三井住友カード ゴールド（NL）の審査に落ちた！審査に落ちる理由と落ちた時の対処方法を解説

三井住友カード ゴールド（NL）は対象店舗でスマホタッチ決済を利用すると最大7.0％還元されたり、海外・国内旅行傷害保険を他の無料保険に切り替えられたりとメリットの多いクレジットカードだ。

人気が高い反面、ゴールドクラスかつ銀行系カードということもあり審査に落ちる人も少なくない。

そこで本記事では、三井住友カード ゴールド（NL）の審査に落ちる理由や、落ちた際の対処法などを解説する。

三井住友カード ゴールド（NL）を発行したいが審査に通過できるかどうか不安という人は、ぜひ参考にしてほしい。

審査に落ちた？三井住友カード ゴールド（NL）における年収の基準とは

まずは、三井住友カード ゴールド（NL）の特徴を整理し、審査通過のための年収基準について解説する。

三井住友カード ゴールド（NL）の特徴

年会費	5,500円  （※）年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料  （※）年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
国際ブランド	Visa Mastercard
ポイント還元率	0.5〜7％
ポイントの種類	Vポイント
家族カード	無料
ETCカード	550円（税込） ※初年度無料 ※前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料
スマホ決済 電子マネー	iD（専用） Google Pay Apple Pay PiTaPa WAON
海外旅行傷害保険	最高2,000万円（利用付帯）
国内旅行傷害保険	最高2,000万円（利用付帯）
その他の保険	ショッピング保険
申し込み条件	満18歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方（高校生は除く)

三井住友カード ゴールド（NL）はSMBCグループの三井住友カードが発行しているゴールドカードであり、ナンバーレスを採用した券面デザインがスタイリッシュだ。

もちろん、スタイリッシュなだけでなくカード情報を盗み取られ、不正使用されるリスクが少ないのでセキュリティ性が高い。

また、次のようなメリットがある。

条件を達成すれば年会費が永年無料になるゴールドカードでありながら、特典・付帯サービスが非常に充実している。

日経トレンディの「ヒット商品ベスト30」に唯一選ばれたクレジットカードであるのも頷ける。

年収と審査の関係について

クレジットカードの審査では、申込者の属性情報（年収や勤務先情報など）とクレヒス(※)がチェックされる。

これは三井住友カード ゴールド（NL）も例外ではなく、年収がいくらあるかは審査に大きな影響を与える要素だ。

とはいえ、年収が高いからといって三井住友カード ゴールド（NL）の審査に通過するわけではない。

クレジットカードの審査において年収は重要項目だが、勤続年数や住居の所有形態などさまざまな情報が考慮される。

クレヒスとは

クレジット・ヒストリーの略。

金融機関からの借り入れ・返済状況やクレジットカードの利用・支払い状況といった信用情報のこと。

審査通過に必要な年収とは

三井住友カード ゴールド（NL）の審査通過に必要な年収は、他のクレジットカード同様に公表されていない。

ただし、ゴールドカードの審査通過に必要な年収は、一般的に「300万円以上」と言われている。

三井住友カード ゴールド（NL）を申し込むにあたって、年収300万円を上回るかどうかを一つの基準にするのはいいだろう。

ちなみに、NTT ドコモが実施したアンケート調査によるとゴールドカードを保有している回答者（n=1,613人）のうち、39.6％の人が年収200万円未満と回答している。

