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【資産管理と投資】初心者向けに徹底解説

FPに相談できる具体的な内容 わたしのIFAコラム
この記事で解決できるお悩み
  • 投資の基礎知識を身につけたい
  • 投資を始めるための必要な資金がどれくらいか知りたい
  • 資産管理について理解を深めたい

初めて投資に取り組む際は、まず何から始めたらいいのか、資金はどのくらい必要か、など不明点も多いのではないだろうか。

今回は主に投資初心者向けに、投資を始める前に準備することや少額から始められる手法、資産管理の重要性等を解説する。

目次

初心者が投資を始めるために

初心者が投資を始めるために 資産運用ナビコラム

投資に初めて取り組む際は、そもそも投資とは何か理解する必要がある。

投資をするメリットやリスクとリターンの関係を解説するので参考にしてほしい。

そもそも投資とは?

投資とは将来的な利益を見込んで、自身の資金を投入する行為をいう。投資先は株式や債券、不動産などがあり、複数の投資手法や仕組みを組み合わせた商品も存在する。

将来の利益のために資金を出す行為の総称であり、自身の成長のために勉強することを「自己投資」と呼ぶこともある。

投資のメリット

投資には下記のようなメリットが存在する。

労働以外の収入を得られる

投資を行って運用がうまくいけば利益が発生する。会社員や自営業等の活動をとおして得る給与や事業所得以外の収入源を構築できるため、全体的な収入の拡大につながるだけでなく、リスク分散にもなる。

効率良く資産形成ができる

普通預金の年間利回りは0.001%となっているところも多い。ほぼゼロ金利で利息は全くつかず、預貯金だけしていても資産は全く増えない。もし平均利回り5%の金融商品を購入して投資を続けると、理論上は約15年で資産が2倍に増える。

運用資金の規模や投資手法にもよるが、預貯金に比べるとはるかに効率よく資産形成ができるのは大きなメリットだ。

金銭以外のリターンが得られる

投資には金銭以外のリターンが得られるケースもある。たとえば株式投資の場合は、一定の数以上の株式を保有すると、株主優待が得られることがある。米や乾物等の保存食品、百貨店等で利用できる金券、自社サービスに利用できる割引券など様々な種類がある。

直接金銭を受け取るわけではないが、内容によっては一般市場で売買が難しいものもあるため、株主優待目的で保有する人も少なくない。

リスクとリターンの基本理解

投資をするうえでリスクとリターンの理解は欠かせない。リスクとリターンは通常相関関係があり、ハイリスクはハイリターン、ローリスクはローリターンになりやすい傾向がある。ハイリターンを狙う場合は、それに見合ったリスクを受け入れる必要がある。

「ローリスク・ハイリターンの投資」を探し求める人も多いが、基本的にそのようなものは存在しない。仮に存在すれば、人気が殺到して需要と供給の関係で価格が高くなるはずだ。

価格が高騰すれば取り組みにくくなることからも、やはりリスクとリターンは比例するといえるだろう。

投資には必ずリスクが伴う。市場動向や投資先によって内容は変わることもあるので、自身のリスク許容度はどのくらいか必ず確認しよう。

投資を始めるための準備と必要な資金 

投資を始めるための準備と必要な資金 資産運用ナビコラム

投資を始めるために、具体的にどのような準備が必要なのか、元手資金はいくら用意しなければならないのか解説する。

投資を始める前に準備すべきこと 

いきなり個別の投資手法や金融商品の選定に取り掛かる人もいるが、それでは目先の利益にとらわれて、詐欺案件を掴まされるリスクが高くなる。とる必要がないリスクを避けるためにも、投資開始前には必ず下記の準備をしよう。

投資目標の設定

そもそもなぜ投資するのか、いつまでにどのくらいのリターンを狙うのか、自身がとれるリスクはどのくらいか明確にする必要がある。

自身の投資環境の確認

投資の勉強や経験の有無、投資に使える時間、運用資金規模を確認しよう。

たとえばいままで全く投資の勉強をしたことがなく預貯金以外に経験がない場合には、NISAを活用して少額投資を始めることが選択肢の1つになるかもしれない。

基礎知識の勉強と情報収集

投資をするうえで専門用語の理解も欠かせない。基礎知識の勉強を続けながら市場の動向や検討している投資先の情報収集を行う必要がある。

よく分からない、管理ができないものに投資をするのは、貴重な資金を無駄にしてしまうおそれもあるので注意しよう。

投資を始めるための必要な資金とは 

投資を始めるには一定の元手資金が必要だ。具体的な必要金額は個人の投資戦略や投資先によって異なる。たとえば毎月5000円の積立金額が必要な投資信託の場合は、年間6万円の資金を用意しなければならない。

個別株の場合は、1単元あたり50万円や100万円など多額の資金が必要になることも多い。自身の収入や預貯金等の資産状況と照らし合わせながら、投資額を決めよう。

少額から始める投資方法

少額から始められる投資手法も存在する。特に初心者の場合は、自身が運用する商品や状況、リスクやリターンを正確に把握できていないことも少なくない。そのため最初は少額から初め、できる限りリスクを抑えるのも重要だ。

たとえばNISA制度を活用して投資信託を始めるのも1つの方法である。NISAは一定金額の範囲内であれば専用口座内で購入した金融商品から得られる利益が非課税になる。約20%の税金がかからないのは大きなメリットだ。

