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【資産運用と保険の完全ガイド】知りたい情報を一度に網羅!

この記事で解決できるお悩み
  • 資産運用と保険の選び方を知りたい
  • 保険のバランスがわからないのでより良いバランスを知りたい
  • 資産運用と保険の知識がないので理解したい

資産運用では積極的なリスクテイクだけでなく、保険によってリスクを抑える対策も重要だ。しかし、保険商品には多くの種類があり「どのような保険に加入すべきか分からない」という人も多いだろう。

そこで本記事では、資産運用に保険を取り入れるポイントや積極運用とのバランスについて解説していく。

目次

資産運用の基礎知識

保険を活用した資産運用に取り組む際は、改めて基本的なポイントについて押さえておきたい。まずは、資産運用の基本原則や商品の種類について振り返っていこう。

投資の基本原則とリスク管理

投資の基本原則は「①長期投資」「②分散投資」「③積立投資」の3つだ。資産運用を始めたばかりの頃は、「早く資産を増やしたい」という気持ちが先走ってハイリスク商品ばかりに偏ったり、少しの市場変動で怖くなって資産を売却してしまったりなど、投資の基本原則を忘れてしまうことが多い。

リスクを抑えて適切な資産運用に取り組むためには、いつも3つの基本原則を心に留めておくようにしよう。

資産運用商品の種類と特徴

適切なポートフォリオを組むためには、リスク許容度に応じて複数の金融商品に分散することが大切だ。下記の表に主な金融商品をまとめている。

金融商品概要
預貯金金融機関の口座へ預け入れる資産。いつでも引き出しが可能な流動性の高さが魅力。
株式企業が発行する株式を通じて、直接投資する証券。銘柄によっては配当金や株主優待が受けられる。
投資信託株式や債券、REITなど複数の銘柄を組み合わせて運用する金融商品。
1つのファンドを購入するだけで分散投資が実現できる。
債券企業や国、地方自治体が発行するもので、あらかじめ利率や満期が定められている。
発行体の信用度にもよるが、基本的にはリスクを抑えた資産運用が可能。
保険貯蓄性の高い保険は、万が一の事態に備えながら資産形成に取り組める。
解約返戻金や満期保険金が受け取れることが魅力。

どのような金融商品を選ぶかで、リスクとリターンが大きく異なる。資産運用に取り組む際は、どれか1つの商品に偏ることのないように、それぞれの特長を活かしたポートフォリオを組むことを心がけよう。

保険の基礎知識

ひとくちに「保険」といっても、その種類はさまざまだ。どの保険に入るかを考える前に、まず各保険の種類について押さえておこう。

保険の種類とそれぞれの役割

保険にはさまざまな種類があり、「どんなリスクに備えたいか」で加入する商品が異なる。主な保険の種類とその役割について、下記の表にまとめている。

保険の種類役割
死亡保険被保険者が亡くなったときに保険金を遺す保険
医療保険病気やケガによる医療費に備える保険
がん保険がんの治療にかかる医療費や入院費、手術を保障する保険
個人年金保険一定期間掛けた保険金を年金として受け取る保険
学資保険子供の教育費の準備を目的とした保険
介護保険介護にかかる費用に備えるための保険
損害保険自動車保険や海外旅行保険など、事故やトラブルで発生する費用に備える保険
収入保障保険被保険者が死亡もしくは高度障害状態で働けなくなったときに、年金形式で保険金を受け取る保険

この通り、保険には多くの種類があり、どの保険に入るべきかは各世帯の収入状況や家族構成などによって異なる。払込方法や満期時の取り扱いも商品によって異なるため、長期のライフプランを見据えたうえで加入することが大切だ。

保険の加入時のポイント

保険に加入する際は、まず「自分の世帯が抱えるリスク」について明確にしよう。

たとえば、「子供が小さく、妻が専業主婦。一家の収入は夫の給与のみ」というケースでは、夫が亡くなったときのリスクに備える必要がある。妻と子供が当面の生活費に困ることのないよう、死亡保険でまとまった保険金を遺すことが望ましいだろう。

また、毎月の保険料の負担も考慮しなければならない。「あれもこれも備えたい」と多くの保険に加入すると、毎月の保険料が収支を圧迫してしまう。自分の世帯の収支状況に合わせて、「毎月どれくらいの保険料なら負担にならないか」ということをシミュレーションしてみよう。

保険の見直しと更新の考え方

保険は加入したらそれで終わりではなく、定期的に見直しを行う必要がある。ライフステージや収支の変化で、備えるべきリスクにも変化が生じる可能性があるためだ。

定期的に保険を見直すことで、「もう少し備えておきたい」、「この保険は不要だな」など、いくつかの気付きが生まれるだろう。そのうえで、より自分のマネープランに適したポートフォリオとなるよう調整していくことが大切だ。

