- 学生がクレジットカードを持つと危険なの?
- 危険のないクレジットカード選びが知りたい
- 学生におすすめのクレジットカードが知りたい
満18歳以上の学生(高校生を除く)なら、原則としてクレジットカードを持てる。
もちろんカードの申し込み資格にもよるが、最近では18歳以上の学生でも作れるカードが多くなっている。
クレジットカードは決済が便利になる反面、危険も隠れているので注意してほしい。
そこで本記事では、学生がクレジットカードを利用する危険性について解説する。
その上で学生におすすめのクレジットカードを3つ紹介するので、申し込みを検討してみよう。
学生のクレジットカード利用は危険なのか?
まずは、学生のクレジットカード利用は本当に危険なのかどうかを解説する。
カードを持つこと自体は良いこと
結論からいって、学生がクレジットカードを持ったら危険ということはない。
結局のところ、本人がカードをどう使うかが重要だ。
むしろカードを持つこと自体は良いことなので、学生でも使い方に気をつけてカードを持っておくべきだろう。
- 現金を持ち歩く必要がない
- いつもの買い物でポイントが貯まる
- 付帯サービスでお得に過ごせる
- 保険サービスが付いたカードもある
- クレヒス(信用情報)が積み上がる
また、社会人になる前にクレジットカードの正しい使い方を覚えておくと、トラブルに巻き込まれるリスクも少なくなる。
少し乱暴な言い方になるが、保護者に守られている今のうちにクレジットカードの正しい使い方を覚えるのはむしろ推奨すべきことだろう。
まずは正しい知識を身につけよう
学生がクレジットカードを使うにあたって、まずは正しい知識を身につける必要がある。
本来は保護者の役割だが、保護者・学生でそうした話し合いの時間を設けるのはなかなか簡単ではない。
そこで次章では「クレジットカードの危険な使い方」を解説する。
これを読んでいる学生は危険な使い方を知り、クレジットカードを正しく使えるよう心がけよう。
本記事を読んでいるのが学生の保護者なら、学生がクレジットカードを持つリスクを知って指導・監督してほしい。
学生に知って欲しいクレジットカードの危険な使い方
それでは、学生に知って欲しいクレジットカードの危険な使い方を解説する。
利用金額を考えず使ってしまう
クレジットカードには利用限度額がそれぞれ決まっている。学生の利用限度額は30万円で設定されることが多い。
利用限度額を超えてクレジットカードを使うことはできないので、一見すると安全な仕組みだ。
しかし、利用限度額30万円というのは思っている以上に多くのお金を、現金を持つことなく動かせることになる。
そのため金銭感覚が麻痺をして、いつも利用限度額ギリギリまで使ってしまう学生もいる。
学業に励みながら毎月30万円を返済するのは困難なことだ。
結果として保護者に迷惑をかけたり、代金未払いが発生したりする。
代金を未払いのままにしてしまう
クレジットカードで利用した代金を、未払いのまま放置してしまうケースもある。
たとえばクレジットカードを発行し少額利用したが、代金支払いのことをすっかり忘れてしまうケースだ。
代金が期日通りに支払われないとカード発行会社から通知が届くが、それも見落としてしまうと代金を未払いのまま放置することになる。
するとクレヒス(信用情報)に傷が付き、将来的に借り入れなどのサービスを利用できない可能性が高い。
また、未払金に対する延滞利息も付くため、クレジットカードを持つなら未払いを発生させないことが重要だ。
友人にクレジットカードを貸してしまう
学生の中には、友人にクレジットカードを貸したことでトラブルに巻き込まれることもある。
高校を卒業し大学生・専門学生になると交友関係が一気に広がり、信頼関係が築かれないまま友人として関係する人も増えるだろう。
その中には、あなたのカードを不正利用しようと考える人もいるかもしれない。
実際に、友人にクレジットカードを貸して不正利用されたり紛失されたりといったトラブルは発生している。
クレジットカードはあくまで自分のものであって、友人がカードを必要としているならその友人自身もカードを作ればいい。
どんなに交友関係を深めた友人でも、クレジットカードは貸さないようにしよう。
推測されやすい暗証番号を設定してしまう
自分の誕生日や生年月日など、推測されやすいクレジットカードを暗証番号に設定するのもやめよう。
たとえば学校内でクレジットカードを落としてしまったとしよう。
あなたの友人・知人がそれを発見し、その人に悪意があれば簡単にカードを不正利用できる。
