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10年で資産を形成する!実践的投資戦略を徹底解説

この記事で解決できるお悩み
  • 長期的な資産形成にはどのような投資戦略が有効なのか知りたい
  • どれだけの金額から投資を始めれば良いのかがわからない
  • 投資初心者でも実践可能な具体的な投資方法を学びたい

公的年金制度だけでは退職後の生活資金が不足している可能性が高い。不足していなくても、希望する生活をおくるためには、十分な資金が必要だ。

しかし、どのように資産を増やしていけばよいのだろうか。資産形成にはどのくらいの時間が必要だろうか。

この記事では、「長期的な資産形成にはどのような投資戦略が有効なのか知りたい」「どれだけの金額から投資を始めれば良いのかがわからない」「投資初心者でも実践可能な具体的な投資方法を学びたい」と考えている人向けに、資産形成のための投資戦略について解説する。

目次

理想的な資産形成のための長期投資の重要性

理想的な資産形成のための長期投資の重要性 資産運用ナビコラム

社会人が仕事に慣れ、収入が安定してくれば、資産形成について考え始める時期である。将来の目標を達成するためには、どのような資産形成をすればよいのか。

ここでは資産形成のための長期投資の重要性について解説する。

資産形成とは何か

資産形成とはまとまった資産を中長期的に築くことで、社会人になりたての頃にはなかった資産を、収入や投資によって少しずつ蓄え、将来必要なときの備えとする。年収を上げ、貯蓄するだけでなく、余剰資金を投資に回すことで、積極的な資産形成を目指す。

着実に資産形成をするためには、時間が必要で、10年単位で計画を立てなければならない。リスクを抑えるためにも、長期的な視点が重要となる。

資産形成のための投資の役割

資産形成の一部を投資で行う場合、リスクとリターンのバランスを考えなければならない。資産形成は将来の生活に影響することが多いため、大きなリスクを取ることはできない。同程度のリスクのなかで、最もリターンが大きい金融商品を選定する。

期待するリターンが極端に高かったり、リスクが極端に低かったりする投資はおすすめできない。

リターンが極端に高い投資は、リスクが大きい。すべての資金を外国株式に投資したり、投資金額以上の損失が出る可能性がある信用取引を知識不足のまま行ったりするケースが該当する。

また余剰資金をすべて国内債券に投資すればリスクはかなり低くなるが、リターンは期待できない。普通預金や定期預金と比べて優れている程度である。

このように商品の特性で比較しながら、リスクとリターンのバランスを検討することが重要である。

長期投資による資産形成のメリットとその理由

投資初心者にとってリスクを回避したいと考えるかもしれない。しかし、ある程度のリターンを求めるとリスクを取らなければならない。このリスクを限りなく抑える手法が、長期投資である。

長期投資では、10年、20年かけて少しずつ利益を積み重ねていく。月単位では含み損が出る可能性はあるが、年単位や5年・10年単位でのプラスを目指す。金融商品の値動きは予測できないため、日々の値動きで取引する短期投資と比べると、リスクを抑えられる。

投資を始めるための最初の一歩

投資を始めるための最初の一歩 資産運用ナビコラム

投資を始める際には投資方針や投資目標などを決める下準備が必要である。投資可能額を決めることも投資の第一歩である。

ここでは、投資可能額の見極め方・基準について解説する。

投資可能額の見極め方とその基準

投資を始める前に、投資可能額を決めておかなければならない。長期・積立・分散投資が基本となるため、毎月の余剰資金の額によって投資可能額は異なる。投資可能額を見極めるためには、毎月の収入から投資に充てられる金額を算出する必要がある。

余剰資金は単に毎月の収入から支出を引いた金額ではなく、将来必要な資金も確保しなければならない。この将来のための資金の一部を投資に充てる。

このような投資可能金額を見極めるためには、ライフプランを作成し、収支の流れや資産の状況を確認しなければならない。

投資を始めるために必要な最低限の金額は?

最近は、ポイントカードで貯まったポイントを使った投資も可能で、100円から投資できるサービスもある。ただ、毎月100円の投資だと、10年経っても投資総額は12000円にしかならない。

資産形成としてまとまった資金を得るために投資を始めるなら、最低毎月1万円、できれば2〜3万円は必要だろう。

投資可能額とリスク耐性の関係

投資可能額を見極めることは、長期投資を実施していくうえで、重要である。

積立投資は、毎月一定額で、価格が低いときには多く、価格が高いときには少なく購入する。このことで、平均単価を下げ、投資を有利に進めることが可能だ。しかし毎月の投資額を月々の収支に応じて変更してしまうと、積立投資の効果が減少してしまう。

投資可能額は自身のリスク耐性との関係で決まる。リスク耐性が低い場合は、元本保証型である定期預金やリスクが低い国債なども活用し、流動性を確保しておく。

投資可能額を見誤っても、資金の融通を利かせやすい。一方、リスク耐性が高い場合は、資金不足の際に金融商品を売却することで現金化できる。損切りも想定しての投資となる。

