カードローンには借入金額の上限となる「限度額」がそれぞれ設定されている。
では、大手消費者金融であるアコムの限度額はいくらになるのだろう。
この記事では、アコムでの限度額はいくらなのか・限度額はどのように決まるのか・限度額を増額する方法などについて解説する。
記事の最後では、限度額内でカードローンを有効利用するコツについても触れる。
これからアコムの契約・借入をする方もぜひ参考にして欲しい。
アコムの限度額はいくら?
アコムと契約をした場合、カードローンの限度額はいくらなのか。
まずは、アコムを利用した場合に借入できる上限額について解説する。
アコムでは借入限度額を「契約極度額」と呼び、金額は1万円~800万円としている。
つまり、アコムで借りられる最高額は800万円までになる。
一方で、1万円~800万円は借入可能額ではなく「契約極度額」となる。
これは、1万円から借入可能という意味ではなくて、1万円までしか借りられない契約者もいるという意味だ。
誤解しないようにしてもらいたい。
\ 新規契約者数 No.1 ※/
※2023年3月期(2022年4月~2023年3月)における消費者向無担保貸付/消費者金融業態において(アコム調べ)
カードローンの限度額とは
限度額はカードローンごとに異なるが、どのカードローンでも限度額には前述の「1万円~800万円」のように幅がある。
では、カードローンで「限度額」といった場合は、どの金額のことを指しているのだろうか。
また、限度額の幅にはどのような理由があるのだろうか?
そのカードローン商品で借りられる最大の利用限度額
カードローンの広告などではメリットが目に入りやすいように、審査にかかる時間は「最短時間」、限度額は「最大限度額」を表示している場合が多い。
このように、カードローン商品の限度額は、「最大で800万円」といった形で、貸付可能な金額の上限を示すことがある。
もちろん、この場合は「最大で」や「~〇〇円」のような記載方法になっている。
申込者ごとの利用限度額
カードローン全体での限度額とは別に、申込者ごとに決められた限度額がある。
そのため、前述のように最大で800万円の借入ができるアコムでも1万円までしか借りられない方がいる。
もちろんこれは極端な例だ。
ただ、カードローン契約時には、会社で定めた限度額の範囲内で各申込者の返済能力に合わせた限度額が設定される。
これが、申込者ごとに利用限度額が異なる理由だ。
どのような情報をもとに個人の限度額を決めているのかについては、次の見出しで紹介する。
\ 新規契約者数 No.1 ※/
※2023年3月期(2022年4月~2023年3月)における消費者向無担保貸付/消費者金融業態において(アコム調べ)
アコムの限度額の決まり方
アコムでは、自分が借りたい金額・新規申込時に希望限度額を入力する。
しかし、実際に契約する際には希望とは異なる限度額が提示されることもある。
この限度額は、どのような情報をもとに決まるのだろうか?
ここからは、限度額に影響すると考えられる属性・信用情報・他社借入という3つの項目について解説する。
本人の属性
アコムの審査を受ける際には申込フォームにさまざまな項目を入力していくが、その中に「属性情報」というものがある。
属性情報とは、契約者の名前・住所地・連絡先・勤務先・年収・勤続年数・雇用形態などの情報のことだ。
この中で限度額に関わってくるのは、年収・勤続年数・雇用形態になる。
また、属性情報に加えて審査の際には「生活状況」という項目を入力する。
これは家族構成・持ち家の有無・住宅ローンの有無などに関する情報だ。
審査では、属性情報で得られた収入の情報と、生活状況から推測される支出の情報を組み合わせることで契約者の返済能力を評価する。
そして下された評価を元にして、契約の可否・限度額を決めていくと考えられる。
信用情報
「信用情報」とはローンやクレジットの申込・契約・返済状況などの情報だ。
信用情報は信用情報機関が管理しており、審査の際に照会されている。
ここには返済の延滞・債務整理の履歴も残るため、信用情報は「返済をしっかりと履行できる人物か」を判断する指標となる。
ただし、こうした情報に問題があった場合は、限度額を決める以前に契約の審査自体に落ちる可能性も高い。
他社での借入状況など
信用情報からは他社での借入状況も確認できる。
信用情報の中で限度額の決定に関わってくるのは、カードローンの契約数・それぞれの借入残高・限度額と考えられる。
他社の借入限度額が本人の年収に対して何割を占めているかといった情報は、限度額を決めるうえで重要な基準となる。
\ 新規契約者数 No.1 ※/
※2023年3月期(2022年4月~2023年3月)における消費者向無担保貸付/消費者金融業態において(アコム調べ)
アコムの限度額を増額する方法
カードローンの限度額は、申込時に入力した情報・希望限度額をもとにして、契約時に決定される。
しかし、契約中に限度額の増額申請をすることが可能だ。
では、アコムの場合はどのように限度額増額の手続きを行うのだろうか?