自分の誕生日、誕生年、好きなことなどに関連する番号を暗証番号に設定するのは避けるべきだ。
危険を回避したい学生のクレジットカード選び
続いて、クレジットカードに潜む危険を回避したい学生のために、カード選びのポイントを解説する。
利用限度額を自分で設定できるカードを選ぶ
クレジットカードの利用限度額はカード発行会社が決めている。
利用実績が多い学生なら、限度額が30万円に達することもある。
だかといって利用限度額いっぱいにカードを使うと、返済に困ったり保護者に迷惑をかけたりすることになる。
そこで、利用限度額を自分で設定できるカードを選ぼう。
「毎月5万円」といったように限度額を自分で決められれば、使いすぎを防止できる。
また、限度額を自分で決められなくても「使いすぎ防止アラート」などの機能があれば、利用限度額を意識しながらカードを使えるので安全だ。
キャッシング枠を設定せずに申し込む
クレジットカードのキャッシングとは、ATMなどで現金を引き出せるサービスだ。
消費者金融の借り入れサービスと同じで、引き出した金額に利息を載せた金額を返済しなければいけない。
どんな店舗でもクレジットカードを利用できるわけではないため、現金が必要になることもある。
そんな時にキャッシングサービスがあると便利だが、使いすぎによって返済に困ってしまうケースは多い。
クレジットカードを申し込む際にキャッシング枠を設定する項目があるが、必ず0円で設定しよう。
セキュリティシステムが強固なカードを選ぶ
カード発行会社はそれぞれ、会員のクレジットカードが不正利用されないためのセキュリティシステムを持っている。
たとえば、会員の利用履歴情報から利用傾向を解析し、普段は使わないような店舗・金額でクレジットカードが使われた場合、決済を一時的に保留するセキュリティシステムなどがある。
そうしたセキュリティシステムによってカードの利便性は多少下がるかもしれないが、安全性が大きく上がる。
セキュリティシステムが強固と言われているカードを選び、不正利用などのリスクを回避しよう。
危険を回避したい学生におすすめのクレジットカード3選
それでは、危険を回避したい学生におすすめのクレジットカード3選を紹介する。
カード名 | イオンカードセレクト | JCBカード W | 三井住友カード(NL) |
---|---|---|---|
券面画像 | |||
年会費 | 無料 | 無料 | 永年無料 |
国際ブランド | Visa Mastercard JCB | JCB | Visa Mastercard |
ポイント還元率 | 0.5〜1.0% | 1.00%~5.50% ※最大還元率はJCB PREMO(or nanacoポイント)に交換した場合 | 0.5%~7% |
ポイントの種類 | WAON POINT | Oki Dokiポイント | Vポイント |
家族カード | 無料 | 無料 | 永年無料 |
ETCカード | 無料 | 無料 | ETCカード 550円(税込) ※初年度無料 ※前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料 |
スマホ決済 電子マネー | イオンiD Apple Pay 電子マネーWAON | Google Pay Apple Pay QUICPay | iD(専用) Google Pay Apple Pay PiTaPa WAON |
海外旅行傷害保険 | なし | 2,000万円(利用付帯) | 最高2,000万円(利用付帯) |
国内旅行傷害保険 | なし | なし | なし |
その他の保険 | ショッピングセーフティ保険 カード盗難補償 | ショッピングガード保険 | なし |
申込条件 | 18歳以上 (高校生不可) | 18歳以上39歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方(高校生を除く) | 満18歳以上の方(高校生を除く) |
詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら |
それぞれの特徴・メリットを見ていこう。
イオンカードセレクト
イオンカードセレクトはイオンフィナンシャルサービス株式会社が発行しているクレジットカードだ。
イオン銀行のキャッシュカード機能が付帯しているので、1枚2役で財布の中身をスッキリさせられる。
もちろん特徴・メリットはそれだけではない。
イオンカードセレクトは専用のスマホアプリから、利用限度額を自分で設定できるようになっている。
