1. ホーム
  2. 資産運用・資産管理
  3. 資産運用の基礎知識が手に入る!充実した投資生活を送るための方法

資産運用の基礎知識が手に入る!充実した投資生活を送るための方法

この記事で解決できるお悩み
  • 資産運用の基本的な知識が分からない
  • 効果的な資産運用方法を知りたい
  • 専門家の意見が聞きたい

「老後2,000万円問題」などを機に資産運用の必要性を感じているものの、「資産運用についてよく分からない」と感じている方も多いだろう。

まずは基礎知識を押さえた上で、自分にとって適切な資産運用方法を検討していくことが重要だ。

この記事では、資産運用の目的や種類と特徴、効果的な資産運用方法を解説していく。

また、資産運用について相談できる専門家「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」についてもご紹介していくので、ぜひ本記事を参考に効果的な資産運用を進めていこう。

目次

資産運用の基礎知識〜資産運用とは何か

まずは、資産運用を行う目的を押さえておくことが大切だ。

資産運用の基本的な考え方やリスク・リターンの関係性、メリット・デメリットを解説する。

資産運用の目的

資産運用は、将来必要となる資金を準備することを目的に行う。自分の資産を貯蓄だけでなく、投資にも振り分けながら効率的に資産を増やしていくことを目指す。

人生においては子どもの教育費・養育費や住宅の購入費用、老後の生活費など、さまざまな場面でまとまった資金が必要となる。

こうした費用を貯蓄だけで準備することは大変なので、投資を活用しながら資産を準備していく必要があるのだ。

まずはライフプランを作成し、いつまでにどれくらいの資産が必要なのか計算した上で資産運用を始めよう。

資産運用におけるリスクとリターンの関係性

投資を始める際は、リスクとリターンの関係を把握しておくことも重要だ。

投資におけるリスクは危険性のことではなく、金融商品の価格の振れ幅のことを指す。価格変動が小さければ「リスクが小さい」、大きければ「リスクが大きい」と言う。

リターンはリスクに比例し、リスクが大きくなるほど期待リターンも大きくなる。しかしその分損失も大きくなってしまう可能性がある。

つまり積極的なリターンを狙う場合はリスクが大きい投資方法を選ぶ必要があり、反対に損失を避けてリスクが小さい投資方法を選ぶと期待リターンも小さくなるという仕組みだ。

