カードローンを利用する際は返済について計画的に行うことが求められる。その際に予定よりも早く返済できることもあるだろう。
通常の返済であれば返済期日に選択した返済方法で支払いまたは自動引き落としで約定返済となる。ただ、前倒しして借入金全額を返済したい場合は一括返済の手続きが必要となる。
カードローンを一括返済すると利息が節約でき、次回借入の申込時には信用情報がプラスになるなどのメリットが受けられる。これは非常にお得と言えるだろう。
みずほ銀行カードローンの場合はATM・インターネットバンキングで気軽に一括返済が可能だ。また、口座解約の場合は依頼すると解約証明書の受取も可能である。
本記事では、みずほ銀行カードローンの一括返済方法について、メリット・デメリット・注意点を解説する。
みずほ銀行カードローンを利用している方や他社で一括返済を検討している方はぜひ参考にして欲しい。
みずほ銀行カードローン利用前に知っておくべき一括返済とは?
カードローンの一括返済とは、借入している残債について全額返済することである。一括返済することで借入残高は0円になり、借入がない状態になるのだ。
通常はカードローン契約時に締結した返済日と返済方法にて毎月約定金額を支払うこととなる。もしくは、返済用口座からの引き落としによって約定返済が行われるだろう。
しかし、一括返済の場合は約定返済と異なり、借入金全額を一括で支払うことになるため、別途手続きが必要になる。
ただし、一括返済したからといってカードローンの口座がなくなるわけではない。あくまでもカードローンの残高が0円になっただけなので、再度借入に利用することも可能である。
また、カードローンの一括返済はまとまった資金が手元にある状態で実施するべきとも言える。
なぜなら、予定よりも支払う利息を節約できたり、今後の借入申込時に信用情報がプラスに評価されやすくなるからだ。
みずほ銀行カードローンは一括返済が可能
みずほ銀行カードローンは、約定返済以外にも一括返済が可能だ。一括返済を行う場合は借入金とともに、一括返済日までの借入利息も返済しなくてはならない。
借入利息については、一括返済時に日割り計算して算出した利息を借入金とともに返済する。もしくは、借入金全額返済後に借入利息のみ返済することもできる。
そのため、一括返済の利用時は事前に借入金残高と借入利息の額をみずほ銀行カードローン専用ダイヤルへ確認しておこう。
なお、借入金の返済後に借入利息を支払う場合は、みずほ銀行カードローン専用ダイヤルへの連絡またはみずほ銀行の店舗にいく必要がある。
借入利息の返済は、返済用口座からの引き落としまたは現金による返済で精算が可能である。
みずほ銀行カードローンの一括返済方法
みずほ銀行カードローンで一括返済する際に、借入金とともに借入利息の精算を同時に行うことも可能である。では、どのようにして一括返済を行えばよいのだろうか。
みずほ銀行では、ATMでの返済またはみずほダイレクトでの返済から一括返済できるため、どちらかを選択することになる。それぞれの返済方法について、詳しくみていこう。
ATMでの返済方法
みずほ銀行カードローンの返済方法として、ATMでの返済が利用できる。みずほ銀行ATMの他、ゆうちょ銀行ATM・コンビニATMでも返済手続きが可能である。
ただし、みずほ銀行カードローンにはキャッシュカード兼用とローン専用カードの2種類がある。どちらを選択したかによって、一括返済できるATMが変わるのだ。
なお、キャッシュカード兼用とは普通預金口座のキャッシュカードへカードローンの機能を付帯したカードを指す。
ローン専用カードであればゆうちょ銀行ATMやコンビニATMでの一括返済が可能となる。しかし、キャッシュカード兼用の場合はゆうちょ銀行ATMにて一括返済できないので注意が必要だ。
みずほダイレクトでの返済方法
みずほ銀行カードローンの一括返済方法として、みずほダイレクトでの返済も可能である。
みずほダイレクトとは、みずほ銀行で取り扱っているインターネットバンキングサービスのことだ。原則24時間365日いつでも取引ができるメリットがある。
みずほダイレクトを利用して一括返済する場合は、カードローン専用口座の利用登録があらかじめ必要だ。
利用登録はみずほダイレクトブラウザ版にて利用口座の登録画面から手続き可能だ。ただ、反映されるまで1週間程度時間を要するため、急ぐ場合はATMでの一括返済がおすすめだ。
みずほ銀行カードローンの一括返済時の注意点
みずほ銀行カードローンの一括返済時には、下記の4つについて注意が必要である。
- はじめに返済額を確認しよう
- 利息は日割りで発生する
- コンビニATMで返済は硬貨が使えない可能性も
- ATMの利用時間帯に注意