この中には専業主婦や学生など、審査にあたって配偶者または親の年収が重視されている人々も含まれるだろう。

しかし、以前よりも「ゴールドカードの大衆化」が進んでいるとも考えられる。

この調査データから、年収が300万円未満だからといって三井住友カード ゴールド（NL）の発行を諦めることはない。

年収300万円未満でも後述する審査基準を満たしていれば、審査に通過できる可能性はある。

三井住友カード ゴールド（NL）の審査基準

それでは、三井住友カード ゴールド（NL）の審査基準について解説する。

前提として、三井住友カードは入会審査の基準等を公表していない。

そのため、クレジットカード審査の通説から三井住友カード ゴールド（NL）の審査基準について考えてみよう。

年収以外の審査項目

三井住友カード ゴールド（NL）の審査では、年収がいくらあるかだけでなくさまざまな審査項目があると考えられる。

よく言われる重要な審査項目が「勤続年数などの属性情報」と「クレヒス」だ。

申込者の属性情報とは年齢、勤務先、勤続年数、住居の所有状態、借り入れの有無などが該当する。

たとえば、同じ勤務先の人でも勤続年数が長い方がカード会社から信用される。

住宅ローンなどの借り入れはマイナス要素になると考えがちだが、実際はローン返済を滞りなく行っていると良質なクレヒスが積み重なりプラス要素になる。

一方で、ローン返済やクレジットカードやスマホの利用代金支払いが滞っている人は、クレヒスに傷が付きカード会社からの信用を損ねることになる。

以上のことから、年収以外の審査項目として以下の項目が重視される可能性が高い。

もしも、過去に返済・支払いを滞った記憶がある場合は、三井住友カード ゴールド（NL）の申し込みを一旦行わないのがいいだろう。

信用情報機関に問い合わせて、クレヒスに傷が付いていないか（金融事故情報がないか）をチェックするのが先決だ。

審査の流れと完了までの時間

三井住友カード ゴールド（NL）は次のような流れで審査が行われる。

申し込みを行ってから審査が完了するまで、最短で3営業日かかる。

ただし、即時発行サービスを利用した場合は最短10秒で審査が完了するので、三井住友カード ゴールド（NL）の発行を急いでいる人は即時利用サービスで申し込もう。※即時発行できない場合あり

通常発行の場合、審査に通過するとカードが発行された自宅に届くまで4日ほどかかる。

つまり申し込んだ日から1週間ほどでカードが自宅に届く。

ただし、キャッシング利用可能枠を設定する場合はより多くの時間がかかる可能性が高い。

なぜならキャッシングは貸金業法における「総量規制(※)」の対象であり、通常の審査とは異なるプロセスで審査が行われるからだ。

少しでも早く三井住友カード ゴールド（NL）を手元に欲しいという人は、キャッシング利用可能枠を設定せずに申し込もう。

※貸金業法における「年収の1/3以上貸し付けてはいけない」というルール

三井住友カード ゴールド（NL）の審査に落ちた主な理由

ここでは、三井住友カード ゴールド（NL）の審査に落ちる主な理由を解説する。

該当する項目がある場合は審査通過が難しいので、後述する「審査落ちを防ぐポイント」を取って欲しい。

申し込み情報が虚偽または不備がある

三井住友カード ゴールド（NL）の申し込み時に虚偽の内容を入力すると、審査落ちするかもしれないので注意しよう。

クレジットカードの審査時はさまざまな情報を精査した上で審査結果が下される。

そのため、虚偽の申し込み情報はカード会社に発覚する可能性が非常に高い。

また、申し込み情報に不備がある場合も同様だ。

たとえば年収金額を一桁間違えて入力すると審査落ちの可能性が高くなる。

申し込み情報は虚偽なく、なおかつ不備がないか慎重にチェックした上で申し込もう。

短期間に複数のクレジットカードに申し込んでいる

短期間に複数のクレジットカードに申し込むことを「多重申し込み」と呼ぶ。

実は、クレジットカードの申し込み情報は信用情報機関を通じて、6ヶ月間保持されることになっている。

つまりクレジットカードの審査に申し込むと、その情報を他のカード会社が確認できる状態になるわけだ。

申込者が多重申し込みをしているとわかれば、カード会社は申込者の返済能力を疑うだろう。

すると審査に通過する可能性がガクッと下がる。

借入先や借入金額が多い

住宅ローンなどの返済は、滞りなく行っていれば審査においてプラス要素になる。

しかし、借入先が多かったり必要以上に借り入れている場合は、カード会社からの信用を失うことになるので注意しよう。

とくに気をつけて欲しいのは、複数の消費者金融から借り入れがある状態だ。

カード会社からすれば「お金に困っている人」は明らかであり、返済能力の低さを理由に審査に落ちる可能性が高いだろう。

クレヒスに傷が付いている

「クレヒスに傷が付いている」とは、長期間の返済・支払い延滞によって金融事故情報として記録されている状態だ。

金融事故とは主に以下のようなことを指す。

金融事故の種類	詳細
長期延滞	61日以上または3か月以上返済・支払いが遅れること 期間は信用情報機関によって異なる。
強制解約	利用料金の延滞や規約違反などによって、 クレジットカード会社に強制的に解約されること
債務整理	裁判所を通さずに債権者と交渉して、 借金を減額してもらったり、支払い期間を調整してもらったりする手続き
代位弁済	債務者が返済できなくなった場合、 保証会社などの第三者が債務者の代わりに借金を返済すること
自己破産	裁判所に支払不能であることを認めてもらい、 借金の返済義務を免除してもらう手続き

