- 楽天証券でおすすめのiDeCo商品が知りたい
- どのような人が楽天証券でiDeCoを始めるべきか知りたい
- 自分に合った商品でiDeCoを運用したい
大手ネット証券の楽天証券は、iDeCoを始める金融機関のなかで人気を集めている。
楽天証券でiDeCoを始める場合、どの商品がおすすめなのだろうか。
また、どういった方が楽天証券を利用すべきなのだろうか。
本記事では、楽天証券でiDeCoを始める利点やおすすめの商品、どんな人が楽天証券のiDeCoに向いているかを解説していく。
また、iDeCoの相談先についても紹介していくので、ぜひ本記事を参考にして楽天証券のiDeCoを効果的に活用しよう。
なぜ楽天証券でiDeCoを始めるのがおすすめなのか
楽天証券でiDeCoを始めるのがおすすめである理由として、主に以下の3点が挙げられる。
- 幅広い商品ラインナップが用意されている
- 手数料が低い
- 楽天ポイントが利用できる
それぞれの理由について解説していく。
幅広い商品ラインナップが用意されている
まず、楽天証券のiDeCoでは豊富な商品ラインナップが提供されていることが特徴だ。
幅広い選択肢のなかから自分に合った商品を選べる点が魅力となっている。
例えば、以下のような商品が提供されている。
- たわらノーロード 日経225
- 明治安田DC日本債券オープン
- 野村J-REITファンド(確定拠出年金向け)
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- みずほUSハイイールドファンド〈DC年金〉
- 三井住友・DC外国リートインデックスファンド
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり)
- セゾン・グローバルバランスファンド
- 楽天ターゲットイヤー2030
- みずほDC定期預金
国内外の株式や債券、REIT(不動産投資信託)などを対象とした商品が多く用意されており、豊富な選択肢から投資先を選べる。
自身の年齢やリスク許容度に合わせた商品を選びやすい点が楽天証券のiDeCoの魅力だ。
手数料が低い
iDeCoを利用する場合、加入時や運用期間中、給付時などに手数料が発生する。
楽天証券を利用する場合、ほかの金融機関に比べて手数料を安く抑えられる点が魅力だ。
iDeCoは金融機関だけでなく、国民年金基金連合会や信託銀行などに手数料を支払う必要がある。
そのため、どの金融機関を使っても国民年金基金連合会・信託銀行に支払う手数料は変わらない。
差が生じるのは金融機関に支払う「運営管理手数料」である。
楽天証券の場合、運営管理手数料は残高や積立額、期間にかかわらず条件なしで誰でも無料となっている。
ゆうちょ銀行の運営管理手数料が月額259円であるため、運営管理手数料が無料である点は大きな強みと言えるだろう。
iDeCoは原則として60歳まで運用を続けていくことになり、その期間中は常にコストが発生し続ける。
毎月の手数料を安く抑えられる点も楽天証券のiDeCoの魅力だ。
楽天ポイントが利用できる
iDeCoは対象となっていないものの、楽天証券で投資信託や株式などを購入する際には楽天ポイントを利用できる。
普段ショッピングや楽天関連のサービスを使ってポイントを貯めている場合、投資にポイントを利用できる点が大きな魅力だ。
ポイントは「1ポイント=1円」から使うことができ、NISA制度でも投資を行える。
さらには楽天カードを使って投資信託の積立投資を行えば、積立額の一定割合が楽天ポイントで還元される。
繰り返しとなるがiDeCoは楽天ポイント利用の対象となっていない。
しかし楽天証券でiDeCoを始めたことをきっかけに、株式や投資信託への投資も始める場合はポイントを使える点が大きな魅力となる。
楽天ポイントを使って効果的に投資できる点も楽天証券をおすすめする理由のひとつだ。
楽天証券でおすすめのiDeCo商品
楽天証券のiDeCoのなかでおすすめなのが、以下の3つの商品だ。
- 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
- セゾン・グローバルバランスファンド
- 楽天ターゲットイヤー(2030・2040・2050)
それぞれの特徴とおすすめする理由について解説していく。
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドは、楽天投信投資顧問が運用を行う商品だ。
日本を含めた全世界の株式市場の動きに連動する投資成果を目指して運用されることが特徴として挙げられる。
本商品をおすすめする理由は主に以下の2点だ。
- 信託報酬が低い
- 全世界の株式市場に分散投資できる
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドは、信託報酬が0.0561%という低水準になっている。