一括返済前に注意する点もあるため、一括返済を予定している場合はあらかじめ注意点を確認してから行うとよいだろう。
では、みずほ銀行カードローンの一括返済時に注意が必要な点について詳しくみていこう。
はじめに返済額を確認しよう
みずほ銀行カードローンの一括返済を行う前に、はじめに返済額がいくらになるのかを確認しよう。
借入金の残高と借入利息をあらかじめ確認しておくことで、一括返済が可能かどうか・どのくらいの費用が必要かが分かるだろう。
カードローンの借入残高については、以下の4種類の方法にて確認が可能だ。
- みずほダイレクト
- みずほダイレクトアプリ
- ATM
- カードローン専用ダイヤル
そのため、まずはカードローンの借入残高の確認を行うことから始めよう。
利息は日割りで発生する
一括返済を行う場合、借入利息は約定返済と異なり月の途中で返済されることが多い。その際の利息は日割り計算される。
利息は借入している期間中1日ごとに発生するため、一括返済する日の利息計算で算出する必要がある。
みずほ銀行カードローン専用ダイヤルもしくはみずほ銀行窓口へ確認すると、一括返済日における利息が分かるだろう。
借入金とともに借入利息も一括で返済する場合は、あらかじめ確認しておくとスムーズである。
コンビニATMで返済は硬貨が使えない可能性も
みずほ銀行カードローンの一括返済はみずほ銀行ATMだけでなく、コンビニATMでも可能だ。ただ、硬貨での入金ができない可能性があるので注意が必要だ。
みずほ銀行ATMであれば硬貨の入金も取り扱っているため、一円単位まで入金可能となる。しかし、コンビニATMでは硬貨の入金は取り扱っていないところが多いため、その場合は千円単位での入金となる。
そのため、百円単位以下の返済ができない可能性があるのだ。一括返済時には、まず借入金や借入利息を確認しよう。
そして、百円単位以下での返済が必要な場合は以下の方法で対応が可能となる。
- みずほ銀行ATMを利用する
- 借入金のみ先にコンビニATMで返済し、利息を別途返済する
どちらを選択すべきかは、ATMの設置状況などによっても異なる。自分で判断するようにしよう。
ATMの利用時間帯に注意
一括返済をATMにて行う場合は、利用時間帯に注意が必要である。利用する時間帯によってはATM時間外手数料が発生する恐れがあるためだ。
みずほ銀行ATMでは下記の時間帯でATM時間外手数料が発生する。
平日 | 土日 | 祝日 | |
---|---|---|---|
0:00~8:00 | 220円 | 220円 | 220円 |
8:00~8:45 | 110円 | 110円 | 110円 |
8:45~18:00 | 0円 | 110円 | 110円 |
18:00~23:00 | 110円 | 110円(〜22:00) | 110円 |
23:00~24:00 | 220円 | 利用不可(22:00〜) | 220円 |
上記結果から、一括返済を行うなら平日の日中の時間帯にATMを利用することをおすすめしたい。
なお、みずほマイレージクラブに入会していて、月末時点でカードローンの借入残高がある場合は手数料が無料になる。
対象になるのは、翌々月のみずほ銀行ATM・E-net銀行ATMの時間外手数料・利用手数料だ。少し間が空くため、忘れがちだがお得なサービスと言えるだろう。
そのため、みずほマイレージクラブ入会、またはみずほダイレクトによる返済を行うとコストが抑えられるだろう。
特にATM時間外手数料が発生する時間帯でしか対応できない人には、おすすめである。
みずほ銀行カードローンの返済方法について詳しくは知りたい方はこちら。
みずほ銀行カードローンの一括返済のメリット
ここまでみずほ銀行カードローンの一括返済について詳しくみてきた。一括返済は借入金がなくなるだけでなく、さまざまなメリットがある。
では、カードローンの一括返済によって得られるメリットについて詳しくみていこう。
利息を節約できる
カードローンの一括返済をすることによって、借入金に対する利息を節約できる。
カードローンにて借入を行うと借入期間中は利息が発生する。利息は日割り計算で算出されるため、一括返済によって借入期間が短縮されると借入利息も少額に抑えられるのだ。
返済都度の手数料が節約できる
カードローンの返済には約定返済と繰上返済があるが、繰上返済の場合は所定の手数料が発生する場合がある。
一括返済では一度で繰上返済を済ませられるので、返済都度の手数料を節約することができるのだ。
例えば繰上手数料が都度110円かかる場合、借入金を3回に分けて繰上返済すると330円の費用が発生する。
しかし、一括返済してしまうと110円で抑えることが可能だ。そのため、繰上返済を検討する際には一括返済であれば手数料が抑えられることを念頭に置いておきたい。
