだけなのに、銀行口座まで開設しないといけないのが面倒
また、口座開設の手間を気にする声もやはり一定数みられました。
- 本記事では、公的でない匿名掲示板の口コミは除外し、ある程度信頼性のある口コミサイトの情報を参考情報として扱っています。口コミはあくまで個人の感想であり、すべての人に当てはまるわけではありません。ポジティブ・ネガティブ両面を均衡させて紹介しています。
通常のイオンカードとイオンカードセレクトの違い
イオンカードには「イオンカードセレクト」と「イオンカード(WAON一体型)」など、複数の種類があります。
ここでは主要な相違点を解説します。
それぞれの違いを理解して、自分に合ったカードを選びましょう。
主な相違点
項目 | イオンカードセレクト![]() ![]() | イオンカード(WAON一体型)![]() ![]() |
---|---|---|
公式サイト | ||
引落口座 | イオン銀行のみ | イオン銀行または他行 |
WAON オートチャージ | 可能 (ポイント付与あり) | 可能 (ポイント付与なし) |
銀行機能 | イオン銀行キャッシュカード一体型 | なし |
口座開設 | 必須 | 不要 |
給与受取・ 公共料金特典 | あり | なし |
保険 | ショッピング保険のみ | ショッピング保険のみ |
ゴールド招待 | あり | あり |
引落口座指定の違い
イオンカードセレクトの引落口座はイオン銀行限定です。
カード発行時にイオン銀行口座が同時開設されます。
一方、イオンカード(WAON一体型)なら、イオン銀行のほか、みずほ銀行・三井住友銀行・ゆうちょ銀行など、多数の金融機関を引落口座に指定できます。
対象の金融機関は公式サイトの「カードお引落口座取扱金融機関一覧」で対応銀行を確認できます。
既存のメイン口座をそのまま使いたい方は、資金移動の手間がかからないイオンカード(WAON一体型)の方が利便性が高いでしょう。
一方、イオン銀行の高金利やMyステージ特典を活用したい方は、イオンカードセレクトがおすすめです。
オートチャージ機能の違い
WAONへのオートチャージ機能は両カードとも対応していますが、ポイント付与に大きな違いがあります。
イオンカードセレクトはオートチャージ時の0.5%還元(200円ごとに1 WAON POINT付与)とWAON決済時にポイントが貯まるため、イオングループではポイント二重取りで合計1.5%還元を実現できます。
一方、イオンカード(WAON一体型)もオートチャージはできますが、チャージ時のポイント付与はありません。
なお、オートチャージのポイント付与は、イオン銀行口座からのチャージに限られ、上限・対象外もあるので注意が必要です。
上限
- 1日1回まで
- 1回のチャージ上限:3万円
- WAON残高上限:5万円
対象外例
- 現金でのチャージ
- イオン銀行ATM以外での手動チャージ
- WAONステーションでのポイント交換チャージ
カードの選び方
自分にとって最適なイオンカードを選ぶために、まず現在の利用状況を確認しましょう。
あなたの利用状況チェック表
項目 | あなたの状況 |
---|---|
①月間支出のイオン利用比率 | □ 70%以上 □ 30〜70% □ 30%未満 |
②メイン口座をイオン銀行に移行 | □ できる □ できない・したくない |
③年間の旅行頻度 | □ 年3回以上 □ 年1〜2回 □ ほとんど行かない |
④スマホ決済の利用比率 | □ 月間支出の50%以上 □ 30〜50% □ 30%未満 |
次に、チェックした内容をもとに、以下の表から自分に合うパターンを見つけましょう。
パターンA | パターンB | パターンC | |
---|---|---|---|
推奨カード | イオンカードセレクト | イオンカードセレクト +高還元カード併用 | イオンカード(WAON一体型) |
①イオン 利用比率 | 70%以上 | 30〜70% | 30%未満 |
②メイン口座 | イオン銀行に移行できる | イオン銀行に移行できる | 変更したくない |
③旅行頻度 | 少ない | 年1回以上 | 問わない |
④スマホ決済利用 | 少ない | 多い | 多い |
こんな人向け | イオンでの買い物がほとんど | イオンも使うが、他店舗での買い物も多い | イオンの特典は使いたいが、メインカードにはしない |
まとめ
イオンカードセレクトには「基本還元率0.5%」「イオン銀行口座限定」「旅行保険なし」「WAON以外へのチャージ制限」という4つのデメリットがあります。
しかし、高還元カードとの併用やオート入金の活用で、これらの弱点はカバーできます。
こんな人におすすめ | 月間支出の50%以上をイオンで使う メイン口座をイオン銀行に移せる 旅行頻度が年1〜2回以下 |
向いていない人 | イオン以外での買い物がほとんど メイン口座を変更したくない |
イオンカードセレクトは年会費永年無料なので、維持コストはかかりません。
イオンでの買い物が多い方なら、特典日(20日・30日)の5%オフやWAONポイント還元で、十分に元が取れます。
まずは実際に使ってみて、自分の生活パターンに合うか確認してみましょう。
合わなければ、いつでも解約や他カードへの切り替えができます。
イオンカードセレクトの申し込みは公式サイトから24時間受付中です。
最短即日発行も可能なので、次のイオンでの買い物に間に合わせることもできます。
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よくある質問(FAQ)
イオンカードは2枚持ちできる?
イオンカードセレクトは1人1枚までですが、イオンカード(WAON一体型)など別種類のイオンカードとの2枚持ちは可能です。
ただし、審査があるため必ず発行されるわけではありません。
旅行保険は本当に付いていない?
通常のイオンカードセレクトには国内・海外旅行傷害保険は付帯していません。
イオンゴールドカードセレクトには付帯します。
引落口座は本当にイオン銀行だけ?
はい、イオンカードセレクトの引落口座はイオン銀行のみです。
他の銀行口座を指定することはできません。
引落しができなかった場合、再引落しはある?
イオン銀行の場合、翌営業日以降に再引落しが実行されることがありますが、確実ではありません。
必ず引落日前に残高を確保してください。
再引落しの詳細は公式サイトで確認するか、カード会社へお問い合わせください。
ミニオンズなどのデザインカードはゴールドカードに切り替えられる?
イオンカードセレクト(ミニオンズ)はゴールドカードへの切替対象外です。
デザインによって対象が異なるため、公式サイトで確認してください。
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出典一覧
イオン銀行|イオンカードセレクト
https://www.aeonbank.co.jp/aeoncard/select/
イオンカード 暮らしのマネーサイト|イオンカードセレクト
https://www.aeon.co.jp/card/lineup/select/
口座開設はイオンカードセレクトがおすすめ!|イオン銀行
https://www.aeonbank.co.jp/beginner/recommend/