過去に上記のような経験がある人はクレヒスに傷が付いており、審査に落ちる可能性が高い。

また、金融事故を起こしていなくても短期の返済・支払い延滞を繰り返している人の場合は、カード会社の信用を損ねるかもしれないので注意しよう。

キャッシング利用可能枠の設定が高い

前述のように、クレジットカードのキャッシングは「年収の1/3以上貸し付けてはいけない」という総量規制の対象だ。

そのためキャッシング利用可能枠が年収に対して高いと、審査に落ちる可能性が非常に高い。

また、キャッシング利用可能枠を10万円など低めに設定しても、通常の審査基準よりも厳しくなることが考えられる。

審査通過の確率を少しでも上げるためには、キャッシング利用可能枠を設定しないのがポイントだ。

三井住友カード ゴールド（NL）の審査に落ちた際に取るべき対処法とは

それでは最後に、三井住友カード ゴールド（NL）の審査に落ちてしまった場合の対処法を紹介する。

「審査落ちを防ぐポイント」についても紹介する。

次の申し込みまで6ヶ月以上あける

前述のように、クレジットカードの審査に申し込んだという情報は、信用情報機関を通じて6ヶ月間保持される。

そのため期間中に再び審査申し込みを行ったとしても、審査に落ちる可能性が高い。

三井住友カード ゴールド（NL）の審査に落ちてしまったら、次の審査申し込みまで6ヶ月以上はあけるようにしよう。

消費者金融からの借り入れがあれば返済する

消費者金融からの借り入れがある人の場合、その借り入れ・返済状況によって審査に影響が出てしまったと考えられる。

そのため、6ヶ月後の再申し込みに備えて借り入れを可能な限り返済しよう。

たとえば完済しても「消費者金融からの借り入れがあった」という情報は消えないが、借入金額が減るということは申込者が使用できるお金が増えるということだ。

カード会社からも比較的安心できるため、発行される可能性が上がる。

三井住友カード（NL）の申し込みを検討する

6ヶ月後に申し込むクレジットカードとして三井住友カード（NL）を検討してみてほしい。

三井住友カード（NL）は三井住友カード ゴールド（NL）の一般クラスに当たるクレジットカードだ。

なぜ三井住友カード（NL）かというと、三井住友カード ゴールド（NL）よりも審査基準が厳しくないため審査通過の可能性が上がるからである。

審査落ちを防ぐポイント

三井住友カード ゴールド（NL）の審査落ちを防ぐためには、次のポイントを意識してほしい。

これらのポイントで一番重要なのが、「今申し込むべきか十分に考える」ことだ。

三井住友カード ゴールド（NL）はゴールドクラスのクレジットカードなので、ゴールドカードの大衆化が進んでいるとはいえ一般クラスよりも審査落ちのリスクが高まる。

一度審査に落ちると6ヶ月後まで再申し込みを控えた方が良いので、今申し込むべきかを初めから十分に考えることが重要だ。

三井住友カード ゴールド（NL）の審査に落ちた方は対処法を活用しよう

本記事では、三井住友カード ゴールド（NL）の審査に落ちる理由や、落ちた際の対処法などを解説した。

三井住友カード ゴールド（NL）はゴールドクラスかつ銀行系カードだが、他のゴールドカードに比べて劇的に審査が厳しいということはない。

一定の条件を満たしていれば審査通過の可能性があるので、申し込みを前向きに考えよう。

また、三井住友カード ゴールド（NL）は新規入会キャンペーンを定期的に実施している。

新規入会・条件達成でVポイントを獲得できるので、お得な機会を逃さず申し込んでほしい。

三井住友カード ゴールド（NL）の審査に関するQ&A