運用期間中のコストを抑えられるため、老後に向けた資産形成を低コストで行える点が魅力の商品だ。
また、本商品の投資対象は全世界の株式に分散されており、特定の地域の政治的・経済的なリスクに大きく影響を受ける可能性が低い。
低コストで世界中の株式に分散投資を行えることが特徴だ。
株式を中心としたポートフォリオで積極的にリターンを追求したいという方は「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」の活用を推奨する。
セゾン・グローバルバランスファンド
セゾン・グローバルバランスファンドは、セゾン投信株式会社が運用を行う商品だ。
原則として「株式50%・債券50%」という比率で資産配分が行われ、リスクを抑えながら安定したリターンを目指す仕組みとなっている。
本商品をおすすめする理由は主に以下の2点だ。
- 資産クラスを分散できる
- 定期的に資産比率が調整される
セゾン・グローバルバランスファンドでは、国内外の株式・債券に分散投資が行われている。
投資対象地域が分散されているだけでなく、値動きの特徴が異なる株式と債券を組み合わせていることが特徴だ。
十分にリスクが分散されているため、安定的なリターンを期待できる点が魅力となっている。
また、株価や債券価格の変動の影響で「株式50%・債券50%」の比率が崩れても、定期的なリバランス(資産の再配分)によって比率を調整することが特徴だ。
想定している資産比率を維持したまま運用を行える点も本商品の魅力として挙げられる。
株式と債券を組み合わせながら安定したリターンを狙いたいという方は「セゾン・グローバルバランスファンド」を活用すると良いだろう。
楽天ターゲットイヤー(2030・2040・2050)
楽天ターゲットイヤーは、楽天投信投資顧問が運用を行う商品だ。
「ターゲットイヤー=退職目標年」として資産配分を調整していく仕組みになっており、ターゲットイヤーは2030年・2040年・2050年の3つの商品が提供されている。
本商品をおすすめする理由は主に以下の2点だ。
- 先進国債券・株式に分散投資ができる
- 年齢ごとのリスク許容度に対応しやすい
楽天ターゲットイヤーは、日本を含めた先進国の株式および債券に分散投資を行う商品だ。
比較的リスクが小さい先進国への分散投資により、安定的なリターンを狙える点が魅力として挙げられる。
また、ターゲットイヤーに向けて株式の比率を減らし、債券の比率を増やしていく仕組みとなっている。
年齢を重ねるごとに低下していくリスク許容度に合わせ、資産比率も低リスクな債券を中心とした構成に変化していくという仕組みだ。
本商品に投資するだけで、年齢に合ったリスク水準を維持しながら運用を行える。
退職に向けてリスク管理をしながら運用していきたいという方は「楽天ターゲットイヤー」の活用をおすすめする。
楽天証券でiDeCoを始めるのがおすすめな人
ここまで楽天証券のiDeCoの特徴やおすすめの商品を解説してきたが、どのような投資家が楽天証券を利用すべきなのだろうか。
ここでは、楽天証券でiDeCoを始めるのがおすすめな人の特徴を解説していく。
長期投資を検討している人
まず、長期投資を前提とした運用手法を検討している方は楽天証券の利用がおすすめだ。
運用期間が長くなるほどコストの差が開いていくため、低コストでiDeCoを利用できる楽天証券が適している。
前述の通り、楽天証券ではiDeCoの運営管理手数料が無料となっている。
ゆうちょ銀行では月額259円となっており、掛金を拠出していなくてもコストが引かれ続ける。
仮に30歳でiDeCoを始めて60歳まで運用した場合、楽天銀行とゆうちょ銀行では「259円×12ヶ月×30年=93,240円」の差が生じてしまう。
1ヶ月単位で見ると数百円の差でも、数十年といった長期投資になると数万円の差になるのだ。
iDeCoである以上は長期投資が前提となるが、特に若い世代で長期的に投資を続けていきたい方は楽天証券のiDeCoの利用をおすすめする。
ネットで気軽に取引を始めたい人
楽天証券は店舗を持たない仕組みとなっており、口座開設手続きから取引までをネットで完結できることが特徴だ。
自宅にいながら気軽に取引を始めたいという方は、楽天証券の利用を推奨する。
店舗を持つ銀行や証券会社でiDeCoの取引を始めるためには、実際に店舗に出向いて書類を記入したり、商品を選んだりしなければならない。
口座開設や手続きのために時間を作る必要があり、面倒に感じる方も多いだろう。
楽天証券であれば24時間いつでもネットから手続きを行えるため、気軽にiDeCoを始められる。
iDeCo以外の株式や投資信託なども簡単に取引できるため、投資初心者の方でも始めやすいことが特徴だ。
ネットで気軽に取引をしたいという方は楽天証券の利用をおすすめする。