自身のリスク耐性を考慮して、毎月の投資額が定額になるよう投資計画を立てよう。

10年間で資産を形成する具体的な投資戦略

10年間で資産を形成する具体的な投資戦略 資産運用ナビコラム

資産運用は長期で継続的に行う。10年をひと区切りとした場合、具体的にどのような投資戦略が考えられるだろうか。ここでは、金融商品の選び方やポートフォリオの構築などについて解説する。

長期投資に適した金融商品の選び方

長期投資のメリットのひとつに、複利運用がある。初期投資額に運用益を加えて運用効率を上げていく方法で、長期投資には必要な考え方である。

たとえば、投資金額100万円で配当金や分配金は運用しない単利計算の場合、10年3%で30万円の利益(税引前)を得られる。一方、配当金や分配金を投資金額に加える複利計算(半年複利)では、10年3%で約34.7万円の利益となる。

金融商品を選ぶ際には、分配金を再投資する投資信託を選ぶと、複利効果を得られるため、効率的に運用できる。

ポートフォリオの構築

長期投資を前提とする場合、積立・分散投資の原則に沿った金融商品を選ぶ。金融商品の組み合わせをポートフォリオとよび、ポートフォリオの構築の仕方が重要となる。

分散投資では、ひとつの金融商品に全額を投資するのではなく、値動きの異なる複数の金融商品に資金を振り分ける。ポートフォリオを構築する際には、分散投資を意識するとよい。

投資の見直しとリバランス

投資額と投資先を決めたら、投資方針にしたがって投資を継続する。たとえば、債券と株式で50%ずつのポートフォリオを組んだとする。それぞれ複数の銘柄に投資し、時間がたてば、価格は変動しているだろう。

長期運用では、個別銘柄の変動に反応する必要はない。たとえば、購入しているA株の価格が下がっていても、B株に乗り換える必要はない。重要なことは、ポートフォリオの収益性である。ポートフォリオ全体の利回りが悪化している場合は、A株の組み換えなどを検討してもよいだろう。

ポートフォリオは値動きの異なる金融商品を組み合わせるため、予想に反して同じような値動きをすると、リスクは高くなる。そのため、ポートフォリオのパフォーマンスを確認し、必要に応じてリバランスを行う。

IFAとともに進める資産形成

IFAとともに進める資産形成 資産運用ナビコラム

資産形成は長期間かけて、じっくり実施するものである。特に資産運用では、短期で利益を求めると想定外の損失を被ってしまうおそれがある。

自身の知識や経験不足を補ってくれるのがIFAである。ここではIFAの役割や選び方などについて解説する。

IFAの役割とメリット

IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、銀行や証券会社など特定の金融機関に所属せず、顧客本位の立場でアドバイスするお金の専門家だ。IFAの都合で金融商品を販売することはなく、相談者も安心してアドバイスを受けることができる。

IFAに相談するメリットはさまざまあるが、最も大きなメリットとして、相談者の資産状況や価値観に合わせたサポートを提供できる点である。個人ではどうしても投資経験や知識が不足しがちだが、IFAのスキルを利用して、長期的な資産形成を目指す。

IFAを活用するタイミングと選び方

IFAに相談するタイミングとして、お金の使い方や投資の仕方で悩んだときや投資先や商品の選択で決めかねているときだろう。年齢的には早いほど、選択肢は増えるため、効果的である。

結婚するとき、子供が生まれるとき、住宅を購入するときなどライフイベントが発生したタイミングもおすすめだ。

IFAを選ぶ際には、自分の悩みを解決できるか、目標を達成できるスキルがあるかなど見極める必要がある。「資産運用ナビ」を活用し、自分の状況を整理したうえでIFAに無料相談し、しっくりくるIFAを選ぶとよいだろう。

IFAとともに作り上げる、自分だけの投資戦略

リスク許容度は人によって差がある。相談時に保有している資産額や目標とする運用成果、家族構成や年齢など、相談者の属性は異なる。

IFAとの相談では、相談者の属性に合わせて行われ、アドバイスだけでなく、具体的な投資戦略もカスタマイズされるため、自分だけの投資計画を立てられる。

信頼できるIFAを探し、安定した資産運用を行う。

長期的な資産形成を目指すなら自分に合ったIFAを探そう!

長期的な資産形成を目指すなら自分に合ったIFAを探そう! 資産運用ナビコラム

この記事では、資産形成に関する基礎知識や投資に必要な最低金額に関する基礎知識を解説した。長期投資の重要性、投資可能額の見極め方、そして具体的な投資戦略の三つが資産形成の鍵となる

投資に関する悩みは「資産運用ナビ」に相談することで、専門的な知識をもとにした資産形成戦略を練ることが可能になる。現在、以下のボタンから無料相談に申し込むことができる。ぜひ気軽に申し込んでみてほしい。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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