資産運用を始める際には、自分がどれくらいまでリスクを許容できるのかを考えた上で投資方法を選ぼう。

資産運用のメリットとデメリット

資産運用のメリットとして、複利の効果を活かして資産を増やしていける点が挙げられる。

複利とは、運用で得た利益を再度投資に回すことで、利益が利益を生んで資産が増えていく仕組みのことだ。

複利は時間をかけるほど効果を発揮する。そのため早くから資産運用を始めることで、よりメリットを享受できる。

資産運用のデメリットは、元本保証がないと言う点だ。資産運用に失敗すると損失が出てしまう可能性があるため、絶対に減らしたくないお金は運用に回すべきではない。

絶対に減らせない資金は預貯金で確保しておき、余剰資金は複利効果を活用して増やしていくと良いだろう。

資産運用の基礎知識〜資産運用の種類と特徴

資産運用にはさまざまな種類があり、それぞれリスクの大きさなどの特徴が異なる。投資法ごとの特徴を理解し、自分に合った運用方法を選択することが重要だ。

ここでは、代表的な資産運用の種類とその特徴について解説していく。

株式投資

株式投資とは、株式会社が資金調達のために発行する「株式」を売買することでリターンを狙いに行く投資法だ。

株式の価格(株価)が購入時より上昇した場合に得られる売却益や、保有期間中に受け取れる配当金などのリターンが期待できる。

株価は、企業の業績や景気動向、政策などのさまざまな要因によって大きく変動する。

比較的リスク(価格変動)が大きい投資法であり、その分期待できるリターンも大きいことが特徴だ。

また、購入する銘柄によっては「株主優待制度」を設けている場合もある。株主優待とは、企業の商品やサービスをお得に利用できる優待制度のことである。

株価の値上がりによる積極的なリターンを狙いつつ、配当金や株主優待などのリターンも得られる点が株式投資の大きな特徴だ。

債券投資

債券投資とは、国や地方自治体、企業などが資金調達のために発行する「債券」を取引することでリターンを狙う投資法のことだ。

保有期間中は一定の利金を受け取ることができ、満期を迎えると額面金額で償還される。

債券は株式とは違い、額面での償還が決められている分だけリスクは小さい。

ただし、債券の発行元の経営状態が悪化することで元本や利金の不払いが起こる可能性がある。これを「信用リスク」と呼ぶ。

発行元の信用リスクは、格付機関による「格付」によって判断できる。アルファベットなどで安全性が格付されており、「AAA」「BB」などと評価されている。

債券投資をする際は格付機関による評価を参考にしながら、リスクとリターンを見極めよう。

不動産投資

不動産投資とは、不動産を所有し、またはこれを第三者に貸し出し賃料収入を受け取る投資法のことだ。

不動産価格が購入時よりも上昇していれば、売却益を得ることもできる。

一般的に不動産投資は株式よりもリスクが低い傾向にあり、比較的安定したリターンを得やすい。

しかし空室によって賃料収入が得られないリスクや、不動産価格が下落することで売却時に損失が発生するリスクもあるため注意が必要だ。

また、不動産の取得にあたってはローンを組むケースも少なくない。

自己資金が少なくても投資ができるというメリットはあるが、利回りと借入金利を比較した上でローンを組むべきか判断しよう。

その他の金融商品

その他の金融商品として「投資信託」や「金(きん)」などが挙げられる。

投資信託とは、投資家から集めた資金を元手にプロが運用を行い、利益を投資家に分配する仕組みの金融商品だ。

多くの投資家から集めた多額の資金を分散投資するため、株式投資よりもリスクが小さい投資法である。

また、不動産を対象とする「REIT」という投資信託もある。少額からでも投資できるため、不動産投資を始めるハードルが低いことが特徴だ。

金投資は、文字通り現物資産の金(きん)に投資する方法である。世界中で資産価値が認められており、信用度が高いことが特徴となっている。

「有事の金」とも呼ばれ、世界情勢が混乱しているときには金が買われるケースが多い。世界情勢の変化に対応するために金を保有しておくのも良いだろう。

資産運用の基礎知識〜効果的な投資法

次に、効果的な資産運用の方法を解説していく。

分散投資

資産運用の効果を高めるためには「分散投資」が非常に重要だ。投資先を分散することでリスクを抑えることができ、安定的な収益が期待できる。

例えば株式だけに集中投資をしている場合、株価が下落すると資産全体の価値が下落してしまう。

しかし債券や不動産、金などに分散投資していれば、株価下落によるダメージは軽減できる。

また、投資対象だけでなく地域や時間を分散させることも重要だ。

国内だけでなく海外の資産を保有したり、積立投資で購入する時間を分散したりすることでもリスクは軽減できる。

リスク低減効果を高めるためにも、投資対象・地域の分散と積立投資を心掛けよう。

コストを抑える方法

資産運用中のコストを抑える方法は2つある。

1つ目は、手数料が安い金融機関や商品を選ぶことだ。株式などの売買手数料は証券会社によって異なる。

また、投資信託の場合は商品ごとに手数料に違いがある。

手数料が多くなればその分得られる利益が少なくなってしまうため、できるだけ手数料が安い金融機関・商品を選ぼう。

ネット証券の中には1日の約定代金一定額まで手数料がかからないプランもあるため上手く活用したい。

2つ目は、できるだけ売買を繰り返さないことだ。金融商品は売買ごとに手数料が発生するため、売買回数が少ない方がコストを抑えることができる。

「一度購入した銘柄は長期保有をする」という気持ちで投資する金融商品を選ぼう。

運用期間とリスクの適切なバランス

資産を運用する期間に応じて、どの程度のリスクを取るのか考えることも重要だ。

例えば、1年後に必要な子どもの教育資金を準備する場合、低リスクの投資法で運用すべきであると言える。

リスクが大きい投資法に失敗して資産価値が下落した場合、1年という短い期間で取り戻すことは難しいためだ。

一方、20年後に迎える老後の生活費を準備する場合は、ある程度リスクが高い方法で運用しても良いだろう。

運用期間中に下落しても取り戻すだけの時間が十分にあるため、リスクを抑えるよりも積極的にリターンを狙った方が良い。

資産が必要となる時期を明確にし、どの程度のリスクを取るのか考える必要がある。IFAなどの専門家の力を借りながら、自分にとって適切なリスク・リターンのバランスを考えていこう。

専門家への相談が適切な資産運用をもたらす

資産運用は自分1人で行うよりも、専門家に相談しながら効果的な方法を模索した方が良い。

適切な運用方法を見つけ出すためにもプロへの相談を視野に入れてみよう。

専門家が提供するサービス

資産運用のアドバイスを行う専門家として「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」の存在がある。

IFAは主に以下のようなサービスを提供している。

  • ライフプランに応じた投資方針の提案
  • 資産運用プランの提案
  • 具体的な金融商品の提案
  • 保有商品の見直し
  • アフターフォロー

IFAでは、顧客の希望に合った投資方針や資産運用プランを作成し、具体的な商品提案まで行う。

投資後も運用状況に応じて保有商品を見直したり、ライフステージの変化に合わせた相談に対応したり、長期的にサービスを提供することが特徴だ。

資産運用アドバイザーの役割

IFAなどの資産運用アドバイザーは、プロの目線から最適な資産運用プランを設計するという役割を担っている。

あらゆる金融商品に精通しているため、相談することで効果的な資産運用が実現できるのだ。

人によって資産が必要になる時期や金額、目的などが異なるため、資産運用に絶対的な正解はない。

そのような中で効果的な資産運用プランを立てるためには、金融に詳しい専門家の力が不可欠である。

自分に最適な資産運用方法が分からない方は、ぜひIFAに相談してみよう。

IFAとの相談のメリット

IFAに相談するメリットとして、中立な立場からアドバイスをもらえるという点が挙げられる。

IFAは既存の金融機関から独立しているため、顧客本意のプランを提案してもらえるのだ。

金融機関は自社の利益を伸ばすことも重要であり、利益優先の提案をするケースが少なくない。

しかしIFAにはノルマなどがなく、アドバイザーが本当に良いと思った商品だけを提案してくれる。

中立な立場のプロが考える最適な運用プランを設計したい場合、IFAに相談するのが良いだろう。

基礎知識を身に付けて資産運用を始めよう

本記事では資産運用の基礎知識を紹介してきた。効果的に資産運用を行うためには、自身の運用目的や期間に応じたリスクを設定し、リターンを狙っていくことが重要となる。

自分に最適な資産運用の方法を設計したい場合は、IFAへの相談がおすすめだ。

ライフステージに合わせたリスクの設定や効果的な運用方法の提案、定期的な商品の見直しなど、長期的にサポートしてくれる。

自身の資産運用に悩んでいる方は、「資産運用ナビ」を利用して、ぜひ一度IFAに相談してみてはいかがだろうか。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

・本サイト「資産運用ナビ」はアドバイザーナビ株式会社が運営しております。
・本サイトに掲載される情報に関しては、最大限の注意を払っておりますが、金利、手数料、その他商品情報の完全な正確性や信頼性を保証するものではありません。
・本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

目次