楽天関連のサービスをよく利用する人
楽天関連のサービスを普段から利用しているという方も楽天証券がおすすめだ。
楽天ポイントで投資を行えたり、楽天市場での買い物時に付与されるポイント倍率が上がったりと、さまざまなメリットが得られる。
例えば、普段から楽天市場でショッピングをしていたり、楽天カードを使って決済を行なっていたりする場合、楽天証券が向いている。
ショッピングで貯まった楽天ポイントを投資に使えるだけでなく、楽天証券でクレカ積立を行うことでポイントを貯めることもできるためだ。
ほかにも楽天証券と楽天銀行を連携させたり、楽天でんきを利用していたりすることでポイント倍率が上がるなどのメリットがある。
普段から楽天関連のサービスをよく利用しているという方は、楽天証券でiDeCoを始めると良いだろう。
楽天証券でiDeCoを始めるなら専門家に相談するのがおすすめ
ここまで楽天証券のiDeCoの特徴やおすすめ商品を解説してきたが、実際にiDeCoを始めるのであれば専門家に相談すると良い。
なかでもIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は相談先としておすすめだ。
ここでは、専門家に相談すべき理由やIFAの特徴、IFA検索サービス「資産運用ナビ」の利用方法について解説していく。
専門家に相談すべき理由
iDeCoを専門家に相談すべき理由として「最適な商品が人によって異なる」という点が挙げられる。
自分に合った運用方法・商品を見つけ出すためには、専門家からの助言が必須だ。
本記事でもおすすめの商品を紹介してきたが、本人のリスク許容度や運用目的、資産状況などによって適切な商品は異なる。
また、iDeCoの場合は毎月の拠出額も考える必要があり、現在の資産状況と老後の生活資産を照らし合わせ、適切な拠出額を導き出す必要がある。
これらすべてを自分で考えることは容易ではないだろう。
専門家に相談することで、あなたのリスク許容度や運用目的にぴったりの商品を提案してもらえる。
もちろん毎月の拠出額や保有商品のバランスなども提案してもらえるため、安心してiDeCoを活用できる。
これからiDeCoを活用して老後に向けた資産準備を始めたいと考えている方は、投資助言を行う専門家に相談してみると良いだろう。
IFAとは
投資助言を行う専門家のなかでも「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」への相談がおすすめだ。
IFAとは、金融機関から独立した立場で顧客の資産運用をサポートする専門家である。
IFAは顧客からの相談を受け、ライフプランに基づいた投資計画を策定したり、商品を提案して金融機関に注文を取り次いだりといった役割を担う。
転勤や異動などで担当者が変わってしまうことも原則としてなく、運用開始後も定期的にフォローしてくれることが特徴だ。
また、IFAは金融機関と提携はしているものの、販売方針を指示されたり、営業ノルマを設けられたりすることはない。
顧客に対して中立な立場を保っており、客観的に顧客に合う商品を提案してくれる。安心して相談を行えるだろう。
iDeCoを始めとした資産運用の悩みをIFAに相談してみてはいかがだろうか。
IFA検索サービス「資産運用ナビ」
相談先のIFAをお探しの方は、IFA検索サービス「資産運用ナビ」の利用を推奨する。
「資産運用ナビ」は、相談先を探す投資家とIFAのマッチングを行うプラットフォームのことだ。
フォームにあなたの希望条件を入力すると、全国のデータベースから最適なIFAが抽出されて紹介されるという仕組みになっている。
紹介されたIFAのなかに気になるアドバイザーがいれば、そのまま面談を申し込むことも可能だ。
IFAの紹介料や相談費用は原則無料となっており、複数のIFAと初回面談を行っても費用はかからない。
初回面談の後に「性格的に合わない」と感じた場合でも、無料でほかのIFAと再び初回面談を行うことができる。
もちろんIFAの紹介は全国47都道府県どこでも対応しており、対面・WEBで自由に相談を行える。
ぜひこの機会に「資産運用ナビ」を活用し、信頼できる相談先を探してみてはいかがだろうか。
楽天証券のiDeCoのおすすめ商品を活用しよう
楽天証券のiDeCoは幅広いラインナップや手数料の低さが魅力となっている。
普段から楽天関連のサービスを利用する人や長期投資を検討している人、ネットで気軽に取引を始めたい人は楽天証券の利用がおすすめだ。
また、本記事では楽天証券のiDeCoのおすすめ商品を紹介してきたが、その最適解は人によって異なる。
自分にぴったりの商品を知りたいのであれば、投資助言を行う専門家に相談すると良い。
IFAは中立な立場で長期にわたってベストな投資助言を提供してくれる専門家だ。
ぜひこの機会に「資産運用ナビ」を活用し、信頼できる相談先を探してみてはいかがだろうか。