また、保険の中には定期的に契約の更新が行われるものもある。更新時期に合わせて保険を見直すこともおすすめだ。更新によって保険料が高くなる場合もあるため、他社の商品と見比べてみるのもよいだろう。

積極的な資産運用と保険のバランスの取り方

資産形成では、積極的な資産運用だけでなく保険を活用した「守りの資産」を築くことも大切だ。ここからは、積極的な運用と保険のバランスについて考えていこう。

ライフステージに合わせた資産運用と保険

積極的な資産運用と保険の適切なバランスは、ライフステージによって異なる。

たとえば、「20代独身で、将来のための資産形成をしたい」という場合、死亡保険による保障はそれほど必要ないだろう。若年層で独身の場合は、医療保険や個人年金保険で最低限の備えを行ったうえで、余裕資金は積極的に運用に回しても問題ないといえる。

反対に、「40代既婚で、住宅ローンあり。これから子供の教育資金もかかる」というライフステージでは、積極的な資産運用よりも万が一の事態の備えや教育資金の準備に注力したい。死亡保険や学資保険、収入保障保険を活用して、リスクに備えることを検討しよう。

このように、備えるべきリスクが多いライフステージでは、より保険を重視した資産形成に取り組むことが大切だ。

積極的な資産運用と保険の両立のコツ

積極的な資産運用と保険はどちらか一方だけでなく、自分の投資意向や抱えるリスクに応じてバランスを保つ必要がある。

しかし、保険商品は種類も多く、「どんな保険に入ればいいか分からない」と悩むこともあるだろう。そういった場合は、金融のプロであるIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)に相談することを検討したい。IFAは特定の金融機関に属さない金融アドバイザーであることから、真に顧客目線でのアドバイスをくれるメリットがある。

無理な保険セールスを受けることもないため、ポートフォリオのバランスに悩んだ際は積極的に活用したい存在だ。

IFAによる資産運用と保険の最適化

近年、新たな金融アドバイザーとして注目を集めているIFAは、保険加入の相談相手としても最適である。ここからは、IFAへの相談で得られるサポートやメリットについて解説していく。

IFAではどのようなサポートが受けられるか

前述の通り、IFAとは特定の金融機関に属さない金融アドバイザーである。顧客のライフプランニングの形成のサポートや、それに応じた金融商品の提案・販売を手掛けており、金融に関する相談がワンストップで済む利便性がある。

積極的な資産運用と保険のバランスでは、顧客のニーズをよくヒアリングしたうえで、ライフステージに応じたポートフォリオを提示してもらえる。各世帯の収支状況や家族構成を踏まえたうえでアドバイスをしてもらえるため、利用者はより適切な資産形成に取り組むことが可能だ。

保険の相談にIFAを活用するメリット

IFAへ保険の相談をする大きなメリットとして、「無理なセールスを受けないこと」が挙げられる。保険の相談と聞くと、「しつこくセールスされるのでは?」、「いらない保険も勧められそう」といったネガティブなイメージを抱く人もいるかもしれない。

しかし、IFAは保険会社の営業員ではないため、営業ノルマもなければ、保険会社の企業利益を優先する必要性もない。顧客のマネープランやニーズを踏まえたうえで、本当に必要な商品だけを提案してくれることから、顧客は信頼して提案を受け入れることができる。

また、IFAは転勤がないことも魅力のひとつだ。保険は定期的に見直しが必要だが、金融機関へ相談する場合、転勤によって「前回と担当者が違う」といったことが珍しくない。

その点、IFAは転勤によって担当者が変わることがなく、同じ担当者に保険の見直しを依頼することが可能だ。もちろん保険だけでなく資産運用や住宅ローン、教育資金など幅広いことを相談できるのも嬉しいポイントである。

保険を活用しながら資産運用に取り組もう

長期の資産形成では、積極的な運用だけでなく保険による備えも必要不可欠だ。自分が抱えるリスクを抽出したうえで、それに備える保険への加入を検討しよう。

また、保険加入の相談にIFAを活用することもおすすめだ。IFAは、企業利益を優先したセールスを受ける心配がないため、利用者も信頼して相談できるメリットがある。保険だけでなく金融資産全般の相談もできるため、この機会にIFAの利用を検討してみよう。

当サイト「資産運用ナビ」では、全国各地のIFAをご紹介する検索サービスを提供しております。相談内容や資産の状況、お住まいの地域に応じて相性の良いIFAを紹介できますので、ぜひお気軽にご相談ください。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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