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資産形成のコツを押さえて効果的に築く!あなたの悩みを解決する実践方法

この記事で解決できるお悩み
  • 資産形成のコツを知りたい
  • 効果的な投資方法が知りたい
  • 長期的な資産形成の目標設定が知りたい

効果的に資産形成に取り組むためには、基本的なポイントを押さえたうえで自分に合った投資方法を選択する必要がある。しかし、さまざまな金融商品や投資手法がある中で、「何が自分に合っているのか分からない」と悩むこともあるだろう。

この記事では、より適切な資産形成を行うためのコツを紹介していく。

目次

資産形成の基本原則を知る

まずは、資産形成の基本原則を押さえておこう。適切な資産形成に取り組むためには、これから紹介する3つのポイントを大切にしたい。

預貯金と投資のバランスを理解する

資産形成では、預貯金と投資のバランスを保つことが大切だ。

たとえば、生活に必要な資金まで投資に回してしまっては、収支のバランスが崩れてしまう。反対に、当面使わない資金を預貯金に眠らせたままだと、運用利益を得る機会を逃してしまう「機会損失」につながる。

まずは、「生活費として使うお金」、「数年後に使う予定があるお金」、「当面使わないお金」に色分けをして、適切な預貯金と投資のバランスを取るようにしよう。

積立投資と一括投資の違いを把握する

金融商品の投資方法は、主に「積立投資」と「一括投資」の2種類がある。

積立投資はコツコツと長期間かけて分散投資していくため、投資のタイミングを分散できるメリットがある。しかし、短期間で利益を得ることは難しいため、あくまで長期投資が前提の投資手法だ。

一方、一括投資は1回のタイミングでまとめて投資する方法である。価格が安いタイミングで投資できればまとまった利益が得られるものの、購入時よりも下落してしまうと価格が戻るまで含み損を抱えることとなる。つまり、投資のタイミングが重要な投資方法だ。

積立投資と一括投資は全く異なるメリット・デメリットがあるため、自分の投資意向や市況に合わせながら投資方法を選ぶことがおすすめである。

リスク許容度に合わせた資産配分を学ぶ

資産形成は複数の金融商品を組み合わせながら運用していくが、その組み合わせは自分のリスク許容度にマッチしたものでなければならない。

たとえば「5年後に住宅取得の頭金を入れる予定がある」という人が、すべてハイリスク商品で運用するのは適切とはいえない。直近で使う予定のあるお金はローリスクの商品で運用するか、預貯金に預けておくことが望ましい。

このように、リスク許容度は各個人によって異なるため、それに見合ったポートフォリオを組むことが大切だ。

効果的な投資方法を選択する

金融商品は「ただ何となく商品を選んで投資するだけ」では効果が得られない。運用によって利益を得るためには、適切な投資方法を取る必要がある。ここからは、効率的に利益を得るためのコツを紹介していく。

リスクの種類を理解する

金融商品へ投資する際は、必ずリスクを理解しておかなければならない。ただし、ひとくちに「リスク」といってもその種類はさまざまだ。主なリスクについて、下記の表にまとめている。

リスクの種類概要
価格変動リスク金融商品の価格が変動するリスク
為替変動リスク外国の資産に投資する際、為替変動による影響を受けるリスク
信用リスク株式や債券の発行体が倒産・債務不履行に陥るリスク
流動性リスク市場での流通量が変動するリスク
金利変動リスク市場金利の変動によって金融商品の価格が変動するリスク

金融商品へ投資する際は、その商品が持つリスクを理解し、どのようなタイミングで価格が変動するのかしっかりと確認しておくことが大切だ。

分散投資の重要性を理解する

ポートフォリオを組む際は、分散投資を行うことを心がけよう。

仮に1つの金融商品だけに集中投資してしまうと、その金融商品の価格が下落した際に大きな損失を抱えることとなる。反対に、複数の商品へ分散投資していれば、1つの商品で損失が出ても他の商品で損失をカバーできる可能性がある。

また、効果的に分散投資を行うためには、「異なる値動きをする金融商品」を組み合わせることが大切だ。たとえば、米国の株式へ投資する投資信託を複数本保有していても、それは分散投資とはいえない。同じ投資対象で運用する投資信託はおよそ同じ値動きとなるため、リスクの分散にならないためだ。

分散投資を行う際は、「国内株式と海外債券」、「海外株式と国内債券」など相関性の低いものを組み合わせるようにしよう。

投資信託やETFを活用する

初めて資産形成に取り組む人は、投資信託やETFを活用することを検討したい。投資信託は1つのファンドに複数の銘柄が組み入れられているため、投資先の選定に手間がかからないメリットがある。