信用情報がプラスになる
カードローンの一括返済は信用情報においてプラスになることがメリットとして挙げられる。
信用情報は借入に対する返済状況を記録しており、一括返済も信用情報にて記録されるのだ。
そのため、次回借入を申込する際に審査で返済状況が良いとプラスに評価される可能性がある。
信用情報は最低でも5年間は記録が残るため、その間に審査を受ける場合は審査が通りやすくなるだろう。
カードローンの利用限度額が上がる可能性がある
カードローンの一括返済をすれば、次回カードローンを申込する際にカードローンの利用限度額が上がる可能性がある。
後々カードローンを再度申込する場合において、カードローンの一括返済は返済状況が良いと審査で評価されやすい。
そのため、審査で返済の評価が高いことから、今まで契約したカードローンよりも利用限度額が上がる可能性も高い。
ただし、利用限度額は年収とのバランスも確認される。極端に多く利用限度額を設定すると、審査が通らないこともあることに注意が必要である。
金利 (実質年率) | 年2.0%~年14.0% |
---|---|
審査時間 | 最短当日 |
融資速度 | 最短当日 |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 不要※50万円以上の借入を希望する場合は必要 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 以下のすべての条件を満たす個人のお客さま ・ ご契約時の年齢が満 20 歳以上満 66 歳未満の方 ・ 安定かつ継続した収入の見込める方 ・ 保証会社の保証を受けられる方 ※ 外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。 ※ 審査の結果によってはご利用いただけない場合がございます。 |
担保・保証人 | 不要※保証会社である株式会社オリエントコーポレーションまたは、アイフル株式会社が審査の上で保証 |
みずほ銀行カードローンの一括返済のデメリット
前段の解説で、カードローンの一括返済には様々なメリットがあることが分かった。
だが、一括返済することによって生じるデメリットもある。ここでは、カードローンの一括返済によるデメリットについて解説する。
一括返済の手続きに手間がかかる
カードローンの一括返済の手続きには手間がかかる。一括返済するにはカードローン契約者から申出が必要になるケースが多いのだ。
毎月の約定返済の場合は都度手続きは発生しない。カードローン契約のもと決められた返済期日に決められた約定金額が引き落とされるからだ。
だが、一括返済の場合は約定返済とは異なり、手続きの申出が必要となる。金融機関によっては、約定返済時とは異なる返済方法で手続きしなければならない場合もある。
そのため、一括返済を検討している場合はどのような手続きが必要なのかあらかじめ確認しておくと良いだろう。
無理に一括返済を行うことで、手元のお金が減る
一括返済は一度にまとまった資金が返済に充てられるため、手元にあったお金が減ってしまうデメリットもある。
約定返済であれば毎月決められた金額が計画的に返済されるため、手元にお金を残すことが可能である。
しかし、一括返済となればそれまで分割して支払っていた借入金を一度に全額支払ってしまう。そのため、まとまったお金が返済のために必要となる。
そのため、一括返済を行う場合は無理ない金額となっているか、試算してから行うことをおすすめしたい。
みずほ銀行カードローンの一括返済が終わったら解約しよう
一括返済が終了したカードローンは、基本的に解約することをおすすめする。
なぜなら、カードローン契約が残っていると再度借入を繰り返す可能性が高くなるからだ。
特に、借入金の返済で苦労してきた・借入を繰り返してきた人であれば解約すべきと言える。、借入がすぐにできる状態だと再び借入が簡単にできてしまうため、借入金を増やすきっかけになるのだ。
また、借入残高がないカードローンをそのままにしておくと、次に借入したい時に審査に影響を及ぼす可能性があるためである。
現状借入実績がない契約でも残っていると、新たに借入する際の審査で複数他社に借入が可能な状態とみなされる。こうなると、審査にマイナスの影響を及ぼしかねないのだ。
そのため、完済後のカードローンは解約手続きも一緒に行うと、これらの心配がないだろう。
みずほ銀行カードローン解約時の注意点
一括返済時に考えるのがカードローン契約の解約だ。基本的には一括返済した後、カードローン契約の解約も行うと良いだろう。
しかし、一括返済による完済と解約は何が違うのか、解約するにはどのような手続きが必要なのか詳しくみていこう。
完済と解約は違う
