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海外資産で資産形成するメリットは?初心者からでも始められるステップ

この記事で解決できるお悩み
  • 海外資産での運用の方法がわからない
  • 海外投資のリスクを知りたい
  • どのくらいの金額から始められるのか知りたい

円安による日本円の価値低下等への懸念から、海外資産に投資してリスク分散を考える人も多いのではないだろうか。

今回は海外資産を通じた投資のメリットやリスク、そして初心者でも始められる具体的なステップを解説する。

目次

初心者でも安心!海外投資の基本を押さえよう

初心者でも安心!海外投資の基本を押さえよう 資産運用ナビコラム

まずは海外投資が必要な理由やメリット、種類、リスクを解説する。

なぜ海外資産での運用が必要なのか

なぜ海外投資が必要なのか。それは多様化する時代の流れを考慮すると、リスク軽減のためにも国内だけでなく海外にも分散投資するのが重要だからだ。

海外資産へ投資をするメリットは下記のとおりである。

  • ポートフォリオの多様化

国内外の金融商品から、自分に合ったポートフォリオを組める可能性が高くなる。

  • 海外の経済成長を享受できる

国際通貨基金(IMF)の調査によると、2022年の実質GDP世界平均は約3.5%、新興国市場は約4%となっている。成長率が高い国や地域へ投資することで、より高い利益を狙うことも投資戦略上は重要である。

  • 通貨のリスク分散

海外投資をするとドル建て等で資産を保有することも多い。日本円以外の資産を保有することで、通貨の分散ができる。

海外投資の種類

海外投資にはさまざまな種類があり、それぞれメリットやデメリットがある。自分自身の投資目標や戦略と照らし合わせて、必要なものを選択しよう。

株式

海外企業が発行する株式を購入し、配当や売買益を狙うものだ。たとえば米国株投資もその1つである。

将来的な成長が見込まれる企業も数多く含まれ、場合によっては国内株式よりも高いリターンが狙える可能性がある。

債券

債券は国や地方公共団体、企業等が資金調達するために発行する有価証券のことで、発行元や市場、通貨のいずれかが海外に属するものを外国債券と呼ぶ。

海外には日本よりも金利が高い国も多く、満期償還日の為替レートの状況によっては高いリターンを得られる可能性がある。

不動産

特に、人口増加にともなう住宅需要が堅調な国や地域の物件を購入して運用すると、安定的に賃料収入を得られる可能性が高い。

それだけでなく不動産価格自体の高騰で、将来的に大きな売却益を狙えるケースもある。インカムゲインとキャピタルゲインの両面で、高いリターンを狙える可能性があり、注目されている投資手法の1つだ。

海外投資のリスク

海外投資の場合は国内とは異なったリスクが存在する。

通貨リスク

為替レートは日々変動しており、利益確定のタイミングによっては損するリスクがある。

たとえば外貨建て資産を円に交換する場合、購入時よりも円安になれば為替差益が生じて資産が増えるが、円高になると為替差損が生じて資産が減る。

地政学リスク

投資先や周辺も含む国や地域の政治経済、災害発生の可能性等のリスクは運用する上で無視できない。

海外では選挙やクーデター、戦争の発生等で政治経済の仕組みが大きく変わることも少なくない。法改正で海外企業の誘致や優遇措置が急に停止されるようなこともある。

投資家に歓迎されない事態が発生すると、株価等が大きく下落するかもしれない。

投資はいくらから?初心者でも始めやすい投資額とは

投資はいくらから?初心者でも始めやすい投資額とは 資産運用ナビコラム

海外投資を始める際は、資金はいくら用意する必要があるのだろうか。最低限必要な資金や予算の考え方について説明する。

初心者が投資を始めるための最低限の資金

投資を始めるための最低限の資金は、投資手法や金融商品、個人の資産状況や投資目標等によって変化する。

商品によっては毎月100円から積み立てられるものも存在する。初心者の場合はリスクを抑えるためにも少額から開始し、投資に慣れてきたら自身の投資目標に沿って運用手法を変更したりリスクを上げていくのも良いだろう。

少額から始める投資方法

たとえば上場投資信託(ETF)やロボアドバイザーを利用するのも1つの方法だ。

上場投資信託(ETF)

ETFは文字通り取引所に上場されている投資信託のことで、個別株のように証券会社を通して売買できるのが大きな特徴だ。

インデックスファンドと同様、日経平均株価等の特定の指標と連動するタイプの投資信託であり、株式や債券だけでなく不動産投資信託(REIT)や原油など対象商品は幅広い。

ロボアドバイザー

運用者に適した資産配分を自動で行ってくれるため、投資経験が全くない場合でも手軽に始められるサービスとして注目されている。

自分で商品を選定したりポートフォリオを構築するわけではないため、投資の知識が身につきにくいデメリットがある。

給料や貯金からどのくらいを投資に回すべきか

一般的には給料や貯金の20%以内に設定するのが良いとされるが、投資の予算設定は個別の資産状況によって変化する。

収支バランスを把握するのはもちろん、自分自身がどのくらいリスクをとれるのか、長期的に投資でいくら増やしたいのかといった目標を確認しよう。

本格的な海外投資のためのステップ

本格的な海外投資のためのステップ 資産運用ナビコラム

ここからは本格的に海外投資を始めるための流れを解説する。

リスク許容度と目標リターンの設定

最適な投資戦略を立てるためにも、自分自身のリスク許容度と目標リターンは必ず明確にしよう。これらの部分がなければ、資金規模にかかわらず投資を行う意味がないといっても過言ではない。