申込方法
限度額増額の申込方法は、大きく分けてオンライン・店舗・電話の3種類となる。
オンラインの場合はWebのマイページに表示されている「契約内容を変更する」のタブから「ご利用可能額を増やす」を選択するか、アプリの「増額申請」ボタンを押そう。
どちらも、そのまま画面が変わって申込の入力フォームとなるため、必要事項を記載していく。
画面上での手続きが終われば、あとは結果の通知を待つだけだ。
一方、店舗で手続きをする場合は自動契約機(むじんくん)・アコムATMいずれかでの手続きとなる。
自動契約機の案内に沿って手続きを進めるか、ATMで場面右下にある「極度額の変更申込」から手続きを進めよう。
自動契約機の営業時間は9:00~21:00※年末年始除き年中無休となる。
そのため21:00以降に手続きをしたい場合は、24時間利用可能なアコムATMを使おう。
もし「不安な点があるので直接オペレーターと話しながら手続きしたい」という方は、電話での手続きを検討しよう。
画面での入力は不要で、オペレーターの質問に口頭で答えるだけでいい。
そのため、画面での入力が億劫だという方にも向いている申込方法といえる。
必要書類
限度額の増額を申請する際は、希望する限度額・他社での借入額などにより収入証明書が必要となる可能性がある。
無人契約機・ATMで申請する場合は、収入証明書が必要かどうかを事前にアコム総合カードローンデスクに問い合わせよう。
行ったところで手続きが出来ず、引き返すという悲しい事態は防いでほしい。
オンライン・電話で申込をする場合は、収入証明書が必要となった場合は先方から案内がある。
アコムで収入証明書として使用できる書類は下記のとおりだ。
- 源泉徴収票
- 給与明細書
- 市民税・県民税額決定通知書
- 所得証明書
- 確定申告書・青色申告書・収支内訳書
書類ごとに必要な枚数・項目は異なるため、実際に申請するときは、アコム公式Webページなどで各書類の詳細を確認して欲しい。
また、自動契約機を使用する場合に限り本人確認書類の提出が必要となる。
本人確認書類としては、下記の4種類が使用できる。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
- 保険証(上記いずれかの交付を受けていない方)
スムーズに手続きを進めるためにも、必要な書類は事前に確認して、申請前に手元にそろえておこう。
アコムについて、もっと基礎的なことが知りたい方は下記も参考にして欲しい。
アコムの借入方法について詳しく知りたい方はこちら。
\ 新規契約者数 No.1 ※/
※2023年3月期(2022年4月~2023年3月)における消費者向無担保貸付/消費者金融業態において(アコム調べ)
アコムの限度額増額がおすすめな人
単に「借りられる額を増やしたい」というだけでなく、借入額の増額を希望する目的は人によってさまざまだ。
では、どのような場合に限度額増額をするべきなのだろうか?
限度額を増やすメリットも含めて解説する。
利息を抑えたい人
アコムのカードローン商品概要では、貸付利率3.0%~18.0%と表記されている。
このことからも分かるが、同じカードローンで契約をしても人によって利率は異なる。
では、利率はどのように決まっているかといえば、借入限度額が高額であるほど利率は低くなるという仕組みだ。
利率が下がれば月々の返済で支払う利息額も抑えられるので、返済の負担も軽減できる。
利息を抑えたい方には限度額増額を検討して欲しい。
借入先を増やしたくない人
カードローン利用者の中には、希望限度額が低いほうが審査にも通りやすいため、複数のカードローンで少額ずつ借入をしている方もいる。
しかし、借入先が増えれば返済日も増えて管理がしにくくなるので、できれば借入先を増やしたくない方もいるはずだ。
このような場合、借入限度額の増額審査に通れば借入先を増やさずに済む。
他社と新たな契約をする前に、増額審査をしてみるのも1つの選択肢だ。
金利 (実質年率) | 年3.0%~年18.0% |
---|---|
審査時間 | 最短20分 ※お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。 |
融資速度 | 最短20分 ※お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。 |
無利息期間 | 30日間(初回限定) |
借入限度額 | 1万円~800万円 |
収入証明書 | 以下のいずれかに該当するお客さまは収入証明書が必要 ・当社のご契約が50万円を超えるお客さま ・他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さま |
WEB完結 | 一部可能 |
申込条件 | 満20歳以上72歳までの定期的な収入がある方 |
担保・保証人 | 不要 |
\ 新規契約者数 No.1 ※/
※2023年3月期(2022年4月~2023年3月)における消費者向無担保貸付/消費者金融業態において(アコム調べ)
アコムの限度額を増額する際の注意点