たとえばカード発行会社の与信金額(利用限度額)が30万円だとしても、利用限度額をそれ以下に設定できる。
使いすぎを防止できるので、初めてクレジットカードを持つ学生にもおすすめだ。
ちなみに、イオンカードセレクトのポイント還元率は基本0.5%なので、200円の買い物をすれば1ポイントもらえる。
対象のイオングループ店舗なら還元率がいつでも1%にアップするため、生活圏にイオングループ店舗がある学生も検討してみよう。
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さらに Web限定!最大7,000ポイントもらえる
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)はSMBCグループの三井住友カード株式会社が発行しているクレジットカードだ。
ナンバーレスカードといって、券面にカード番号が印字されておらず、スマホアプリ上でカード番号を確認できる。
そのため、たとえカードを紛失したとしてもオンラインストアで不正利用されるリスクがない(オンラインストアはカード番号と3桁のセキュリティコードで決済できる)。
券面デザインがシンプルなので、学生にも人気のカードだ。
また三井住友カード(NL)には使いすぎ防止サービスがあり、指定金額を超えたタイミングでアラートされる。
家族カード単体で通知設定もできるので、学生に家族カードを持たせたい保護者も安心だ。
基本のポイント還元率が0.5%と低めだが、対象のコンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済なら最大7%還元されるので、対象のコンビニ・飲食店をよく利用する学生は検討してみよう。
新規入会&条件達成で
\ 最大6,000円相当プレゼント /
※期間:2024/11/1~2025/2/2
※対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元
※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)。
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗あり
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿して支払い必要な場合あり
その場合、支払い分はタッチ決済分のポイント還元の対象外となる
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、利用店舗によって異なる場合あり
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合あり
※Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済は利用不可、ポイント還元も受けられないので注意
JCBカード W
JCBカード Wは国際ブランドのJCBが発行しているクレジットカードだ。
プロパーカードなので一般カードの中でもステータス性が高い。そんなJCBカード Wにも使いすぎ防止サービスが備わっている。
カードの利用金額が設定した金額に達するとアラートされたり、カードを利用するたびに通知が届く設定も可能だ。
JCB カード Wは他のJCBカードに比べてポイント還元率がいつでも2倍になる。
そのため、基本還元率は0.1%から0.2%にアップしている。つまりJCBゴールドとポイント獲得条件が変わらない。
ポイントの貯まりやすいカードになっているので、これからポイ活を始めたい学生にもおすすめだ。
- 出典:JCB「JCBカードW」
\最大15,000円キャッシュバック※/
※キャンペーン期間:2024年10月1日(火)~2025年3月31日(月)
学生がクレジットカードを利用する危険性を理解してからカードを作成しよう!
本記事では学生がクレジットカードを利用する危険性について解説した。
学生がカードを持つこと自体は危険ではないが、使い方次第でリスクが生じるので注意しよう。
自分のライフスタイルから、どのカードが一番適しているのかじっくり考えてみてほしい。
また、本記事で紹介したクレジットカードはそれぞれ新規入会キャンペーンを実施している。
入会・利用の条件を達成すると、数千円相当のポイント還元を受けられるので、お得な機会を逃さずに申し込もう。
また別記事では、対象者別のおすすめのクレジットカードについても紹介している。ぜひそちらも参考にしてほしい。