NISA口座内で毎月1000円から積立てられる投資信託を始める場合、必要資金は年間で1万2000円、5年続けても6万円だ。

効果的な資産管理とは

効果的な資産管理とは 資産運用ナビコラム

投資成功のためには適切な資産管理が欠かせない。

ここでは資産管理の基本理念や重要性、定期的な調整が必要な理由を解説する。

資産管理の基本理念 

投資における資産管理とは、自身が設定する投資目標に沿って元手資金や投資先状況の確認、資産運用の保全等を行うことである。

たとえば投資信託の場合は投資の基本原則である「長期・積立・分散」の考え方をもとに運用を進め、目先の市場動向等に左右されることなく投資判断を行うことが多い。

資産分配の重要性

資産分配とは「自身の資金をどの投資先に、どのくらいの割合で投入するのか」を決めることである。1つの商品に資金を集中させると、万一の時に資金が全てなくなるリスクを抱えてしまう。

リスク分散のためにも、さまざまな金融商品に振り分けるのが一般的だ。

たとえば株式と債券は負の相関関係にあるといわれる。景気が上向きだと株価が上がり、逆に景気が下向きになると債券の需要が高まるため、両者を保有することで市場動向の影響を軽減できるとされる。

定期的な見直しと調整

市場動向は常に変化する。それだけでなく投資家のライフステージも変わる可能性がある。運用開始時は独身だったが、その後結婚して子どもが誕生するなど、投資目標や自身を取り巻く環境が大きく変わるケースも少なくない。

そのためポートフォリオは定期的に見直しを行い、必要に応じて商品の入れ替えや積立資金の増減などの対応をしよう。

専門家による資産管理サポートで投資の成功を確実に

専門家による資産管理サポートで投資の成功を確実に 資産運用ナビコラム

投資は1人で始められるが、できる限りリスクを抑えつつリターンの最大化を狙うには、勉強や情報収集、見直しや調整は欠かせない。ただし、これらを全て1人でこなすのは容易ではない。

そのため、専門知識や経験を有する金融の専門家のサポートを受けることも検討しよう。ここではIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)の役割やメリットを紹介する。

IFAの役割と利点

IFAは豊富な専門知識や経験をもとに、顧客の投資家に対して適切な運用アドバイスを行うのが主な仕事である。顧客それぞれのニーズや投資目標に沿った戦略を策定し、ポートフォリオの構築や見直しをサポートしている。

IFAは個人投資家が入手するのは難しいような細かな情報を取得・分析していることもあり、投資家1人では把握しきれない部分までサポートしてくれるのは大きなメリットだ。

IFAに期待できるサポート内容

投資家がIFAに期待できるサポート内容は下記のようなものがある。

投資目標や出口戦略の設定

なぜ投資をするのか、どのような状態になれば目的を果たしたといえるのか、明確にするのは容易ではない。「言うは易く行うは難し」で自身を客観的に分析するのは限界があるからだ。

第三者かつプロの目線で、目標やゴール、時間的成約やリスク許容度を見てもらうのは重要だ。

状況の把握や分析とリスク管理

市場動向は常に変化するが、一般投資家が全て把握するのは時間的制約もあって非常に困難だ。

金融業界に精通しているIFAであれば、豊富な知識や経験、分析力を背景に、顧客にとって必要な措置を講じることができる。

IFAを活用することのメリット

IFAを活用するメリットはどのようなものがあるのだろうか。下記にまとめたのでぜひ参考にしてほしい。

投資家が専門知識の勉強や投資分析をする時間を省ける

IFAは投資や資産管理に関する専門知識や経験を持っているため、基本的には彼らに任せることで、投資家自身が勉強や分析等に使う時間を省けるメリットがある。もちろんいくら相手が専門家であっても丸投げは禁物だ。

IFAから相談等があった場合は応じるのはもちろん、投資の基本的な用語や仕組み、ポートフォリオの状況理解は自身でも積極的に行おう。市場や経済の動向にも興味を持ち、疑問点があればIFAに質問する姿勢も持つようにしたい。

個別のニーズに合った投資戦略を策定できる

投資の世界に正解はない。それぞれの資産状況や目標、ライフステージ等によってとるべき戦略は変化する。そのため一人一人に合った戦略やポートフォリオの構築は必須だ。これを投資家が全て行うのは容易ではないからこそ、積極的に専門家の力を借りることが重要である。

IFAに相談することで自身の目標やリスク許容度等に合わせた戦略を立て、随時打ち合わせも行いながら対応してくれるのは大きい。

また、投資戦略と同じように、あなたに最適なIFAも投資の経験値や目標、資産状況によって異なる。検索プラットフォーム「資産運用ナビ」などを活用し、自身の条件にあったアドバイザーを探すことも忘れないようにしよう。

まとめ

まとめ 資産運用ナビコラム

今回は投資の基礎知識や投資を始めるにあたって必要な資金、その準備方法や効果的な資産管理方法について解説した。

投資の始め方、資産管理の方法などを全て1人で考え、実際に行動に移すのは容易ではない。投資初心者だからこそ自分だけで抱えずにIFAなどの専門家の力を借りることも重要だ。

IFAに依頼することで、個々の経済状況に最適な投資方針や資産管理方法を学ぶことができ、投資成功の可能性が高まるだろう。

また、IFAの検索には「資産運用ナビ」などのプラットフォームを活用し、自身にあったアドバイザーを効率よく探すようにしよう。

無料相談もできるので、投資と資産管理に関する疑問や不安を解消し、より確かな資産形成をサポートしてくれるIFAが見つかるはずだ。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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