限度額の増額にはさまざまなメリットがあるが、増額を申請する際に気を付けるべきことがいくつかある。
審査・融資には時間がかかる
アコムでは、増額手続きの結果通知を「原則、当日中」に行うとしている。
そのため、基本的には数時間以内に結果が出ると考えて良い。
しかし、申込の時間帯・審査にかかる時間によっては通知が翌日以降になる可能性もある。
もし「限度額が増額できたらすぐに借入したい都合がある」という方は、余裕をもって申請しよう。
まず、申込の時間帯について気を付けるべきことは、夜間でも申込はできるが、審査は行っていないと考えられることだ。
そのため、当日の審査終了時間直前~審査時間外に申込をした場合は、結果通知は翌日以降となると推測できる。
また、審査に時間がかかる原因としては、審査が混みあっていることのほかに、記入事項の間違い・必要な確認が進まないことなどが挙げられる。
たとえば、入力された内容に間違いがあれば確認に時間を要する。
また、審査の中で確認事項が出れば電話連絡が来る場合もある。
この時に「電話に気づかなかった」などの理由で対応できなければ、確認が取れるまで審査が進まない。
結果が通知されるまでの時間を短くするためには、下記の3つのポイントを抑えておこう。
- 午前中に増額申請を済ませる
- 申込の入力事項に不備がないか確認する
- 電話が来ることを想定しておく
審査結果次第で限度額が減る可能性がある
限度額の増額手続きは、提出された情報・手続きを行った時点での信用情報の内容などから、借入限度額を再設定するためのものだ。
そのため、増額審査に落ちたときに限度額が下がる・利用停止になるケースもある。
現状維持すらできない、という恐ろしい場合があるのだ。
新規契約から限度額増額手続きまでに、返済の遅延などがなければ利用停止にまで至る可能性は低い。
ただ、年収などにマイナスの変化があれば限度額の減額は十分にあり得る。
審査を受ける際は、新規申込時に比べて自分の返済能力が上がっているか、信用情報に問題がないかといったポイントを再確認してから審査に臨もう。
審査に通過しても金利が変わらない可能性がある
アコムの金利は限度額に応じて変わるが、借入限度額が1万円でも変われば金利が数%変わるというものではない。
アコムでは限度額ごとの金利は明示されていない。
しかし、他社の中で借入限度額ごとの金利をみると、数十万円ごとに金利が数%変わる場合が多い。
そのため、審査に通過して限度額が上がったとしても、増額した金額によっては金利が変わらないこともある。
\ 新規契約者数 No.1 ※/
※2023年3月期(2022年4月~2023年3月)における消費者向無担保貸付/消費者金融業態において(アコム調べ)
アコムの利用可能額が0円になる理由
アコムを利用中の方はWebのマイページ・アプリなどからいつでも利用可能額を確認できる。
利用可能額とは「現時点で借入できる金額」のことだ。
もし利用可能額が0円と表示されていた場合には、どのような理由が考えられるのだろうか?
利用限度額を超えている
カードローンとは、定められた限度額内であれば自由に借入・返済が可能なサービスだ。
当然のことながら、借入した金額が限度額に達すれば利用可能額は0円になる。
このような場合は返済を行うことで借入可能額が増えてくるので、しばらくは返済に専念しよう。
年収の3分の1を超えた借入をしている
貸金業者は「年収の3分の1以上の貸付はできない」と法律で定められており、この決まりのことを総量規制と呼ぶ。
アコムだけで借入をしている場合は、契約の時点で借入限度額が総量規制の範囲内に収まるよう設定される。
そのため、まだ借入限度額に達していないにもかかわらず借入可能額が0円になることはない。
しかし、アコムとの新規契約時に他社からも既に借入を行っている場合は、状況が変わってくる。
その際は、他社の借入限度額ではなく貸付残高(借りている金額)からアコムの借入限度額を算出する。
つまり、他社とアコムの借入限度額を足した金額は、総量規制を超える場合もあり得るのだ。
このようなケースでは、アコムの借入限度額内だったとしても、他社での借入が増えるなどの理由で借入可能額が0円になる可能性がある。
借入総額が総量規制に達してしまえば、それ以上借りることは違法となってしまうからだ。
返済遅延などの問題が生じている
たとえ契約しているカードローンがアコムのみで、借入残高が借入限度額内だったとしても借入可能額が0円と表示される場合がある。
それは、返済が滞るなどの問題が生じており、新たな借入をアコム側から停止されている場合だ。
「借入限度額まで余裕があるはずだが借入可能額が0円になっている」場合は、Webのマイページ・アプリから返済履歴を確認しよう。
もし、返済履歴をみても原因が分からない場合は、アコム総合カードローンデスクに電話して原因・解決方法などを確認しよう。
\ 新規契約者数 No.1 ※/
※2023年3月期(2022年4月~2023年3月)における消費者向無担保貸付/消費者金融業態において(アコム調べ)
アコムを限度額内で有効活用するコツ