カードローンは一括返済すると、契約が終了すると考えている方がいるのではないだろうか。結論から書くと、カードローンの返済だけでは契約終了にならないのだ。
一括返済は借入金の残債がなくなっただけであり、カードローン申込時に行った契約は残ったままの状態となる。
そのため、完済してそのまま契約が残っている方も多くみられる。カードローンの契約を終了するためには、解約手続きが別途必要である。
カードローン契約の解約手続きは契約終了の申込を行い、ローン専用カードを金融機関へ返却することで完了する。
ローン専用カードが手元にない場合は金融機関によって取り扱いが異なるため、必要な書類などを確認しておくと良い。
解約できるのは契約者本人のみ
カードローンの契約解約は契約者本人のみが手続き可能である。そのため、家族が代理で手続きすることはできないのだ。
カードローンの契約は申込時も本人による手続きかどうか確認が行われるが、解約も同様に本人確認されるのだ。
みずほ銀行カードローンの場合は契約者本人よりローン専用ダイヤルへ連絡するか、もしくは店舗での手続きによって解約できる。
なお、解約手続きにはカードローン専用カードと返済用口座のキャッシュカードが必要となる。そのため、手元に準備してから解約手続きをすると良いだろう。
解約後に再度利用するには再審査が必要
カードローンの解約手続き後に再度カードローンによる借入を希望する場合は、再審査が必要になる。
解約の手続きが済むと、金融機関と締結していたカードローンの契約は解消される。そのため、新たに借入をする場合には、改めてカードローンの申込手続きや審査を受ける必要がある。
審査は、申込時の状況をみて進められる。一括返済した記録が、信用情報として残っている場合、審査ではプラスに評価される可能性が高いだろう。
ただし、解約手続き後すぐに同じ金融機関へ借入申込をするのは難しい。そのため、ある程度間隔をあけた後に申込をする必要がある。
解約証明書は自分で発行依頼をする
住宅ローンなどの借入申込などで他の借入契約がないか確認されることがある。その際に求められるのが、解約証明書だ。
解約の手続きが完了していることの証明が必要である場合に発行することが可能だ。
解約証明書は解約手続きと同時に発行されるものではないため、必要であれば別途発行を依頼しなくてはならない。
みずほ銀行では店舗にて解約証明書の依頼を行うと対応してもらえるが、発行手数料が発生する。なので、解約証明書が必要な手続きが発生した際に依頼することをおすすめする。
解約するべきか迷ったときの判断のポイントは?
カードローン契約を解約するべきか迷った場合は、以下の2点から判断すると良いだろう。
- 今後近いうちに借入が必要なのかどうか
- 手元にある資金でやりくりが可能かどうか
もともと一括返済を検討する際に、借入金を全額返済するためのお金が手元にあることが前提となっている。
そのため、一括返済後も当面は手元にあるお金でやりくりができる状態であるといえるだろう。
ただし、家電や車の不調などで高額な費用が必要になることが予測できる場合は、カードローンを残しておくことも必要だろう。
みずほ銀行カードローンの一括返済で利息を減らそう
本記事では、みずほ銀行カードローンの一括返済方法について、メリット・デメリット・注意点を解説してきた。
一括返済することで借入利息を節約できたり、次回借入審査時にはプラスに評価される可能性が高いなどのメリットがある。
しかし、手元にあるお金が減ったり、新たに借入する際にはある程度期間をあける必要がある。
一括返済は完済になるが、カードローンの解約にはあたらないため、解約手続きが別途必要だ。
手元のお金と相談しながら、一括返済を上手に活用することをおすすめする。
金利 (実質年率) | 年2.0%~年14.0% |
---|---|
審査時間 | 最短当日 |
融資速度 | 最短当日 |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 不要※50万円以上の借入を希望する場合は必要 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 以下のすべての条件を満たす個人のお客さま ・ ご契約時の年齢が満 20 歳以上満 66 歳未満の方 ・ 安定かつ継続した収入の見込める方 ・ 保証会社の保証を受けられる方 ※ 外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。 ※ 審査の結果によってはご利用いただけない場合がございます。 |
担保・保証人 | 不要※保証会社である株式会社オリエントコーポレーションまたは、アイフル株式会社が審査の上で保証 |