銘柄の入れ替えも「ファンドマネージャー」と呼ばれるプロが定期的に行ってくれるため、「どんなところへ投資すればいいのか分からない」、「売買のタイミングが掴めない」という人におすすめの金融商品だ。

証券会社によってはワンコインから購入できるところもあるため、まずは少額投資から始めてみるのもよいだろう。

長期的な資産形成の目標設定

資産形成は、長期のライフプランを見据えたうえで目標を設定する必要がある。とはいえ、「何十年後の先まで計画を立てるのは難しい」と感じる人もいるかもしれない。ここからは、長期的な資産形成の目標を立てるコツについて紹介していく。

目標金額と期間を明確にする

まずは、資産形成を行う目標を決めよう。「ただ何となくお金を貯める」というだけでは、途中で計画が頓挫してしまう可能性がある。資産形成の目標は「老後資金として〇〇万円貯める」など具体的に決めることが大切だ。

また、目標を達成するための期間も設定しよう。「〇年後までに住宅購入資金の頭金を〇〇万円貯める」など、期間と金額が定まれば、それを達成するための毎月の貯蓄額も明確になる。

定期的な見直しを行う

資産形成は、定期的に見直しや点検を行うことも忘れないようにしよう。ライフイベントが起こったり、収支が変動したりすると、資産形成の意向にも変化が表れるためだ。

定期的に「今の貯蓄ペースで目標を達成できるか」、「貯蓄金額は適切か」ということを振り返ることでポートフォリオを見直すきっかけとなる。もし投資意向が変化したり、新たな目標ができた場合は、それに応じてポートフォリオを組みなおすことが大切だ。

税制や手数料を考慮した投資プランを立てる

投資プランを立てる際は、税制や手数料について理解しておきたい。特に長期運用では、手数料にかかるコストや税負担は大きなものとなる。まずは金融商品の運用にかかる手数料を理解して、「よりコストを抑えた運用方法はないか」と複数の証券会社や金融商品を比較するようにしよう。

また、税制についても理解しておく必要がある。資産形成では、NISAやiDeCoなど個人が活用できる税制が多く用意されている。どれも長期の資産形成に向いた制度であるため、ぜひ積極的に活用しよう。

IFAが解決できる資産形成の悩み

資産形成に取り組む中で、「本当にこの手法で合っているのだろうか」、「自分のリスク許容度に合っているか分からない」と悩むこともあるかもしれない。

より自分のライフプランに適した資産形成を行うためには、金融の専門家へ相談することを検討しよう。特に最近では、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)へ資産形成を相談する人が増加している。ここからは、IFAに相談できる具体的な内容について紹介していく。

資産形成の戦略立案のサポート

資産形成では、まず「どのような投資に取り組むか」という戦略を立てることが欠かせない。しかし初めて資産形成に取り組む人は、「そもそも戦略の立て方が分からない」という人も多いだろう。IFAはそういった初心者に向けて、ライフプランやリスク許容度に適した戦略を立てるためのサポートを行っている。

各世帯のニーズに合った最適のプランを提案してくれるため、相談者は安心して資産形成に取り組めるメリットがある。

投資商品の選択とアドバイス

金融商品には数多くの種類があり、その中から自分に合った商品を選定するのは大変な作業だ。たとえば国内の公募投資信託は約6,000本もの種類があるため、「商品の違いが分からない」、「数が多すぎて選びにくい」と感じる人も少なくない。

その点、IFAは顧客の投資意向をじっくりとヒアリングし、どのような商品が向いているか提案してくれる。顧客目線でのアドバイスをくれることから、相談者も信頼して商品を選定することが可能だ。

税務や資産管理の相談

資産形成を行っていると、税制に触れる機会が多くなる。金融商品の売買に関する税制だけでなく、住宅取得や贈与、親からの相続など、私たちの生活は税務と密着していると言ってもいい。

IFAは金融関連の税制に広く精通しているため、ライフイベントが発生するたびに該当する税制についてアドバイスしてくれる。中には税理士と兼任しているIFAもいるため、具体的な税務相談をすることも可能だ。

資産管理から税務相談までワンストップで相談できるのは、利用者にとって嬉しいポイントといえる。

IFAと共にコツを押さえた資産形成に取り組もう

資産形成はコツを押さえて取り組むことで、より効率的に資産を築いていける。しかし、どのように資産形成に取り組むべきかについては、各世帯によって異なる。

より適切な運用方法を選択するためには、金融の専門家であるIFAの助言を得ることがおすすめだ。IFAは顧客目線でのアドバイスをくれるため、きっと長期で信頼関係を築いていけるだろう。

本サイト「資産運用ナビ」では、IFAの検索サービスを提供しております。相談内容や地域に応じたIFAをご紹介しますので、ぜひお気軽にご利用ください。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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