カードローンを有効活用するためには、利用可能額に余裕を持つことが重要だ。
ただ、利用可能額を増額する審査は新規契約時よりも厳しいと考えられ、いきなり増やすことは難しい。
そのため、増額に頼りすぎず利用限度額に余裕をもつためには、効率的に返済を進めていくことが大切だ。
しっかりと返済を進めれば、その分利用限度額を増やせる。
効率的に返済を進めていくには、返済計画を立てること、任意返済を行うこと、無利息期間を活用することが重要だ。
各種方法の詳細について、これから解説しよう。
返済計画を立てる
契約者ごとの利率・元金により月々の返済額は変わる。
いざ返済するときになって「分割でも意外と返済額が生活の負担になる」と感じる方もいるはずだ。
そうならないためには、借入をする前にしっかりと返済計画を立てることをおすすめする。
「利率の計算がよく分からず面倒だ」という方は、アコムの返済シミュレーションも利用してみよう。
返済シミュレーションでは、借入希望額・自分に適用されている利率・返済回数を入力するだけで月々の返済額・返済額に占める利息と元金の割合などが表示される。
もちろん何度でもシミュレーションは繰り返せる。
借入希望額を抑えた場合・返済回数を変えた場合で、負担がどのように変化するか比較するときにも便利だ。
いくつかの条件を比べて、自分に合った負担の返済プランを探せば、無理のない返済ができる。
任意返済を行う
定期的に、決まった金額を返済することを約定返済(やくじょうへんさい)という。
これに対して、自由なタイミング・金額で返済を行うことを任意返済(臨時返済)という。
任意返済の有無に関わらず約定返済はしなければならない。
これに加えて任意返済をすることで、約定返済のみを行った場合よりも早く返済を終えることが可能だ。
もちろん任意返済のタイミングは自由なので、ボーナスが入った月など余裕があるときだけ任意返済を行うのも良い。
なお、利息は約定返済のみに含まれるものであり、任意返済では入金した金額がすべて元金の返済に充てられる。
返済手段により手数料がかかることには注意して欲しいが、任意返済の分は利息を取られずに返済を進められることは覚えておこう。
無利息期間を活用する
アコムでは「30日間金利0円サービス」を行っている。
これは、新規契約の翌日から30日以内は利息がかからないというものだ。
ただし「期間内に借入した分は無利息」ではなく「期間内の返済は無利息」だという点には注意して欲しい。
このサービスを有効に利用するためには、無利息期間のうちに可能な限り返済を進めることだ。
もし期間内に完済できなかったとしても、月々の利息は下記の方法で算出される。
上記式から、利息が発生するまでに借入残高を減らしておくほど利息は節約できると言える。
新規契約者のみの特典なので、返済効率アップのためにも「30日間金利0円サービス」はぜひ活用しよう。
\ 新規契約者数 No.1 ※/
※2023年3月期(2022年4月~2023年3月)における消費者向無担保貸付/消費者金融業態において(アコム調べ)
アコムの限度額を確認して上手に利用しよう
限度額をしっかり確認して借入・返済することは、次回の借入可能額に余裕をもたせるためにも非常に重要だ。
アコムのカードローンをうまく活用するためには、限度額を意識すること・効率的に返済を進めることがポイントとなる。
また、限度額は審査を経て増額することが可能だ。
借入可能額の余裕・返済効率という面からみると、限度額を増額することにはさまざまなメリットもある。
限度額とはどのようなものか・どのように決まっているのかも意識したうえで、必要に応じて限度額の増額手続きも検討しよう。
※カードローンおすすめナビでは、アフィリエイトプログラムを利用し、アコム社から委託を受け広告収益を得て運用しております。
金利 (実質年率) | 年3.0%~年18.0% |
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審査時間 | 最短20分 ※お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。 |
融資速度 | 最短20分 ※お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。 |
無利息期間 | 30日間(初回限定) |
借入限度額 | 1万円~800万円 |
収入証明書 | 以下のいずれかに該当するお客さまは収入証明書が必要 ・当社のご契約が50万円を超えるお客さま ・他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さま |
WEB完結 | 一部可能 |
申込条件 | 満20歳以上72歳までの定期的な収入がある方 |
担保・保証人 | 不要 |
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※2023年3月期(2022年4月~2023年3月)における消費者向無担保貸付/消費者金融業態において(アコム調べ)