リスクとリターンは基本的に比例する。高いリターンを求める場合は、それに見合ったリスクを受け入れて対策する必要があり、リスクを抑えるとリターンは低くなりやすい。

分散投資の重要性とその方法

特定のものに資金を集中させると万一のときに資産を大きく減少させるおそれがあるため、ポートフォリオの構築を行う際は分散投資を意識することが非常に重要だ。

たとえば株式や債券、不動産投資信託など複数の資産に投資して銘柄を分散させる。これで仮に株式投資の成績が悪化しても債券やその他の運用がカバーして、全体への影響を緩和させることも可能になる。

特定の国や地域の政治経済、戦争等のリスクに依存するのは危険だ。地政学リスクに備えるためにも、さまざまな国や地域に資産を分散させることが重要である。

海外投資の税金対策と法律の理解

投資で利益が出ると納税も意識しなければならないが、海外投資の場合は税制が国内と異なることも少なくなく、税金対策や法律の理解は欠かせない。

投資手法や金融商品によっては現地の法律が適用されて課税される可能性もある。

法規制は常に変化する可能性があり、一般投資家が全て把握するのは容易ではない。最新情報を確認し、脱税等のリスクを避けるためにも税理士や弁護士等の専門家と協力して、適切な対策をすることがのぞましい。

資産形成のパートナー、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)とは

資産形成のパートナー、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)とは 資産運用ナビコラム

自分自身に合った投資戦略を立て、リスク対策もしながら資産形成を行うためには、金融のプロの力を借りることも検討しよう。今回は資産形成のパートナーであるIFAについて解説する。

IFAが提供するサービスとそのメリット

IFAは顧客である投資家の運用目標やリスク許容度を把握し、ポートフォリオを構築して随時適切なアドバイスを行う。運用成績を上げることも重要だが、投資で発生し得るリスクを最小限に抑える対策や税金対策も行っている。

IFAに依頼するメリットは下記のようなものがある。

・特定の金融機関や商品に依存しない

中立的な立場で商品の選定等を行い、顧客のニーズや利益を最優先に考えたアドバイスやポートフォリオの構築を提供できるのが大きな特徴だ。

・ブレーンを持てる

IFAは専門知識や経験を持っており、顧客は自身がゼロから投資の勉強や商品選定や評価、市場動向の分析や対策を行う必要がない。資産形成のブレーンや顧問を持ち、時間や手間も最大限効率化できる。

IFAに相談することで得られる具体的な効果とは

IFAに相談すると具体的にどのような効果が得られるのだろうか。

  • 自身に合ったポートフォリオの構築と見直し
  • 市場動向の分析や最新情報をリアルタイムで共有
  • リスクや資産管理のためのアドバイス

資金状況、投資目標、出口戦略等は人それぞれ異なる。自分自身に合ったポートフォリオの構築は容易ではないが、IFAと組むことで客観的な視点から投資戦略を組むことができる。

投資を取り巻く環境は日々変わるため、リアルタイムで状況を把握するのは重要だ。最新の状況をふまえてリスクや資産管理のためのアドバイスを得られるのは、投資家にとって大きなメリットといえるだろう。

IFAを選ぶ際のポイント

投資家の資産やポートフォリオなど個人情報を多く扱う機会があるため、IFAを選ぶ際には信頼性や専門性の確認が欠かせない。

まずはIFAが所属する組織を調査し、つづいてIFA自身の経歴や実績、資格の有無、顧客満足度等を確認する。

IFAと投資家は長期的にパートナーシップを構築することが多い。そのためIFAのコミュニケーション能力やタイプ、相性の見極めも非常に重要だ。

検索プラットフォーム「資産運用ナビ」では自身が運用していきたい商品や相談内容、地域を指定したうえでIFAを探すこともできる。無料相談もできるので、長期的な資産形成のパートナーとなる、信頼できるIFAが見つかるはずだ。

まとめ

まとめ 資産運用ナビコラム

今回は海外資産を保持する必要性や具体的なステップを詳しく解説した。本記事の内容を参考に、初心者でも始めやすい海外資産形成の方法を学び、まずは少額から始めてみよう。

IFAは豊富な知識や経験を武器に、顧客に寄り添ってサポートをしてくれる。海外投資に対する不安や疑問がある場合は、積極的に相談してみると良いだろう。

また、IFAの検索には「資産運用ナビ」などのプラットフォームを活用し、自身にあったアドバイザーを効率よく探すようにしよう。

「資産運用ナビ」を利用すれば、信頼できるIFAにつながり、海外資産を含む資産形成の相談ができる。以下のボタンから無料相談が申し込めるので、まずは気軽に利用してみよう。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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